2015年05月23日
海よりも先に湖でサクラ咲く
前回に続いてのさっぽろ湖での釣行記。2日前に、陸封型サクラマスが目の前で釣り上げられた。釣ったルアーマンは「さっぽろ湖では、サクラマスとブラウンしか釣ったことがない」と、事もなげに言う。
さっぽろ湖では、インレットで虹鱒ややまめを釣った経験はあるものの、人に自慢できるような釣果はない。特に、サクラマスが釣れるという話は聞いていたが、さっぽろ湖で誰かが釣り上げた姿も見たことはなく、自分でも釣った経験はなかった。
「サクラマスがそんなに簡単に釣れるのならば」と、翌朝早く再びさっぽろ湖のインレットを訪れた。
他の場所でも、これまでサクラマスを釣った経験は3回しかない。1回目は、苫小牧東港でニシン用のサビキにかかり、2回目は6月の千歳川中流でルアーにきたもの(当然リリースしたが)。
そして3回目は、3年前の7月に茶路川でアメマスを狙ったルアーに食いついた真っ黒な魚がサクラマスだった。いずれもサクラマスを狙ったのではなく、たまたま針にかかっただけ。
もうひとつ、今年4月に20センチほどのミニサクラが積丹・来岸漁港でメタルジグにきたが、これはノーカウント。
今年は、零下10度を下回る厳寒期からサクラマスを求めて、積丹全域や浜益、苫小牧・元町海岸、日高門別漁港に釣行した。しかし、未だ手にすることができない。そうした面では、サクラマスに関しては全くのビギナーといえる。ショアや湖で、簡単にサクラマスを釣り上げるアングラーには、尊敬の念と合せて嫉妬さえ感じている。
今回のさっぽろ湖のポイントは、前日にルアーマンがサクラマスを釣り上げたインレットの流れ出しから、プール状に替わるその端。前日と比べて気温が5度近く低い関係からか、あれだけ湖底に固まっていたウグイの姿は見えない。投じたミノーにも追ってくる魚はいない。
ただ、プールから再び流れ出しに替わる場所で、小さなライズが起きる。対岸から投じれば、そのライズに届くが、この場所からはミノーが届かない。
時間はかかったものの、上流に架かる橋を通って対岸に回った。そこから、ライズの頻発する流れ出しにミノーを投じた3投目に、目の前5メートル付近で白い腹の魚がヒット。暴れる暇を与えず、「ウグイではありませんように」と、強引に岸に寄せ引き上げて確認すると、待望のサクラマス。40センチ弱と小ぶりながら、初めて狙って釣れたサクラマスだ。あれだけ通った海よりも先に、湖で上げたことが不思議だった。なお、このサクラマスは写真を撮ったあと、すぐにリリースした。
再びライズの起きたポイントにミノーを投じるが、その後アタリは来なかった。試しに、スピナーを流れに乗せてリトリーブすると、波立つ湖面を通して茶色い大きな影がスピナーを追ってくる。それが手前でUターンして遠ざかった。信じられないかもしれないが、それはどう見ても1メートル近かった。
このさっぽろ湖には巨鯉もいるのか、はたまた巨大なトラウトが棲息しているのか。この魚の正体を分かる人がいたら教えて欲しい。
今年の目標に掲げている「ショアサクラマスの確保」が、いつ実現できるのか目処は立たない。しかし、今回のようにいつかは幸運が舞い込んで欲しいと思っている。
写真上左:小ぶりだが狙って釣れた陸封型サクラマス、同右:さっぽろ湖インレットの様子
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さっぽろ湖では、インレットで虹鱒ややまめを釣った経験はあるものの、人に自慢できるような釣果はない。特に、サクラマスが釣れるという話は聞いていたが、さっぽろ湖で誰かが釣り上げた姿も見たことはなく、自分でも釣った経験はなかった。
「サクラマスがそんなに簡単に釣れるのならば」と、翌朝早く再びさっぽろ湖のインレットを訪れた。
他の場所でも、これまでサクラマスを釣った経験は3回しかない。1回目は、苫小牧東港でニシン用のサビキにかかり、2回目は6月の千歳川中流でルアーにきたもの(当然リリースしたが)。
そして3回目は、3年前の7月に茶路川でアメマスを狙ったルアーに食いついた真っ黒な魚がサクラマスだった。いずれもサクラマスを狙ったのではなく、たまたま針にかかっただけ。
もうひとつ、今年4月に20センチほどのミニサクラが積丹・来岸漁港でメタルジグにきたが、これはノーカウント。
今年は、零下10度を下回る厳寒期からサクラマスを求めて、積丹全域や浜益、苫小牧・元町海岸、日高門別漁港に釣行した。しかし、未だ手にすることができない。そうした面では、サクラマスに関しては全くのビギナーといえる。ショアや湖で、簡単にサクラマスを釣り上げるアングラーには、尊敬の念と合せて嫉妬さえ感じている。
今回のさっぽろ湖のポイントは、前日にルアーマンがサクラマスを釣り上げたインレットの流れ出しから、プール状に替わるその端。前日と比べて気温が5度近く低い関係からか、あれだけ湖底に固まっていたウグイの姿は見えない。投じたミノーにも追ってくる魚はいない。
ただ、プールから再び流れ出しに替わる場所で、小さなライズが起きる。対岸から投じれば、そのライズに届くが、この場所からはミノーが届かない。
