余市川釣行記: ホラー好きのフライマン
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2022年07月17日

水温上昇で余市川本流は夏枯れか



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本流から支流に移り型ものヤマメ

7月14日の釣行先はウェットフライのポイントが点在する余市川の中流域。
余市川には6月16日に釣行したが、釣果は20センチ前後の虹鱒と17,8センチのヤマメ。それと、25センチほどの型ものヤマメを手元まで引き寄せてバラす失態を犯したのもこの日だった。
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それから1か月が経過して、そのリベンジの機会が訪れた。前回と比べて水位がさがり、ポイントを探しやすいだろうと見込んでいたが、実際にはその逆で水かさは1割程度増していた。

現地到着は午前5時半。前回確認できた釣人を今回は見かけなかったが、人気ポイントなので早いことに越したことはないと、勇んで河原に降りる。上がった水位のために、水圧が強くて対岸へに渡るのも一苦労。何とか足場を確保して、ザラ瀬から流れ出しに替わったポイントにシルバーマーチブラウンを打ち込む。


前回はこのポイントで、針にも掛からない小さなヤマメが反応したが、今回は大物が期待できそうと意気込む。
しかし流れ出しが早瀬に替わり、それが瀬尻までの30メートル続く平瀬となってもまったく反応がない。
さらに200メートルほど下った支流の流れ込む、この場所で最高のポイントでもアタリはこない。

この先にもポインは連続するが、ここまで下って一度のアタリもない。原因は釣人が入ったなどの人為的な問題ではなく、魚が水温上昇に対応して上流に昇ったたためでは、とここで竿を収めた。
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次に向かった先は、余市川上流に流れ出る支流。この支流の上流域にはヤマメと岩魚、アメマスが棲息。最上流部は岩のゴロゴロした山岳渓流だが、この場所はまだ穏やかな渓相の広がるウェットフライよりもドライフライのポイントが続く。
そのため、入渓する釣人も多くて見た目よりも魚影は薄い。今回も前日や当日に釣人が入っていれば厳しい釣行となる。さらに本流と同じく水位は高くて、慎重な釣り上がりが要求される。

最初のアタリは、入渓地点から100メートルほど行った落ち込みから早瀬に変ったポイント。それまで新子のアタリさえも来なかった。
「このポイントに魚がいなければ、釣り上がっても難しいだろう」と、水深のある平瀬に打ち込んだカディスにようやくヒット。上がってきたのは21、2センチほどのヤマメだった。
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ポイントさえしっかり作られていれば魚は定位していると、モチベーションを高めて釣りがる。
奥に見えるのは小滝と落ち込み、淵が連続する絶好のポイント。まず一投目を落ち込み下に打ち込む。すると、間髪入れずにアタリがきた。上がったのは、先ほどよりも一回り大きな22、3センチほどのヤマメ。ただ、このポイントでは見切られてしまったのか、アタリは二度とこなかった。

この淵の上流にも、高巻きをしなければ行き着くことのできない、段差のある流れ出しと淵が見える。そこにも定位している魚がいるはずだが、体力的に厳しいと高巻きを諦めて、今度はウェットフライで釣り下がることに。
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入渓地点を越えてしばらく行ったところに、ウェットに適した長い平瀬が現れた。そこにダウンクロスでソフトハックルを流し込む。
そこから10メートルほど下った地点から大きなアタリが。引き寄せてみると、25センチは越えていそうなアメマスだった。
ちなみに、身体に着けたウェアラブルカメラは、先ほどのヤマメのヒットシーンを最後にバッテリーが切れており、撮影はできなかった。

この下流にも、流れ出しや落ち込みといったポイントが点在しているが、午前9時を過ぎた太陽は輝きを増して釣人をいたぶる。それに負けてここで脱渓することにした。本流から渓流への移動が無ければ散々な釣行となっただろう。

写真説明@A大江橋下の余市川本流の川相BC余市川に流れ出る支流の上流部。ここも釣人の多い人気ポイントだD今回の釣果のヤマメ

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2022年06月17日

余市川中流域でウェットフライ



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 型ものヤマメを逃して茫然

これまでの経験から、6月のフライ釣行は低水温で魚の活性が遅れている渓流よりも、本流でのウェットフライの方が釣果が得られることから、本流を優先させてきた。
渓流フライは7月にはいってから釣行を本格化させる考えだが、今年は熊の出没情報が異常に多く、あまり深追いしない釣行を心がけていくつもりだ。

本流フライはウェットフライが中心のために、道央圏ではどうしても広い川幅を持つ尻別川と余市川が主体。それに千歳川を加えた3河川が6月の主たる本流の釣行先だが、すでに千歳川と尻別川は初日を終え、6月16日に残りの余市川へ釣行した。
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今回のポイントは余市川中流の大江橋付近。昨年何度も足を運んだ流域だ。昨年は、雪代の終わった6月は型もののヤマメが釣れる、との話に乗せられて釣行したが、水温の上昇が遅れたことと、多くの釣人が入ったことで釣果は20センチクラスの虹鱒と20センチに届かないヤマメが数匹だけ。今回はその雪辱も兼ねている。

