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2014年01月27日

RSH「秘儀参入の門」グループリーディング

RSH.jpg



シュタイナー神秘劇グループリーディングがロンドンのルドルフ.シュタイナーハウス(RSH)でありましたので
 参加して参りました

昨年中 第4まで一通り読み終えましたから また 振り出しに戻り
第一から読み始めます

レギュラー参加者はホンの数名でありますが 講師はここ数年 
文学芸術が専門アントロポゾフィースト Trevor Dance によります

もう数年この催しには通い詰めておりまして 参加者も全くの素人の方もいれば 
造詣深い方もおられ 毎回 違った面白みを体験しております ところで 

今回はとても不思議な事がありましたので 是非記録に留めておましょう

第三幕に入り この幕は マリアとヨハネスがベネディクタスを訪ねます 

まずマリアは彼女の養子をベネディクタスに合わせ 助言を受けます 

その後 マリアはトランス状態に入り ベネディクタスに悪態を吐きます  

「Introduction to the Mystery Play of Rudolf Steiner」by Eileen Hutchins

によりますと 4つの劇の内 解釈の最も難解なシーン とありますが 

マリアのカルマが養子(幼い魂)を負う言われがあるようなのです 

鍵は第4神秘劇に書かれてあるとあります それを知るベネディクタスは 
マリアに助言を与え そして ヨハネスにはマリアと共に歩む事を諭すのです

不思議な事とは 

それまで ロンドンの空は快晴でありましたのに 
シーンが進むにつれ 真っ暗になってゆきまして 
間も無く  大きな稲光があるや 雷の轟音が続き 
窓ガラスを割らんんばかりの大雨となったのです 

丁度この幕の終わりに書かれた詩をベネディクタスが読む頃
余りに出来すぎたタイミングで 
皆して大層不思議がりました 

まるで 雷はマリアの身体に乗り移った悪魔の声のようでもあり また 
稲妻は 詩に書かれた 光お織り成す存在から
黙示を受けたようでもありましたから。。。。

では この幕最後 ベネディクタスの詩を 意訳でお送りいたしましょう

光の織り成す存在は 世界を生命で満たすため 巨大な宇宙を通しその光を発する
愛の恵みは 全宇宙の啓示を呼び起こすため 温情を注ぐ
そして 霊の使者は 光の織り成す存在と魂の啓示を結び
そして その二つのものと共に 人間がその真の自我と連結できるならば
人間は高霊域で存在しうる



と たのしい演劇の日々

2014年01月21日

戯曲「Jerusalem」 by Jez Butterworth

戯曲「Jerusalem」 by Jez Butterworth 

フラリと足を運んだ本屋で出会い 購入 やっと読み終えることができました 
まだまだ英語は中級レベルでありますから 大層時間が掛かってしまします でも 
此れでやるしかありませんので。。。。のでなのです 

舞台の方は 今年クリスマスの時期騒ぎとなりました ウエストエンド アポロ劇場で
2011年に観まして 感想を過去記事に残しております 

シャークスピア俳優 Mark Rylance主演 Rooster 役 による大ヒット作品 



写真は Roosterを演じる Mark Rylance (Web より拝借しました)

ブロードウェイにも行きました 大きな賞も得ております が如何せん 
英語を母国語とする観客方でさえ 南西部労働者階級訛りの砕けた英語は
耳あたりのよいものではなかったようですから まして外人の私には。。  
でしたので今回この戯曲を手にし また新聞の劇評も手伝い 
幾分か 理解した気分になって書いております

その第一 これは観劇の際には その雰囲気さえも感じることが出来ませんでしたが 古き時代の誇り高き英国を回顧する なのだと新聞劇評にありました 
設定は ストーンへイジへと続く森を背にした 
町外れの野原に据えられたトレーラーハウス 
社会にやすやすと飼いならされたくない子羊たちが
 同種の主人公のRoosterのもとに集い 
酒薬快楽にしばしば世知辛くなった現を忘れる そして 

フェアリーに扮した女の子が幕間に現れますが
 彼女は義理の父親の性虐待から逃れ このトレーラに身を隠していおります 
それが為 Roosterはその義理の父親とその仲間に殴打され 亡くなるのです 
その彼女はブレイクの詩 「And did those feet in ancient time」を語り 
それは 英国ストーンへイジをジーザスが訪ねたという伝説を元にした詩であり 
英国国歌の1つであり 権力に屈しない自由な人間精神を歌い上げております 
そして この詩より この戯曲のタイトル「Jerusalem」がつけられたのだそうです

その第二 Rooster は非常に特殊な血を受け継いでおります 
専門家たちはその血を求め Roosterに大金を支払います 
その為 彼は労働することなく 世間の柵の外で気侭に暮らしているわけです 
さらにこの身体的特殊性 希少性が 
彼をあたかも人類救済の特別な存在であるかのように自身に思い込ませます 
彼には一人息子がおりますが もちろん正式の結婚はしておりません 
その息子に 血の秘密を語る件は読んでおりまして ゾクゾクいたしました 
 タイトル「Jerusalem」がこの件で 納得入った気がいたしました 

そして 最終シーン Roosterが森の大男から 助けが必要な時に打ち鳴らせよ 
と授かった太鼓を 役人に彼を売ったかつてトレーラーに集った仲間等の名を
1つ 1つ そのドラムのリズムにのって呼び上げる 
その様は ゴルゴダの丘を目指す 十字架を背負ったジーザスに重なります

ここで幕となりますが 
おそらくRoosterの魂は ドラムの音を聞きつけた森の大男たちにより
救われるのでありましょう 
なんとも心の痛む芝居なのです が 現代版神秘劇とも思えるのでした 


