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2019年06月19日

今年2回目の支笏湖釣行はニナル川河口



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渇水で川の流れが消え、ライズは散発


 「今年はできるだけ止水域の釣行を増やしたい」ということで、6月18日に支笏湖へ出かけた。
 今年の支笏湖への釣行は、6月4日に赴いた廃墟ホテル跡の前浜に続き2回目となる。

 ここ数年、支笏湖への釣行は減少して、昨年は確か2〜3回しかなかったはず。新しい渓流ポイントの開拓を進めてきたことも原因のひとつだが。 それよりも、支笏湖のホームグランドとも言えるオコタンぺキャンプ場跡の通行止めが大きい。
 すでに、道路の改修工事着工から5年も経つのに、国道453号線からオコタンぺキャンプ場跡に向かう道路は、オコタンぺ展望台までの区間しか開通していない。
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 その代替えとして釣行したのは、丸駒温泉方向の廃墟ホテル跡や旧伊藤温泉下の北岸、虹鱒橋下やニナル川河口の南岸と西岸。広い支笏湖なので、ポイントはいくらでもある。
 しかし、実際に釣果のあったポイントは限られていて、ほとんどの場所では坊主で終わることが多い。前回の廃墟ホテル跡の釣行がその最たるもの。
 また、支笏湖一のポイントである美笛川河口は、いつも多くの釣人で一杯なので、初めから予定には入れていない。
 その点、オコタンぺキャンプ場跡は、型は小さいながらも必ずと言っていいほど釣果は得られた。それができないために、支笏湖の釣行頻度減少につながってきた。

 今回のニナル川河口は、河口前のワンドで大きなライズが頻繁に発生する。そして、他のポイントとは異なり、そう簡単には入れない場所なので、赴くことにした。
 まず、美笛キャンプ場方向にある林道ゲート前に車を止めて、熊の存在が身近に感じられる鬱蒼とした森の中を約30分歩く。
 美笛キャンプ場からだと、湖岸回りでさらに時間と労力が必要だ。だからと言って、釣果が期待できる訳ではない。
 時間はすでに9時を回り太陽は真上に近い。
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 ところが、支笏湖に流れ出るニナル川は渇水のためか、河口の手前100メートル付近で流れが消えて、枯沢状態になっていた。
 過去にも、こんなニナル川の姿を見た事がないので驚いた。そして、流れ出る川がないためなのか、ワンドではライズがほとんど発生しない。

 今回は、フライのほかルアーロッドも用意して、遠投でアタリを探ることにしたが、初めから予定が狂う。
 最初に、春セミフライをワンドの中央に打ち込む。その傍ら、ワンドの底を狙い10グラムのスプーンを這わせる。
 しかしフライは、ほとんど波のない湖面を漂うだけ。ルアーも追ってくる魚は見えない。
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 ようやく散発的にライズが起きる。それも、水深が1メートルもないはずの岸から10メートル足らずの場所で。中には、50センチほどのジャンプを繰り返す魚も。

 文字にすると賑やかに感じられるが、実際のライズの頻度は30分に1回程度と、予想外に低調。
 ようやく、サイズを下げたカディスにアタリがきた。それを強引にピックアップすると、魚が空を飛んだ。何ということはない、15センチ前後のアメマスだ。

 その後も同じような型しか来ないので、ウェットフライに変更して様子を窺う。ソフトハックルに少し大きな反応が来たが、上げてみると30センチほどのうぐい。一方のルアーは、小さなサイズに替えても反応はない。
 
 時間もすでに12時を回り、空はピーカン状態。気が付けば右岸50メートル先に釣人の姿が。さらに、左岸からも一人の釣人が歩いてくる。この釣人たちは、美笛キャンプ場から湖岸回りでこの場所に来たのだろうか。
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 結局、ライズも起きなくなった午後1時に帰路につく。入った時間が遅すぎたこともあり、今回もめぼしい釣果はなかった。
 そういえば、釣具店で「朝まず目よりも、夕方の方が釣れている」との話を聞いた。ただこの場所は、早朝も夕方も一人で入るには怖すぎる。
 次回の支笏湖釣行は、もう少し安心できる場所を選びたい。

 写真@林道を30分ごほど歩いた先にあるニナル橋。この橋を下って湖岸に向かうA湖岸から100メートル手前で流れが消えたニナル川Bヒットした小さなアメマスを手に、オコタンぺ方向を臨むC美笛キャンプ場方向
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2019年06月05日

今年初の支笏湖は廃墟ホテル跡の湖岸



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 解禁後の千歳川でウェットフライも

 6月最初の釣行先は支笏湖。選んだ先は、支笏湖の各ポイントの中でも自宅から一番近い、支笏湖北岸の廃墟ホテル跡の湖岸。それも、2時間ほどの短時間の釣行となった。

 別に、時間に制約があった訳ではない。現地着が9時半とかなり遅くなったことで、釣果が期待できないとの判断からだ。
 もっと立ち上がりが早ければ、南岸の虹鱒橋やその先の苔の洞門、さらには美笛キャンプ場を通り越したニナル川の河口も考えていた。それらはいずれ釣行する計画。
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 今回は、今年初めてということで、様子見に徹した。駐車した場所にはすでに先行車が2台。ここも人気ポイントのひとつと、あらためて感じさせた。