今季初釣行の余市川だが、16日は15日夜半からの雨が残り午前5時点でも小雨の降る生憎の天気。
入川ポイントは月見橋下流で、昨年は全くアタリの無かった場所だ。それでも入川したのは、流れがザラ瀬から平瀬、流れ出しの小渕となっている、”見た目”の素晴らしいポイントだから。それだけに多くの釣人が入っているようで、河岸には昨日らしい新しい足跡がいくつも残されていた。

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その場所から月見橋を越えた上流に、自分よりも先に入っていた釣人の姿が見え隠れしている。
第1投のソフトハックルをザラ瀬の流れ込みから平瀬に変るポイントに打ち込んだ。ダウンクロスでスウィングさせたラインをリトリーブして魚を誘う。

これを何度も繰り返しながら釣り下るが、ヤマメの新子がスレで掛かったほかは小さな反応さえない。そして小渕に着いたが、ここでも魚影は感じられない。ここまでの時間は1時間ほど。
仕方なく次のポイントの大江橋下流に入ることにした。ここもザラ瀬と平瀬が交互するが、先に記した虹鱒とヤマメがヒットしたポイントなので、少しは期待できそう。
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ところが、どう道を間違えたのか然別川の上流に迷い着いた。この上流は、昨年ドライフライで25センチ近くのヤマメを釣り上げた場所。折角だからと、ドライフライを用いて渓流を釣り上がることにした。
ただ、さすがにまだ水温が低いのか、200メートルほど釣り上がっても一度もアタリはなかった。

あらためて目的地の大江橋の下流に向かう。
月見橋下流と同じようにザラ瀬から平瀬に替わるポイントに、今回はグレートセッジを使用して流すことにした。

先ほどのポイントでの不振もあり、半信半疑でフライを流していると、ようやく竿をしならせてグイグイと引きずるアタリがきた。
暴れながら手元に寄ってきたのは、尺には及ばないものの軽く27、8センチは越えているヤマメ。

ようやく型ものが釣れた安堵して岸に引き上げる。それなのに思わぬ不幸が。口からフライを外しカメラを向けようとしている隙に、暴れて逃げられてしまった。初めからネットを用いればどうということは無かったはずなのに。
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気持ちを入れ替えて、再びヒットしたポイントにフライを流し込むとすぐにアタリが。今度は先ほどよりも軽い。上がってきたのは20センチほどの虹鱒。そしてそれから3投目にようやくヤマメがヒットしたが、型は17、8センチと、先ほどのヤマメとは比べようもない。
その後はヤマメの新子がスレ掛かりで何匹か上がったが、竿のしなるようなアタリは二度とこなかった。

写真説明@月見橋下の余市川中流域。こんなポイントなのに魚影は感じられなかったA道を間違えて行きついた然別川上流。ついでにドライフライ行ったが、アタリは皆無B月見橋下のポイントCここでヒットした虹鱒とヤマメ。残念ながら型ものヤマメは逃げられた



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2021年09月18日

秋の余市川本流の厳しさを実感



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 銀山頭首工で小ヤマメだけがヒット

今回の釣りはどこに行こうか、と行先を迷った末に9月16日に釣行したのは、大江頭首工下流の余市川中流域。今年ここまで4回釣行した場所だ。だからと言って、過去の釣果は指を折って数えられるほどの貧果。

それなのに、これだけの回数を赴いたのは、思わせぶりの景観とウェットフライに適した流れに魅入られたから。例え貧果に終わっても「ここには大物が潜んでいる」と思い込んで、性懲りもなく何度も通い詰めてきた。
いずれその呪縛も解けるだろうが、まだその時期ではないようだ。
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今回の入川地点は仁木町の月見橋より下流にある、以前に一度入ったことのある橋の下から。ザラ瀬から流れ込み、淵、そして平瀬と連続した格好のポイントが作られている。ここに来れば、誰しも竿を出したくなるだろうという場所だ。

しかし、以前の釣行では小さなヤマメしか手にすることができなかった。それは、雪代が遅くて水温が低いなどの時期的な影響だろうと思っていた。
今回は、初夏まで増水で立ち込むことが困難だったポイントが、対岸まで渡れるほどに水量が減少。それによって、ウェットフライを狙ったポイントに打ち込むことができるようになった。
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問題は魚影は、流れの遅い淵では何度も鮭の跳ねが起きるが、流れ込みや流れだし、平瀬といった魚がいれば定位しているはずの其々のポイントからは、竿を出してから2時間が経過しても何の反応もない。

ここはもともと極端に魚影の薄い場所なのでは、との疑念が沸き起こる。結局今回も魚の姿を確認することができなかった。
ならば、ここから10キロほど上流の銀山頭首工はどうだろうか、と思い直して移動することにした。
この頭首工の下流は、岩盤底に切れ込みの入った流れだしや淵が作られており、過去の釣行ではフライに幾匹ものヤマメがヒットした。