とたのしい演劇の日々 

2014年01月13日

鑑賞 バレエ マシューボーン「白鳥の湖」

鑑賞 バレエ Matthew Bournes’s SWAN LAKE ロンドンSadler’s Wells にて



12月24日クリスマスイブの昼公演 

この日は昼で公演は終わり そして午後から26日まで英国はクリスマス祭日です

を大いに楽しみました 

昨今のロンドン観劇チケットは 事前にinternetや電話で予約を入れますと 保存料やら手数料やら 何やらと意味不明の金額がついてきます チケット販売を専門にする会社が 好き勝手に性質の悪いな商売をやっておりまして それでも売れますから エスカレートのいっぽう 違法ではないのでしょうか? 不思議でなりません

なので 劇場の窓口で買い求めるよう努めております 

今回もEquity会員カードで一番良い席を 立ち見の金額で手に入れることが出来 
まるでクリスマスプレゼントを頂いた気がしました また 
イブを劇場で過ごす事も初めてでしたから ミンスパイ(クリスマス期のお菓子)に
ワインを頂きながら キリスト教圏における一年で一番華やぐ瞬間を
劇場で向かえるダンスをこよなく愛する観衆に混ざり 
その雰囲気をも大いに楽しんでまいりました

さて マシュー ボーンの白鳥の湖 
日本の皆様もご覧になった方々多くおられることでしょう 
幸運にも日本を外から眺める機会を得ておりますが 
日本は世界一流の芸術を愛でるに 惜しみなくお金を注ぐことが出来る 
非常に恵まれた経済文化環境にあります  
皆様も大いに美しいもを共有する幸福を堪能なさって 
芸術文化の創造者 支援者とし貢献されますよう期待してやみません

1995年に Sadler`s Wells公演を日切りに 数々の賞をものとし
 Matthew Bourneを世界に知らしめた SWAN LAKE
本公演パンフレットに拠りますと 演出 振り付け を手直しし よりシンプルに そして
コミカルな部分は大幅に削除した と そして 初回公演をご存知の方は 
新たな発見と しかし期待外れの両方を味わう事でしょう とあります 

これが生舞台の醍醐味でありましょう
 時と共に 作品は成長発展を重ね止まる事を知りません
 

今回が初回の観客にとりましては 白鳥を踊る男性ダンサーたちの鍛え抜かれた美しい身体表現に クリスマスの奇跡が重なり 鳥肌が立つほど感動致しました 
チャイコフスキーの白鳥の湖を生オーケストラで聞くのも初めてでしたので 
その美しい旋律に惚れ惚れし そしてその同じ曲にのり 古典の作品とは違うテーマが
次から次へと展開してゆく 
それらは どれも斬新で 未だに解釈を思い巡らし楽しんでおります 

1つだけ腑に落ちませんのは ガールフレンドの役作り お約束通りの街娘 
コメディデラルテさながら笑い頂戴 客に媚を売るクラウンなのです 
他の役は第四の壁の中におりますのに その演出残念ながら好めませんでした  

もしかしてマシュー ボーンは 女性なる生き物を型で捕らえるかしら。。。と
思ってみたりもしておりますが 

それでも兎も角 
人間はたゆみない努力を重ね自身を磨き上げ 
美を体現する力を備えた存在として創られたのでありましょう 

クリスマスに相応しいバレエ鑑賞となりましたのはまぎれもない事実でありました


と たのしい演劇の日々 

 

2014年01月02日

シュタイナー関連本「Knowledge of the human being through Art」

新年のお喜びを申し上げます 
そして今年も「たのしい演劇」をどうぞ宜しくお願いいたします

さて シュタイナー関連本「Knowledge of the Human Being Through Art」



先だって LondonのRudolf Steiner Houseを訪ねた折にこれも買い求めたました 

これは タイトルテーマに沿ったSteiner講演集からの抜粋となっております 

その最終章でNOVALIS彫刻 音楽 語りを基に人間を科学した先駆者 と紹介されております
ので まだまだ未熟な英語力でありますが 日本語へ翻訳を試みる事で理解の助けになりますから その悪あがきの結果を以下に記したいと思います




次に挙げたノヴァリスの断片集は 彫刻 音楽 語り を 

より掘り下げた人間理解による視点をもって解明しております。

すでにゲーテの自然科学に関する仕事は真に科学的ではない 

と言う見解からしても ノヴァリスの断片は純粋な空想だと言えましょう。 

しかし、彫刻 音楽 語りの手法を明るみにあてれば ノヴァリスは

身体理解としての彫刻の科学 魂の理解としての音楽の科学 

霊の理解としての人間科学と言語学の連合 を着想しているのです。

彼において これらの芸術はその意味で共にあり 以下の断片で示されます。

ノヴァリスは芸術を介し人間を科学したのです。

『語りは神託である』

『身体 魂 霊は宇宙の基本要素である 叙事詩 抒情詩 演劇が詩の要素であるように』

『彫刻 音楽 詩は叙事詩 抒情詩 演劇であり。これらはどれも自由な芸術活動の区別できない基本要素である。』



ところで Steinerを研究する日々の中で体験いたしておりますが
シュタイナーに批判的な方は シュタイナーは先人の知を寄せ集めただけだ 
と申します 
Novalisの断片に出会えば 
シュタイナーの「言語造形と演劇」で熱く語られる epic lyric and dramaの出展は
此処にありか と思いもするのです 
が…. シュタイナーを信奉する方は シュタイナーは既にそれらを知っていた 
と申しますから それならそれでよいのではないでしょうか 大事なことは 
これからの演劇 演技に「人智の遺産」を反映することでありましょう。 

シュタイナーが切り口として存在していることを 大いに喜ばしく思っております。

と たのしい演劇の日々 
 


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