メンテナンス業界で使えそうなので、
紹介します。
施設警備を含めたビルメンテナンス業界
は多くの関係者がビル内で働いています。
警備だけでなく、設備管理・清掃に加え
クライアント側の職員。
この縦・横・斜めの人間関係をスムーズ
泳いでいけるかが、生き残りの鍵といった
ところでしょう。
警備隊内の権力闘争になった時、誰が
邪魔だから排除しよう、なんて話が出て
きたりします。
派閥が出来てお互いのあら捜しになり、
人事が閉そくし異動による浄化が難しい
組織ほど顕著です。
カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」の
B社はまさにそうでした。
そんな環境で、どうにか武器を持ちたい
ものです。情報がものを言います。
そこで、清掃など社外のスタッフと仲良く
しておけばいいことが。もちろん社内でも
構いません。
マウントを取って来る人の不利な情報を
ゲットできることがあります。
これをサソリの一刺しよろしく取って置く。
いわゆる切り札です。情報次第では一気に
形勢逆転も可能です。
自分が窮地に追い込まれた時に使えば、
身を護る楯となる可能性が。
清掃など社外の人間もそうですが、社内に
も口の軽い人がいる可能性もあり。
見分けるのは難しくはありません、普段の
言動を見ていれば分かります。
以前これである人のクビが繋がった事が
あるので紹介します。
カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」の
冒頭で、A社が入札で負け市役所を失い撤退。
僕が研修で入った公立病院警備にあるベテラン
隊員がいました。
彼は少し脚が悪いものの、勤務態度は悪くなく
病院スタッフや事務方との関係も良好でした。
僕が来る半年くらい前に、入った別の隊員が
そのベテラン隊員についての処遇を語りました。
彼は弁が立つ自信でもあったのでしょうか、
僕に対しても横柄にマウントを取ってきます。
そしてベテラン隊員は僕の研修が終われば、
お役御免にする上司の意向を漏らしました。
そういえば、彼はベテラン隊員の細かい
あら捜しに躍起になっていたなぁ。
僕は即座に本人に伝えました。彼は事務方
の仲の良いクライアント側の職員に相談。
するとクライアント側から、今年度の
異動を禁じるお達しがA社に行きました。
ベテラン隊員のクビは繋がり、僕はB社へ
転職する足掛かりとなったのです。
弁が立つのに慢心し、言ってはいけない
事までしゃべったのが藪蛇に。
加えて細かいあら捜しばかりにこだわり、
ベテラン隊員の積み上げた信頼を見なかった
ことに失敗の原因があります。
弁の立つ人は、その自信からか往々にして
言ってはいけない事であっても、ぽろっと
漏らしたりすることも。
口の軽い彼らの言動をつぶさに観察すれば、
自分に有利な情報を得られる可能性あり。
マウントを取っているつもりが、逆に利用
されてしまうケースもあるのです。
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