しかし今回はどうした加減か、頭首工から100メートルほど下がってもまったくアタリはこない。頭首工は、遡上しやすい魚道が機能しないために、それに代わりゲートを全開。これによって水量は多くて、水流も鮭でも登れないほど激しい流れとなっていた。頭首工直下の流れの中に、遡上できない鮭が溜まっていた。こうしたことが下流の魚に影響を与えているのか。
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頭首工下流を釣り下ることを諦めて、今度は頭首工の上流に向かうことにした。
頭首工のすぐ上流に支流も流れ込んでいて、緩やかなザラ瀬から代わる流れ出しや淵、水深のある平瀬などのポイントが連続する。ここでは過去に型もののヤマメを釣り上げたことがある。今回はどうだろうか。

支流の流れ込みから平瀬、淵に代る絶好のポイントに上流からウェットフライを流す。魚がいれば絶対にアタリが来るはず、と身構えるが、流すポイントを代えるなどあの手この手で攻めるが、まったく手ごたえがない。

ここから上流200〜300メートルまで、長いザラ瀬が続いている。そしてその先に荒瀬が見え隠れしているが、これまでの釣行ではそこまで釣り上がったことがない。
今回は1匹でも魚の姿を見たい、と荒瀬まで遡行した。途中の水深の無いザラ瀬で、小さなライズが発生していた。どうも新子ヤマメらしいが、フライには掛からない。
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ようやく荒瀬に到着。荒瀬の下流には水深のない早瀬が築かれていた。そこに今度は小さなドライフライを流す。すると、フライを引き込もうとする魚がスレがかりした。10センチ足らずヤマメだった。同じ場所にフライを流すと、連続してアタリが。先ほどと同じような小ヤマメがヒットするが、それ以上のサイズはいないようだ。

さらに釣り上がろうと上流を見ると、遠くに釣人らしい姿が見える。ここから300メートルはあるだろうか。彼はどこから入ったのだろうか、と考えるのと同時に、この日の釣りを終える事にした。この時期の本流釣りは、思った以上に厳しいと実感した釣行だった。

写真説明@大江頭首工下の余市川中流に今年5回目の釣行。景観は素晴らしいが魚影は極端に薄いAB銀山頭首工に場所を替えたが、ここも小さなヤマメしか相手にしてくれなかったCヒットしたのはこのサイズの小ヤマメ
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2021年08月14日

真夏の余市川本流釣行



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 魚の気配がしない大江橋下流

7月中旬から8月第1週の期間、北海道は約100年ぶりの猛暑となった。そして第2週は、一転して初秋の気温まで下がるという乱高下状態。
その第2週にまとまった降雨があり、12日に余市川中流に赴いた。
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本来、真夏の本流ほど釣果の得られない場所はないはず。それなのにわざわざ釣行したのは、降雨によりどこまで魚影が回復したのかを見極めるためだった。
今回の釣行先は大江頭首工の下流域。型ものヤマメをウェットフライで釣るのに適した川幅と水量があり、今年はこれまで3回訪れた。
だが、このポイントは見た目とは裏腹に、3回とも思っていたような釣果は獲られなかった。

単に釣果を獲るだけならば、ドライフライで白井川や然別川などの余市川支流、あるいは隣町の堀株川を遡行した方が確率が高いのは分かっている。問題はウェットフライができるかどうか、ということ。

その点でこの大江橋下流は条件にマッチしているが、何度も貧果に見舞われた。それでも釣行するのは、百戦錬磨の悪女に魅入られた純朴な少年のような心境と言った方が分かりやすいだろう。
ちなみに、この場所でのこれまでの釣果は、10センチにも満たないヤマメ数匹と20センチ未満の虹鱒が2匹。なので、今度こそはと意気込んで川に降りたが・・・。
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現地の大江橋には5時前に到着。橋の下の淵から釣り下ろうとしたが、すでに先客がルアー釣りを終えて帰ろうとしていた。
試しにこのポイントでフライを流してみたが、ここぞという淵や平瀬からの反応は全くない。

仕方なく、いつもの大江橋下流の橋まで戻って入川した。
この場所は長い平瀬と流れ出しの続く、いかにも魚の居着きそうなポイントに見える。しかし実際には、小さなヤマメと小型虹鱒のほかは釣果のない、見た目だけの場所。それなのにまた竿を出した。

他の川ならば間違いなく魚が居着いているだろう、流れ出しから平瀬に変わる30メートルに及ぶポイントにウェットフライを流し込む。・・・反応なし。その下流にはもっと長い平瀬が続いている。この場所で前回は小型虹鱒がヒットしたが、今回はどうだろう。
下流に流したウェットフライは手ごたえのないまま戻ってくる。
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何の反応もないまま長い平瀬からザラ瀬に変わる場所まで下ってきた。その100メートルほど下流に大きな淵と平瀬が作られている。ここでも反応がないのならば、もともと魚影の無い場所と諦め切れる。

流したソフトハックルにようやく小さなアタリがきた。感触からして小さなヤマメらしいが、針には掛からない。同じようなアタリが連続するが、やはり針がかりしない。

真夏の本流釣りが厳しいのは当たり前だ。それは分かっていたが、ここまで魚影が薄いとは。
諦め切れずに、今度は上流の銀山頭首工まで向かうことにした。これまで頭首工の下流では、この時期でも小さなヤマメが相手をしてくれた。今回も、と川に降りようとすると、ここでも先客がフライロッドを手に釣り下っていた。
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頭首工の上流は、支流の流れ込みが作る淵と長い平瀬が続く。3年前の夏にこの場所に入ったことがあったが、その時はドライフライで25センチ近くのヤマメを釣り上げた。今回も夢を再びと、型ものヤマメを狙って釣り上がることにした。

