2015年05月19日
大雨の傷跡深い漁川本・支流
今週初めての釣行先を、近場の漁川に決めて9時に漁川に架かる水精橋に到着。駐車場前の上流に向かう林道のゲートは、開いたまま。この時期の林道には、山菜狩りの人が多数入り込んでいる。多分、その人たちが開けたのだろうと、林道には入らずゲート横に駐車した。下手に車で入って、帰りにゲートが閉じられていた、といった悲惨な状況が考えられるからだ。
林道を10分ほど歩いて着いた最初の橋を見て、それが間違いだったと気づいた。橋に続く道路が、手前5〜6メートルにわたって陥没して、橋を渡ることができないのだ。昨年9月の大雨の傷跡がここにも深く残されていた。
対岸に行くには、陥没した道路を降りて川を渡り切るしかない。寸断した橋の先の林道の様子を見ると、流木が積み重なり歩いて通行するのは容易でなさそう。そして、通行のできない橋の手前には、自転車が2台林道の脇に隠れるように置かれていた。
道路の陥没状況をカメラで撮っていると、下の川からフライマンが削り取られて崖状となった道路に戻ってきた。今年に入って漁川には何度も来ているようで、この状況に驚いた様子を見せない。ただ、「気温が高くなって、早朝よりも雪代による濁りが強くなってきた」という。
確かに、このきつい濁りでは餌釣りでも難しそう。しかし、自分にとって今年初の漁川上流の釣行。「行けるところまで行ってみよう」と、遡行を始めた。
崖状の道路を、足が取られないように慎重に降りて川を渡り対岸に着くと、重なり合った流木が川に覆いかぶさり、進路を阻む。橋から100メートルほどの地点で、いよいよ流木が壁となって立ち塞がる。それを遠巻きするために、林道が交差する場所まで移動する。
しかし、その道も陥没して完全に林道は消えてしまった。上流に行くためには、強い流れの川を強行して遡行するか、林道のあった場所の上の獣道を経由するしかない。
諦めて、もと来た川を釣り下ることにした。悔しさ一杯で上流に目をやると、100メートルほど先にベストを着た釣人が、河原の上に見える。どうして、あそこまで行けたのだろう。
寸断した橋の手前まで来ると、今後は餌釣の釣人が2人、林道の崖を降りてきた。どうも、上流の様子を見て釣り下るらしい。
雪代の濁りがひどく、釣り下ってもドライフライに反応する魚は皆無。ならば、漁川よりも雪代の影響が薄いラルマナイ川を遡行しようと、漁川との合流点まで下った。
このラルマナイ川でも、大雨の傷跡があちこちで見られ川相が一変した。恵庭湖につながる林道に架かる橋は、橋脚部分から崩れ落ちて、対岸に行くことができない。川の流れも以前の面影が全く無い。
ただ、漁川よりもフライを打ち込むポイントが多く、期待は高まる。しかし、遡行する毎に現れる、大岩の影や小滝状の落ち込み、淵でもドライフライには反応しない。大淵では、上流からウエットフライを流し込んで逆引きもしたが、それでも魚は姿を見せない。
漁川との出会いから300メートルほど上流には、3年前に現れた巨大な洞窟がある。その洞窟も、昨年の大雨で洞窟の入口が広がったほか、周りの崖が崩落した巨大な岩石だらけの無残な姿をさらしていた。ここから上流も、虹鱒や岩魚が飛び出しそうなポイントが続いていた。しかし、ここまで遡行してきて、ドライのシーズンにはまだ早い、との感触が強まりここで脱渓した。
漁川は、林道と橋の補修がしっかりと行われなければ、上流まで遡行する釣人は減るだろう。その分、ラルマナイ川への入渓が増えてくるのでは、と思った。
写真上左:漁川上流に架かる橋の手前で陥没した林道、同上右:その先の林道も途中から流されて跡形もなくなっていた。同下左:ラルマナイ川の架かる林道も橋脚から折れ曲がり、通行不能となっていた、同下右:中流にある巨大な洞窟も大雨で入口が広がったほか、周りの崖から崩落が続いていた
