僕が警備員を辞めた理由

人間関係が嫌だから、警備や設備管理
いわゆるビルメンを目指そうかな・・・



こう思っている人もいらっしゃるかも
知れません。



今日は上記現場の実態と、人間関係が
嫌ならどういった職選びをすればいいか、
といった話をします。



まず、警備では一人現場は稀です。
交通誘導・雑踏でも施設でも同じ。



本人の希望にあった現場にありついても、
会社の人事や入札の事情で、長くは続かない
と思った方が無難です。



肉体的に楽そうに見える施設警備でも、
隊員間の連携が必要です。それに加え
設備管理側との連携も。



設備管理も同様な事情で連携が要ります。
総じて警備を含めたビルメン業界は、
人間関係で離職するリスクを抱えます。



それでは、人間関係が嫌で転職したいと
思う人にはどんな仕事がよいのでしょうか。



警備の縛りから少し視野を広げれば、
下記のような仕事がヒットします。



・マンションの管理人
・駐車場の管理人
・セルフスタンドの夜間監視員



これらの仕事は基本的に一人で行うもの。
施設警備でもそれに近い現場もありますが、
来訪者やクライアント側との接触も多々あり。



二番目の駐車場の管理人ですが、駐車場警備と
どう違うのか？



一番の違いは、警備業法の縛りを受けない、
簡単に言えば警備の制服を着ないということ。



やっている事が同じようでも、駐車場警備と
駐車場管理では、立場が大きく違います。
詳しくは後で説明します。



尚、三番目のセルフスタンドの夜間監視員は
資格（危険物乙四）を求められることが多い
です。



危険物乙四を持っていれば、セルフスタンド
監視員以外でも、油槽所の夜間当直員という
仕事の求人もありました。



これら３つの仕事について、留意すべきは
警備会社が窓口となって受託している場合は
避けた方が良いです。



あくまでその施設の直雇用にこだわった方が
良い。



その理由は、警備会社経由で仕事を受ければ
警備会社の人事権の下で働く事になります。



会社都合の人事で、異動させられるリスクが
内在するのです。入札に負けても同じ。



現場で警備服を着て業務を行えば、警備業法の
縛りを受けます。権限はなくとも権威がある
服装に食ってかかるクレーマーがいるかも。



少し脱線しますが、公共色の強い施設だと
指定管理者と言って、ビルメン業界の会社が
受託しているケースもあります。



このケースも、会社都合で現場を異動する
可能性があります。



求人の現場を見て、施設の直雇用かそれとも
業務委託なのか、チェックする必要はあり
そうです。



まとめると、人間関係が嫌なら警備を含む
ビルメンよりも、適した仕事がある。



マンションや駐車場の管理人がそれ。
セルフスタンドの夜間監視員もあり。



但しセルフスタンド監視員は危険物乙四
資格が条件の場合が多い。油槽所夜間当直の
求人もあったりする。



ポイントは警備会社が受けている雇用では
なく、その施設の直雇用であること。



その理由は、警備業法の縛りを受けたり、
警備会社の人事権の下で働くリスクが
あるから。



会社ではなく、現場に雇用される感覚ですね。
この場合、雇用側との信頼関係がほぼ全て
と言っても、過言ではありません。

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