流れは、3年前と比べて淵や平瀬が長くなったように見え、当時と比べてポイントが増えたように感じる。初めにドライフライを流して様子を探る。が、平瀬や岩陰、肩、淵などのポイントからの反応はない。ならばとウェットフライを流してみた。・・・これにも反応はない。
結局この場所でも坊主に終わった。

この時期の本流釣りの厳しさを身に染みて理解できた。特に今年の夏は異常な酷暑が続いて、夏枯れ状態なのだろう。
次回は少しエリアを広げてた渓流釣行を計画している。

写真説明@大江橋下の淵にフライを流したが・・・A平瀬が続く絶好のポイントなのにアタリはこないB川の上を電車が通過する余市川らしい風景C銀山頭首工の上流にもこんなポイントが続く。しかし、夏枯れなのかアタリはこない



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2021年07月02日

今年3回目の余市川釣行



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水量は安定したが釣果はいまひとつ


7月最初の釣行先は大江頭首工ちかくの余市川中流域。この区域での釣行は今年3回目で、どの河川よりも多く通っている。
最初に訪れた6月3日は、ウェットフライを駆使して型ものヤマメを狙った。しかし、いつもの年よりも水量が多いことと、水温が低いことで魚の活性が遅れているらしく、アタリひとつこない惨敗となった。
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2回目はその1週間後の6月10日。1週間が経過しても、水量は予想以上に多くて水温も低いまま。サクラマスの跳ねが何度も確認できたが、肝心のヤマメの姿は見えない。当然アタリらしいアタリもこない。

それから3週間が経って、「いい加減水量は落ち着いただろう」「水温も高まっただろう」との期待から今回の釣行に及んだ。
なぜこの余市川中流域に固守するのかと言えば、ウェットフライを操作するのに丁度良い川幅で、流れも適している。さらに、尺上ヤマメが期待できるからだ。

今回入ったポイントは、最初と同じく大江橋下流。水量の多い時期には川に立ち込むことや、対岸に渡ることができなかったが、ようやく思い通りの釣り方ができる状態となった。問題は狙っている型ものヤマメを手にすることが出来るのか、ということ。
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入川は午前4時半。さすがにこの時間は釣人の姿がない。実はこの時間でも遅いのでは、と心配していた。それは新冠川でのトラウマから。
朝4時に新冠川に着いたのに、どのポイントにも餌釣り師の軽4トラックが駐車していて、入川することができなかった。後で聞いたことだが、新冠川は朝の早い老人の入る釣場として知られているという。

 幸いに余市川ではそうした状況にはなく、広い河原を独り占めすることができた。早速、ザラ瀬から流れ出しに変わった流芯にウェットフライのプロフェッサーを流す。何の反応もなく50メートルほど釣り下ったところで、10センチ足らずのヤマメがヒット。
 巻き上げ途中でバレてしまったが、ヤマメの姿を確認できたことでモチベーションが高まる。
 しかし、その後も同じようなサイズのヤマメが続いて、針がかりが浅いことからバレが続く。

 下流に淵を備えた新たなポイントが見えてきた。普通ならば流れ込みにヤマメが溜まっているはず。重点的にその場所を攻めるが、全く反応はない。その下流は長いザラ瀬が続いており、ポイントはこの場所に限られる。
 だが、こんなに魅力的な流れなのに、なぜか魚の気配はしない。
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 再び入川した場所に戻って、今度はウェットフライに替わってテンカラ用の毛バリを沈めて流す。
 ウェットフライに換算すれば、#16ぐらいの”ミッジウェット”とでも言えるかもしれない。同じように流芯に乗せて流すと、先ほど反応のなかった場所でヒット。
 上がってきたのは20センチを越えた虹鱒で、さらにそのすぐ下流からも同じような虹鱒が。そして10センチほどのヤマメとウグイもついてきた。

 入川から5時間が経過して太陽は真上に。テンカラ毛バリにも反応が無くなったことから、川を上がることにした。
 時間はまだ10時前。今年まだ入渓していない余市川支流の白井川に向かう。

 林道を経由してゲート手前の橋から入ることにした。この川は、上流に築かれた堰堤までがヤマメと岩魚、堰堤から上流にはアメマスが棲息している。
 今回はヤマメ狙いなので、中流域から入渓。大岩小岩、岩盤床、砂利底がつくる流れは山岳渓流そのもの。落ち込みや流れ込み、淵、平瀬、小滝、釜などの多様な渓相が釣心を誘う。
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 それにも関わらず、早瀬や淵に打ち込んだ#10のフラッタリングカディスに反応は少ない。ようやくヒットしたのは10センチ足らずのヤマメと15センチ弱の岩魚。いずれも針がかりが浅くてバレてしまった。
 
 普通ならば上流に行くほど魚影が濃くなるはずだが、逆にアタリは減る一方。いくら昇っても反応がないので、途中で釣り下ることにした。
 その途中の枝川にフライを打ち込むと、12,3センチと小ぶりだが思わぬヤマメの連発。さらに20センチに欠ける岩魚もヒットした。
 