 6月4日の支笏湖の天気は、午前中が曇りで、午後から雨が降るとの予報。確かに、到着した時間には雲が覆っていて、霧もかかっていた。その割には、風もなく湖面には波ひとつない。
 
 ここのポイントは、丸駒温泉方面の湖岸から右方向が急深の続く大岩をバックにした大場所。ポロピナイキャンプ場方向の左側は、小岩と砂場の足場の良いサーフ。
 特に、右側の200メートルほど先にあるワンドは、足元から急深でチップ釣りの船がいつも停留して竿を下している。
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 今回は横着して、駐車場所から下って着いた場所で竿を出すことにした。
 湖岸から張り出した大岩のひとつに上がって準備をしていると、50メートル先の沖合で大きなライズが発生。そして、あちこちで小さなもじりと、小魚の跳ねている姿が見える。
 
 ここは、そうしたライズともじりの多く見られるポイントで、選んだ理由のひとつがこの派手なライズ見たさから。
 ただ、ここでの大物の実績はない。しかし、回遊に伴って発生したなぶらを狙ってフライを打ち込むと、20センチ級のアメマスがヒットする。
 
 今回もライズやもじりを睨みながら、#10のドライフライを打ち込んだ。しかし、フライの届く場所に起きるライズは小さくて、ヒットする魚も15センチに満たない小さなアメマス。

 何度打ち込んでもサイズアップしないので、ウェットフライに替えて様子を窺う。ウェットフライは、ライズに関係なくヒットを誘発するが、同じような型で狙いのサイズアップは叶わない。
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 暫らくして、予報よりも早く雨が振りだした。これを機に場所を移動することに。今度は、6月1日にヤマメが解禁された千歳川上流を目指す。

 千歳川上流には、解禁前の5月下旬に一度入川したことがある。その時は、30センチ余りのブラウンを手にしたが、アタリも含めてこの1匹だけで終わった。
 ただ、ヤマメが掛かれば当然リリースするが、そのヤマメの姿が全く見えなかったのが気に掛かった。
 
 今回の釣行は、前回姿を見ることのなかったヤマメを何とか確認したい、という思いから。今年も、これから幾度も釣行する川なので、心配だったということもある。
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 昨年からこの場所では、ウェットフライで上流から釣り下がる方法を取り入れた。この釣り方は、アタリが直接手に届くために、ドライフライよりも刺激が強い。

 そしてフライが水面下なので、ライズがなくてもアタリを探ることができる。逆に言ったら、ウェットフライにアタリがこないのは、魚がいないから、ということになる。前回がそうだった。

 今回も前回と同じポイントからスタート。水嵩は若干減水気味なのか、やけに川底が近くに見える。
 まず、流芯に向けてダウンクロスでフライを流す、ドラグが掛かりスィングしたフライが魚を誘う、それを手元までリトリーブ、を繰り返す・・・が、全く反応がない。

 入った場所から50メートルほど下がった地点で、ようやく引き込むようなアタリが。またもや、20センチほどのブラウンだった。
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 しばらく下っていくと、先ほどよりも小さなアタリがコツコツと来るが、針にかからない。今度は流芯そのものに狙いをつけて、フライを投じる。すると、ゴツンという大きなアタリが。

 上げてみると、20センチ越えの待望のヤマメ。同じように流芯を目がけて打ち込むと、ポツポツとヤマメがヒットする。型は、小さくても15センチは越えている。
 さらに釣り下った時に本格的な雨となり、ここで竿を収めた。

 結局、2時間ほどの千歳川のウェットフライは、ヤマメが6匹にブラウン2匹という釣果。型は大きくはなかったが、しっかりとヤマメが棲息していたことにホットした。

写真@A支笏湖の廃墟ホテル跡の湖岸B千歳川上流の当日の流れCウェットフライにヒットしたブラウンとD20センチ余りのヤマメ

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2018年06月19日

今年初の支笏湖釣行



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 虹鱒橋湖岸と旧伊藤温泉下で苦戦


 15日と18日の二日間、支笏湖に今年初釣行。行先は15日が虹鱒橋下、18日が旧伊藤温泉前の湖岸。初釣行がこの時期までずれ込んだのは、天候不順とショアトラウトへの釣行過多から。いつもは5月の連休前に赴き、まだ雪深い2月に釣行したことも何度かあった。
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 支笏湖のこれまでの釣行先としては、南岸の美笛川河口と北岸のオコタンペ川河口が多かった。しかし現在、オコタンペキャンプ場の湖岸に行くことはできない。4年前の大雨の後遺症が残り、未だ復旧工事が終了していないことからだ。
 その代わりに足を向けたのは、苔の同門前とニナル川河口、それに虹鱒橋。

 ただ、いつも多くの釣人が押し寄せる美笛川河口への釣行頻度は減ってきた。そして、支笏湖全体の釣行回数も年々少なくなってきている。私のような釣りの下手な人間にとって、支笏湖は段々敷居の高い場所になってきたのかも知れない。
 今回の釣行も、15日の虹鱒橋下の湖岸である程度の釣果を得ることができたら、18日の旧伊藤温泉前の湖岸への釣行はなかったはず。
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 虹鱒橋には午前4時に到着、急激に落ち込む枯れ沢を下って湖岸に。東の山並みから、黄金色に輝く太陽が姿を現したばかりだが、その陽は湖岸には届かず、湖面の半分は眠っている状態。それよりも、白波を立てる強い風が意欲を削ぐ。

