アフィリエイト広告を利用しています

2021年01月17日

武蔵野の屋敷のなごり(清瀬市)旧森田家邸

今回は清瀬市下宿を散策中に出会った立派な茅葺きの屋敷のご紹介です。
<旧森田家邸>
Old-farmhouse.JPG
なんと重厚な屋根なんだ

門が閉ざされていたためこれ以上は進めませんでしたが、大きさに驚かされました。特に屋根ですかね。

<現地説明>
Old-folk-house.JPG
Floor-plan.JPG
約半分は土間なのか

この建物『旧森田家』は清瀬市指定有形文化財。もともと同市内の野塩にあった主屋がここ下宿に移築されたものとのこと。下宿も歴史のあるところなので、その富農の屋敷跡であろうと思いきや、ちょっと違ったようです。

Morita-house.JPG

説明によれば、これは江戸時代中期の『本百姓』の典型的な屋敷とのこと。なるほど。えっ、本百姓つまりは年貢を納めるお百姓さんの典型?こんな凄いのが?

私が昔の農村のシステムをあまり理解できていないせいですかね。『これで普通』かのように受け止め、現地でちょっと困惑してしました。

これは『普通』ではないでしょ?

現地で結論は出ませんでしたが、この画像をTwitterで紹介したところ、街探索でご一緒させて頂いている複数のお仲間から情報を頂き、やはり比較的豊かな層の『典型』と受け止めるに至りました。そうですよね。

決定的だったのは清瀬市のホームページです。以下に抜粋すると
『森田家のご先祖は、かつて墓碑銘(現円福寺)から推定して16世紀後半には野塩に定住し、幕末期には名主役をつとめた旧家です。』
とのことです。名主役、まぁいわゆる庄屋のことと受け止めました。それなりの財力がある家が多いですよね。

この日は、かつての村の入り口に設けられている『道切り』の大蛇を見るため、清瀬市下宿に足を運びました。その途中、予想もしていなかった文化遺産と出会うことになりました。管理人さんが常駐しているわけではないので、屋敷の内部の見学には事前の申し込みが必要なようです(詳しくは市のホームページを参照願います)。私はただの通りすがり。外観だけで充分満足しました。

<茅葺屋根>
Thatched-roof.JPG
不勉強なため理解も中途半端ですが、古き武蔵野の農村文化に触れられたような気がしました。

■訪問:旧森田家
[東京都清瀬市下宿]2丁目

■参考及び出典
[清瀬市ホームページ]

■当サイト内の参考画像
<清瀬市の道切り>
MichikiriKiyose (2).JPG

<円通寺>
sn508kiyose (2).JPG



お城巡りランキング
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/10476555
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
検索
記事ランキング
[アクセスランキング]
  1. 1. 上杉謙信の軍旗 毘沙門天と懸かり乱れ龍
  2. 2. 近世小田原城のなごり
  3. 3. 関東の連れ小便・政宗白装束の舞台 (石垣山城)
  4. 4. 刑場近くの橋のなごり 泪橋と思川
  5. 5. 金沢城のなごり
  6. 6. 火の玉不動 大宮宿の水路と刑場のなごり
  7. 7. 足柄城のなごり
  8. 8. 近藤勇ゆかりの地(米沢市)高国寺
  9. 9. 大石内蔵助 終焉の地 細川家下屋敷跡
  10. 10. 大多喜城のなごり
  11. 11. 高岡城のなごり
写真ギャラリー
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
Isukeさんの画像
Isuke
もともとは無趣味の仕事人間。土日は家でゴロゴロ。本ブログは、そんな男が急に城跡巡りに目覚め、てくてくと歩き始めた記録です。
プロフィール
X (Twitter) Twitter-Isuke.JPG Isuke@shirononagori
最新記事

お城巡りランキングに参加中 [参加させて頂いた雑誌]

アクティブライフ・シリーズ009 クルマで行く 山城さんぽ 100【電子書籍】[ 交通タイムス社 ]

[当サイトお勧め本]

小説 上杉鷹山 全一冊 (集英社文庫(日本)) [ 童門 冬二 ]


感想(39件)