 その上流は枝分かれした本流で、本流がこれほどまでに魚影が薄いのに何故枝川がこんなに魚影が濃いのか。
 その答えは自ずと導き出せる。どれだけの釣人がこの川に入っているのか、と言う証しだろう。

 今回もまた貧果に見舞われた余市川釣行だった。次回は白老河川や日高の河川を計画している。さてどのような釣果となるだろうか。

写真@余市川の大江橋下流に広がる流れ。尺ヤマメも期待できるというが・・・A結局ヒットしたのは20センチ越えの虹鱒と10センチほどのヤマメ数匹B余市川支流・白井川の渓相。多くの釣人が入っているためか、魚影が極端に薄かったCその枝川でようやくヒットしたヤマメ。ここには釣人が入っていないようだ


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2021年06月11日

2021年6月余市川釣行記



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水量が多くて苦戦、尻別川支流に移動


海のトラウトフィッシングを5月第2週に終えてから初めてのブログ更新。
私の年間釣行スケジュールは、6月から11月中旬までは本流と渓流のフライ釣行、12月から翌年5月末までがルアーによる海のショアトラウト釣行と、納竿する期間を設けていない。
これがカテゴリーキラーのアングラーには奇異に映るらしいが、要は1年中釣りをしたいということ。
今年も5月初旬に海のトラウト釣行を終えて、5月中旬からフライマンに戻った。
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その後約1か月ほどブログの更新を休んだが、実は5月第3週から6月3日まで3回の本流釣行を行った。
具体的には5月20日が千歳川上流、5月27日は尻別川、6月3日が余市川だったが、千歳川を除いてアタリひとつない坊主。

今年の尻別川と余市川は、この時期でもまだ水量が多くて水温の低さが影響した。とくに余市川は、高い山から流れ出るためにシーズンインが遅くて、尻別川以上に厳しい釣行となった。

6月3日に釣行した余市川中流では、ウェットフライを駆使してヤマメを狙った。ここは大江塔首工の下流にあたり、大江橋から月見橋間で尺を越す型ものヤマメが上がることで知られている。
ただ問題は雪代の解消が遅いことで、水温が安定して水量が落ち着くには他の河川よりも時間がかかるということ。

それを承知で大江橋下流に入川したが、水量が多いせいで河原が少なく立ち込むポイントも限られた。そして肝心のアタリはというと、時折遡上したサクラマスの跳ねが見られるだけで、新子ヤマメさえ確認できなかった。
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それから1週間後の6月10日、再び余市川中流域を釣行した。今度は月見橋を起点に、その上下流をウェットフライで流す計画。
しかし現地に到着してみると、1週間が経っているのに水量は予想以上に多くて水温も低いまま。
この場所でもサクラマスの跳ねが何度も確認できたが、肝心のヤマメの姿は見えない。
2時間ほど粘った後、上流に移動。いくつかの堰堤や塔首工の下に入ったが、やはり魚の姿は確認できなかった。

本来の目的は、ヤマメを狙った本流でのウェットフライだが、何とかヤマメを手にしたいという想いから、余市川を諦めてここから一番近い尻別川支流に向かう。
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この川は尻別川の中でも里川の様相が濃く、穏やかな流れなのにヤマメの型ものが繁殖している。ただ毎年、熊の出没情報が相次いで報じられる場所。だから、山奥の渓流以上に神経を研ぎ澄ませての釣りとなる。

車を川に沿ったあぜ道に置きスタート。低い堰堤が連続して続き、河畔林が川全体を覆う中でドライフライで釣り上がる。
余市川ではまったくアタリがなかったのに、この川では入渓から5分も経たずに最初のアタリ。
低い堰堤からの流れだしに打ち込んだ#12のカディスに、15センチ前後のヤマメが飛び出た。
堰堤下や淵でも同じようなサイズのヤマメがヒットする。中にはスレがかりもあるほど魚影は濃い。深い平瀬の続く場所でウェットフライを流すと、この日最長の20センチ越えのヤマメも。
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入渓地点から300メートル地点で深さが2メートルを超す淵が現れ行く手を阻む。いつもは深くても精々1.5メートルほどなのに。やはりこの川も、例年以上に水量が多いようだ。
いくら深い淵でも高巻きすれば克服できるが、それを機に今日も釣行を終えた。

この川での釣果は15センチ前後のヤマメが4匹と20センチ越えのヤマメが1匹。
余市川での釣行を考えれば、実質1時間の釣行でのこの釣果は大満足。余市川だけで終わっていたらと考えるとゾッとする。

