2017年06月11日
今年初の小樽内川上流釣行
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林道1時間の徒歩で型もの岩魚とやまめ
自分にとってのホームグランドと言える渓流を上げるとしたら、小樽内川が最上位に来るかもしれない。それだけこの川には愛着を持っている。札幌の市街地にこれだけ近い位置にありながら、ネイティブな岩魚ややまめ、そして時々虹鱒が力強い反応で迎えてくれる。
それもこれも、さっぽろ湖から上流に砂防ダムや堰堤などの、遡上を阻害する構築物が設けられていないことが大きい。それは、上流に釣り上がる毎に実感する。大岩の下の釜や小滝の落ち込みなどに、真っ黒なサクラマスが定位している姿を何度見たことか。
今月9日、その小樽内川に今年初めて釣行した。ただ、入渓時間は仕事の関係から昼の12時と、かなり遅い立ち上がりとなった。
一昨日以来の雨が前日遅くにようやく上がったが、「濁りはどうか」「増水で立ちこみが難しいのでは」と、現地に着くまでは不安が募る。しかし、さっぽろ湖を越えて出会う小樽内川の流れは穏やかで、そうした不安を打ち消してくれた。
春香山に続く登山入口に車を止めて、熊出没注意の看板が架けられた林道ゲートを潜る。ここから先は、小樽内川に沿って林道は走るが、目的地は3キロ先。歩くにしても林道の徒歩1時間は長い。そしてこれまでは、時折聞こえる藪の中からの異音に、おもわず熊鈴を振り回すことが何度もあった。
そこまでして上流を目指すのは、もとめる釣果と型が期待できることから。例えば、林道ゲートからすぐそばにある、白樺橋の上流、下流でも岩魚ややまめは釣れる。しかし、誰もが気軽に入渓する場所なので、型は小さく釣果も上がらない。
それでも、魚を手にすることに満足していたが、ある渓流釣行をきっかけに、2年ほど前から釣人のあまり行かない上流に向かうようになった。そこでは、下流で釣れるよりも一回り大きな岩魚や、やまめがフライに飛びついた。
今回も同じ場所を目指して12時から歩き始めた。いつもの目印の山側の崖を通り過ぎると、小樽内川が林道の真下に見えるようになってきた。そこからしばらく行った、林道下の7メートルほどの崖を降りてようやく入渓。
何となく、これまでとは違う景色に見えるが、早速すぐ下流の倒木の下の淵に大きめのドライフライを投じる。何度か打ち込んだあと、水深のある平瀬から今日初めてのアタリ。ヒットしたのは20センチ前後の岩魚で、元気よく跳ね回る。
その場所から、これはといった淵や瀬脇、落ち込みで同じサイズか、それよりも小さい岩魚のヒットが続く。
入渓した場所から100メートルほど来たときに、いつも見慣れた場所が現れた。林道へと続く右手の崖は、足を滑らせながら苦労して降りたところ。
ということは、ここが本来の入渓地点で、間違って手前の場所から入ってしまったようだ。どおりで、いつもは岩魚と棲み分けして、瀬から飛び出るやまめのヒットがなかったわけだ、と納得した。
それならば「ここから先にはやまめがいるはず」と、釣り上がった。案の定、少し行った水深のある早瀬から20センチ余りのやまめがヒットした。
不思議なもので、やまめの釣れるポイントでは岩魚はヒットしなくなった。そして、しばらく行くと今度は岩魚しか釣れなくなった。実に明快な棲み分けがされているようだ。
入渓から2時間半が経過した時に、急に空が暗くなった。そして、あっという間に大粒の雨が降りだした。この川は鉄砲水の恐れはないものの、帰りの時間を考えて脱渓。ずぶ濡れのまま、林道を1時間半かけて駐車場まで戻った。
今年初めての釣行だったが、やはり小樽内川は期待に応えてくれる愛すべき川だと実感した。
写真は春香山に続く林道に沿って流れる小樽内川の景観。@Aあちこちにポイントが点在している。B本来は入渓地点の崖したポイントC上流でフライにヒットした岩魚。(後半のやまめのヒットシーンは、ビデオのデータの破損で掲載できず)
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