2014年11月12日
支笏湖で大型魚を逃がす
先日、好天に誘われて支笏湖に釣行した。向かった先は、美笛キャンプ場近くのニナル川河口。美笛川河口に次いで、大型のニジマスやブラウントラウトの期待できるインレットとして知られている。
ところが、国道からキャンプ場へ向かう道路はゲートが閉じられていた。ゲート前には先行者の車が1台止まっていたが、ここから歩いて現地に行くには40分以上は掛かる。熊への恐怖もあり、あきらめて途中の虹鱒橋を選択した。
この支笏湖の南岸では、平日にも関わらずモーラップキャンプ場や姫鱒橋、苔の洞門などの主だったポイントに多くの釣人が駐車、相変わらずの人気を見せていた。
虹鱒橋は今年2回目の釣行となる。1回目は5月15日で、大物は釣れなかったものの、アメマスは30センチ弱を最長に入れ食い状態だった。秋の深まりとともにアメマスの姿は見えなくなったが、その代わり大型のブラウンや虹鱒が期待できることから、このポイントを選んだ。
湖に降りてみると、少し波立つ湖面にはライズは見当たらない。この虹鱒橋ポイントは、岸に樹木が迫っていて、湖に立ちこんでもバックスペースが取れないために、フライではなくルアーを選択した。
初めに5グラムの銀のスプーンを投じるが、追ってくる魚はいない。しばらく様子を見た後で、視認性の高い7グラムの金のスプーンに、フライのウイックルバガーをフックにしたコンビネーション型に変更。このルアーは、見た目には海の鮭釣りに用いる浮きルアー用に似ているが、河川での虹鱒やブラウン釣りで効果は実証済み。
これに代えてから30分ほどして、今日初めてのあたりがきた。重さは感じないものの、右へ左へとけっこう暴れる。上がったのが25センチほどのブラウン。岸から10メートルほど先の駆け上がりのところでヒットした。
突然、30メートル先の沖で「ザブーン」という音を響かせた大きなライズが発生。魚を取り込んでいる最中で、姿は確認できなかったが、波紋の大きさからして60センチ以上の大物だろう。すぐに、ライズのあったポイントに集中してルアーを投げ込むが、すでに遅し。集団でクルージングしているのならば、何らかの反応があるだろうが、単独で回遊しているようだ。
その後も20センチ強のブラウンを追加するが、狙った大物は掛からない。ルアーをスプーンから7センチの小型のミノーに変更。その3投目に、今までとは違う重さの魚がヒットした。ドラグを利かせながらやり取りして、あと5メートルというところで、魚がジャンプ。その反動でトレブルフックが外れた。見た目には50センチ前後のブラウンと思われる。釣れていれば、今年の支笏湖では自己最大の大物だった。フックが小さく、針がかりが浅かったのが原因だった。
その後、気を取り直して10センチのミノーに変更して再開するが、おかしなもので、一度バラすとあたりが遠のいて、全く反応はなくなった。釣りを止めて、重い足を引きずりながら橋の下から国道に上がる時の疲労感は、口では言い表すことができないほどだった。今年の支笏湖での釣りは多分これが最後だろう。有終の美を飾ることのできなかった悔いが残った。
<写真上左:虹鱒橋下の湖岸から見た支笏湖。夏はセミを餌とした大型の魚が期待できる、同上右:虹鱒橋下の湖岸に抜ける沢道。見た目以上にかなりの急峻だ、同下:ウイックルバガーをフックにしたスプーンで釣れたブラウン
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ところが、国道からキャンプ場へ向かう道路はゲートが閉じられていた。ゲート前には先行者の車が1台止まっていたが、ここから歩いて現地に行くには40分以上は掛かる。熊への恐怖もあり、あきらめて途中の虹鱒橋を選択した。
この支笏湖の南岸では、平日にも関わらずモーラップキャンプ場や姫鱒橋、苔の洞門などの主だったポイントに多くの釣人が駐車、相変わらずの人気を見せていた。
虹鱒橋は今年2回目の釣行となる。1回目は5月15日で、大物は釣れなかったものの、アメマスは30センチ弱を最長に入れ食い状態だった。秋の深まりとともにアメマスの姿は見えなくなったが、その代わり大型のブラウンや虹鱒が期待できることから、このポイントを選んだ。
湖に降りてみると、少し波立つ湖面にはライズは見当たらない。この虹鱒橋ポイントは、岸に樹木が迫っていて、湖に立ちこんでもバックスペースが取れないために、フライではなくルアーを選択した。
初めに5グラムの銀のスプーンを投じるが、追ってくる魚はいない。しばらく様子を見た後で、視認性の高い7グラムの金のスプーンに、フライのウイックルバガーをフックにしたコンビネーション型に変更。このルアーは、見た目には海の鮭釣りに用いる浮きルアー用に似ているが、河川での虹鱒やブラウン釣りで効果は実証済み。
これに代えてから30分ほどして、今日初めてのあたりがきた。重さは感じないものの、右へ左へとけっこう暴れる。上がったのが25センチほどのブラウン。岸から10メートルほど先の駆け上がりのところでヒットした。
突然、30メートル先の沖で「ザブーン」という音を響かせた大きなライズが発生。魚を取り込んでいる最中で、姿は確認できなかったが、波紋の大きさからして60センチ以上の大物だろう。すぐに、ライズのあったポイントに集中してルアーを投げ込むが、すでに遅し。集団でクルージングしているのならば、何らかの反応があるだろうが、単独で回遊しているようだ。
その後も20センチ強のブラウンを追加するが、狙った大物は掛からない。ルアーをスプーンから7センチの小型のミノーに変更。その3投目に、今までとは違う重さの魚がヒットした。ドラグを利かせながらやり取りして、あと5メートルというところで、魚がジャンプ。その反動でトレブルフックが外れた。見た目には50センチ前後のブラウンと思われる。釣れていれば、今年の支笏湖では自己最大の大物だった。フックが小さく、針がかりが浅かったのが原因だった。
その後、気を取り直して10センチのミノーに変更して再開するが、おかしなもので、一度バラすとあたりが遠のいて、全く反応はなくなった。釣りを止めて、重い足を引きずりながら橋の下から国道に上がる時の疲労感は、口では言い表すことができないほどだった。今年の支笏湖での釣りは多分これが最後だろう。有終の美を飾ることのできなかった悔いが残った。
<写真上左:虹鱒橋下の湖岸から見た支笏湖。夏はセミを餌とした大型の魚が期待できる、同上右:虹鱒橋下の湖岸に抜ける沢道。見た目以上にかなりの急峻だ、同下:ウイックルバガーをフックにしたスプーンで釣れたブラウン
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bukkiさんやりましたよ!そして暖かいコメントありがとうございます涙
機会あれば一緒に釣りしましょうね><
てか飲みましょう爆