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林道を10分ほど歩いて着いた最初の橋を見て、それが間違いだったと気づいた。橋に続く道路が、手前5〜6メートルにわたって陥没して、橋を渡ることができないのだ。昨年9月の大雨の傷跡がここにも深く残されていた。
対岸に行くには、陥没した道路を降りて川を渡り切るしかない。寸断した橋の先の林道の様子を見ると、流木が積み重なり歩いて通行するのは容易でなさそう。そして、通行のできない橋の手前には、自転車が2台林道の脇に隠れるように置かれていた。
道路の陥没状況をカメラで撮っていると、下の川からフライマンが削り取られて崖状となった道路に戻ってきた。今年に入って漁川には何度も来ているようで、この状況に驚いた様子を見せない。ただ、「気温が高くなって、早朝よりも雪代による濁りが強くなってきた」という。
確かに、このきつい濁りでは餌釣りでも難しそう。しかし、自分にとって今年初の漁川上流の釣行。「行けるところまで行ってみよう」と、遡行を始めた。
崖状の道路を、足が取られないように慎重に降りて川を渡り対岸に着くと、重なり合った流木が川に覆いかぶさり、進路を阻む。橋から100メートルほどの地点で、いよいよ流木が壁となって立ち塞がる。それを遠巻きするために、林道が交差する場所まで移動する。
しかし、その道も陥没して完全に林道は消えてしまった。上流に行くためには、強い流れの川を強行して遡行するか、林道のあった場所の上の獣道を経由するしかない。
諦めて、もと来た川を釣り下ることにした。悔しさ一杯で上流に目をやると、100メートルほど先にベストを着た釣人が、河原の上に見える。どうして、あそこまで行けたのだろう。
寸断した橋の手前まで来ると、今後は餌釣の釣人が2人、林道の崖を降りてきた。どうも、上流の様子を見て釣り下るらしい。
雪代の濁りがひどく、釣り下ってもドライフライに反応する魚は皆無。ならば、漁川よりも雪代の影響が薄いラルマナイ川を遡行しようと、漁川との合流点まで下った。
このラルマナイ川でも、大雨の傷跡があちこちで見られ川相が一変した。恵庭湖につながる林道に架かる橋は、橋脚部分から崩れ落ちて、対岸に行くことができない。川の流れも以前の面影が全く無い。
ただ、漁川よりもフライを打ち込むポイントが多く、期待は高まる。しかし、遡行する毎に現れる、大岩の影や小滝状の落ち込み、淵でもドライフライには反応しない。大淵では、上流からウエットフライを流し込んで逆引きもしたが、それでも魚は姿を見せない。
漁川との出会いから300メートルほど上流には、3年前に現れた巨大な洞窟がある。その洞窟も、昨年の大雨で洞窟の入口が広がったほか、周りの崖が崩落した巨大な岩石だらけの無残な姿をさらしていた。ここから上流も、虹鱒や岩魚が飛び出しそうなポイントが続いていた。しかし、ここまで遡行してきて、ドライのシーズンにはまだ早い、との感触が強まりここで脱渓した。
漁川は、林道と橋の補修がしっかりと行われなければ、上流まで遡行する釣人は減るだろう。その分、ラルマナイ川への入渓が増えてくるのでは、と思った。
写真上左:漁川上流に架かる橋の手前で陥没した林道、同上右:その先の林道も途中から流されて跡形もなくなっていた。同下左:ラルマナイ川の架かる林道も橋脚から折れ曲がり、通行不能となっていた、同下右:中流にある巨大な洞窟も大雨で入口が広がったほか、周りの崖から崩落が続いていた
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やまめは全てリリースしたとはいうものの、
初めから大き目のドライやウエットフライに
したほうが良かったと反省しています
その分、小さなやまめを傷つけることがなかったから。
今ごろ気づくのは遅すぎますね
禁漁期間が解けたら、さっそく実行したいと思っています
本当に、一緒に釣行したいですね!!
千歳川、最高のロケーションっすねやっぱり!
でもヤマメそんなに掛かっちゃいますかOrz
動画見ましたが、ウェットフライやってみたくなりましたw
近々ご一緒しましょう!
釣行お疲れ様でした!