会社帰りに本屋に寄り今日発売のカメラ雑誌7月号を一通りチェックしたが「オリンパスM.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8」と「パナソニックLUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8 ASPH./POWER O.I.S.:H-HS12035」のレビューだけでは特に購入する意欲も湧かず全部パスしてしまった。
ということもあり今日6/20(水)放送された「モーニングサテライト」5:56と6:16で三菱UFJモルガン・スタンレー証券 投資ストラテジスト 藤戸則弘氏が『究極の逆張り投資家の登場』と言う解説を行ったので取り上げたい。
まず藤戸氏は2012年の日経平均株価と信託銀行売買高グラフを見せて以下の様に説明した。
1)投資主体別売買動向から信託銀行(実態は公的年金)が6月第1週に1450億(先物込3000億以上)株を購入した。
2)去年も夏から秋に掛けて丹念に下値を拾い2兆円以上購入した。
3)この効果で株式需給が徐々に回復するだろう。
次に藤戸氏は2010年、2011年、2012年の日経平均株価のグラフを見せて以下の様に説明した。
1)この3年間日経平均は同じグラフを描いている。
2)急落局面:2ヶ月間で株価が2割下がる。今年は3/27(火)高値、6/4(月)下値となっている。
3)乱高下局面:3ヶ月間上下に1割ブレる。今年は6/4(月)から8月一杯調整する可能性がある。
4)揉み合い下抜け:政策対応期待が剥げ落ち下値をブレイクする。
5)底打ち反転局面:2010年11月はQE2、2011年12月はLTRO実施で上昇トレンドに変わった。
6)収穫局面:丁寧に底値を拾っていけば来年春利益を得られるでしょう。
直近3年間の日経平均株価の動きが似ていると言うことはリーマン・ショック以降安定して利益を得られる市場が無く余剰資金がリスク・オン/オフに応じて行き先を求めて漂流しているということだろう。ユーロ危機も解決に時間は掛かるし力強い景気回復もジム・ロジャーズ氏の予想では2014年まで期待出来そうにない。この傾向はあと2年以上続きそうだ。
このトレンドに乗りこの夏に種を蒔けば来年の春には多少は利益を出せそうだ。6/4(月)の底値を拾えずがっかりしていたが過去のグラフから今後2ヶ月の間に何回か投資チャンスが訪れるらしい。
6/17(日)の記事の通りETFを調べていたら、今更ながら今使っている証券会社の売買手数料の高さに気付いた。2000年に開設した時は典型的な長期保有(バイ・アンド・ホールド)方針だったので気にしていなかったが、届いたETF取引報告書を見て購入時に35,988円、売却時に39,348円掛かったのを改めて確認して自分の鴨葱ぶりに呆れてしまった。(苦笑)
ネット証券を使っていればあと6万ほど利益を増やせた筈だ。こうなるとバカらしくて今の証券会社では取引出来ない。(汗)
まずは新たにネット証券会社選びから始めないといけない。「1回取引手数料」と「定額手数料」の安さのどちらを選ぶべきかも検討したいと思う。
【関連リンク】
『東証大引け、金融緩和期待で1カ月ぶり高値 金融株高い、薄商い続く』
http://www.nikkei.com/markets/kabu/summary.aspx?g=DGXNASS0ISS16_20062012000000
2012年06月17日
6/17(日)ギリシャ再選挙後に備えてETF12本のコストを調べてみた
6/17(日)ギリシャ再選挙後に備えて5/29(火)の記事で取り上げたETF12本の「信託報酬等」「純資産」を調べてみた。YAHOO!ファイナンスを参考にしたが「純資産」が空欄の物は”?”としておいた。「最低購入代金」は6/8(金)の値で単位は円となる。
コード:商品名 信託報酬等(税抜) 最低購入代金 純資産 年初来安値(日付)
『1328:金価格連動型上場投資信託』0.5%以内 36,500 11,505百万円 3,565(12/06/01)
『1540:純金上場信託(現物国内保管型)受益証券』0.49%以内 3,985 ?百万円 3,900(12/06/01)
『1683:国内金先物価格連動型上場投信 受益証券』0.45%以内 38,600 377百万円 3,780(12/06/01)
『2022:iPath 貴金属指数連動受益証券発行信託 受益証券』0.75% 6,740 ?百万円 5,570(12/05/24)
『1699:NEXT FUNDS NOMURA 原油インデックス連動型上』0.5%以内 7,160 446百万円 694(12/06/04)
『1671:WTI原油価格連動型上場投信 受益証券』0.85%以内 4,350 4,129百万円 4,190(12/06/04)
『2026:iPath 穀物指数連動受益証券発行信託 受益証券』0.75% 4,650 ?百万円 4,295(12/01/19)
『1343:NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信』0.32%以内 9,400 11,392百万円 862(12/01/17)
『1348:MAXIS トピックス上場投信 受益証券』0.078%以内 7,320 33,868百万円 706(12/06/04)
『1321:日経225連動型上場投資信託』0.22%以内 8,650 778,425百万円 8,440(12/06/04)
『1569:TOPIXベア上場投信 受益証券』0.75%以内 115,400 3,303百万円 9,950(12/04/05)
『1571:NEXT FUNDS日経平均インバース・インデックス連動型上』0.80%以内 6,650 11,056百万円 5,830(12/04/27)
こうしてチェックすると謎なのは『2022:iPath』で、チャートが無く12/05/24の5,570円で現在値が更新されていない。投資先として除外となる。『金』だと『1683:国内金先物』の「信託報酬等」が安くて良さそうだが2010年2月15日上場だから「純資産」が『1328』と比べて差が付いている。
本当はこの記事を先週末にアップするつもりで途中まで書いていたのだが優先的に取り上げたい話があり延ばしていたらもう1週間過ぎてしまった。「最低購入代金」が6/8(金)の値なのはその為だ。(汗)
その間に日経平均は8日(金)8,459円から11日(月)に8,624円まで上昇したが結局15日(金)8,569円と様子見で膠着した展開で終始した。私は6/17(日)の選挙結果待ちと決め込んでいたが、このまま6/4(月)の8,295円が底値となり絶好の買いチャンスを見逃したことになるのだろうか。
モーサテやWBSで何回かギリシャ再選挙後のシナリオの解説があったが「緊縮推進派」と「反緊縮派の急進左派連合」のどちらが勝とうとユーロ離脱の可能性は低い。そしてギリシャ救済策の詳細がなかなか決まらずまたズルズルと問題の先送り、”kick the can down the road”となるが最終的にはドイツが渋々出資を決断するだろうと見ているようだ。
17(日)「緊縮推進派」が勝利して20(水)の米連邦公開市場委員会(FOMC)でQE3実施に前向きな発言が出ればリスクオンになり大幅に株価が上昇しそうだが、はたしてどうなることか。外国の選挙結果がこんなに気になる時が来るとは夢にも思わなかった。(笑)
【関連リンク】
『株、年後半緩やかに上昇 専門家座談会』
http://www.nikkei.com/money/investment/mandi.aspx?g=DGXZZO4254724013062012000000
『「絶好の買い場」バフェット系譜に学ぶ割安株』
http://www.nikkei.com/money/column/teiryu.aspx?g=DGXNMS________08062012000000
コード:商品名 信託報酬等(税抜) 最低購入代金 純資産 年初来安値(日付)
『1328:金価格連動型上場投資信託』0.5%以内 36,500 11,505百万円 3,565(12/06/01)
『1540:純金上場信託(現物国内保管型)受益証券』0.49%以内 3,985 ?百万円 3,900(12/06/01)
『1683:国内金先物価格連動型上場投信 受益証券』0.45%以内 38,600 377百万円 3,780(12/06/01)
『2022:iPath 貴金属指数連動受益証券発行信託 受益証券』0.75% 6,740 ?百万円 5,570(12/05/24)
『1699:NEXT FUNDS NOMURA 原油インデックス連動型上』0.5%以内 7,160 446百万円 694(12/06/04)
『1671:WTI原油価格連動型上場投信 受益証券』0.85%以内 4,350 4,129百万円 4,190(12/06/04)
『2026:iPath 穀物指数連動受益証券発行信託 受益証券』0.75% 4,650 ?百万円 4,295(12/01/19)
『1343:NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信』0.32%以内 9,400 11,392百万円 862(12/01/17)
『1348:MAXIS トピックス上場投信 受益証券』0.078%以内 7,320 33,868百万円 706(12/06/04)
『1321:日経225連動型上場投資信託』0.22%以内 8,650 778,425百万円 8,440(12/06/04)
『1569:TOPIXベア上場投信 受益証券』0.75%以内 115,400 3,303百万円 9,950(12/04/05)
『1571:NEXT FUNDS日経平均インバース・インデックス連動型上』0.80%以内 6,650 11,056百万円 5,830(12/04/27)
