ということもあり今日6/20(水)放送された「モーニングサテライト」5:56と6:16で三菱UFJモルガン・スタンレー証券 投資ストラテジスト 藤戸則弘氏が『究極の逆張り投資家の登場』と言う解説を行ったので取り上げたい。
まず藤戸氏は2012年の日経平均株価と信託銀行売買高グラフを見せて以下の様に説明した。
1)投資主体別売買動向から信託銀行(実態は公的年金)が6月第1週に1450億(先物込3000億以上)株を購入した。
2)去年も夏から秋に掛けて丹念に下値を拾い2兆円以上購入した。
3)この効果で株式需給が徐々に回復するだろう。
次に藤戸氏は2010年、2011年、2012年の日経平均株価のグラフを見せて以下の様に説明した。
1)この3年間日経平均は同じグラフを描いている。
2)急落局面:2ヶ月間で株価が2割下がる。今年は3/27(火)高値、6/4(月)下値となっている。
3)乱高下局面:3ヶ月間上下に1割ブレる。今年は6/4(月)から8月一杯調整する可能性がある。
4)揉み合い下抜け:政策対応期待が剥げ落ち下値をブレイクする。
5)底打ち反転局面:2010年11月はQE2、2011年12月はLTRO実施で上昇トレンドに変わった。
6)収穫局面:丁寧に底値を拾っていけば来年春利益を得られるでしょう。
直近3年間の日経平均株価の動きが似ていると言うことはリーマン・ショック以降安定して利益を得られる市場が無く余剰資金がリスク・オン/オフに応じて行き先を求めて漂流しているということだろう。ユーロ危機も解決に時間は掛かるし力強い景気回復もジム・ロジャーズ氏の予想では2014年まで期待出来そうにない。この傾向はあと2年以上続きそうだ。
このトレンドに乗りこの夏に種を蒔けば来年の春には多少は利益を出せそうだ。6/4(月)の底値を拾えずがっかりしていたが過去のグラフから今後2ヶ月の間に何回か投資チャンスが訪れるらしい。
6/17(日)の記事の通りETFを調べていたら、今更ながら今使っている証券会社の売買手数料の高さに気付いた。2000年に開設した時は典型的な長期保有(バイ・アンド・ホールド)方針だったので気にしていなかったが、届いたETF取引報告書を見て購入時に35,988円、売却時に39,348円掛かったのを改めて確認して自分の鴨葱ぶりに呆れてしまった。(苦笑)
ネット証券を使っていればあと6万ほど利益を増やせた筈だ。こうなるとバカらしくて今の証券会社では取引出来ない。(汗)
まずは新たにネット証券会社選びから始めないといけない。「1回取引手数料」と「定額手数料」の安さのどちらを選ぶべきかも検討したいと思う。
【関連リンク】
『東証大引け、金融緩和期待で1カ月ぶり高値 金融株高い、薄商い続く』
http://www.nikkei.com/markets/kabu/summary.aspx?g=DGXNASS0ISS16_20062012000000
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