 手に持ったのは、フライの7番バンブーロッドをショアトラウト用に改良した不恰好なルアーロッドと、5番手のフライロッド。過去にyuutubeに投稿した「虹鱒橋下への釣行」と同じように、フライとルアーのどちらでも対応できる。
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 まずは、気温が10度前後にも関わらず、蝉の声が響き渡る湖岸にルアーを投じる。特に迫り出した樹木の枝の下には、コントロールを利かせてミノーを泳がせる。そこは、魚がいればいつも反応のある場所だが、波の立つほどの状態が災いしたのか、手元までリトリーブしたミノーを追ってくるのは小魚だけ。

 沖目でライズでもあれば、モチベーションは高まるのに、今回はそれもない。何度かミノーを試した後、スプーンに変更。樹木の張り出した岸寄りを中心に打ち込む。が、やはり反応はない。代わりに、10センチにも満たないチビアメマスがスレ掛かりする。どうも大きな魚はいないようだ。

 ならば今度は、ウェットフライを結んでのフライフィッシング。水面直下を泳がせると次々にアメマスが掛かるが、それも15センチ止まり。
 その後、交互にルアーとフライを投じるものの、相変わらずライズは起きない。この場所は魚の居付くポイントだが、回遊するコースから外れているのかもしれない。
 結局10時近くまで粘ったが、いつまでも小魚と遊んでいるわけにも行かず、息を切らせながら枯れ沢をよじ登った。
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 こうした15日の釣行を踏まえて18日に向かった先は、支笏湖北岸の旧伊藤温泉下。初めてこのポイントに訪れたのは2年前。その時に、護岸の下の浅い岩場に60センチはあろうかという、3匹の虹鱒が定位しているのを発見。
 
 その虹鱒目がけて蝉フライを投じたのはいいが、フライをくわえて直ぐに吐き出した。その後は警戒されてフライには見向きもしなくなった。フライロッドだけしか用意していなかったことも敗因だが、こんな場所でという驚きのほうが強かった。

 旧伊藤温泉下は、両岸が50〜60メートルほどしかない狭いポイントで、岸から5〜6メートル先で急深になっており、沖合いでライズがよく起こる。なので、ルアーの効果はありそうだが、両岸の張り出した樹木の下はフライでも期待が持てる。

 18日は、午前6時に到着。風が弱く波もほとんどないが、曇天のために湖面は薄暗い。初めに、奥の張り出した樹木の下目がけてニンフをを投じる。それにヒットしたのは、10センチほどのチビアメマス。
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 厚い雲のせいか蝉の声は聞こえず、ライズも見えない。状況的には虹鱒橋とほとんど同じか。続いて、ニンフからウェットフライ、ドライフライトと試したが、ヒットするのはチビアメマスばかり。

 しばらく経ってからルアーに変更、沖目を目がけてミノーを投じるが、これには全く反応無し。
 桟橋のあった場所に移動して、深場を目がけてルアーをスローリトリーブ。護岸の上から追ってくる魚の姿を探すが、小さなアメマスだけで針がかりもしない。

 ただフライに変えると、ドライフライに小さな魚が食いつく。それを護岸の上から引き抜くと、まるで空を飛ぶめだかのようだ。
 その後、ライズの発生などを待ったが、今日はそれも無かった。
 
 こうして、今年初の支笏湖釣行は終わった。次に支笏湖へ行くとしたら、二ナル川河口になるだろうか。

写真@A15日に訪れた虹鱒橋下の湖岸。風と波があるコンディションでB小さなアメマスしかヒットしなかったCD18日に朝貢した旧伊藤温泉下湖岸。狭いポイントながら、条件さえよければ大物も期待できる。今回は張り出した樹木の下にもライズは無かった

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2017年08月03日

今年3回目の支笏湖、美笛でも撃沈



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  場所を変えた小渓流でやまめと遊ぶ

 今回の更新ブログで、今年初めて支笏湖への釣行を掲載する。実際には6月、7月と2度ほど赴いたが、思った釣果が得られなかったことから、更新を取りやめた。
 6月に訪れたのは、樹木の枝が湖岸に張り出した虹鱒橋下のポイント。ここはブログで何度か取り上げているので、ご記憶の方もいると思う。4時間粘って30センチのうぐいが1匹だけと、情けない結果となった。
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 次は7月中旬の北岸・伊藤温泉前。昨年の例に倣い、蝉フライを用意して大型トラウトを狙ったが、ここもチビアメマス1匹だけ。いずれも、朝まずめに合わせるために5時前に入湖。時間的には問題がなかったはずなのだが、どうも嫌われてしまったようだ。

 今回8月1日の釣行先は、支笏湖で1級ポイントといわれる美笛川河口。初めの計画は、超激戦ポイントのこの場所ではなく、隣のニナル川河口。美笛キャンプ場を経由した湖岸ルートか、オコタンペキャンプ場につながる道々37号線経由での山道ルートのいずれかを考えていた。