こうしてチェックすると謎なのは『2022:iPath』で、チャートが無く12/05/24の5,570円で現在値が更新されていない。投資先として除外となる。『金』だと『1683:国内金先物』の「信託報酬等」が安くて良さそうだが2010年2月15日上場だから「純資産」が『1328』と比べて差が付いている。
本当はこの記事を先週末にアップするつもりで途中まで書いていたのだが優先的に取り上げたい話があり延ばしていたらもう1週間過ぎてしまった。「最低購入代金」が6/8(金)の値なのはその為だ。(汗)
その間に日経平均は8日(金)8,459円から11日(月)に8,624円まで上昇したが結局15日(金)8,569円と様子見で膠着した展開で終始した。私は6/17(日)の選挙結果待ちと決め込んでいたが、このまま6/4(月)の8,295円が底値となり絶好の買いチャンスを見逃したことになるのだろうか。
モーサテやWBSで何回かギリシャ再選挙後のシナリオの解説があったが「緊縮推進派」と「反緊縮派の急進左派連合」のどちらが勝とうとユーロ離脱の可能性は低い。そしてギリシャ救済策の詳細がなかなか決まらずまたズルズルと問題の先送り、”kick the can down the road”となるが最終的にはドイツが渋々出資を決断するだろうと見ているようだ。
17(日)「緊縮推進派」が勝利して20(水)の米連邦公開市場委員会(FOMC)でQE3実施に前向きな発言が出ればリスクオンになり大幅に株価が上昇しそうだが、はたしてどうなることか。外国の選挙結果がこんなに気になる時が来るとは夢にも思わなかった。(笑)
【関連リンク】
『株、年後半緩やかに上昇 専門家座談会』
http://www.nikkei.com/money/investment/mandi.aspx?g=DGXZZO4254724013062012000000
『「絶好の買い場」バフェット系譜に学ぶ割安株』
http://www.nikkei.com/money/column/teiryu.aspx?g=DGXNMS________08062012000000
2012年06月15日
オーディオ・ビジュアル趣味と投資を兼ねる方法を考えてみた
昨日の記事で「投資も兼ねられる純度100%のオーディオケーブルがあれば」と書いたところ、aaさんから「ケーブルの場合、素材の原価よりはるかに高い値段がついてるわけで、はやり投資対象にするなら、素材の原価に近い値段のケーブルが出ないと」とのコメントを頂いた。
オーディオケーブルでは同じ銅を素材としていても高純度7N(99.99998%)無酸素銅(OFC)を使用しているものもあり、4N(99.99%)クラスと比較して加工に費用が掛かることから高価になってしまい投資対象として適さないのはご指摘の通りだ。
一方金やプラチナ地金の純度は4N(99.99%)なのでオーディオ用に高純度加工を行わなければ費用は特に掛からないと思われる。金は加工し易いらしいので銅と同様の設備で導線加工が可能と仮定して新規の設備開発は不要とする。ケーブル皮膜やピンジャックは100円ショップで売っているケーブルと同等の部品を使用すれば素材原価に販売手数料を加えた程度の売価に設定可能とも考えた。
だが材料を貴金属にした場合、製造運搬時の警備保安費用が掛かるようになる上、純度の保証をどうするのかといった問題もあり現実的には投資用オーディオケーブル製造は難しいと判断せざる負えなかった。(苦笑)
もしも4N金オーディオケーブルが発売されたらロンドン金市場公認マーク刻印より某オーディオ評論家の試聴レビューを付けた方がオーディオ・ファイルには受けがいいのだろうか?と色々考えて結構楽しめる題材となった。
「aaさん、コメントをありがとう」
切手やコイン、美術品収集等の趣味は投資も兼ねられるようだが、ではオーディオ・ビジュアル趣味と投資を兼ねる方法をないのだろうか。
オーディオアクセサリーの定番としてインシュレーター(振動絶縁材)がある。その効果を手軽に確認する方法として十円玉といった硬貨で試してみるのは良く聞く話だ。ならば同じ硬貨として金貨を使ってみたらどうだろう。
調べたところ金貨として現在流通しているのは以下の3種類だ。
1)カナダ王室造幣局 メイプルリーフ金貨
2)オーストリア造幣局 ウィーン金貨
3)オーストラリアパース造幣局 カンガルー金貨
サイズも1オンス、1/2オンス、1/4オンス、1/10オンスの4種類と使用する機器のサイズに合った大きさと重さが選べるようだ。金貨にはプレミアムが付いているのだが、うっかり損傷してしまうと純金価格でしか買い取ってもらえなくなるそうだ。柔らかい金属なのでうっかりスパイク受けに使わないよう注意したい。
1オンスは直径30.0mm、厚さ2.8mm、重量31.1035g、今日6/15(金)の1g税込み小売価格が4,401円なので1枚136,887円+プレミアとなる。3点支持で3枚購入すると410,660円+プレミアだ。使ってみて音の変化が好みでなかったとしても資産になるのだから安い買い物だ。(笑)
他に機器の振動を抑えるために鉛インゴットを重しとして使用することがある。ならば金地金もウエイト・アクセサリーとして使えるだろう。地金には5g、10g、20g、100g、500g、1000gの6種類があるので試聴を繰り返し音の好みで重さを決めることが可能だ。
例えばパワーアンプの両側に1000g2本を置くとしたら8,802千円ほど掛かることになる。値段的にも海外のハイエンドオーディオ機器とバランスが取れそうなアクセサリーだ。
問題点は電導性が良い金属の為ノイズ等を拾い音質改善どころか逆効果になる恐れがあることだ。そうなったとしても資産になるのだから安い買い物だ。(笑)
何やら4月1日向け記事の様な内容になってしまったが、デジタル化が進みオーディオ・ビジュアル機器自体に資産価値が見出せなくなっている今、この趣味と投資を兼ねることは難しいようだ。
【関連リンク】
『オーディオケーブル用導体D.U.C.C.®(Dia Ultra Crystallized Copper)の開発』
http://www.mitsubishi-cable.co.jp/jihou/pdf/105/gi11.pdf
オーディオケーブルでは同じ銅を素材としていても高純度7N(99.99998%)無酸素銅(OFC)を使用しているものもあり、4N(99.99%)クラスと比較して加工に費用が掛かることから高価になってしまい投資対象として適さないのはご指摘の通りだ。
一方金やプラチナ地金の純度は4N(99.99%)なのでオーディオ用に高純度加工を行わなければ費用は特に掛からないと思われる。金は加工し易いらしいので銅と同様の設備で導線加工が可能と仮定して新規の設備開発は不要とする。ケーブル皮膜やピンジャックは100円ショップで売っているケーブルと同等の部品を使用すれば素材原価に販売手数料を加えた程度の売価に設定可能とも考えた。
だが材料を貴金属にした場合、製造運搬時の警備保安費用が掛かるようになる上、純度の保証をどうするのかといった問題もあり現実的には投資用オーディオケーブル製造は難しいと判断せざる負えなかった。(苦笑)
もしも4N金オーディオケーブルが発売されたらロンドン金市場公認マーク刻印より某オーディオ評論家の試聴レビューを付けた方がオーディオ・ファイルには受けがいいのだろうか?と色々考えて結構楽しめる題材となった。
「aaさん、コメントをありがとう」
切手やコイン、美術品収集等の趣味は投資も兼ねられるようだが、ではオーディオ・ビジュアル趣味と投資を兼ねる方法をないのだろうか。
オーディオアクセサリーの定番としてインシュレーター(振動絶縁材)がある。その効果を手軽に確認する方法として十円玉といった硬貨で試してみるのは良く聞く話だ。ならば同じ硬貨として金貨を使ってみたらどうだろう。
調べたところ金貨として現在流通しているのは以下の3種類だ。
1)カナダ王室造幣局 メイプルリーフ金貨
2)オーストリア造幣局 ウィーン金貨
3)オーストラリアパース造幣局 カンガルー金貨
サイズも1オンス、1/2オンス、1/4オンス、1/10オンスの4種類と使用する機器のサイズに合った大きさと重さが選べるようだ。金貨にはプレミアムが付いているのだが、うっかり損傷してしまうと純金価格でしか買い取ってもらえなくなるそうだ。柔らかい金属なのでうっかりスパイク受けに使わないよう注意したい。
1オンスは直径30.0mm、厚さ2.8mm、重量31.1035g、今日6/15(金)の1g税込み小売価格が4,401円なので1枚136,887円+プレミアとなる。3点支持で3枚購入すると410,660円+プレミアだ。使ってみて音の変化が好みでなかったとしても資産になるのだから安い買い物だ。(笑)
他に機器の振動を抑えるために鉛インゴットを重しとして使用することがある。ならば金地金もウエイト・アクセサリーとして使えるだろう。地金には5g、10g、20g、100g、500g、1000gの6種類があるので試聴を繰り返し音の好みで重さを決めることが可能だ。
例えばパワーアンプの両側に1000g2本を置くとしたら8,802千円ほど掛かることになる。値段的にも海外のハイエンドオーディオ機器とバランスが取れそうなアクセサリーだ。
問題点は電導性が良い金属の為ノイズ等を拾い音質改善どころか逆効果になる恐れがあることだ。そうなったとしても資産になるのだから安い買い物だ。(笑)
何やら4月1日向け記事の様な内容になってしまったが、デジタル化が進みオーディオ・ビジュアル機器自体に資産価値が見出せなくなっている今、この趣味と投資を兼ねることは難しいようだ。
【関連リンク】
『オーディオケーブル用導体D.U.C.C.®(Dia Ultra Crystallized Copper)の開発』
http://www.mitsubishi-cable.co.jp/jihou/pdf/105/gi11.pdf
2012年06月14日
6/14(木)モーサテ:投資家ジム・ロジャーズ氏の5つの予測は景気に超悲観的、投資に消極的!?