写真説明@余市川中流域の大江頭首工下流を重点的に攻めたが魚は確認できずAB余市川を諦めて近場の尻別川支流へCウェットフライにヒットした20センチオーバーのヤマメ

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2020年09月19日

夏枯れで本流は厳しくとも渓流は好調



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 余市・白井川上流とその支流に釣行

 9月17日に余市川支流へ釣行した。余市川水系への釣行は7月末以来。前回は、支流の白井川で20センチ越えのヤマメや岩魚を手にした。
 それから一月半が経過、暑い夏を体験した渓流の魚たちは健在だろうか、と期待と不安が半分。と言うのも、本流は水温上昇に伴う夏枯れ状態にあり、直近の釣行先の尻別川では針にもかからない小型の魚しか確認できなかった。
 夏枯れは余市川本流も同じだろうが、山深い沢を源流とする支流では魚影は保たれれているはず、と出掛けた。
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 目的のポイントは、白井川上流に構築されている砂防ダムの下流。ダムの上流はアメマスと岩魚しかいないために今回はパス。目的はあくまでもヤマメの型ものに絞った。

 午前5時半の気温は16度。暑かった8月の釣行と比べると雲泥の差だ。白井川に沿って走る、林道の閉じられたゲートから2q先にある入渓ポイントまで徒歩で行くことに。午前8時を過ぎていれば、ダンプカーや業務用車両が行き交うために心配はないが、この早朝の時間帯は熊が出没してもおかしくはない。緊張感を高め、熊鈴を振りながら現地に向かう。

 数日前の雨が渇水を解消したようで、水量はいつもと変化が見られない。入渓ポイントは大岩がゴロゴロしており、岩陰の落ち込みや流れだし、小さな淵や流れの強い平瀬など多様なポイントが築かれている。
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 現れるポイント毎に#10のフラッタリングカディスを投入、どの場所でもフライをチョイスする反応はあるが、魚が小さすぎて針掛かりはしない。

 初めの1匹は、50メートルほど遡行した流れ込みから平瀬に替わったポイントから。体の中心に黒い錆の入った20センチほどのヤマメだった。「今日は型ものが期待できるかも」と喜んだのも束の間、それから1時間ほど遡行しても1匹もヒットしない。
 ようやく上がった2匹目は同じようなサイズの岩魚で、それから再び沈黙状態が続いた。

 こんな支流でも夏枯れの影響が残っているのか、と疑心暗鬼になっていると支流の流れ込が姿を現す。この支流は、前回の釣行で魚影を確認できたが、小さすぎて針がかりはしなかった。

 今回も落ち込みの底に小さな魚は見えるが、やはりフライが大きすぎてヒットしない。それでも遡行を続けると、前回到達できなかった小滝と、その上流にある小さな淵が姿を現した。
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 小滝の釜から、小さな魚が浮きあがってフライをチョイス。何回かそれを繰り返したのちに12,3センチほどのヤマメがヒット。そのすぐ上の平瀬からも同じようなサイズのヤマメが。
 そして瀬脇にからも、15、6センチの岩魚がヒットした。

 本流との合流地点からすぐ上のポイントは、釣り上がるために魚影が薄くなったのだろう。しかし、ここまで釣り上がる人が少ないせいか、遡行するほどに魚影は濃くなる。ただ、型がそれほど変わらないのは川の規模の問題では。

 本流から遡行を始めて1時間半ほど経過、上流は山岳渓流の趣からザラ瀬に変わり、再び岩だらけの山岳渓流へと変化を繰り返す。帰りの時間を考えると、これが限界では。

 川からかなり高い位置に林道が走っているはず。本来はその崖を昇って、林道を歩いて入渓地点まで戻ることが一番楽だが、熊への警戒心から遡行した川を下ることにした。
 支流を釣り下りながら、白井川本流との出合まで戻るが、本流の上流にある砂防ダムまで釣り上がる気力がなくなり、本流を下って入渓地点まで戻った。
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 この日の5時間にわたる釣行では、20センチほどのヤマメが1匹、同サイズの岩魚が3匹に12、3センチのヤマメが10匹、そして15センチほどの岩魚が3匹とそれなりの釣果はあったが、型ものヤマメは今回も見放された。

写真@白井川上流にある淵A白井川本流ではサビの入った20センチほどのヤマメと、同サイズの岩魚しかヒットしなかったB白井川に流れ出る支流の渓観。小滝や淵が連続して姿を現すCこの支流は小型のヤマメと岩魚が相次ぎヒットした

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2020年07月31日

 最後の切り札の余市川支流へ



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  ヤマメの活性化が進む白井川


 6月から始めた今年の渓流釣行は、7月の第4週で8回目。内訳は、尻別川と余市川、白老がそれぞれ2回で、日高と浜益が各1回。
 いずれもヤマメが目的の釣行だが、未だに尺上の型ものを手にしてはいない。
 そして、7月30日に釣行した9回目の行先は余市川支流。ここは6月初旬に一度訪れている。その時は、山岳渓流だけに水温が低くて魚も不活性だったことから、ほとんど釣りにならなかった。
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 その後、7月16日に釣行した余市川中流域で20センチ越えのヤマメがようやくヒット。だが、このひと月で渇水が進み、本流で釣果を上げるのが難しくなってきた。
 逆に、活性が遅れていた支流は、気温の上昇とともに上流域の淵や釜、平瀬、流れ込みなどのポイントで釣果が上がってきたようだ。

 30日の釣行は、白井川の上流域で竿を出した。白井川はヤマメの濃い川として知られているが、過去の釣行では誰もが入る入渓ポイント付近は渋く、大型のドライフライに絡む魚はほとんどいなかった。

