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悲しい出来事


悲しい出来事

今回はあまり気が進みませんが、この仕事をしていて

悲しかった出来事を書きたいと思います

私が介護の仕事を始めて二年目位の時に起こった出来事です

当時、私はまだまだ新米の部類の職員でしたが

数名の利用者様を担当していました

その中の一人の利用者様と私に起こった老健での出来事です

その利用者様は認知症で些細なことで気がめいり数日間寝込んでしまうような

利用者様でした。

部屋が変わるなんてもってのほかですし、食堂の座席が変わっただけでも

食堂にも来なくなり寝込んでしまうような方でした。

口も悪く、嫌いなスタッフとは口も利かないような方で頑固で天邪鬼なところもあり

一か月以上お風呂に入らないなんてザラでした。

スタッフや他の利用者様からもあまりよく思われていない存在でした。

しかし、一年間かけて信頼関係を築き、色々なお話しをしてくださるまでになり

私が、お誘いすると快く入浴もされ、笑顔で「さっぱりした」と言ってくれ

介護士として、ご家族様からも信頼していただける関係になりました。

そんなある日に起こった出来事です

夜勤入りで出勤し、食堂に目を向けると、テーブルの位置が変わり

座席の位置も変更されていました

案の定その利用者様は、食堂にはいませんでした、、、、

心配になり部屋に行くと、布団にくるまり丸くなっている利用者様がいました

声をかけると、別人のような顔で、「あーーもうだめだ。。。」と一言。。。

同僚に聞くと、利用者様の人数が増えたため上司がテーブルの位置変えと座席を変更したとの事で

食堂に出てこないので昼食は部屋で食べたが、ほとんど食べなかったといわれました。

怒った私が上司に詰め寄りましたが、話になりませんでした。

夕食の時にご家族様が夫婦で来たのですが、私は頭を下げ謝ることしかできませんでした

「大丈夫だよ、○○さんがそんなことするはずがない」と、私の目を見て励ましてくれたのは

今でも忘れられません、、、

その1か月後に入院のため退所することになり

退所の時にご家族様から

「母は○○さんに介護してもらって本当に良かったと思っていると思うよ、本当にありがとう」

そして半年後、入院先で亡くなり

ご夫婦で、あいさつに来られて、入院先での様子を話してくれました

「ベッドで寝ている母が時々、○○さんて言うんだよ、笑っちゃったよww」

と、ご夫婦で顔を見合わせて笑顔で私に話してくれました。

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