2015年05月21日
さっぽろ湖で”サクラ”を目撃
朝里峠を経由して小樽に行く途中で、さっぽろ湖に立寄った。湖に流れ込む小樽内川の雪代は続いており、小樽内川自体はまだ釣りをするには厳しい状況。さっぽろ湖はすでに満水状態で、上流に架かる橋の下のインレットは平常時と比べて大幅に水位は増しているが、釣りをするのに支障はない。
こうした状況なのに、ただ黙って通り過ぎるはずはない。結局、さっぽろ湖のインレットに降りて、少しの時間ルアーとフライ釣りを行った。始めに入ったのは、橋の下の流れ出し。ここは、流芯と瀬脇が適度な深さを保ち、春から夏にかけてうぐいがうるさいものの、やまめや虹鱒が安定して釣れる。自分としては、流れ出しから先の下流にあるプールよりも実績のある場所だ。
早速、#14のカディスを流す。雪代により流芯の流れは早く、瀬脇を中心に打ち込むが追ってくる魚はいない。何度か打ち込むポイントを代えて試したあと、今度はウエットフライを流して様子を見る。が、やはり追ってくる魚はいない。この場所は、まだ時期が早いのかもしれない。
今度は、下流のプールに移動。ここではコンパクトロッドでルアーを試した。5グラムのスプーンをアップストリームでリトリーブするが、流れがきつくルアーは狙った層には落ち着かない。徐々に流れの緩やかな下流に移動、いつの間にかプールの突き当たり付近まで行き着いた。
ここまで来ると、活発に泳ぐうぐいの姿が偏光サングラスを通してはっきり見える。ルアーの回りには5〜6匹のうぐいがまとわり付くが、銜えるほど大きなサイズはいない。そのうぐいがあちこちでライズする。また、ルアーからフライにチェンジ。ティペットに#16のメイフライを結び、上流から流すとさかんにアタックするが、針がかりしない。
別にうぐいを狙っているわけではないのに、いつの間にかうぐい釣りの流れに。
その流れを打ち破ったのは、突然後ろから声をかけてきたルアーマン。彼は、インレットの中間部分でルアーを投じていたが、芳しくないようで、次第にこちらの陣取るプールの端に寄ってくる。そこで、場所を交換する形で彼に場所を譲り、上流でルアーを投じることにした。
しばらくして、流芯直下の深場に投じたルアーにやまめがかかった。今日初めてのうぐい以外の魚だ。と、プールの端に移動したルアーマンがネットを取り出した。ミノーで釣り上げたのは、銀毛が輝く40センチ余りのサクラマス。
話を聞くと「さっぽろ湖は今年初の釣行だが、自分のホームグランドのようなもの。これまでも、サクラマスやブラウンを何度も釣り上げた」とのこと。先ほどまで、自分が陣取っていた場所で釣った訳だ。
これと同じような話が、つい先日の古平川河口でもあった。場所を知り尽くしている釣人と、実績のない釣人では釣果は雲泥の差。今回もそれが身に沁みて分かった。
ただ、気になったのはブラウンの事。いつも、さっぽろ湖上流の小樽内川に入渓しているせいか、さっぽろ湖で釣りを行う機会は少ない。そのために、さっぽろ湖でも虹鱒ややまめにサクラマス、岩魚が棲息していると思いこんでいて、ブラウンの話が出るとは考えもしなかった。魚に罪はないものの、「密放流」という言葉が頭をよぎり、複雑な気持ちでさっぽろ湖を後にした。
上左写真:さっぽろ湖インレット部分の橋下のポイント、同右:インレットから小樽内川の上流を見る、同下:ルアーマンがインレット奥のポイントで釣り上げた40センチ余りのサクラマス
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こうした状況なのに、ただ黙って通り過ぎるはずはない。結局、さっぽろ湖のインレットに降りて、少しの時間ルアーとフライ釣りを行った。始めに入ったのは、橋の下の流れ出し。ここは、流芯と瀬脇が適度な深さを保ち、春から夏にかけてうぐいがうるさいものの、やまめや虹鱒が安定して釣れる。自分としては、流れ出しから先の下流にあるプールよりも実績のある場所だ。
早速、#14のカディスを流す。雪代により流芯の流れは早く、瀬脇を中心に打ち込むが追ってくる魚はいない。何度か打ち込むポイントを代えて試したあと、今度はウエットフライを流して様子を見る。が、やはり追ってくる魚はいない。この場所は、まだ時期が早いのかもしれない。
今度は、下流のプールに移動。ここではコンパクトロッドでルアーを試した。5グラムのスプーンをアップストリームでリトリーブするが、流れがきつくルアーは狙った層には落ち着かない。徐々に流れの緩やかな下流に移動、いつの間にかプールの突き当たり付近まで行き着いた。
ここまで来ると、活発に泳ぐうぐいの姿が偏光サングラスを通してはっきり見える。ルアーの回りには5〜6匹のうぐいがまとわり付くが、銜えるほど大きなサイズはいない。そのうぐいがあちこちでライズする。また、ルアーからフライにチェンジ。ティペットに#16のメイフライを結び、上流から流すとさかんにアタックするが、針がかりしない。
別にうぐいを狙っているわけではないのに、いつの間にかうぐい釣りの流れに。
その流れを打ち破ったのは、突然後ろから声をかけてきたルアーマン。彼は、インレットの中間部分でルアーを投じていたが、芳しくないようで、次第にこちらの陣取るプールの端に寄ってくる。そこで、場所を交換する形で彼に場所を譲り、上流でルアーを投じることにした。
しばらくして、流芯直下の深場に投じたルアーにやまめがかかった。今日初めてのうぐい以外の魚だ。と、プールの端に移動したルアーマンがネットを取り出した。ミノーで釣り上げたのは、銀毛が輝く40センチ余りのサクラマス。
話を聞くと「さっぽろ湖は今年初の釣行だが、自分のホームグランドのようなもの。これまでも、サクラマスやブラウンを何度も釣り上げた」とのこと。先ほどまで、自分が陣取っていた場所で釣った訳だ。
これと同じような話が、つい先日の古平川河口でもあった。場所を知り尽くしている釣人と、実績のない釣人では釣果は雲泥の差。今回もそれが身に沁みて分かった。
ただ、気になったのはブラウンの事。いつも、さっぽろ湖上流の小樽内川に入渓しているせいか、さっぽろ湖で釣りを行う機会は少ない。そのために、さっぽろ湖でも虹鱒ややまめにサクラマス、岩魚が棲息していると思いこんでいて、ブラウンの話が出るとは考えもしなかった。魚に罪はないものの、「密放流」という言葉が頭をよぎり、複雑な気持ちでさっぽろ湖を後にした。
上左写真:さっぽろ湖インレット部分の橋下のポイント、同右:インレットから小樽内川の上流を見る、同下:ルアーマンがインレット奥のポイントで釣り上げた40センチ余りのサクラマス
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