2015年07月09日
支笏湖・ニナル川河口に釣行
3年ぶりに支笏湖・ニナル川河口に釣行した。これまで、ニナル川河口に行くには、美笛キャンプ場から湖岸沿いを経由した。しかし、今回は美笛キャンプ場が7月末まで閉鎖ということから、オコタンペに抜ける林道を初めて利用した。
林道ゲートは閉じられており、車をゲート前に置いて徒歩で丹鳴橋を目指す。平日ということもあり、ゲート前には1台も車が止まっていなかった。丹鳴橋までは徒歩で15分、橋を降りて川伝いに河口まで行くには、計30分余りの道程。
ニナル川を横目に河口に下っていくと、「竿の選択を失敗したのでは」という思いが強くなった。持ってきたのはダブルハンドロッドだが、湖と渓流釣りの併用できる4番手のシングルロッドのほうが良かったのではと。それだけニナル川は、落ち込みや流れ出し、肩、淵など渓流釣りの満喫できる、魅力的なポイントが揃っていた。
以前のニナル川河口は、両岸が樹木に覆われた自然河川だった。今は昨年9月の大雨で、上流から流れ出た岩や砂利が堆積して河口が広がり、上流が丸見え状態にある。
時期的にうぐいの産卵期にあたり、河口には何100匹といううぐいが埋め尽くしていた。しかし沖合は、いつもは派手なライズが見られるのに、今日は波ひとつ立たない。
河口から10メートルほど先で急激に落ち込み、支笏湖ブルーに変わる沖に向けて、下手なキャスティングでマラブーを飛ばす。投じてはリトリーブの繰り返しだが、反応はない。沖合にチップ釣りらしい2人乗りのボートが横切る。大声で釣果を訊ねると「今日はダメ」という答え。
河口両岸には、その延長線上にそれぞれワンドが形成されている。上流を背に、右に行けば美笛キャンプ場、左はオコタンペ方面。これまで左のワンドには行ったことがなく、初めて300メートルほど先にある岬の突端を目指した。このワンドもライズは見られない。湖岸に垂れ下がる、樹木の下にセミフライを送り込んでも反応はない。
すでに時計は10時を回る。まずめでなければ釣果が上がらないのは分かっているが、回遊を期待して辛抱強く待つ。しかし、時間だけが過ぎていく。
ニナル川河口の沖合で小さなライズが頻発してきた。多分うぐいだろう、と思いながらも再び河口に戻り、今度は大型ドライを投じる。30メートルほど先の、ライズの中心に打ち込んだカディスにアタリがきた。引き寄せると30センチ弱のアメマス。このライズはアメマスの回遊らしい。
今度は沖合50メートルほどの地点で大きなライズは発生。突然活性化したようだ。相変わらず小さなライズは射程距離内で起きる。そこでまたアメマスがヒット。さらに子虹鱒もかかるが、大型の魚はヒットしない。
ドライが効果的だと分かったが、静かだった湖面に今度は波が押し寄せる。ある程度、波のあるほうが有利だが、再びマラブーやウエットフライを打ち込む気力はない。しばらく様子を見たが、波と風の止む気配が無いことから、ここで終了することにした。というのも、ニナル川の渓相が気になっていたから。帰りは、ダブルハンドロッドで渓流釣りを行おうという算段だ。
普通は有り得ないが、リーダーだけを垂らしてドライフライを流すと、5センチにも満たない、斑点の模様がオショロコマに似ている岩魚がヒット。さらにその上流でも同じようなサイズが。釣り上がって行くと、入釣地点の丹鳴橋まではあっという間に着いた。橋の上流に見える、小滝の落ち込みにも魚がいるはずと、そこでもフライを投じた。ヒットしたのは虹鱒と真っ黒な岩魚。今度ここに来るときは、シングルハンドだけにしたい。
尚、この釣行もビデオを撮ったが、ナイトモードを解除しないで撮影してしまった。画像自体は鮮明だが、掲載した写真のようにカラーバランスが大きく崩れている。もし修正できるようならば動画も発信したい。
写真@:入釣地点の丹鳴橋。下のニナル川は渓流釣りも楽しめそうな魅力的なポイントが揃っていた、同A:支笏湖のニナル川河口の様子。産卵でうぐいが河口を埋め尽くしていた、同Bドライフライにきた30センチ余りのアメマス、同C:ニナル川の流れる小滝の流れ出しでも岩魚がヒット
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