6/14(木) 放送のモーニングサテライトは6:11から著名投資家ジム・ロジャーズ氏の独占インタビューを放送した。[6/13(水)WBSの再放送]
リーマンショックの際にも損失を出さなかったと言うアナリストが欧州債務危機をどう分析しているのか興味深く見させてもらった。今後の投資の参考にその内容5つを記録しておこうと思う。
1)欧州の政治家が問題を先送りして債務を肥大化させている。国債利回り上昇はその事態に対する評価だ。この問題はさらに悪化する。
2)2013年の世界景気は減速し、2014年の景気はさら悪化する。
3)米国の株と債権は最も投資に適さないが、通貨は別格で私はドルを保有している。
4)震災後に日本株などを買ったが今は投資しない。今後1年は更なる円高もありえるので円は保有している。
5)安全な投資先などは無いが、1978年の中国と同じ状況の新興国ミャンマーは最も熱い投資先だ。
インタビュアーは「景気は超悲観的、投資は消極的、守りの姿勢が印象的だった」と締めくくっていた。
マクロ経済を分析して幾つもの予想を的中させているロジャーズ氏が今後2年間の景気に悲観的で投資に消極的というので気持ちが暗くなる内容だった。確かにユーロ問題はギリシャが脱退するにしても残るにしても解決まではそれ相応のコストと時間が掛かることはバブル崩壊後の日本を見ているので十分想像出来る。
逆にこの2年以上を耐え忍ぶ余剰資金があれば金や原油、穀物等へ投資する良い機会なのかもしれない。1322:中国、1678:インド、1325:ブラジルの「上場インデックスファンド」は既にあるのでそのうちミャンマーETFが上場されるだろう。
投資繋がりで6/11(月)で取り上げた「プレジデント2012.7.2号」を読み終えた。
P78:「鉄板の資産運用&保険」プロの技を伝授
“「危機を察知したら素早くキャッシュに戻す」がリーマンショック後の新常識”と書かれており換金性のある資源ETFやREITを勧めている。
P88:世界の大金持ちは、どんな金融商品を選ぶのか
藤原敬之氏が“今一番安心して投資家たちが資産運用できるのが、金(ゴールド)”とまとめている。
「過去の歴史の中で バブル発生 -> バブル崩壊 -> デフレ -> 戦争(供給過剰破壊) -> 設備投資 という経済サイクルが行われてきたが現代はそれが行えずお手上げ状態」となかなか刺激的な分析をしている。
消費税増税実施が確定し円高が進んでいれば税差額が利益となるGoldは良い投資先になりそうだ。ただゴールド自体は利子を生まないことと保管管理料が発生することを考えると現物を買うのを躊躇ってしまう。1328:金ETFが現実的なところだろう。
金や純を導体として使用したオーディオケーブルが数社から発売されているが、どうせなら投資も兼ねられる純度100%製品を出してくれれば実用性もあり楽しくなり電線病を患えるのにと思ってしまう。(笑)
【関連リンク】
『欧州より日本の国債が心配だ』
http://www.nikkei.com/money/column/moneyblog.aspx?g=DGXNMSFK1100R_11062012000000
『2大REITの復活は近いか』
http://www.nikkei.com/markets/column/scramble.aspx?g=DGXNMSGD1303S_13062012000000&n_cid=DSTPCS007
リーマンショックの際にも損失を出さなかったと言うアナリストが欧州債務危機をどう分析しているのか興味深く見させてもらった。今後の投資の参考にその内容5つを記録しておこうと思う。
1)欧州の政治家が問題を先送りして債務を肥大化させている。国債利回り上昇はその事態に対する評価だ。この問題はさらに悪化する。
2)2013年の世界景気は減速し、2014年の景気はさら悪化する。
3)米国の株と債権は最も投資に適さないが、通貨は別格で私はドルを保有している。
4)震災後に日本株などを買ったが今は投資しない。今後1年は更なる円高もありえるので円は保有している。
5)安全な投資先などは無いが、1978年の中国と同じ状況の新興国ミャンマーは最も熱い投資先だ。
インタビュアーは「景気は超悲観的、投資は消極的、守りの姿勢が印象的だった」と締めくくっていた。
マクロ経済を分析して幾つもの予想を的中させているロジャーズ氏が今後2年間の景気に悲観的で投資に消極的というので気持ちが暗くなる内容だった。確かにユーロ問題はギリシャが脱退するにしても残るにしても解決まではそれ相応のコストと時間が掛かることはバブル崩壊後の日本を見ているので十分想像出来る。
逆にこの2年以上を耐え忍ぶ余剰資金があれば金や原油、穀物等へ投資する良い機会なのかもしれない。1322:中国、1678:インド、1325:ブラジルの「上場インデックスファンド」は既にあるのでそのうちミャンマーETFが上場されるだろう。
投資繋がりで6/11(月)で取り上げた「プレジデント2012.7.2号」を読み終えた。
P78:「鉄板の資産運用&保険」プロの技を伝授
“「危機を察知したら素早くキャッシュに戻す」がリーマンショック後の新常識”と書かれており換金性のある資源ETFやREITを勧めている。
P88:世界の大金持ちは、どんな金融商品を選ぶのか
藤原敬之氏が“今一番安心して投資家たちが資産運用できるのが、金(ゴールド)”とまとめている。
「過去の歴史の中で バブル発生 -> バブル崩壊 -> デフレ -> 戦争(供給過剰破壊) -> 設備投資 という経済サイクルが行われてきたが現代はそれが行えずお手上げ状態」となかなか刺激的な分析をしている。
消費税増税実施が確定し円高が進んでいれば税差額が利益となるGoldは良い投資先になりそうだ。ただゴールド自体は利子を生まないことと保管管理料が発生することを考えると現物を買うのを躊躇ってしまう。1328:金ETFが現実的なところだろう。
金や純を導体として使用したオーディオケーブルが数社から発売されているが、どうせなら投資も兼ねられる純度100%製品を出してくれれば実用性もあり楽しくなり電線病を患えるのにと思ってしまう。(笑)
【関連リンク】
『欧州より日本の国債が心配だ』
http://www.nikkei.com/money/column/moneyblog.aspx?g=DGXNMSFK1100R_11062012000000
『2大REITの復活は近いか』
http://www.nikkei.com/markets/column/scramble.aspx?g=DGXNMSGD1303S_13062012000000&n_cid=DSTPCS007
2012年05月29日
5/28(月)モーサテ:ギリシャユーロ離脱は世界経済への2ndインパクトとなるか!?
