今年3回目の支笏湖、美笛でも撃沈: ホラー好きのフライマン
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2017年08月03日

今年3回目の支笏湖、美笛でも撃沈



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  場所を変えた小渓流でやまめと遊ぶ

 今回の更新ブログで、今年初めて支笏湖への釣行を掲載する。実際には6月、7月と2度ほど赴いたが、思った釣果が得られなかったことから、更新を取りやめた。
 6月に訪れたのは、樹木の枝が湖岸に張り出した虹鱒橋下のポイント。ここはブログで何度か取り上げているので、ご記憶の方もいると思う。4時間粘って30センチのうぐいが1匹だけと、情けない結果となった。
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 次は7月中旬の北岸・伊藤温泉前。昨年の例に倣い、蝉フライを用意して大型トラウトを狙ったが、ここもチビアメマス1匹だけ。いずれも、朝まずめに合わせるために5時前に入湖。時間的には問題がなかったはずなのだが、どうも嫌われてしまったようだ。

 今回8月1日の釣行先は、支笏湖で1級ポイントといわれる美笛川河口。初めの計画は、超激戦ポイントのこの場所ではなく、隣のニナル川河口。美笛キャンプ場を経由した湖岸ルートか、オコタンペキャンプ場につながる道々37号線経由での山道ルートのいずれかを考えていた。

 どちらも徒歩で40分ほどかかるが、この時間はキャンプ場が営業していないために、山道ルートを選んだ。
 ところが、ゲートの閉じられた道路の手前に、工事用のロープが張られて車を停めるスペースがない。途中の美笛橋のたもとまで戻れば停める事はできるが、どうも山道の奥の方で工事が進められている様子。なので、ニナル川河口を諦めて、今来た道を引き返し美笛川河口に向かう。

 そしてまた問題が。これまでは、美笛川河口付近まで車を直接乗り付けることができたのに、その入口の湖岸にあるヒメマス釣り用の貸しボート乗場が、一般の釣船で一杯になっていた。さらに、河口に向かうあぜ道にロープが張られて通行できない。

 いつからこうした状況になったのか。仕方なく、交通の邪魔にならない、ロープからかなり離れた場所に車を止め、徒歩で河口を目指した。
 こうした状況だからなのか、河口にはルアーを操るアングラーが1人だけ。美笛川の流れ出しに立ちこんで、黙々とロッドを振っていた。

 幸いに天気は薄曇りだったが、波は一つも無い。だから、ボイルやライズはすぐに発見できる。小さな魚のナブラが、湖岸の浅い場所で頻発。その付近で小さなライズが多数起きていた。

 沖合い30メートル付近では、そこそこの型と思われる魚のライズが頻繁に見られる。虹鱒だろうか、20センチから40センチを越えた魚が、ジャンプを繰り返して姿をさらけ出していた。
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 さすが、美笛川河口の朝まずめ。他の場所ではこうした派手なライズを見ることは少ない。場所を変えて正解だった、と思ったのもつかの間、沖のライズやボイルに打ち込んだミノーを追ってくる魚がいない。

 書き忘れたが、フライの遠投力に自信がないことから、今回はルアーとフライの二刀流で臨んだ。ルアーで広範囲を探り、近場のライズはフライを打ち込むことにした。

 しかし、いつの間にか主役はルアーとなり、ライズが起こるたびにスプーンやミノーを打ち込んだ。ルアーの届かないところで、大型魚がジャンプを頻繁に繰りかえす。そして、沖合い30メートル付近では中型の魚なのか、ライズが右に左に移動する。

 こんな状況なのに、小魚さえもヒットしない。仕方なくフライにチェンジ、大型カディスを結んでライズの多発する場所に打ち込む。が、フライのすぐ横でライズが起きているのに、カディスはピクリともしない。
 今度は、マラブーを沈めてはリトリーブを繰り返す。それでもアタリはこない。「こいつらは、一体何を食べているのだろう」と、半分諦めモードに。

 河口の先端にいたアングラーはすでに撤退、新しく来たアングラーもいつの間にかいなくなった。
 これが支笏湖・美笛川河口の平常なのだろうか。それとも、朝まずめではなく、夕まずめが正解だったのでは。
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 ここでは魚を見ることが叶わないと、支笏湖から40分ほど先にある渓流を訪ねることにした。
 そこは、以前から興味を持っていた小河川。こんな時でもなければ入ることの無い渓流で、何が棲息しているのか、どの水系なのかも分からない。

 林道を走り行き着いたのは、山岳にしては穏やかな流れの小さな渓流。川の規模からしたら、無謀とも思える大型のフライを結んで、小さな落ち込みに第一投。
 底からフライを突く魚を確認するが、当然ヒットはしない。上流の早瀬で初めてヒット。釣れたのは13〜14センチのやまめだった。その後も、同じようなサイズのやまめのヒットが続く。こんなに小さな川なのに魚影は豊かだ。
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 迎えた砂防ダムを高巻して上流へ。今度は岩魚がいるのかもと期待したが、平坦な流れが奥まで続いて、魚影は確認できなかった。
 「自分には、大型魚よりも小型の魚が向いているのかもしれない」、そう思わせる1日となった。

写真は@まぶしく輝く支笏湖の朝焼けAB沖でライズが頻繁に起きていた美笛川河口の様子C支笏湖の後に訪れた小さな渓流Dそこでフライにきたやまめたち


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