 どちらも徒歩で40分ほどかかるが、この時間はキャンプ場が営業していないために、山道ルートを選んだ。
 ところが、ゲートの閉じられた道路の手前に、工事用のロープが張られて車を停めるスペースがない。途中の美笛橋のたもとまで戻れば停める事はできるが、どうも山道の奥の方で工事が進められている様子。なので、ニナル川河口を諦めて、今来た道を引き返し美笛川河口に向かう。

 そしてまた問題が。これまでは、美笛川河口付近まで車を直接乗り付けることができたのに、その入口の湖岸にあるヒメマス釣り用の貸しボート乗場が、一般の釣船で一杯になっていた。さらに、河口に向かうあぜ道にロープが張られて通行できない。

 いつからこうした状況になったのか。仕方なく、交通の邪魔にならない、ロープからかなり離れた場所に車を止め、徒歩で河口を目指した。
 こうした状況だからなのか、河口にはルアーを操るアングラーが1人だけ。美笛川の流れ出しに立ちこんで、黙々とロッドを振っていた。

 幸いに天気は薄曇りだったが、波は一つも無い。だから、ボイルやライズはすぐに発見できる。小さな魚のナブラが、湖岸の浅い場所で頻発。その付近で小さなライズが多数起きていた。

 沖合い30メートル付近では、そこそこの型と思われる魚のライズが頻繁に見られる。虹鱒だろうか、20センチから40センチを越えた魚が、ジャンプを繰り返して姿をさらけ出していた。
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 さすが、美笛川河口の朝まずめ。他の場所ではこうした派手なライズを見ることは少ない。場所を変えて正解だった、と思ったのもつかの間、沖のライズやボイルに打ち込んだミノーを追ってくる魚がいない。

 書き忘れたが、フライの遠投力に自信がないことから、今回はルアーとフライの二刀流で臨んだ。ルアーで広範囲を探り、近場のライズはフライを打ち込むことにした。

 しかし、いつの間にか主役はルアーとなり、ライズが起こるたびにスプーンやミノーを打ち込んだ。ルアーの届かないところで、大型魚がジャンプを頻繁に繰りかえす。そして、沖合い30メートル付近では中型の魚なのか、ライズが右に左に移動する。

 こんな状況なのに、小魚さえもヒットしない。仕方なくフライにチェンジ、大型カディスを結んでライズの多発する場所に打ち込む。が、フライのすぐ横でライズが起きているのに、カディスはピクリともしない。
 今度は、マラブーを沈めてはリトリーブを繰り返す。それでもアタリはこない。「こいつらは、一体何を食べているのだろう」と、半分諦めモードに。

 河口の先端にいたアングラーはすでに撤退、新しく来たアングラーもいつの間にかいなくなった。
 これが支笏湖・美笛川河口の平常なのだろうか。それとも、朝まずめではなく、夕まずめが正解だったのでは。
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 ここでは魚を見ることが叶わないと、支笏湖から40分ほど先にある渓流を訪ねることにした。
 そこは、以前から興味を持っていた小河川。こんな時でもなければ入ることの無い渓流で、何が棲息しているのか、どの水系なのかも分からない。

 林道を走り行き着いたのは、山岳にしては穏やかな流れの小さな渓流。川の規模からしたら、無謀とも思える大型のフライを結んで、小さな落ち込みに第一投。
 底からフライを突く魚を確認するが、当然ヒットはしない。上流の早瀬で初めてヒット。釣れたのは13〜14センチのやまめだった。その後も、同じようなサイズのやまめのヒットが続く。こんなに小さな川なのに魚影は豊かだ。
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 迎えた砂防ダムを高巻して上流へ。今度は岩魚がいるのかもと期待したが、平坦な流れが奥まで続いて、魚影は確認できなかった。
 「自分には、大型魚よりも小型の魚が向いているのかもしれない」、そう思わせる1日となった。

写真は@まぶしく輝く支笏湖の朝焼けAB沖でライズが頻繁に起きていた美笛川河口の様子C支笏湖の後に訪れた小さな渓流Dそこでフライにきたやまめたち


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2016年06月29日

朝まずめの支笏湖・虹鱒橋



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セミフライは不発・・・・

 朝まずめにかけて支笏湖・虹鱒橋に釣行した。午前4時という捕食活動の活発な時間帯ならば、どのポイントに入ってもそれなりに釣果が期待できそうだ。しかし自分には、美笛川河口や苔の洞門、トンネル下、旧有料道路下などの主だった場所が思い浮かばなかった。
 ただ、二ナル川河口には魅力を感じたものの、そうなれば現地到着は1時間ほど延びる。その1時間がもったいなくて、虹鱒橋に入釣した。
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 支笏湖の釣行は、今年に入って3回目。1回目は4月中旬で、丸駒温泉から湖岸を経由したオコタン岬方面の温泉の湧くワンド。2回目も丸駒温泉方向で、俗に「幽霊ホテル跡」と言われるその下にある湖岸で、これは5月中旬。ブログに載せていないのは、まったく釣果がなかったことからで、今年に入ってからもそれなりに釣行している。

 今回入った虹鱒橋は、昨年夏釣行したところと同じ場所。この時の模様は、昨年夏にyoutunbeに投稿しているので、場所の説明も含めて関心のある方はご覧になってください。