5/28(月)放送のモーニングサテライトは6:14から「ギリシャショックのインパクトは・・・」というタイトルでその影響についてマーケット・リスク・アドバイザリー代表 新村直弘氏と楽天証券経済研究所チーフストラテジスト 大島和隆氏が見通しを語った。
新村氏は2008年9月のリーマン・ショックの時に起きたことから予想して商品価格が下落すると言う。既に今の商品価格は欧州中央銀行(ECB)3年物長期流動性供給オペ(LTRO)が行われた2011年12月の水準に戻っている。リーマンの時は1ヶ月経過後貴金属、穀物の順番で価格が上がり最後に原油等景気循環商品が上がっていった、とグラフを見せて説明した。
大島氏は過去に例の無い衝撃を起こすと言った。ユーロ/ドル相場が1.1まで下がる可能性は十分ありうる。過去に0.9台もあったのだから1ユーロ80円台の衝撃もあるかもしれない。今のCRB指数(国際商品先物指数)は約280と2004年年末と同じ水準まで落ちている。ちょうどBRICs(ブリックス)が話題になった頃だ。新興国の資源実需が無くなりつつあると考えられる。投資は6/17(日)ギリシャ再選挙の結果が出るまで控えるべきだ。ただし選挙は水物なので良い結果が出た場合の準備はしておくべき、と語った。
5/25(金)放送に続きタイムリーな情報を取り上げてくれたので記録しておこうと思う。
ギリシャ再選挙は「反緊縮派」優勢と聞いていたが5/26(土)のニュースでは「緊縮推進派」ややリードというのだから本当に蓋を開けてみないと結果が分からないということになりそうだ。これで「緊縮推進派」が勝利すればリスクオンで株価が一気に上がるだろうが、再びギリシャ国民がユーロ圏に残りたいが緊縮は嫌だとごね出したらどうなるのか。そう簡単にギリシャ問題が解決しないのは日本を見ていれば良く分かる。(苦笑)
その前に6/1(金)には「米国雇用統計、ISM製造業景気指数、中国PMI」の重要指標の発表がある。欧州景気後退がどの程度両国に影響を与えているのか。米国女性アナリストが「年末にかけて米国GDPは2%から1%に落ちる」と予想していることもあり私は余り良い数値は出ない気がするので、日経平均下落と考えて『1569:TOPIXベア上場投信 受益証券』か『1571:NEXT FUNDS日経平均インバース・インデックス連動型上』を買いたくなってしまう。”気がする”程度で売買したらそれは投資ではなくて丁か半かのバクチだが。(冷汗)
私はてっきりギリシャ再選挙は「反緊縮派」勝利でリーマン・ショックの時の様な資源と金融商品価格の下落が起こると想定して色々と商品関係のETFを物色していたところだ。
それにしても、
安全資産としての金関連で4本、
『1328:金価格連動型上場投資信託』
『1540:純金上場信託(現物国内保管型)受益証券』
『1683:国内金先物価格連動型上場投信 受益証券』
『2022:iPath 貴金属指数連動受益証券発行信託 受益証券』
景気と季節で変動する原油関連で2本、
『1699:NEXT FUNDS NOMURA 原油インデックス連動型上』
『1671:WTI原油価格連動型上場投信 受益証券』
人口増加で需要が高まる穀物は1本、
『2026:iPath 穀物指数連動受益証券発行信託 受益証券』
日本市場では2本、
『1343:NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信』
『1348:MAXIS トピックス上場投信 受益証券』
と種類がたくさんありどれを選ぶか悩んでしまう。まずは信託報酬と資産規模をチェックしておきたい。
【関連リンク】
『緊縮支持派がややリード、ギリシャ再選挙世論調査』
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120526/erp12052623110006-n1.htm
『ギリシャ有事なら換金売り、金1300ドルも』
http://www.nikkei.com/money/gold/toshimagold.aspx?g=DGXNASFK28003_28052012000000
『試練の米景気、今週発表の指標どう読む プロの見方』
http://www.nikkei.com/markets/kabu/market-focus.aspx?g=DGXNMSGD2800L_28052012000000
『好業績と株安、「間尺に合わない株価」の意味は』
http://www.nikkei.com/money/column/teiryu.aspx?g=DGXNMSFK1803D_18052012000000
『ギリシャ再選挙、株式市場への影響は プロの見方』
http://www.nikkei.com/markets/kabu/market-focus.aspx?g=DGXNMSGD1600D_16052012000000&df=1
新村氏は2008年9月のリーマン・ショックの時に起きたことから予想して商品価格が下落すると言う。既に今の商品価格は欧州中央銀行(ECB)3年物長期流動性供給オペ(LTRO)が行われた2011年12月の水準に戻っている。リーマンの時は1ヶ月経過後貴金属、穀物の順番で価格が上がり最後に原油等景気循環商品が上がっていった、とグラフを見せて説明した。
大島氏は過去に例の無い衝撃を起こすと言った。ユーロ/ドル相場が1.1まで下がる可能性は十分ありうる。過去に0.9台もあったのだから1ユーロ80円台の衝撃もあるかもしれない。今のCRB指数(国際商品先物指数)は約280と2004年年末と同じ水準まで落ちている。ちょうどBRICs(ブリックス)が話題になった頃だ。新興国の資源実需が無くなりつつあると考えられる。投資は6/17(日)ギリシャ再選挙の結果が出るまで控えるべきだ。ただし選挙は水物なので良い結果が出た場合の準備はしておくべき、と語った。
5/25(金)放送に続きタイムリーな情報を取り上げてくれたので記録しておこうと思う。
ギリシャ再選挙は「反緊縮派」優勢と聞いていたが5/26(土)のニュースでは「緊縮推進派」ややリードというのだから本当に蓋を開けてみないと結果が分からないということになりそうだ。これで「緊縮推進派」が勝利すればリスクオンで株価が一気に上がるだろうが、再びギリシャ国民がユーロ圏に残りたいが緊縮は嫌だとごね出したらどうなるのか。そう簡単にギリシャ問題が解決しないのは日本を見ていれば良く分かる。(苦笑)
その前に6/1(金)には「米国雇用統計、ISM製造業景気指数、中国PMI」の重要指標の発表がある。欧州景気後退がどの程度両国に影響を与えているのか。米国女性アナリストが「年末にかけて米国GDPは2%から1%に落ちる」と予想していることもあり私は余り良い数値は出ない気がするので、日経平均下落と考えて『1569:TOPIXベア上場投信 受益証券』か『1571:NEXT FUNDS日経平均インバース・インデックス連動型上』を買いたくなってしまう。”気がする”程度で売買したらそれは投資ではなくて丁か半かのバクチだが。(冷汗)
私はてっきりギリシャ再選挙は「反緊縮派」勝利でリーマン・ショックの時の様な資源と金融商品価格の下落が起こると想定して色々と商品関係のETFを物色していたところだ。
それにしても、
安全資産としての金関連で4本、
『1328:金価格連動型上場投資信託』
『1540:純金上場信託(現物国内保管型)受益証券』
『1683:国内金先物価格連動型上場投信 受益証券』
『2022:iPath 貴金属指数連動受益証券発行信託 受益証券』
景気と季節で変動する原油関連で2本、
『1699:NEXT FUNDS NOMURA 原油インデックス連動型上』
『1671:WTI原油価格連動型上場投信 受益証券』
人口増加で需要が高まる穀物は1本、
『2026:iPath 穀物指数連動受益証券発行信託 受益証券』
日本市場では2本、
『1343:NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信』
『1348:MAXIS トピックス上場投信 受益証券』
と種類がたくさんありどれを選ぶか悩んでしまう。まずは信託報酬と資産規模をチェックしておきたい。
【関連リンク】
『緊縮支持派がややリード、ギリシャ再選挙世論調査』
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120526/erp12052623110006-n1.htm
『ギリシャ有事なら換金売り、金1300ドルも』
http://www.nikkei.com/money/gold/toshimagold.aspx?g=DGXNASFK28003_28052012000000
『試練の米景気、今週発表の指標どう読む プロの見方』
http://www.nikkei.com/markets/kabu/market-focus.aspx?g=DGXNMSGD2800L_28052012000000
『好業績と株安、「間尺に合わない株価」の意味は』
http://www.nikkei.com/money/column/teiryu.aspx?g=DGXNMSFK1803D_18052012000000
『ギリシャ再選挙、株式市場への影響は プロの見方』
http://www.nikkei.com/markets/kabu/market-focus.aspx?g=DGXNMSGD1600D_16052012000000&df=1
2012年05月26日
5/25(金)モーサテ:来週の日本株価を占うニュースはラッキー or アンラッキー7?
