2020年10月09日
雨で増水の尻別川上流でウェットフライ
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渇水が解消された支流はポイントが復活
休日の10月8日の釣行先は、10月1日に赴いた沙流川本流やその支流、あるいは鵡川支流などの日高のヤマメポイントを考えていた。そうした中で、知り合いが京極に近い尻別川で尺ヤマメをヒットさせたとの話。
京極近辺のポイントにはよく出かけているが、そこは大型虹鱒はともかく尺を越えるヤマメはそう簡単に釣れるような場所ではない。しかし、実際に尺ヤマメを手にしたと言うのだから、大型ヤマメは棲息しているのだろう。
結局10月8日は、この話に乗せられて尻別川上流に釣行することにした。
尻別川への釣行は、今年5月からの渓流釣行で最多の5回。余市川や白老近郊河川を大きく上回っているが、釣果と言う面ではここまで満足のいくものを得られていない。
尻別川には月に1回のペースで釣行してきたが、今年は目標の尺越えヤマメには程遠い釣果が続いてきた。
6回目となる今回はそれなりの釣果を期待していたが、午前5時半に到着したポイントは前日の雨で増水気味。それに、濁りが加わるという最悪のコンディション。
水嵩の増す川に立ち込んで何とかポイントの中州に辿り着いたが、強い流れでドライフライは難しそう。なので、濁りに強いコントラストの大きなウェットフライを流すことにした。
この場所では尺に近いヤマメを上げたことがあり、中型の虹鱒もよくヒットしたが今回はどうだろうか。
ウェットフライを流芯に乗せたあと、瀬脇にスウィングさせて魚を誘う。白波を立てる流芯に対して、瀬脇は水深もあり穏やかな流れが作られている。濁りさえなければ魚の溜まるポイントとなるだろうが、ウェットフライにはまったく反応がない。
下流に下りながらフライを流すが、1時間が経ってもラインから伝わる手ごたえはない。
ウェットフライは、強い流れに負けて底を探ることができないようだ。ならばビーズヘッドニンフではどうだろう、と瀬脇に投じた。
すると、1投目なのにラインがグイグイ引っ張られる。そして魚は1メートルほどのジャンプを2回3回と繰り返した後、ランディングネットに収まった。やはり虹鱒だったが、尺に欠けるサイズ。これでモチベーションは高まったが後が続かない。
この場所で3時間ほど粘ったが、今回は他の場所も考えていたのでここで移動することに。
次に向かったのは、更西橋下流の長い平瀬の続くポイント。この場所は過去に実績はないが、増水で平瀬に魚が溜まっているのではとの期待から。しかし、いつも多くの釣人の入っている場所はかなり厳しいと再認識して再度の移動。
次の場所は、夏に渇水の影響が大きく表われる尻別川支流。今回のまとまった雨でポイントが復活した可能性を求めて入渓した。
その支流は思っていた通り、夏と比べて水嵩が倍ほどに増して流れ出しや落ち込み、小さな平瀬や作られていた。
入渓した場所はザラ瀬が続いて魚の気配は感じられなかったが、少し釣り上がると曲りの入った平瀬や流れ出しが姿を見せる。その流芯脇から、ドライフライに飛びついたのは20センチ越えの岩魚。
この渓流では虹鱒とヤマメ、それに岩魚が棲み分けして棲息しているが、年々虹鱒の勢力が増してきており、ヤマメの数は少なくなってきた。ただ、2年前に25センチ前後のヤマメがヒットしたことがあるので、尺ヤマメの可能性も捨てきれない。
釣り上がる毎に虹鱒のアタリが増えてくる。それも、流れ出しや落ち込みと言った通常のポイントではなくザラ瀬から。
いつも渇水で悩まされているこの川の魚たちは、水深のないザラ瀬でも生きていく術を身に着けたのだろう。
ヤマメがヒットしたのは入渓から1キロほど遡行したポイント。10センチほどの小さなサイズだが、虹鱒と岩魚しか出てこなかっただけに少しホッとする。
が、脱渓予定の1.5キロ地点までに釣れたヤマメはこの1匹だけ。虹鱒は22、3センチから15センチまでの10匹、岩魚は20センチと17センチ、15センチの3匹。
狙いのヤマメは低調だったが、魚影はかなりの濃さ。増水によるポイントの回復がこの背景にあるのだろう。
写真@前日の雨で増水した尻別川上流部Aここではウェットフライに泣き弱の虹鱒が1匹ヒットしただけBいつも渇水に悩まされる尻別川支流。今回はまとまった雨でポイントが回復したようだCここでヒットした岩魚と虹鱒
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