思っている人ほど、自分らしくない行動
を選択した方が良い」
なぜならこれまでの人生は自分らしい行動の
集大成だから。人には思考の癖がありそこに
合致する行動に対して自分らしいと感じる。
思考の癖を変えるためにはまずは自分らしさを
捨てる、というものでした。
これだけではいまいちピンとこない人も
いらっしゃるでしょう。そこで僕の体験を
交えて解説したいと思います。
カテゴリ「暗中模索編」で僕は、警備業界
からの脱出を誓って職業訓練を志しました。
設備管理の仕事を当時目指していたので、
職業訓練校は設備管理科を第一志望。
見学会で2つの科を見れるそうなので、
電気設備科を第二志望としました。
午前中設備管理科の見学が終わり、午後
から電気設備科の見学へ。
そこで教官が、第2種電気工事士受験の
話をしたのです。僕はそれに釣られ鞍替え。
設備管理の仕事に就く上で最も重要なのは
第2種電気工事士です。
まずは資格だ、と思った僕は電気設備科を
受けました。
運よく合格できましたが、リーマンショック
の影響で競争率は高く、合格者は20代や
30代前半が7割以上を占めていました。
リスクを抑え、石橋を叩いて渡る信条の
僕にはあり得ない暴挙?でした。
もう一つ、第2種電気工事士には実技試験が
あります。筆記試験合格者のみが対象です。
僕は実技試験と言うものが苦手で、運転免許
でも、実技試験が嫌でした。
施設警備2級検定も、事前講習である程度
分かっていたとはいえ、緊張して取り返しの
つかない失敗をしそうになりました。
第2種電気工事士の実技試験問題を1〜2
課題やってみて意気消沈しました。手先の
器用な人なら、何てことないのでしょうが。
それでも僕が合格できたのは、職業訓練校
といった教育システムの賜物です。
このように、本来得意でない分野に挑戦する
リスキーな行為、自分らしくない行動がその後
を変えたのです。
人生の流れを変えるべく、ゆっくりと大きく
舵が切られ始めた。当時思ってもみなかった
職場へたどり着きました。
この挑戦自体が、自分らしくない行動であり
人生の流れを変えたものでした。
僕を面接した教官が、僕が合格した理由に
ついて、人生を変えたいという想いが伝わって
きたから、と言っていました。
このように、人生を変える行動を職業訓練の
利用で実践する事ができるのです。
人は働いていると、リスクを避ける行動を取り
がちになるのは、無理もありません。
警備業界で一敗地に塗れ、やぶれかぶれで再起
を目指したからこそ、自分らしくない行動が
取れました。
新たな生き方の実験に、職業訓練は稀有の
チャンスと思い臨めば、思わぬ成果が後に
なって実感できるでしょう。
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