「週末は株価が上がり辛いが昨日の自立反発が続くのか?」と興味を持って5/25(金)の「モーサテ」を聴いていたら7点ほど注目すべきニュースがあったので記録を残しておこうと思う。
1:5月ユーロ圏景気指数悪化
周辺国の景気悪化がフランスとドイツに影響を及ぼし始めていることが明らかになった。
“ヨーロッパがくしゃみをすれば中国が風邪を引く。” -> “投資家がリスクオフになると円高になり日本株が下がる。”というシナリオが見えてくる。まずは日本株マイナスニュースで株価−1となる。
2:イラン核開発協議難航
中国の景気懸念と北半球が夏季になることで順調に原油価格が下がっていたが、このニュースで反発した。『1671:WTI原油価格連動型上場投信 受益証券』は+35円の4,740円となった。過去2010年8月と2011年9月に下値を付けているので今後も注視して買い時を逃さないようにしたい。他に『1699:NEXT FUNDS NOMURA 原油インデックス連動型上』もあるので比較検討を忘れずに、だ。
3:欧州系証券の先物売り手口
「日本株売りのピッチが落ちてきたので買いに転じるのではないか。」との見通しが語られた。
6/17(日)のギリシャ再選挙の結果待ちとは思うが本当に買いが入れば日本株プラスニュースなので株価±0となる。
4:月末の円高ドル安傾向
「過去1年でドルは2円下落したが、月末3営業日だけの下落額の合計は3.3円と年間を上回る。」という過去1年の分析結果が語られた。
企業の月末決済によると聞いているが円高は日本株下落に繋がるので日本株マイナスニュースで株価−1となる。ミセス・ワタナベ(Mrs.Watanabe)なら当然知っている常識か。(汗)
5:日経平均株価連続下落
「先週末の株価を上回らないと8週連続下落となり1990年、1992年の年度末以来3回目の珍しい記録となる。」と今日の株価予想が語られた。
結果は記録達成!(苦笑) 次は” 1992年5月1日までの9週連続”タイに挑戦となるが運悪く月末に重なるのでタイ記録になる可能性が高そうだ。『1348:MAXIS トピックス上場投信 受益証券』をそろそろ購入する良いタイミングと思いつつも6/17(日)までは動き辛い地合だ。日本株マイナスニュースで株価−2となる。さすがに10週連続はないだろうという投資家心理を読むとプラスニュースかもしれない。
6:不動産投資再開
米ゴールドマン・サックスが日本の不動産投資を再開するニュースに関して伊藤隆敏氏は「底値と判断したのだろう。将来日本が負債国になった時のインフレヘッジを考えているとは考え難い。」とコメントしていた。
となると『1343:NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信』にも注目しておくべきかもしれない。日本株プラスニュースで株価−1となる。
7:ギリシャユーロ脱退の可能性
東京大学公共政策大学院院長 伊藤隆敏氏がベルリンで本音を聞くと多くの人が「ギリシャを(ユーロ圏に)入れたのは間違いだった。」「ギリシャが自ら出て行くなら仕方ない」と答えることにショックを受けたと語った。「財政緊縮を緩めるとしても問題の先送りにしかならない。財政再建が伴わないユーロ共同債は意味が無い。ギリシャ脱退はありうる。」と答えていた。
ギリシャの進退が決まれば投資家心理はリスクオンになる。日本株プラスニュースで株価±0となるのは6/17(日)以降だろう。結果来週も株価は下がると見た。底値が分かれば投資に苦労しないが購入時期分散でリスクを減らすのも手だ。
【関連リンク】
『ドバイ原油・25日午前、反発』
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819698E0E7E2E2E18DE0E7E2E7E0E2E3E0E2E2E2E2E2E2
『東証大引け、小幅続伸 週末で手控え 週間では8週連続下落』
http://www.nikkei.com/markets/kabu/summary.aspx?g=DGXNASS0ISS16_25052012000000
『ゴールドマン、日本で不動産投資再開』
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819691E0E6E2E2878DE0E6E2E7E0E2E3E09F9FEAE2E2E2
『「ギリシャ、13年1月ユーロ離脱も」 米シティ予測』
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE0E7E2E3E48DE0E7E2E7E0E2E3E09790E0E2E2E2
1:5月ユーロ圏景気指数悪化
周辺国の景気悪化がフランスとドイツに影響を及ぼし始めていることが明らかになった。
“ヨーロッパがくしゃみをすれば中国が風邪を引く。” -> “投資家がリスクオフになると円高になり日本株が下がる。”というシナリオが見えてくる。まずは日本株マイナスニュースで株価−1となる。
2:イラン核開発協議難航
中国の景気懸念と北半球が夏季になることで順調に原油価格が下がっていたが、このニュースで反発した。『1671:WTI原油価格連動型上場投信 受益証券』は+35円の4,740円となった。過去2010年8月と2011年9月に下値を付けているので今後も注視して買い時を逃さないようにしたい。他に『1699:NEXT FUNDS NOMURA 原油インデックス連動型上』もあるので比較検討を忘れずに、だ。
3:欧州系証券の先物売り手口
「日本株売りのピッチが落ちてきたので買いに転じるのではないか。」との見通しが語られた。
6/17(日)のギリシャ再選挙の結果待ちとは思うが本当に買いが入れば日本株プラスニュースなので株価±0となる。
4:月末の円高ドル安傾向
「過去1年でドルは2円下落したが、月末3営業日だけの下落額の合計は3.3円と年間を上回る。」という過去1年の分析結果が語られた。
企業の月末決済によると聞いているが円高は日本株下落に繋がるので日本株マイナスニュースで株価−1となる。ミセス・ワタナベ(Mrs.Watanabe)なら当然知っている常識か。(汗)
5:日経平均株価連続下落
「先週末の株価を上回らないと8週連続下落となり1990年、1992年の年度末以来3回目の珍しい記録となる。」と今日の株価予想が語られた。
結果は記録達成!(苦笑) 次は” 1992年5月1日までの9週連続”タイに挑戦となるが運悪く月末に重なるのでタイ記録になる可能性が高そうだ。『1348:MAXIS トピックス上場投信 受益証券』をそろそろ購入する良いタイミングと思いつつも6/17(日)までは動き辛い地合だ。日本株マイナスニュースで株価−2となる。さすがに10週連続はないだろうという投資家心理を読むとプラスニュースかもしれない。
6:不動産投資再開
米ゴールドマン・サックスが日本の不動産投資を再開するニュースに関して伊藤隆敏氏は「底値と判断したのだろう。将来日本が負債国になった時のインフレヘッジを考えているとは考え難い。」とコメントしていた。
となると『1343:NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信』にも注目しておくべきかもしれない。日本株プラスニュースで株価−1となる。
7:ギリシャユーロ脱退の可能性
東京大学公共政策大学院院長 伊藤隆敏氏がベルリンで本音を聞くと多くの人が「ギリシャを(ユーロ圏に)入れたのは間違いだった。」「ギリシャが自ら出て行くなら仕方ない」と答えることにショックを受けたと語った。「財政緊縮を緩めるとしても問題の先送りにしかならない。財政再建が伴わないユーロ共同債は意味が無い。ギリシャ脱退はありうる。」と答えていた。
ギリシャの進退が決まれば投資家心理はリスクオンになる。日本株プラスニュースで株価±0となるのは6/17(日)以降だろう。結果来週も株価は下がると見た。底値が分かれば投資に苦労しないが購入時期分散でリスクを減らすのも手だ。
【関連リンク】
『ドバイ原油・25日午前、反発』
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819698E0E7E2E2E18DE0E7E2E7E0E2E3E0E2E2E2E2E2E2
『東証大引け、小幅続伸 週末で手控え 週間では8週連続下落』
http://www.nikkei.com/markets/kabu/summary.aspx?g=DGXNASS0ISS16_25052012000000
『ゴールドマン、日本で不動産投資再開』
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819691E0E6E2E2878DE0E6E2E7E0E2E3E09F9FEAE2E2E2
『「ギリシャ、13年1月ユーロ離脱も」 米シティ予測』