 それを加味して、今回の入渓地点は余り釣人の入らない場所を選んだ。しかし誰もが同じことを考えるようで、入渓地点からすぐの場所では、針にもかからない小さな魚しか反応しない。
 それでも、100メートルほど釣り上がるとようやく12、3センチのヤマメのヒットが。
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 そして次第に型が良くなり、20センチ越えも相次いで飛び出す。同じようなサイズのアメマスも混じって、ようやくいつもの白井川上流の姿が復活。 途中から白井川に流れ出る支流に寄り道したが、いつもは小さなヤマメが飛び出すポイントが続くのに、今回は全く反応がなかった。
 魚は小滝の釜底に見え隠れしているので、単に大型フライに飛びつくサイズがいなかっただけだろう。
 
 再び本流に戻り遡行を再開するが、太陽が上流方向から顔を出して、サングラスも役に立たないほどの逆光状態。ドライへの反応が無くなったこともあり、もう少しで魚止めの堰堤という付近から、川を下って入渓地点まで戻った。

 この日の釣果は、20センチほどの岩魚と20センチ越えのヤマメが3匹、12センチから15、6センチのヤマメが10匹ほど。正味2時間の釣行だったが、型はともかくとして、ドライフライへのヤマメの反応を久しぶりに楽しむことができた。
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 朝まず目は過ぎたが、まだ9時前で時間があることから、すぐ近くの銀山の頭首工に行くことした。
 ここは、前回の釣行で20センチ越えのヤマメを釣った場所。今回は下流への釣り下りではなく、頭首工から上流への遡行。この上流には、支流の流れ込みでできた大きな淵があり、昨年そのポイントで25センチクラスのヤマメを手にした。
 
 再びそのサイズをヒットさせたい、との想いから。ここで2時間近く粘ったが、小さな魚のライズは頻繁に起きるのに、フライにヒットするような型ものは出てこない。やはりこの時期は、朝まず目や夕まず目でないと難しいようだ。

写真@A白井川上流の景観。ここでも渇水が進んできていたB#10のドライフライにヒットしたヤマメと岩魚


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2020年07月17日

余市川中流でウェットフライにサクラマス



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 20センチ越えのヤマメがようやくヒット

 6月から開始した、渓流フライ釣行も今回で7回目となる。今年は対象をヤマメに絞り、札幌近郊の本流や支流に型ものを求めて赴いたが、未だ満足のいく釣果に恵まれない。
 この時期よりも、秋口の方がヤマメの型が良くなるのは分かっている。しかし、それでもどこかに尺越えの大物が潜んでいるのでは、との思いを馳せて釣行計画を立ててきた。
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 そして今回は、地元釣具店の情報から余市川中流域を選んだ。「仁木町に架かる、余市川の仁木大橋から大江橋の区域で型もののヤマメが好調。25センチクラスも釣れている」という話につられて16日に出掛けた。
 記事は簡単に記載されているので、入川ポイントが分からない。試しに降りた橋の下は、水位は低くなったとはいえ、釣り下がることや遡行は難しいそう。

 折角午前4時に到着したというのに、新めてポイント探しから始めた。そして見つけたのは、頭首工なのか堰堤なのかはっきりしない構築物。その下は深いプールとなっていて、遡上した魚が溜まっているのでは、とウェットフライを深みに打ち込む。
 プールの流れを束ねて、太い筋となった流域は魚の気配がする。
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 そう思い込んで、フライをその流れに誘導しようとした瞬間、向こうアワセで大きなアタリが。この時期なので、産卵のために遡上した大型のうぐいかアメマス、あるいは虹鱒だろう。いずれにしても40センチオーバーだろう、と思いを巡らせた。

 ティペットは、型ものを想定して1号を使用しているが、グイグイと力強く暴れ回るので、どこまで持ち応えられるか。幸いに岸に近い場所で、後ずさりしながら引き上げた。そして目にしたのは、赤い婚姻色が薄らと滲む鼻曲りのサクラマス。やはり45センチ前後だった。

 これまで、本流で間違ってルアーでサクラマスを釣ったことはあるが、フライでは初めて。その時と同じように、当然今回もその姿を目に焼き付けながらリリースした。ショアでは、あれだけ釣るのに苦戦したサクラマスなのに、何という皮肉だろう

 これで型ものヤマメが釣れれば、ここまで来たかいがあるが、その後が続かない。小さなアタリは何度もあるが、辛うじてヒットしたのは10センチ足らずの1歳魚。先ほどのサクラマスと同じウェットフライにきた。
 ここから下流の橋まで釣り下ろうと足を進めるが、ザラ瀬から平瀬に替わる絶好の場所や、小さな淵などのここぞというポイントから飛び出る魚はいない。
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 一度岸に戻り、再びポイント探しに奔走。しかし下流に向かうごとに流れが緩やかになり、河原も無くなった。これではヤマメもいないだろう、と今度は何度も入川したことのある、上流域の銀山頭首工に入ることに。
 頭首工下は、滑床や砂、小石などが底を作る水深の浅い穏やかな流れ。そこにウェットフライを流し込むと、頻繁にアタリがくるものの、針がかりはしない。ようやくヒットするのは、先ほどと同じ10センチ前後のヤマメ。