 陽がまだ湖岸に差し込む前の時間帯の入釣は久しぶり。それだけに朝まずめを期待したのだが、その時間帯はドライやウェットにもアタリはなく、湖岸に響き渡るような湖面を大げさに跳ねるライズもなく、あっという間に通り過ぎてしまった。

 他の有力なポイントを避けてこの場所を選択したのは、セミフライ(シケ―ダ)への期待から。湖岸に張り出す樹木の下は、その絶好のポイントで、そうした条件が虹鱒橋下の湖岸に揃っている。

 湖面に落ちるセミを、活発に捕食している場合は、張り出した樹木の下でボイルや大きなライズが起きるが、今日はどの枝の下でもそれが見えない。それでも、セミフライを投じて様子を見るが、小さな魚のチョイスも含めて反応がない。

 1時間ほど粘ったが、一度の反応もないことから、水面下を狙ったウェットフライに変更して、同じポイントに投じてみた。大きめのフライを付けたせいで、アタリは来るがフッキングしない。
 何度かそれを繰り返して、ようやくヒットしたのは20センチ足らずのアメマス。その後も、擦れがかりで10センチクラスがヒットするが、狙いのブラウンや虹鱒の型ものの気配は感じられない。
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 陽が湖面に差し込んで2時間ほどしてから、ようやく小さなライズがあちこちにみられるようになってきた。そして沖合いには、それよりやや大きめのライズが移動する。岸の浅瀬で、バシャバシャと湖面を叩く音がするので、何事かと見ると大量のウグイが産卵中。
 
 沖のクルージングするライズに向けて、ウェットフライを打ち込んだ。ヒットしたのは、やはり20センチ足らずのアメマス。それより先の沖には、60センチクラスと思われる魚のライズが起き始めたのに、フライが届かない。
 いつの間にか、100メートルほど離れた場所にルアーマンが張り付いていた。しばらく様子を見ていたが、湖面をかき乱すアタリは来なかった。

 陽が完全に頂上に達してから、魚の活性が進んだものと考えて、大きめのカディスやメイフライを打ち込む。確かにドライフライは反応するのだが、最大で20センチほどと、場所柄か大きな魚はこない。暖かくなってきて、ライズは小型化、沖のクルージングも見られなくなった。
 朝まず目を狙った今回の釣行はここで終了した。しかし、支笏湖は気分屋で扱いが難しい。どうすれば仲良くなれるのか、いつも悩んでいる。

写真は上から虹鱒橋下の湖岸の様子、ウェットフライにきたチビアメマス。こんなサイズばかり。下は、昨年6月にyoutubeに投降した「虹鱒橋への釣行」動画。今回の様子とは違いますが、よかったら見てください



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2016年02月10日

今年初の支笏湖・美笛川河口



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「2月でも釣果が期待できる」はずがノーヒット

 午前中の早い時間に仕事の段取りがつき、短い時間ながら釣行する時間を捻り出すことができた。
天候は札幌・南区は朝から吹雪模様だったが、支笏湖や苫小牧方面は晴れのマーク。1時間弱で現地到着のできる、支笏湖の美笛川河口に行くことにした。
2月上旬の厳寒期の支笏湖釣行は、4年ほど前に一度だけ経験したことがある。その時の釣行先は、湖岸の砂利を掘ると温泉の湧き出る、丸駒温泉奥のワンド(温泉の温度は10℃ほど)。ここでは、ニンフを沈めたルースニングで50p強の鼻曲り虹鱒がヒットした。
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 真冬の支笏湖での釣果は、これが最初で最後。その後は、寒さに懲りて年初めの釣行は3月下旬から4月上旬が多くなった。
 今回支笏湖に釣行したのは、一昨年夏の美笛川河口で耳にした、ある釣人の話から。それは「今年2月にこの場所(美笛川河口)で、外国人がフライで虹鱒やブラウンを釣って大喜びしていた」「仕舞にはサクラマスまで釣り上げた」というもの。釣行先を考えているうちに、その話が記憶として蘇った。

 この時期、虹鱒は産卵のために美笛川を遡上。それを狙った釣人が、美笛川中流に入るのは前から聞いていた。しかし、河口でも魚影が濃くなることを知っているのは、この場所の常連だけだろう。実際に、今日の釣行でも冬期間閉鎖される林道のゲート前に3台の車が。除雪されていない林道には、深さ40pほどの雪の下にいくつもの足跡が残されていた。
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 自分も足跡を辿って歩き出す。ゲート前から美笛川河口までは30分程の距離か。年寄りにはこたえる長さだ。
 河口に着くと、やはりフライを行う3人のアングラーが。いずれも、シューティングヘッドで距離を稼いだ釣り方を行っていた。河口の手前で竿を振っていた人に話を聞くが、あまり芳しくないようだ。美笛川の流れ出しに場所を据えていた釣人も、ここまでアタリはないという。
 しばらく先行者の様子を見ていたが、3人ともアタリらしきものはない。


