新村氏は2008年9月のリーマン・ショックの時に起きたことから予想して商品価格が下落すると言う。既に今の商品価格は欧州中央銀行(ECB)3年物長期流動性供給オペ(LTRO)が行われた2011年12月の水準に戻っている。リーマンの時は1ヶ月経過後貴金属、穀物の順番で価格が上がり最後に原油等景気循環商品が上がっていった、とグラフを見せて説明した。
大島氏は過去に例の無い衝撃を起こすと言った。ユーロ/ドル相場が1.1まで下がる可能性は十分ありうる。過去に0.9台もあったのだから1ユーロ80円台の衝撃もあるかもしれない。今のCRB指数(国際商品先物指数)は約280と2004年年末と同じ水準まで落ちている。ちょうどBRICs(ブリックス)が話題になった頃だ。新興国の資源実需が無くなりつつあると考えられる。投資は6/17(日)ギリシャ再選挙の結果が出るまで控えるべきだ。ただし選挙は水物なので良い結果が出た場合の準備はしておくべき、と語った。
5/25(金)放送に続きタイムリーな情報を取り上げてくれたので記録しておこうと思う。
ギリシャ再選挙は「反緊縮派」優勢と聞いていたが5/26(土)のニュースでは「緊縮推進派」ややリードというのだから本当に蓋を開けてみないと結果が分からないということになりそうだ。これで「緊縮推進派」が勝利すればリスクオンで株価が一気に上がるだろうが、再びギリシャ国民がユーロ圏に残りたいが緊縮は嫌だとごね出したらどうなるのか。そう簡単にギリシャ問題が解決しないのは日本を見ていれば良く分かる。(苦笑)
その前に6/1(金)には「米国雇用統計、ISM製造業景気指数、中国PMI」の重要指標の発表がある。欧州景気後退がどの程度両国に影響を与えているのか。米国女性アナリストが「年末にかけて米国GDPは2%から1%に落ちる」と予想していることもあり私は余り良い数値は出ない気がするので、日経平均下落と考えて『1569:TOPIXベア上場投信 受益証券』か『1571:NEXT FUNDS日経平均インバース・インデックス連動型上』を買いたくなってしまう。”気がする”程度で売買したらそれは投資ではなくて丁か半かのバクチだが。(冷汗)
私はてっきりギリシャ再選挙は「反緊縮派」勝利でリーマン・ショックの時の様な資源と金融商品価格の下落が起こると想定して色々と商品関係のETFを物色していたところだ。
それにしても、
安全資産としての金関連で4本、
『1328:金価格連動型上場投資信託』
『1540:純金上場信託(現物国内保管型)受益証券』
『1683:国内金先物価格連動型上場投信 受益証券』
『2022:iPath 貴金属指数連動受益証券発行信託 受益証券』
景気と季節で変動する原油関連で2本、
『1699:NEXT FUNDS NOMURA 原油インデックス連動型上』
『1671:WTI原油価格連動型上場投信 受益証券』
人口増加で需要が高まる穀物は1本、
『2026:iPath 穀物指数連動受益証券発行信託 受益証券』
日本市場では2本、
『1343:NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信』
『1348:MAXIS トピックス上場投信 受益証券』
と種類がたくさんありどれを選ぶか悩んでしまう。まずは信託報酬と資産規模をチェックしておきたい。
【関連リンク】
『緊縮支持派がややリード、ギリシャ再選挙世論調査』
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120526/erp12052623110006-n1.htm
『ギリシャ有事なら換金売り、金1300ドルも』
http://www.nikkei.com/money/gold/toshimagold.aspx?g=DGXNASFK28003_28052012000000
『試練の米景気、今週発表の指標どう読む プロの見方』
http://www.nikkei.com/markets/kabu/market-focus.aspx?g=DGXNMSGD2800L_28052012000000
『好業績と株安、「間尺に合わない株価」の意味は』
http://www.nikkei.com/money/column/teiryu.aspx?g=DGXNMSFK1803D_18052012000000
『ギリシャ再選挙、株式市場への影響は プロの見方』
http://www.nikkei.com/markets/kabu/market-focus.aspx?g=DGXNMSGD1600D_16052012000000&df=1
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