1999年2月にゼロ金利政策が実施され定期預金では増やせないことが分かったので「お金にも働いてもらう」為に2000年夏に証券会社の口座を開いた。1991年「証券会社の大規模な損失保証・損失補填」が社会問題になったこともあり、証券会社への心象は悪いのだが資産形成を考えると致し方ない。
当時の購入候補に澤上篤人氏が運用する「さわかみファンド」があった。”円ベースでの信託財産の長期的な成長を図ること”というファンドの目的に共感して「同じ投資を行うのなら有望な企業を応援して日本の景気を良くしたい」と思ったのだ。ところが口座を開設した証券会社では取り扱っていないと分かり、仕方なく外貨MMF等を購入して”Buy and Hold”を続けてきた。まったく勉強不足でお恥ずかしい。(冷汗)
2000年12月終値13,785円だった日経平均株価は2011年12月終値8,455円まで下がっており日本経済の回復を信じて”買い&放置”では資産は減ることが分かったのと、2000年以降海外ヘッジファンドが日本株を買い上がった所で売り抜け日本個人投資家を食い物にしているとの話を聞いていたので今まで株には手を出せなかった。
ヘッジファンドに対抗し株価下落時に利益を上げる手法として株式空売り等があるが期限内に買い戻す必要もあり、まずはちゃんと仕組みを理解しないと手が出せない。(汗) こんな私でも理解出来る単純明快な商品がないか?と思っていたところに「NEXT FUNDS日経平均インバース・インデックス連動型上場投信」が発売された。
株式と同様に売買出来、日経平均と反対の値動きをするというのは非常に分かり易い。4/18(水)、4/24(火)の記事で取り上げたとおり4月中に買う機会を狙っていた。
今日4/27(金)はGW前の週末なので利益確定売りで下落するハズ。これは連休前のお約束だ。WBSやモーサテでは「日銀の資産買い入れ基金増額が10兆円なら株高円安、5兆円ならその逆」と予想していたので「5兆円増額」との報道で円高になり一層株売り圧力が強まるだろう。
「銘柄コード:1571 日経インバース指数ETF」の4/26(木)の終値は「5,910円」。これでもう4月中に買うチャンスはないと諦めつつも指値「5,900円」で注文しようとしたところ注文画面に[売気配株数][気配値][買気配株数]が表示されていることに気付いた。
「5,910円」から10円刻みでプラス50円の「5,960円」まで売り予約がほぼ同数入っている。一方マイナス50円の「5,860円」までにも同じ傾向で買い予約が入っている。投資家達は値動きをこの範囲と予想している。それならば私も彼らの分析を信じて少しでも安く買える可能性のある「5,860円」で指値注文を入れてみた。まあ期限指定を1週間としておけばここまで下がることもあるだろうと考えた。
ところが市場は「5兆円増額」で予想外の株価上昇となり「5,860円」(12:49)で買えてしまった!? MMF感覚で終値しか意識していなかったがETFは株と同じだから取引中は値が変動するのだ。(苦笑)
ちなみに安値は「5,830円」(12:53)、高値は「5,960円」(14:11)と大きな値動きのあった1日でこれは私の予想を上回っていた。
既に株価は1万円から5%下落しているので下落余地は15%程と考えると8,000円台で売るタイミングを逃さないようにしたい。とにかくもう買ってしまったのだから後は固唾を呑んで5月の日経平均株価を見守るしかない。
【関連リンク】
『野村アセットマネジメント、大証に「日経レバレッジ指数ETF」など2銘柄を上場』
http://www.nikkei.com/money/savings/oshirase.aspx?gyoshu=59&id=307555
『東証大引け、3日ぶり反落 利益確定売り優勢、売買代金は高水準』
http://www.nikkei.com/markets/kabu/summary.aspx?g=DGXNASS0ISS16_27042012000000
【12/05/19(土)】 5/1(火)0時撮影の写真を追加しました。
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