参考:またも封殺される日本企業。ゲーム業界をも「囲い込む」マイクロソフトのデファクト・スタンダード戦略
https://www.mag2.com/p/money/1147981/2
マイクロソフトがまるで“デファクト・スタンダード戦略”を開拓した様な書き方になっているが1970年代8 bitパソコンのデファクト・スタンダードOSはCP/Mだった。
IBMがパソコンを発売するのにあたり16 bitパソコン用OSをマイクロソフトに依頼したのがMS-DOS誕生のきっかけになったのは有名な話。
1981/08/12発売のIBM PCはオープン・アーキテクチャを取りパソコンのデファクト・スタンダードとなり互換機が誕生した。お陰でマイクロソフトはOSビジネスで収益を上げられる様になったのだからIBMが戦略の発案者と言う気がする。
参考:第3回 本家IBM PCの歴史(1)〜IBM PC誕生
1. オープン・アーキテクチャのIBM PC誕生
https://atmarkit.itmedia.co.jp/fsys/pcencyclopedia/003pc_history01/pc_hist01.html
もっとも“デファクト・スタンダード戦略”は”消耗品モデル”のデジタル版亜流だろう。1903年のジレット髭そり用替刃販売ビジネスモデルが元祖だ。
参考:ジレットとネスレの事例から学ぶ「消耗品モデル」
https://www.dhbr.net/articles/-/2461
日本でも“デファクト・スタンダード戦略”で大成功した企業がある。1983/07/15発売の任天堂ファミリーコンピュータだ。ハードを安く売りソフトで稼ぐ。しかも他社のゲームソフト製造を一手に引き受け手数料でも稼ぐ。完全に「消耗品モデル」のデジタル版だ。これをインターネット上で行いプラットフォーム・ビジネスモデルとして完成させたのがApple社のAppStoreだ。
そう考えると日本企業だって黙って封殺はされないハズ。ビジネスモデルにも歴史あり。次はどんな戦略を編み出して新たなベンチャービジネスが誕生するのだろうか。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image