 下流域に現れた長くて水深のある平瀬は、いかにも大物が潜んでいそうな雰囲気。そこにウェットフライを流し込んで逆引きすると、ようやく手ごたえのあるアタリ。手元に引き寄せると、目測で20センチオーバーのヤマメ。恥ずかしいが、これが今年のヤマメの最長サイズ。
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 結局、型ものはそれ1匹で終わった。何も釣れなかったら、支流の白井川への釣行を考えていたが、赤井川付近で熊が出没しているとの看板があちこちに立てられており、今回はパスすることにした。

 尚、今回の釣行もウェラブルビデオカメラで撮影。サクラマスのヒットやリリースシーン、型ものヤマメのヒットシーンも映している。
 近い内にyoutubeに動画投稿する予定。よかったらご覧になってください。

写真@余市川中流域の頭首工Aこの下のプールでウェットフライにヒットしたサクラマスB銀山の頭首工下の流れCようやく来た20センチオーバーのヤマメ

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2020年06月12日

余市川本支流に今年初釣行



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まだ早いのか大場所でも小型虹鱒だけ

 今月2回目というよりも、今年に入って2度目のフライ釣行先は、赤井川からキロロ間の余市川。渓流のドライフライはなく、中流域でのウェットフライだ。
 6月1日に解禁となったヤマメが狙いだが、海から遡上する大型アメマスも対象に入れた。
 最初に入ったのは、魚道がないためにサクラマスやアメマスの遡上が妨げられる大型堰堤の下。当然、サクラマスは釣ることができないことから、アメマスと虹鱒それにヤマメを狙った。
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 4時の日の出とともに堰堤を降りて、プール下の流れだしに#10のソフトハックル打ち込む。その3回目に向こうアワセで今日初めてのアタリ。ところが、手元まで寄せて魚を確認する前にバレた。

 引きも弱く型も小さかったので、多分虹鱒の子供だろう。というのも、それ以降流れ出しではアタリが途絶えたことから、プール本体にフライを打ち込んだ。
 そのウェットフライに15センチにも満たない虹鱒が続けてヒットしたが、他の魚種はこない。
 
 ならばと、下流に下りながらダウンクロスでソフトハックルをスィングさせる。フライに食いついたのは、先ほどと同じサイズの虹鱒。
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そして手元に寄せる途中でバレたが、斑点の小さな20センチ余りの岩魚も。
 このまま釣り下っても小さな虹鱒しかヒットしないのでは、と、さっさと諦めて大物の予感がするポイントに移動。
 ここは昨年の晩秋に見つけた場所で、両岸が狭まって河畔林が川を覆う。水深もあり、タイミングさえ合えば型ものも期待できるはず。
 しかし大淵から流れ出し、流れ込み、大岩の回りなど、魚がいれば居着いているはずのポイントからは全く反応がない。辛うじて、低い堰堤下のプールで先ほどと同じサイズの虹鱒がヒットしただけ。
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 本流がダメならば支流しかない、ということで白井川を遡ることに。
 この支流は、余市川との合流地点から上流の魚道のない堰堤までヤマメが棲息。堰堤の上流はアメマスだけしかいないことは確認済み。出来るだけ堰堤に近いポイントまで釣り上がることにした。
 
 時期的に雪代も終わり、水量は落ち着いていて底まで見通せる透明感のある流れが戻っていた。
 フライをドライに替えて、いつもの入渓地点から川を遡ることに。気になるのは、1時間ほど前から振りだした雨。余市の天気は午前6時から雨となって、夕方まで止まないとの予報。
 
 川に立ち込んでしばらくして、目に見えるほど濁りがきつくなってきた。水量も少しずつ増してきているようなので、出来るだけ岸に近いところからフライを打ち込むことにした。
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 アタリがあれば、この雨でも上流まで遡行するつもりでいたが、ドライフライはピクリともしない。結局500メートルほど釣り上げったが、アタリは一度だけ。
 ドライフライが#8と大きなサイズのために咥えることができなかったようだ。
 
 それでも諦めきれず、再び本流で竿を出すことにした。今度の場所は銀山の近くで、初めに入った堰堤下からはかなりの下流となる。フライも、再びドライからウェットに替える。しかし、ここでも虹鱒の子供しか相手をしてくれない。
 
 これだけ型もののアタリがないということは、余市川はまだ時期的に早いということか。前回の尻別川も本流、支流共にヒットしたのは小さな虹鱒と小ぶりの岩魚に10センチ足らずのヤマメが2匹だけ。すべてウェットフライで、ドライフライには一匹も掛からなかった。
 
 こうなると、これから先の釣行先選定に困る。静内川や新冠川の日高方面、敷生川や飛生川の白老方面、そして浜益川本流とその支流を計画してきたが、アタリくじは何処の川だろうか。

写真説明:今回釣行した余市川本流のポイントと白井川上流。釣れたのは小型虹鱒と岩魚だけ

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長い人生の中で、お金はなくても時間だけは贅沢に使える今しかできないこと、やりたいことが沢山ある。それを少しづつでも実現していきたい。
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