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2012年06月15日

オーディオ・ビジュアル趣味と投資を兼ねる方法を考えてみた

昨日の記事で「投資も兼ねられる純度100%のオーディオケーブルがあれば」と書いたところ、aaさんから「ケーブルの場合、素材の原価よりはるかに高い値段がついてるわけで、はやり投資対象にするなら、素材の原価に近い値段のケーブルが出ないと」とのコメントを頂いた。

オーディオケーブルでは同じ銅を素材としていても高純度7N(99.99998%)無酸素銅(OFC)を使用しているものもあり、4N(99.99%)クラスと比較して加工に費用が掛かることから高価になってしまい投資対象として適さないのはご指摘の通りだ。

一方金やプラチナ地金の純度は4N(99.99%)なのでオーディオ用に高純度加工を行わなければ費用は特に掛からないと思われる。金は加工し易いらしいので銅と同様の設備で導線加工が可能と仮定して新規の設備開発は不要とする。ケーブル皮膜やピンジャックは100円ショップで売っているケーブルと同等の部品を使用すれば素材原価に販売手数料を加えた程度の売価に設定可能とも考えた。

だが材料を貴金属にした場合、製造運搬時の警備保安費用が掛かるようになる上、純度の保証をどうするのかといった問題もあり現実的には投資用オーディオケーブル製造は難しいと判断せざる負えなかった。(苦笑)

もしも4N金オーディオケーブルが発売されたらロンドン金市場公認マーク刻印より某オーディオ評論家の試聴レビューを付けた方がオーディオ・ファイルには受けがいいのだろうか?と色々考えて結構楽しめる題材となった。

「aaさん、コメントをありがとう」


切手やコイン、美術品収集等の趣味は投資も兼ねられるようだが、ではオーディオ・ビジュアル趣味と投資を兼ねる方法をないのだろうか。

オーディオアクセサリーの定番としてインシュレーター(振動絶縁材)がある。その効果を手軽に確認する方法として十円玉といった硬貨で試してみるのは良く聞く話だ。ならば同じ硬貨として金貨を使ってみたらどうだろう。

調べたところ金貨として現在流通しているのは以下の3種類だ。

 1)カナダ王室造幣局 メイプルリーフ金貨
 2)オーストリア造幣局 ウィーン金貨 
 3)オーストラリアパース造幣局 カンガルー金貨

サイズも1オンス、1/2オンス、1/4オンス、1/10オンスの4種類と使用する機器のサイズに合った大きさと重さが選べるようだ。金貨にはプレミアムが付いているのだが、うっかり損傷してしまうと純金価格でしか買い取ってもらえなくなるそうだ。柔らかい金属なのでうっかりスパイク受けに使わないよう注意したい。

1オンスは直径30.0mm、厚さ2.8mm、重量31.1035g、今日6/15(金)の1g税込み小売価格が4,401円なので1枚136,887円+プレミアとなる。3点支持で3枚購入すると410,660円+プレミアだ。使ってみて音の変化が好みでなかったとしても資産になるのだから安い買い物だ。(笑)

他に機器の振動を抑えるために鉛インゴットを重しとして使用することがある。ならば金地金もウエイト・アクセサリーとして使えるだろう。地金には5g、10g、20g、100g、500g、1000gの6種類があるので試聴を繰り返し音の好みで重さを決めることが可能だ。

例えばパワーアンプの両側に1000g2本を置くとしたら8,802千円ほど掛かることになる。値段的にも海外のハイエンドオーディオ機器とバランスが取れそうなアクセサリーだ。

問題点は電導性が良い金属の為ノイズ等を拾い音質改善どころか逆効果になる恐れがあることだ。そうなったとしても資産になるのだから安い買い物だ。(笑)

何やら4月1日向け記事の様な内容になってしまったが、デジタル化が進みオーディオ・ビジュアル機器自体に資産価値が見出せなくなっている今、この趣味と投資を兼ねることは難しいようだ。

【関連リンク】

『オーディオケーブル用導体D.U.C.C.®(Dia Ultra Crystallized Copper)の開発』
 http://www.mitsubishi-cable.co.jp/jihou/pdf/105/gi11.pdf
posted by バンブーヤン at 23:48| ビジネス
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