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE0E7E2E3E48DE0E7E2E7E0E2E3E09790E0E2E2E2
2012年05月18日
「1571:日経インバース指数ETF」を指値6,560円で売却してみた
予定では『AVREVIEW 2012 6月号』の感想文の筈なのだが、4/27(金)に購入した「銘柄コード:1571 日経インバース指数ETF」を売ってしまったのでその経緯を記録しておきたい。
1.売却理由
5/1(火)の記事で今日18日(金)を売却予定日としたので、今週1週間はマーケット情報に注目していた。この5日間の私の心理状態は以下の通り。
1)日経平均の値下がりが小刻みでヘッジファンド「45日解約ルール」の換金売りが見られない。
2)8,800円台になり日経等で株割安による反転値上り期待の記事が増えてきた。
3)値下り材料になる悪いニュースを期待してしまうことへの罪悪感に疲れた。
4)どこまで値を下げるかを予想するチキンレースでアクセルを踏み続けるストレスに耐えられなくなった。(苦笑)
5)「1571ETF」5/20日決算なのが気になる。(汗)
6)SV-MV100の毎度お馴染みのエラーで5/15(火)「WBS」と5/16(水)「モーサテ」が見られず情報不足に陥り不安になった。(涙)
徐々に不安が強くなっていた所に5/17(木)国内GDP堅調ニュースによる株価値上りがあり利益確定の潮時と判断した。
2.指値設定
売却価格の設定は次の様に決定した。
1)5,860円で購入したが手数料等により平均取得コストが5,897円となっている。
2)売却益を投資額の1割と定めそれに売却手数料等の費用を加え指値6,550円とした。
3)注文画面の[売気配株数][気配値]を見ると6,570円に5,000株の売却予約が入っているので6,560円に変更した。
4)米国5月景気指数の悪化やスペイン16金融機関格下ニュースから[有効期限]を1週間と定める。
まあ今日は無理でも来週中に売れれば良いと思っていたら本日高値の6,560円で14:18に約定済みになってしまった。(驚)
3.ETFについて
今回初めてETFを売買したが私の評価は以下の通りだ。
1)ETFの価格だけを見て売買する単純さが分かり易い。
2)株と異なり配当や株主優待を考慮して悩む必要が無い。
3)会社名(ブランド)が無く個人の思い入れを排除出来る。
4)為替相場や景気指数を見て市場のトレンドに乗り売買すれば良さそうだ。
AV PhileとしてLDの好きな作品は処分出来ず”塩漬け”にしてしまったが、2000年3月PS2発売時に「今後LDとDVDではどちらが主流になりますか?」と問われれば迷わずDVDと答えただろう。そんな大雑把さが私に合っている気がする。(笑)
4.今後の投資方針
これからのマーケットに関しては次の情報を参考にしたい。
1)5/17(木)「WBS」インベステック・アセット・マネジメント 債権・為替ストラテジスト サノス・パパサバス氏は「ギリシャユーロ離脱の可能性は75%位だ。もし離脱してもフランスとドイツが歩み寄り緊縮財政と産業振興に努めればスペイン、イタリアへの信用不安波及は食い止められるだろう」と語った。ギリシャ人の彼の妻はドイツ人で「家庭の財布の紐は妻がっしっかり握っています」と言うユーモアで笑わせてくれた。(笑)
2)5/18(金)「モーサテ」三菱UFJモルガン・スタンレー証券 投資ストラテジスト 藤戸則弘氏は「信用リスクが今以上に高まり円高が第二段階に入ると対ドルでも円独歩高になる可能性がある。その時は2011年8月や2010年5月の様に日本株は激しく下がるだろう」と注意を喚起した。
3)6/17(日)のギリシャ再選挙までマーケットは荒れる筈なので投資はせず様子見したい。
4)ただし日経平均が11/11/30の8,435円、03/04/28の7,607円、08/10/27の7,162円等の節目となる水準まで下落したら「日経225ETF」を購入するつもりだ。
最後に今回はビギナーズラックと肝に銘じて慢心と散財しないよう注意したい。
【関連リンク】
『東証大引け、大幅に反落し4カ月ぶり安値 欧州不安、円相場上昇でほぼ全面安』
http://www.nikkei.com/markets/kabu/summary.aspx?g=DGXNASS0ISS16_18052012000000
『日本の堅調なGDPに海外短期筋が反応、欧州懸念でリスクオンには遠く』
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE84G02Q20120517
1.売却理由
5/1(火)の記事で今日18日(金)を売却予定日としたので、今週1週間はマーケット情報に注目していた。この5日間の私の心理状態は以下の通り。
1)日経平均の値下がりが小刻みでヘッジファンド「45日解約ルール」の換金売りが見られない。
2)8,800円台になり日経等で株割安による反転値上り期待の記事が増えてきた。
3)値下り材料になる悪いニュースを期待してしまうことへの罪悪感に疲れた。
4)どこまで値を下げるかを予想するチキンレースでアクセルを踏み続けるストレスに耐えられなくなった。(苦笑)
5)「1571ETF」5/20日決算なのが気になる。(汗)
6)SV-MV100の毎度お馴染みのエラーで5/15(火)「WBS」と5/16(水)「モーサテ」が見られず情報不足に陥り不安になった。(涙)
徐々に不安が強くなっていた所に5/17(木)国内GDP堅調ニュースによる株価値上りがあり利益確定の潮時と判断した。
2.指値設定
売却価格の設定は次の様に決定した。
1)5,860円で購入したが手数料等により平均取得コストが5,897円となっている。
2)売却益を投資額の1割と定めそれに売却手数料等の費用を加え指値6,550円とした。
3)注文画面の[売気配株数][気配値]を見ると6,570円に5,000株の売却予約が入っているので6,560円に変更した。
4)米国5月景気指数の悪化やスペイン16金融機関格下ニュースから[有効期限]を1週間と定める。
まあ今日は無理でも来週中に売れれば良いと思っていたら本日高値の6,560円で14:18に約定済みになってしまった。(驚)
3.ETFについて
今回初めてETFを売買したが私の評価は以下の通りだ。
1)ETFの価格だけを見て売買する単純さが分かり易い。
2)株と異なり配当や株主優待を考慮して悩む必要が無い。
3)会社名(ブランド)が無く個人の思い入れを排除出来る。
4)為替相場や景気指数を見て市場のトレンドに乗り売買すれば良さそうだ。
AV PhileとしてLDの好きな作品は処分出来ず”塩漬け”にしてしまったが、2000年3月PS2発売時に「今後LDとDVDではどちらが主流になりますか?」と問われれば迷わずDVDと答えただろう。そんな大雑把さが私に合っている気がする。(笑)
4.今後の投資方針
これからのマーケットに関しては次の情報を参考にしたい。
1)5/17(木)「WBS」インベステック・アセット・マネジメント 債権・為替ストラテジスト サノス・パパサバス氏は「ギリシャユーロ離脱の可能性は75%位だ。もし離脱してもフランスとドイツが歩み寄り緊縮財政と産業振興に努めればスペイン、イタリアへの信用不安波及は食い止められるだろう」と語った。ギリシャ人の彼の妻はドイツ人で「家庭の財布の紐は妻がっしっかり握っています」と言うユーモアで笑わせてくれた。(笑)
2)5/18(金)「モーサテ」三菱UFJモルガン・スタンレー証券 投資ストラテジスト 藤戸則弘氏は「信用リスクが今以上に高まり円高が第二段階に入ると対ドルでも円独歩高になる可能性がある。その時は2011年8月や2010年5月の様に日本株は激しく下がるだろう」と注意を喚起した。
3)6/17(日)のギリシャ再選挙までマーケットは荒れる筈なので投資はせず様子見したい。
4)ただし日経平均が11/11/30の8,435円、03/04/28の7,607円、08/10/27の7,162円等の節目となる水準まで下落したら「日経225ETF」を購入するつもりだ。
最後に今回はビギナーズラックと肝に銘じて慢心と散財しないよう注意したい。
【関連リンク】
『東証大引け、大幅に反落し4カ月ぶり安値 欧州不安、円相場上昇でほぼ全面安』
http://www.nikkei.com/markets/kabu/summary.aspx?g=DGXNASS0ISS16_18052012000000
『日本の堅調なGDPに海外短期筋が反応、欧州懸念でリスクオンには遠く』
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE84G02Q20120517
2012年05月06日
交通系ICカードは便利だけど交通費出費額の認識を甘くさせているよね!?