時間はかかったものの、上流に架かる橋を通って対岸に回った。そこから、ライズの頻発する流れ出しにミノーを投じた3投目に、目の前5メートル付近で白い腹の魚がヒット。暴れる暇を与えず、「ウグイではありませんように」と、強引に岸に寄せ引き上げて確認すると、待望のサクラマス。40センチ弱と小ぶりながら、初めて狙って釣れたサクラマスだ。あれだけ通った海よりも先に、湖で上げたことが不思議だった。なお、このサクラマスは写真を撮ったあと、すぐにリリースした。
再びライズの起きたポイントにミノーを投じるが、その後アタリは来なかった。試しに、スピナーを流れに乗せてリトリーブすると、波立つ湖面を通して茶色い大きな影がスピナーを追ってくる。それが手前でUターンして遠ざかった。信じられないかもしれないが、それはどう見ても1メートル近かった。
このさっぽろ湖には巨鯉もいるのか、はたまた巨大なトラウトが棲息しているのか。この魚の正体を分かる人がいたら教えて欲しい。
今年の目標に掲げている「ショアサクラマスの確保」が、いつ実現できるのか目処は立たない。しかし、今回のようにいつかは幸運が舞い込んで欲しいと思っている。
写真上左:小ぶりだが狙って釣れた陸封型サクラマス、同右:さっぽろ湖インレットの様子
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地元の釣人でも、なかなか釣ることのできないイトウをヒットさせた話に引き込まれました。
渓流や本流の釣行はオフシーズンで、同じような機会が作れるのは翌春になります。
同じトラウトのアメマスやサクラマスは、この厳寒期でも海岸では可能です。
もし寒さに打ち勝つだけの精神力を備えていたら、一度挑戦してみてください。
結果的に釣果が得られなくても、釣りの新しい世界に魅了されると思います。
コロナ禍で生活環境が大きく変わりストレスがたまる一方ですが、釣行をイメージしていると自然と落ち着きます。
新年は思う存分、大海に竿をだして釣りを楽しみたいと思っています。
またコメントをお寄せください。釣行記を楽しみに待っております。
良いお年をお迎えください!
サクラマスを釣ることができたのは、koyamanさんのお陰だと思っています。
何しろ、さっぽろ湖でサクラマスを釣りあげた姿を見たのはkoyamanさんが初めてですから。
またkoyamanさんは、釣ったサクラマスを傷つけないように、慎重にリリースされました。私も、釣ったサクラマスをリリースしましたが、それはkoyamanさんの行為に感銘を受けたからです。もし、その行為を見ていなかったら、多分持ち帰ったでしょう。
大変勉強させていただき、感謝しています
(ブログへのコメントというものを始めてさせていただきます…万が一失礼などがあればご教授ください。)
さっぽろ湖での初サクラおめでとうございます!!
実は私は前日、サクラマスを釣らせていただき、お話させていただいた者です。
たまたま貴殿のブログに辿り着き、「あれ?お話の内容がピッタリだ!」と思い、失礼かとも思いましたがコメントさせていただいた次第です。
前にも、釣場明記の問題で同じような要望をされた匿名希望さんからのコメントを一字一句違えずに載せました。
それは、自分の名前を伏せた人からの「このコメントや、ブログ記事は載せないほうがいいですよ」という要求に屈したくはないからです。それに応じれば、これからブログを続けていくはできなくなる、という思いからです。
自分のブログの特徴は、自分の足で歩いて集めた情報を、読まれる方にリアルに伝えることだと思っています。人から聞いたポイントや情報を無条件で公開しているわけではなく、本当に守りたいポイントは載せはしません。
その判断は、人から言われるのではなく、自分で行います。なぜならば、ブログの発信はすべて発信元が責任を負わなければならないからです。
これからも、同じようなコメントを頂くことがあると思います。どのようなコメントでも、私のブログでは悪口も含めてすべて掲載します。ですので、コメントを寄せるからには、匿名希望とかAなどとのふざけた名前は止めてください。
また、必要ならばコメント欄にメールアドレスを記載してください。ブログでは、メールアドレスを削除して全文掲載した上で、折り返しこちらからメールを差し上げます。
以上が私の伝えたいことです。
昔はさっぽろ湖は中々釣れない場所でしたが、最近はコンスタントにサクラマスが釣れ、イトウ狙いで行く人も多いです。
ここでの釣行をブログに載せる人も沢山いらっしゃいますが、さっぽろ湖と表記して紹介してる方はほとんどいません。ダム湖、近郊ダム、あそ湖、spk等とボカシて表記してます。
多分、名前をさらして、せっかく良くなってきた釣り場が、心無い釣り人等に荒らされるのを防ぐ為だと思うのですが。
支笏湖や小樽港等の有名な所なら良いですけど、もう少し他の釣り人やブログをやってる人に配慮してもいいと思います。
ブラウンが釣れるという話だけでも驚いているのに、イトウですか・・・。
支笏湖にもイトウがいると聞きました。もう、北海道の湖は何でもあり状態ですね!
釣人にとって、釣りの対象魚が増えることはいいことでしょうが、
湖の環境を考えると、密放流は既存種の生態を壊す危険な行為だと思います!
さっぽろ湖も、余市ダムの二の舞になることを心配しています
それはもしかしてイトウかも?
冬のワカサギ釣りでワカサギに70のイトウがかかったブログを見ましたよ〜♪