 いつまでも見ている訳にいかないので、河口の外れから流れ出しに向けてマラブーを投入、スイングさせてアタリを待つ、その繰り返しを何度も行った。しかし、フライパターンを変え、ウェットフライやニンフに交換しても、魚の気配が感じられない。
 だが、先に来ていた3人のフィッシャーは、何か確証でもあるのだろうか、ただ黙々と前を見据えてロッドを振り続けている。
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 自分はといえば、湖岸から美笛川本流に移動、少しだけ川を遡ってみた。深さのある淵や、流れ込みにマーカーを付けてニンフを流すが反応はない。再び湖岸に戻り、マーカーをつけたままニンフ―を流れ出しの先端に送り込む。マーカーはピクリともしない。

 結局、美笛川河口では一番最後に来て、一番早く離脱するという情けない結果となった。それにしても、真冬でも雪を掻き分けて入釣するアングラーがいるというのは、それだけ釣果が期待できるということなのだろう。

 写真@:林道ゲート前は深い雪の上に一筋の轍が延々と続いていた、同A:美笛川河口で、黙黙とロッドを振り続けるフライフィッシャー、同B:美笛川本流にもフライを投じたが反応はない
 

 
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2015年12月08日

 冬の洞爺湖に釣行



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財田川河口と仲洞爺、壮瞥でノーヒット

 北海道は、8日火曜日から10日の木曜日まで気温が上昇して、全域で好天に恵まれるとの予報。朝の天気を確認して8日、ようやく洞爺湖に釣行した。
 札幌を午前8時に出発、現地到着は10時頃と、釣りをするには遅い時間となりそう。しかし、その頃は気温も上昇して気分よく竿を振れるのでは、とプラス思考で車中の人に。
財田川河口.jpg
 途中の中山峠からは、羊蹄山が青空をバックにクッキリと雄大な姿を見せていた。峠下の国道230号線は、札幌よりも雪が少なくスイスイ走ることができ、予定通り10時前に洞爺村の水の駅に到着。
ここで遊漁券を購入して最近の釣果を聞くと、「浮見堂周辺はあまり釣れないが、岩屋や仲洞爺は上がっている」とのこと。初めに向かったのは、水の駅からほど近い財田川河口。財田キャンプ場の入口に車を置き、そこから歩いて20分ほどの距離。
岩屋や仲洞爺、月浦は、駐車した場所からすぐにポイントに入ることができるが、財田川河口はポイントまである程度歩かなければ行けない。それだけ労力をかけて入る釣人は少ないのでは、という狙いから。
洞爺湖ぼかし入り.jpg
 それでも、同じようなことを考える釣人がいるようで、湖岸に積もった雪の上には釣人らしい足跡が残っていた。ようやく到着した財田川の河口は、湖岸から奥がプール状の溜まりとなっていて、水の流れが感じられない。
当然、湖に流れ出た先のブレークラインもはっきりしない。この周辺は全体的に遠浅となっていて、夏のまずめには釣果が期待できそうな雰囲気を持っているが、冬に釣行したのは初めてで、勝手が分からない。
仲洞爺 (1).jpg
 遠浅といっても、50メートルより先はそこそこの水深があり、ルアーもあまり根がかりすることはなかった。しかし、2時間粘ってもアタリがなく、しびれを切らして仲洞爺キャンプ場に移動した。

 結果論だが、もう少し財田川河口で粘るべきだったのでは、と後悔した。アタリこそなかったが、沖合30メートル付近でいくつもの小さなライズが発生して移動、その奥で大きめのボイルが起きていた。そこに、ピンポイントでルアーを投じたが反応はなかった。小さなライズは、わかさぎではなかったか。それを狙って、大型の魚が集まる可能性もあったのでは、と。

 財田から、仲洞爺に向かう途中にある岩屋では、釣人の車が一台も見当たらなかった。仲洞爺キャンプ場には、駐車場に一台止まっていたが、どうも釣人ではなさそう。
解禁日当日には、多くのアングラーが横一列に立ちこんで並びロッドを振っていたというが、今は自分以外誰もいない。
キャンプ場左にあるワンドに場所を据えて、ミノーやスプーン、ジグミノーなどを遠投してはリトリーブの繰り返し。ここでも、湖岸をうろうろしながら2時間ほど粘ったがアタリらしいアタリは一度もなかった。
あきらめて車に戻ると、これから湖岸に降りるというアングラーから声をかけられた。解禁後何度か来たことがあるようで、「今年はあまり釣れない」と話していた。
壮瞥.jpg
  三カ所目のポイントは、仲洞爺キャンプ場の対岸にある壮瞥温泉付近の湖岸。洞爺湖には禁漁区が何カ所も設けられており、そのひとつ壮瞥温泉前の禁漁区の傍。ここでは昔、スピナーでチップを釣ったことがあるほか、遠投してサクラマスを何本も釣ったという釣人の話も聞いた。
また、何度も巨大な鯉がクルージングする姿を見たことがある。
 早速、30メートルほど先から急深となっている対面に向けて、ジグミノーを遠投・・・・・。正面のほか、左右の駆け上がりに投じても魚は浮かび上がってこない。スプーンやミノーにルアーをチェンジしても、結果は変わらなかった。
 湖での坊主は、支笏湖で嫌というほど経験しているためにショックはない。それでも、ここまで遠出してのノーヒットは、さすがに辛い。果たして、今季の解禁中にリベンジできるだろうか。