お金が貯まる習慣の1つとして「家計簿(出納帳)」を付ける事が推奨されている。両親が「小遣い帳」を付けないとお小遣いをくれなかったので大変良い習慣を身に付けさせてもらったと大人になった今でこそ感謝している。
このGWの出費をExcelに入力していたところ交通費が幾ら掛かったのか忘れてしまった。PASMO等交通系ICカードは便利だが消費者に交通費出費額の認識を甘くさせる点には注意が必要だ。こんな時路線情報を使い正確な金額をすぐに確認出来るのは便利だ。
すると
「八丁堀(東京都) −[JR京葉線快速・蘇我行160円]-> 新木場 −[東京臨海高速鉄道りんかい線・大崎行.260円]-> 国際展示場」
という経路が提示された。
いつも
「秋葉原 −[JR京浜東北・根岸線・大船行.150円]-> 新橋 −[ゆりかもめ・豊洲行370円]-> 国際展示場正門」
というコースを使っているのだが時間的にはほぼ同じなのに日比谷線の定期以降の電車賃は新木場経由の方が往復で200円もお得だ。
「東京ビッグサイト」と言うと[ゆりかもめ]という思い込みが間違いだった。では各々の開業はいつだったのかとウィキペディアで調べてみた。
1995年(平成7年)11月1日:ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線開業
1996年(平成8年)3月30日:東京臨海高速鉄道りんかい線開業
1996年(平成8年)4月1日:東京ビッグサイト開業
[ゆりかもめ]が一番早く開業しているのですっかり”刷り込み”されていたらしい。それにしても気付くのに16年掛かるって遅過ぎだ!(苦笑)
そういえば「幕張メッセ」へ行くのは[京葉線]という”刷り込み”もあっていつの間にか武蔵野線が乗り入れていて驚いたこともあった。こちらも開業時期をWikipediaで調べてみた。
1986年(昭和61年)3月3日:京葉線海浜 海浜幕張駅開業
1988年(昭和63年)12月1日:武蔵野線からの乗り入れ開始
1989年(平成元年)10月9日:幕張メッセ開業
1996年(平成8年)8月:第1回東京ゲームショウ開催
2000年(平成12年)12月2日:武蔵野線旅客列車が海浜幕張駅まで直通運転開始
1998年(平成10年)に初めてのデジカメとしてセイコーエプソンのカラリオ・フォトCP-600を購入して秋のTGSに初参加したと記憶している。この時から京葉線コースだったが、ある年の帰りの電車に[武蔵野線]という表記があり直通に気付く切欠となった。さすがにこちらは1〜2年ほどでコースを変更した筈だ。
この記事を書いていてデジカメ使用暦とTGS参加暦が13年と判明してもうそんなに経ったのかと驚いていたりする。これからも思い込みに注意してコスト削減に心掛けるようにしたい。
このGWの出費をExcelに入力していたところ交通費が幾ら掛かったのか忘れてしまった。PASMO等交通系ICカードは便利だが消費者に交通費出費額の認識を甘くさせる点には注意が必要だ。こんな時路線情報を使い正確な金額をすぐに確認出来るのは便利だ。
すると
「八丁堀(東京都) −[JR京葉線快速・蘇我行160円]-> 新木場 −[東京臨海高速鉄道りんかい線・大崎行.260円]-> 国際展示場」
という経路が提示された。
いつも
「秋葉原 −[JR京浜東北・根岸線・大船行.150円]-> 新橋 −[ゆりかもめ・豊洲行370円]-> 国際展示場正門」
というコースを使っているのだが時間的にはほぼ同じなのに日比谷線の定期以降の電車賃は新木場経由の方が往復で200円もお得だ。
「東京ビッグサイト」と言うと[ゆりかもめ]という思い込みが間違いだった。では各々の開業はいつだったのかとウィキペディアで調べてみた。
1995年(平成7年)11月1日:ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線開業
1996年(平成8年)3月30日:東京臨海高速鉄道りんかい線開業
1996年(平成8年)4月1日:東京ビッグサイト開業
[ゆりかもめ]が一番早く開業しているのですっかり”刷り込み”されていたらしい。それにしても気付くのに16年掛かるって遅過ぎだ!(苦笑)
そういえば「幕張メッセ」へ行くのは[京葉線]という”刷り込み”もあっていつの間にか武蔵野線が乗り入れていて驚いたこともあった。こちらも開業時期をWikipediaで調べてみた。
1986年(昭和61年)3月3日:京葉線海浜 海浜幕張駅開業
1988年(昭和63年)12月1日:武蔵野線からの乗り入れ開始
1989年(平成元年)10月9日:幕張メッセ開業
1996年(平成8年)8月:第1回東京ゲームショウ開催
2000年(平成12年)12月2日:武蔵野線旅客列車が海浜幕張駅まで直通運転開始
1998年(平成10年)に初めてのデジカメとしてセイコーエプソンのカラリオ・フォトCP-600を購入して秋のTGSに初参加したと記憶している。この時から京葉線コースだったが、ある年の帰りの電車に[武蔵野線]という表記があり直通に気付く切欠となった。さすがにこちらは1〜2年ほどでコースを変更した筈だ。
この記事を書いていてデジカメ使用暦とTGS参加暦が13年と判明してもうそんなに経ったのかと驚いていたりする。これからも思い込みに注意してコスト削減に心掛けるようにしたい。
2012年05月01日
「1571:日経インバース指数ETF」を買うとハゲタカ気分が味わえるかも!?
4/21(土)に購入した「日経マネー 2012 6月号」を読み終わった。「個人投資家調査」で勝ち組には”年収が高い人が多い”、”金融資産が多い人ほど強い”、”金融の知識がある方が多い”という傾向が毎年出ると言う。
実際”2012個人投資家MVP”の夫婦は2人とも金融機関に勤めていてアナリスト資格を持っている。今や投資はマネーゲームでそのルールを熟知して種銭を多く持っている者が勝つのが当たり前の世界なのか・・と思い知らされた特集だった。
それならばそのゲームのお零れに少しでもありつこうと参戦したのは4/27(金)の記事の通り。後は売る機会を見極める必要があり今日5/1(火)の「モーサテ」を熱心に聴いていたら3点ほど注目すべき解説があった。
1.今週の重要イベントと45日解約ルール
クレディ・アグリコル銀行 外国為替部ディレクター 斉藤裕司氏が5月の重要イベントについて説明した。
1日(火):豪中銀利下げ、米国ISM製造業景気指数
4日(金):米国雇用統計
6日(日):フランス大統領選挙、ギリシャ総選挙
15日前後:ヘッジファンド「45日解約ルール」
2.NT倍率割高調整の有無
楽天投信投資顧問株式会社 代表取締役社長 大島和隆氏が日経平均株価と東証株価指数の乖離について説明した。
1)現在「日経平均÷TOPIX225」が11.8と割高だ。
2)過去10年間の平均は10.4でここまで調整すると日経平均は8,500円となる。
3)同時期の「ダウ÷S&P500」は9倍前後と安定している。
4)現在日経225企業の決算の数字では日経平均株価(PR)が9,000円でも20倍と割高で14倍位が適正だろう。
3.米国投資ファンドレポート
ベビーブーマー投資家が年金生活に入るので安全志向を強め、株から債権ファンドへ資金を移動している。
今日のマーケットは米国GDP、シカゴPMI、雇用指数が予想より悪いことに加えスペイン銀行の格下げとスペインの景気後退が確認され投資家がリスクオフに動き80円を切る円高となった。その結果日経平均も前週末から169円と大きく値を下げた。
4/11(水)の記事の通り3/22(木)にユーロMMFを売却したことでもう欧州懸念を心配する必要は無くなった。逆に「日経インバース指数ETF」を買ったことで市場を見る目がすっかりハゲタカの様で些か自己嫌悪を覚える位だ。「実体経済と遊離した金融派生商品を認めないイスラム金融の方が人々を幸せにするのではないか?」と思いつつも今後ETF売るタイミングを見計らっている。
今日の情報から18日(金)辺り、日経平均8,500円を下回った時を目標としたい。株と同じなので余り下落し過ぎると買い手がいなくなるので注意が必要だ。
リスクとしては、
1)急激な円高による日銀の為替介入
2)欧州債務危機による金融ショックが予想以上の場合のQE3実施
があり「日経4946」ようにしたい。
【関連リンク】
『東証大引け、続落 円高・欧州懸念でほぼ全面安、シャープは9%下落』
http://www.nikkei.com/markets/kabu/summary.aspx?g=DGXNASS0ISS16_01052012000000
『成長著しいイスラム金融に乗り遅れるな』
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20070808/131995/?rt=nocnt
続きを読む...
