実際”2012個人投資家MVP”の夫婦は2人とも金融機関に勤めていてアナリスト資格を持っている。今や投資はマネーゲームでそのルールを熟知して種銭を多く持っている者が勝つのが当たり前の世界なのか・・と思い知らされた特集だった。
それならばそのゲームのお零れに少しでもありつこうと参戦したのは4/27(金)の記事の通り。後は売る機会を見極める必要があり今日5/1(火)の「モーサテ」を熱心に聴いていたら3点ほど注目すべき解説があった。
1.今週の重要イベントと45日解約ルール
クレディ・アグリコル銀行 外国為替部ディレクター 斉藤裕司氏が5月の重要イベントについて説明した。
1日(火):豪中銀利下げ、米国ISM製造業景気指数
4日(金):米国雇用統計
6日(日):フランス大統領選挙、ギリシャ総選挙
15日前後:ヘッジファンド「45日解約ルール」
2.NT倍率割高調整の有無
楽天投信投資顧問株式会社 代表取締役社長 大島和隆氏が日経平均株価と東証株価指数の乖離について説明した。
1)現在「日経平均÷TOPIX225」が11.8と割高だ。
2)過去10年間の平均は10.4でここまで調整すると日経平均は8,500円となる。
3)同時期の「ダウ÷S&P500」は9倍前後と安定している。
4)現在日経225企業の決算の数字では日経平均株価(PR)が9,000円でも20倍と割高で14倍位が適正だろう。
3.米国投資ファンドレポート
ベビーブーマー投資家が年金生活に入るので安全志向を強め、株から債権ファンドへ資金を移動している。
今日のマーケットは米国GDP、シカゴPMI、雇用指数が予想より悪いことに加えスペイン銀行の格下げとスペインの景気後退が確認され投資家がリスクオフに動き80円を切る円高となった。その結果日経平均も前週末から169円と大きく値を下げた。
4/11(水)の記事の通り3/22(木)にユーロMMFを売却したことでもう欧州懸念を心配する必要は無くなった。逆に「日経インバース指数ETF」を買ったことで市場を見る目がすっかりハゲタカの様で些か自己嫌悪を覚える位だ。「実体経済と遊離した金融派生商品を認めないイスラム金融の方が人々を幸せにするのではないか?」と思いつつも今後ETF売るタイミングを見計らっている。
今日の情報から18日(金)辺り、日経平均8,500円を下回った時を目標としたい。株と同じなので余り下落し過ぎると買い手がいなくなるので注意が必要だ。
リスクとしては、
1)急激な円高による日銀の為替介入
2)欧州債務危機による金融ショックが予想以上の場合のQE3実施
があり「日経4946」ようにしたい。
【関連リンク】
『東証大引け、続落 円高・欧州懸念でほぼ全面安、シャープは9%下落』
http://www.nikkei.com/markets/kabu/summary.aspx?g=DGXNASS0ISS16_01052012000000
『成長著しいイスラム金融に乗り遅れるな』
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20070808/131995/?rt=nocnt
【12/05/19(土)】 5/2(水)6時撮影の写真を追加しました。
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