写真@:財田川河口の景観、同A:仲洞爺キャンプ場前浜のワンド、同B:壮瞥温泉前の湖岸。禁漁区が隣に設けられている


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2015年12月06日

遊漁解禁後の洞爺湖



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虹鱒73センチの情報も

 島牧の海アメダービーが12月1日に開幕したが、止水域では洞爺湖の遊漁規制が解禁され、初日の1日から多くのアングラーが押し寄せたという。そして、解禁早々に73センチの虹鱒が上がったとの情報。さらに、仲洞爺キャンプ場や月浦、岩屋などの主要ポイントでは、虹鱒やサクラマスのほか30センチ前後のチップや、洞爺湖では珍しいアメマスも好調に上がっているとの話。
洞爺湖水の駅.jpg
 昨年12月の解禁時は、かなりのアングラーが貧漁に悩まされた。そうした苦情の高まりに対応して、今年は洞爺湖漁協が虹鱒等の放魚数を増やしたことも、好釣果の一因らしい。ただ例年と同様、解禁直後は釣果に恵まれるが、時間とともに魚も擦れてくるのは変わらない。解禁から1か月ほどが勝負か。

 12月の解禁は、夏場と比べて厳しい寒さとの勝負も待ち構えており、しっかりとした防寒対策は欠かせない。それ以前に、豹変する天気の中で無事に現地に辿り着けるのか、という根本的な問題もある。
 というのも、6日の午前中、洞爺湖に向かうために札幌市街地から中山峠を目指したところ、札幌方向に向かう車が峠から数珠つなぎで降りてきて、定山渓で渋滞を引き起こしていた。
 そのほとんどの車のボンネットや屋根には、大量の雪が積もっている。また、多くの車のヘッドライトが点灯していた。どうも峠は猛吹雪らしい。その状況を見て、情けないが釣行をあきらめた。
 日を改めて洞爺湖に釣行、その釣行記をブログに掲載したいと考えている。

 なお、遊漁料は1日券が1,200円。購入は洞爺湖漁業協同組合、洞爺マリン壮瞥温泉営業所、セイコーマートふじさわ、北海ホテル、洞爺湖温泉中央モーターボート、とうや水の駅、セイコーマート洞爺たなか、洞爺湖農協 Aコープ洞爺店。

写真は12月2日午前の洞爺湖水の駅からのぞむ洞爺湖


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2015年10月23日

秋の支笏湖で惨敗



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千歳川でブラウンが活性化

 このところ、行く先々での釣果が芳しくない。特に大きな川の本流が顕著だ。例えば鵡川や尻別川、余市川、支笏湖も挙げられる。こうした先での釣行記は、ぼやきと自虐感が入り混じるので、ブログでは敢えて取り上げなかったが、「なぜ釣果が上がらないのか」「場所や時間、技術に問題があるのか」などのアドバイスを寄せていただくために、掲載することに。
syasinn1.jpg
syasinn2.jpg










 初めは今週月曜日の支笏湖釣行から。もともと支笏湖では、これまで自慢できるような釣果はないが、場数だけは踏んでいる。今回はフライではなく、秋の大物を狙ってルアーだけを持参。行き先は、モーラップキャンプ場と苔の洞門の中間にある虹鱒橋。途中のポロピナイの湖岸から虹鱒橋まで、平日だというのに何台もの車が国道脇に駐車して、人気の高さを物語っていた。

 虹鱒橋下の険しい枯れ沢を潜り抜けると、岬の突端に出る。そこから左岸は樹木が湖に張り出して、セミフライやセミルアーの絶好ポイントが連続している。夏には大小のライズやもじりが頻発する場所で、型はともかく釣果には事欠くことはないはずだった。
 湖岸に着いた時には、すでに先行者がフライロッドを振っていた。邪魔にならないよう、左岸奥にある岩盤床まで移動。若干波がありライズは見当たらない。はじめに木の枝が迫り出した岸すれすれに、軽量のスプーンを投じる。
 次に5gのミノーを対面に、そしてミノージグを遠投して様子を探った。いつもなら、沖合に見られる大きなライズがいくら待っても生じない。そして2時間が経過。先行者の姿が見えなくなった。こちらもアタリらしいアタリが一切なく、移動することに。

 今度の場所は、丸駒温泉方面にあるホテル廃墟跡の前浜。ここは、春先から初夏にかけて、アメマスの活発なクルージングが見られるポイント。ここにも先行者が2人、フライロッドを振り出していた。右岸の奥、300メートルほど先は、どん深でチップ釣りの船が集まる場所。前浜から、どん深ポイントまで移動。はじめに、8gのスプーンをポイントのど真ん中に投じて沈め、10秒ほど数えてリトリーブ。同じことを何度も繰り返すが、アタリどころか追ってくる魚も見えない。
 これ以上の魚の集まりそうなポイントは見当たらない。ならば、どこに打ち込んでも同じだろう。沖には相変わらずライズも発生していない。「いつものこと」と自分に言い聞かせるが、モチベーションは下がる一方。
syasinn3.jpg
 時間は午後1時を指している。魚の顔を見ないで帰るのは悔しい。ならば、ここから30分ほどで行ける千歳川の上流へ、ということで急遽千歳川に向かった。千歳川ではドライフライだけに徹しようとしたが、ヒットするのはチビやまめだけ。フライサイズを上げると、さすがに食いつくことはなくなったが、型ものは出てこない。仕方なくウェットフライで本流の中層を狙うことにした。
 その1投目にヒットしたのは20センチほどのブラウン。ブラウンの活性が高まる時期を迎えたようだ。その後も同じようなサイズがヒット。支笏湖での悔しさは晴らせなかったが、豊かな千歳川に感謝して帰路に着いた。