実際”2012個人投資家MVP”の夫婦は2人とも金融機関に勤めていてアナリスト資格を持っている。今や投資はマネーゲームでそのルールを熟知して種銭を多く持っている者が勝つのが当たり前の世界なのか・・と思い知らされた特集だった。
それならばそのゲームのお零れに少しでもありつこうと参戦したのは4/27(金)の記事の通り。後は売る機会を見極める必要があり今日5/1(火)の「モーサテ」を熱心に聴いていたら3点ほど注目すべき解説があった。
1.今週の重要イベントと45日解約ルール
クレディ・アグリコル銀行 外国為替部ディレクター 斉藤裕司氏が5月の重要イベントについて説明した。
1日(火):豪中銀利下げ、米国ISM製造業景気指数
4日(金):米国雇用統計
6日(日):フランス大統領選挙、ギリシャ総選挙
15日前後:ヘッジファンド「45日解約ルール」
2.NT倍率割高調整の有無
楽天投信投資顧問株式会社 代表取締役社長 大島和隆氏が日経平均株価と東証株価指数の乖離について説明した。
1)現在「日経平均÷TOPIX225」が11.8と割高だ。
2)過去10年間の平均は10.4でここまで調整すると日経平均は8,500円となる。
3)同時期の「ダウ÷S&P500」は9倍前後と安定している。
4)現在日経225企業の決算の数字では日経平均株価(PR)が9,000円でも20倍と割高で14倍位が適正だろう。
3.米国投資ファンドレポート
ベビーブーマー投資家が年金生活に入るので安全志向を強め、株から債権ファンドへ資金を移動している。
今日のマーケットは米国GDP、シカゴPMI、雇用指数が予想より悪いことに加えスペイン銀行の格下げとスペインの景気後退が確認され投資家がリスクオフに動き80円を切る円高となった。その結果日経平均も前週末から169円と大きく値を下げた。
4/11(水)の記事の通り3/22(木)にユーロMMFを売却したことでもう欧州懸念を心配する必要は無くなった。逆に「日経インバース指数ETF」を買ったことで市場を見る目がすっかりハゲタカの様で些か自己嫌悪を覚える位だ。「実体経済と遊離した金融派生商品を認めないイスラム金融の方が人々を幸せにするのではないか?」と思いつつも今後ETF売るタイミングを見計らっている。
今日の情報から18日(金)辺り、日経平均8,500円を下回った時を目標としたい。株と同じなので余り下落し過ぎると買い手がいなくなるので注意が必要だ。
リスクとしては、
1)急激な円高による日銀の為替介入
2)欧州債務危機による金融ショックが予想以上の場合のQE3実施
があり「日経4946」ようにしたい。
【関連リンク】
『東証大引け、続落 円高・欧州懸念でほぼ全面安、シャープは9%下落』
http://www.nikkei.com/markets/kabu/summary.aspx?g=DGXNASS0ISS16_01052012000000
『成長著しいイスラム金融に乗り遅れるな』
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20070808/131995/?rt=nocnt
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2012年04月27日
「1571:日経インバース指数ETF」を指値5,860円で買ってみた
まずは私が投資運用を始めた時の話をしたい。
1999年2月にゼロ金利政策が実施され定期預金では増やせないことが分かったので「お金にも働いてもらう」為に2000年夏に証券会社の口座を開いた。1991年「証券会社の大規模な損失保証・損失補填」が社会問題になったこともあり、証券会社への心象は悪いのだが資産形成を考えると致し方ない。
当時の購入候補に澤上篤人氏が運用する「さわかみファンド」があった。”円ベースでの信託財産の長期的な成長を図ること”というファンドの目的に共感して「同じ投資を行うのなら有望な企業を応援して日本の景気を良くしたい」と思ったのだ。ところが口座を開設した証券会社では取り扱っていないと分かり、仕方なく外貨MMF等を購入して”Buy and Hold”を続けてきた。まったく勉強不足でお恥ずかしい。(冷汗)
2000年12月終値13,785円だった日経平均株価は2011年12月終値8,455円まで下がっており日本経済の回復を信じて”買い&放置”では資産は減ることが分かったのと、2000年以降海外ヘッジファンドが日本株を買い上がった所で売り抜け日本個人投資家を食い物にしているとの話を聞いていたので今まで株には手を出せなかった。
ヘッジファンドに対抗し株価下落時に利益を上げる手法として株式空売り等があるが期限内に買い戻す必要もあり、まずはちゃんと仕組みを理解しないと手が出せない。(汗) こんな私でも理解出来る単純明快な商品がないか?と思っていたところに「NEXT FUNDS日経平均インバース・インデックス連動型上場投信」が発売された。
株式と同様に売買出来、日経平均と反対の値動きをするというのは非常に分かり易い。4/18(水)、4/24(火)の記事で取り上げたとおり4月中に買う機会を狙っていた。
今日4/27(金)はGW前の週末なので利益確定売りで下落するハズ。これは連休前のお約束だ。WBSやモーサテでは「日銀の資産買い入れ基金増額が10兆円なら株高円安、5兆円ならその逆」と予想していたので「5兆円増額」との報道で円高になり一層株売り圧力が強まるだろう。
「銘柄コード:1571 日経インバース指数ETF」の4/26(木)の終値は「5,910円」。これでもう4月中に買うチャンスはないと諦めつつも指値「5,900円」で注文しようとしたところ注文画面に[売気配株数][気配値][買気配株数]が表示されていることに気付いた。
「5,910円」から10円刻みでプラス50円の「5,960円」まで売り予約がほぼ同数入っている。一方マイナス50円の「5,860円」までにも同じ傾向で買い予約が入っている。投資家達は値動きをこの範囲と予想している。それならば私も彼らの分析を信じて少しでも安く買える可能性のある「5,860円」で指値注文を入れてみた。まあ期限指定を1週間としておけばここまで下がることもあるだろうと考えた。
ところが市場は「5兆円増額」で予想外の株価上昇となり「5,860円」(12:49)で買えてしまった!? MMF感覚で終値しか意識していなかったがETFは株と同じだから取引中は値が変動するのだ。(苦笑)
ちなみに安値は「5,830円」(12:53)、高値は「5,960円」(14:11)と大きな値動きのあった1日でこれは私の予想を上回っていた。
既に株価は1万円から5%下落しているので下落余地は15%程と考えると8,000円台で売るタイミングを逃さないようにしたい。とにかくもう買ってしまったのだから後は固唾を呑んで5月の日経平均株価を見守るしかない。
【関連リンク】
『野村アセットマネジメント、大証に「日経レバレッジ指数ETF」など2銘柄を上場』
http://www.nikkei.com/money/savings/oshirase.aspx?gyoshu=59&id=307555
『東証大引け、3日ぶり反落 利益確定売り優勢、売買代金は高水準』
http://www.nikkei.com/markets/kabu/summary.aspx?g=DGXNASS0ISS16_27042012000000
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1999年2月にゼロ金利政策が実施され定期預金では増やせないことが分かったので「お金にも働いてもらう」為に2000年夏に証券会社の口座を開いた。1991年「証券会社の大規模な損失保証・損失補填」が社会問題になったこともあり、証券会社への心象は悪いのだが資産形成を考えると致し方ない。
当時の購入候補に澤上篤人氏が運用する「さわかみファンド」があった。”円ベースでの信託財産の長期的な成長を図ること”というファンドの目的に共感して「同じ投資を行うのなら有望な企業を応援して日本の景気を良くしたい」と思ったのだ。ところが口座を開設した証券会社では取り扱っていないと分かり、仕方なく外貨MMF等を購入して”Buy and Hold”を続けてきた。まったく勉強不足でお恥ずかしい。(冷汗)
2000年12月終値13,785円だった日経平均株価は2011年12月終値8,455円まで下がっており日本経済の回復を信じて”買い&放置”では資産は減ることが分かったのと、2000年以降海外ヘッジファンドが日本株を買い上がった所で売り抜け日本個人投資家を食い物にしているとの話を聞いていたので今まで株には手を出せなかった。
ヘッジファンドに対抗し株価下落時に利益を上げる手法として株式空売り等があるが期限内に買い戻す必要もあり、まずはちゃんと仕組みを理解しないと手が出せない。(汗) こんな私でも理解出来る単純明快な商品がないか?と思っていたところに「NEXT FUNDS日経平均インバース・インデックス連動型上場投信」が発売された。
株式と同様に売買出来、日経平均と反対の値動きをするというのは非常に分かり易い。4/18(水)、4/24(火)の記事で取り上げたとおり4月中に買う機会を狙っていた。
今日4/27(金)はGW前の週末なので利益確定売りで下落するハズ。これは連休前のお約束だ。WBSやモーサテでは「日銀の資産買い入れ基金増額が10兆円なら株高円安、5兆円ならその逆」と予想していたので「5兆円増額」との報道で円高になり一層株売り圧力が強まるだろう。
「銘柄コード:1571 日経インバース指数ETF」の4/26(木)の終値は「5,910円」。これでもう4月中に買うチャンスはないと諦めつつも指値「5,900円」で注文しようとしたところ注文画面に[売気配株数][気配値][買気配株数]が表示されていることに気付いた。
「5,910円」から10円刻みでプラス50円の「5,960円」まで売り予約がほぼ同数入っている。一方マイナス50円の「5,860円」までにも同じ傾向で買い予約が入っている。投資家達は値動きをこの範囲と予想している。それならば私も彼らの分析を信じて少しでも安く買える可能性のある「5,860円」で指値注文を入れてみた。まあ期限指定を1週間としておけばここまで下がることもあるだろうと考えた。
ところが市場は「5兆円増額」で予想外の株価上昇となり「5,860円」(12:49)で買えてしまった!? MMF感覚で終値しか意識していなかったがETFは株と同じだから取引中は値が変動するのだ。(苦笑)
ちなみに安値は「5,830円」(12:53)、高値は「5,960円」(14:11)と大きな値動きのあった1日でこれは私の予想を上回っていた。
既に株価は1万円から5%下落しているので下落余地は15%程と考えると8,000円台で売るタイミングを逃さないようにしたい。とにかくもう買ってしまったのだから後は固唾を呑んで5月の日経平均株価を見守るしかない。
【関連リンク】
『野村アセットマネジメント、大証に「日経レバレッジ指数ETF」など2銘柄を上場』
http://www.nikkei.com/money/savings/oshirase.aspx?gyoshu=59&id=307555
『東証大引け、3日ぶり反落 利益確定売り優勢、売買代金は高水準』
http://www.nikkei.com/markets/kabu/summary.aspx?g=DGXNASS0ISS16_27042012000000
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