【操作性:4】
フォーカスモードAFSで使えば通常は操作性に不満は無い。ただ花を撮影しようとしたら風で被写体が揺れるのでAFFにすると逆にAFが迷うことが多くなるのはロジックのチューニング不足の様だ。ファームウェアのアップデートを期待したい。
【表現力:5】
ピントの合った部分の解像度の高さは空気感を伝え、ぼけは美しく何気ない1枚の写真に物語を語り始めさせる。そんな詩的なレンズだ。
今まで花を撮影することは殆ど無かったのだが、このレンズを手に入れてからはまるで顕微鏡を買ってもらった子供の様に花をアップで撮影してはその造形美に驚かされている。花粉を捕らえるためにべとついている雌しべはどこかエッチだと気付いた。(笑)
ピンポイントAFで庭に生えた直径2mm程度の雑草の花をシャープに撮影出来ることも凄い。小さくて誰にも気付かれそうに無いこんな花にも美さを感じていとおしくなる。自分の手足の震えを押さえるのに苦労するので三脚が欲しくなりそうだ。
ツツジはラッパの形とおしべが長いためピントの合わせるポイントを決めるのが難しいなど色々と勉強させてくれるレンズでもある。
【携帯性:3】
長さ62.5mm重量225gと望遠レンズ[H-PS45175](長さ90mm重量210g)を持って歩くのと変わらない。この2本がレンズ収納袋に入れてあると持ち上げて重さで判断する位大きさが似ている。だが写りに惚れてしまうと交換レンズとして持って行く気になってしまう。(笑)
【機能性:4】
フォーカススイッチによる最短撮影距離の切り換えがあり最適なAF速度を選択出来ることと、光学式手ブレ補正(MEGA O.I.S.)搭載で手ブレを押さえられるのは心強い。マクロ撮影は明るい所が多いので”約1mより近距離になるに従い手ブレ軽減効果は徐々に減少する”仕様は問題無いと思っている。
G 20mm/F1.7 ASPH.[H-H020]だとバッテリー残量あと1コマという状態でも問題無く撮影出来るのにこのレンズだと「バッテリーなし」となり撮影出来ない。電気食いの点は今後改善してもらいたい。
【満足度:5】
高価なレンズだが写りとこのレンズでなければ撮れない写真があるので満足度は高い。中望遠ポートレートにも使えるしやっぱり1本で2度美味しいレンズだ。こうして使いこなせば減価償却も早く済むだろう。(笑)
こうなるとLEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.[H-X025]の写りも気になりレンズ沼に引き込まれそうになる困ったレンズでもある。(苦笑)
オリンパスM.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroの発売が予定されているがEDということは値段的に似たクラスになるだろう。マクロレンズ購入予定者は120mm(35mm判換算)と言う焦点距離とレンズの長さと重さによる携帯性の差でこの2本のどちらを選ぶか悩むことになりそうだ。
「楽天市場で[H-ES045]を検索する」
『まあだだよ』
『黄色く命燃ゆ』
『花ちゃん、みーつけた』
【12/06/05(火)】 写真を追加しました。
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