2018年06月19日
今年初の支笏湖釣行
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虹鱒橋湖岸と旧伊藤温泉下で苦戦
15日と18日の二日間、支笏湖に今年初釣行。行先は15日が虹鱒橋下、18日が旧伊藤温泉前の湖岸。初釣行がこの時期までずれ込んだのは、天候不順とショアトラウトへの釣行過多から。いつもは5月の連休前に赴き、まだ雪深い2月に釣行したことも何度かあった。
支笏湖のこれまでの釣行先としては、南岸の美笛川河口と北岸のオコタンペ川河口が多かった。しかし現在、オコタンペキャンプ場の湖岸に行くことはできない。4年前の大雨の後遺症が残り、未だ復旧工事が終了していないことからだ。
その代わりに足を向けたのは、苔の同門前とニナル川河口、それに虹鱒橋。
ただ、いつも多くの釣人が押し寄せる美笛川河口への釣行頻度は減ってきた。そして、支笏湖全体の釣行回数も年々少なくなってきている。私のような釣りの下手な人間にとって、支笏湖は段々敷居の高い場所になってきたのかも知れない。
今回の釣行も、15日の虹鱒橋下の湖岸である程度の釣果を得ることができたら、18日の旧伊藤温泉前の湖岸への釣行はなかったはず。
虹鱒橋には午前4時に到着、急激に落ち込む枯れ沢を下って湖岸に。東の山並みから、黄金色に輝く太陽が姿を現したばかりだが、その陽は湖岸には届かず、湖面の半分は眠っている状態。それよりも、白波を立てる強い風が意欲を削ぐ。
手に持ったのは、フライの7番バンブーロッドをショアトラウト用に改良した不恰好なルアーロッドと、5番手のフライロッド。過去にyuutubeに投稿した「虹鱒橋下への釣行」と同じように、フライとルアーのどちらでも対応できる。
まずは、気温が10度前後にも関わらず、蝉の声が響き渡る湖岸にルアーを投じる。特に迫り出した樹木の枝の下には、コントロールを利かせてミノーを泳がせる。そこは、魚がいればいつも反応のある場所だが、波の立つほどの状態が災いしたのか、手元までリトリーブしたミノーを追ってくるのは小魚だけ。
沖目でライズでもあれば、モチベーションは高まるのに、今回はそれもない。何度かミノーを試した後、スプーンに変更。樹木の張り出した岸寄りを中心に打ち込む。が、やはり反応はない。代わりに、10センチにも満たないチビアメマスがスレ掛かりする。どうも大きな魚はいないようだ。
ならば今度は、ウェットフライを結んでのフライフィッシング。水面直下を泳がせると次々にアメマスが掛かるが、それも15センチ止まり。
その後、交互にルアーとフライを投じるものの、相変わらずライズは起きない。この場所は魚の居付くポイントだが、回遊するコースから外れているのかもしれない。
結局10時近くまで粘ったが、いつまでも小魚と遊んでいるわけにも行かず、息を切らせながら枯れ沢をよじ登った。
こうした15日の釣行を踏まえて18日に向かった先は、支笏湖北岸の旧伊藤温泉下。初めてこのポイントに訪れたのは2年前。その時に、護岸の下の浅い岩場に60センチはあろうかという、3匹の虹鱒が定位しているのを発見。
その虹鱒目がけて蝉フライを投じたのはいいが、フライをくわえて直ぐに吐き出した。その後は警戒されてフライには見向きもしなくなった。フライロッドだけしか用意していなかったことも敗因だが、こんな場所でという驚きのほうが強かった。
旧伊藤温泉下は、両岸が50〜60メートルほどしかない狭いポイントで、岸から5〜6メートル先で急深になっており、沖合いでライズがよく起こる。なので、ルアーの効果はありそうだが、両岸の張り出した樹木の下はフライでも期待が持てる。
18日は、午前6時に到着。風が弱く波もほとんどないが、曇天のために湖面は薄暗い。初めに、奥の張り出した樹木の下目がけてニンフをを投じる。それにヒットしたのは、10センチほどのチビアメマス。
厚い雲のせいか蝉の声は聞こえず、ライズも見えない。状況的には虹鱒橋とほとんど同じか。続いて、ニンフからウェットフライ、ドライフライトと試したが、ヒットするのはチビアメマスばかり。
しばらく経ってからルアーに変更、沖目を目がけてミノーを投じるが、これには全く反応無し。
桟橋のあった場所に移動して、深場を目がけてルアーをスローリトリーブ。護岸の上から追ってくる魚の姿を探すが、小さなアメマスだけで針がかりもしない。
ただフライに変えると、ドライフライに小さな魚が食いつく。それを護岸の上から引き抜くと、まるで空を飛ぶめだかのようだ。
その後、ライズの発生などを待ったが、今日はそれも無かった。
こうして、今年初の支笏湖釣行は終わった。次に支笏湖へ行くとしたら、二ナル川河口になるだろうか。
写真@A15日に訪れた虹鱒橋下の湖岸。風と波があるコンディションでB小さなアメマスしかヒットしなかったCD18日に朝貢した旧伊藤温泉下湖岸。狭いポイントながら、条件さえよければ大物も期待できる。今回は張り出した樹木の下にもライズは無かった
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