写真1:鵡川中流域の川相。ここまで鮭が遡上していたが、虹鱒や型もののやまめは皆無、同2:鵡川の支流・イナエップ沢川。上流では岩魚が釣れるというが・・・、同3:千歳川でウェットフライにきたブラウントラウト


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2015年08月16日

低価格インフレータブル・カヤック購入





支笏湖のポイン攻略を目的に
支笏湖や洞爺湖などの湖で釣りをしていると、目の前をカヌーやカヤックが気持ちよさそうに通り過ぎていく。あるいは、徒歩では行くことのできない湖岸のポイントでカヌーやカヤックの釣人が釣りを行っている、などの経験を支笏湖岸で釣りするアングラーならば何度もしたことがあると思う。自分も、羨ましさとともに「いずれ挑戦したい」という想いをこれまで募らせてきた。

 たまたま、他の方の釣行記ブログを見ていると、空気で膨らませるタイプのインフレータブルカヤックの記事が載っていた。写真では、漕艇しているのは1人だけだったが、大人2人が楽に乗ることができるという。見た目はそれほど悪くはなく、価格は1万1千円余りの低価格らしい。
 この程度の低価格商品は、「子供達が砂浜で遊ぶビニールボートやビニールプールに毛の生えたもの」と考えていただけに、湖を軽快に漕ぐ姿は驚きだった。
 これに刺激を受けて、同じカヤックをネットで購入した。その商品が右の広告の欄に掲載している「ドッペルギャンガー・インフレータブルカヤックK-10」。アマゾンでは実際の価格が1万7千280円ほどだが、現在43%オフの9千825円(消費税別)で販売している。
1.JPG
 商品到着後、早速支笏湖の美笛キャンプ場へ。付属している車のシガーソケットから電源を供給する、電動ポンプで5つの気室に空気を入れてチェック。購入者の話では、3番目と4番目の空気室の膨らみが足りず、別にフットポンプから空気を入れた、という話が多く寄せられていたことから、ホームセンターでライフジャケットとともに800円ほどのフットポンプを購入。電動ポンプである程度膨らませた後に、フットポンプで最後の調整を行った。

 駐車した車の横で膨らませたカヤックを、湖岸に移動。本体だけで約7キロと実に軽い。これで大人2人が乗れるのか、という疑問も。付属している2本のパドルは5つのパーツの組み立て式で、完成後は1.8メートルほどの長さになる。各所をしっかりと締め付ければ、見た目も使い勝手も本物のカヤックにも使用できそうな本格観。

 問題のカヤック本体は、メインバルブが本物のカヤックよりも高い位置にあることから安定感は高い。が、これまで公園の手こぎボートしか経験したことのないものには、簡単に操艇できず右に左に振り回される。それでも次第にパドルを漕ぐリズム感が出てきて、100メートル沖まで到達。湖底はかすかに見えるほどの深さだ。湖岸からみる景色とは異なる開放感が迫ってきた。
2.JPG
 本来の目的だった、湖上からのフライフィッシングのために持参したフライロッドで、クルージングの一環で発生したライズにドライフライを投じる。そのライズが移動するたびに、カヤックも追っかけて移動するが、初日から簡単にヒットするほど甘くはなかった。
 試乗2回目は、モーラップの旧キャンプ場から出航。1回目よりも操艇が慣れたとはいうものの、どうも4番目の空気室の膨らみの不足が気にかかる。今回はフライではなくルアーロッドを持ち込んだ。前回と同じく、クルージングによるライズがあちこちで発生。そこを目がけてスプーンを投じるも、反応はない。真夏の午前10時、当然といえば当然だろう。

 2回の試乗を経て、問題点や改善点を整理してみた。まず気になったのは「4番空気室の不具合」。空気注入後に栓を閉めようとすると、すぐに空気が抜け出てくる。中の空気弁の不良と思ったが、他の購入者も同じ経験をしているようだ。販売店では「空気が抜ける前に、すぐに栓を閉めるように」ということらしい。
  また、パドルを漕ぐたびに巻き込んだ水が体にかかり、下着までビショビショになった。乗艇するにはウェーダーが不可欠のようだ。
 そして、船底が深いためにパドルを漕ぐときに艇の横を擦る。これを繰り返すと擦った部分が弱くなり、いずれ破れることも考えられる。それを予防するために、擦る部分にだけに防水性の布テープを厚く貼る事にした。
 次回は、これまで行くことができなかった支笏湖のポイントを本格的に攻めることを計画している。また、この艇である程度の経験を積んだあと、本格的なカヤックやカヌーに挑戦したいと考えている。
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写真@:膨らませる前のインフレータブルカヤック、同A:完全に膨らむとこうなる、同B:インフレータブルカヤックから見る湖上100メートル付近からの支笏湖の景観







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