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2012年06月03日

神秘劇2 ドッペルベンガーと台詞

覚えている筈なのに 台詞がどうも出てこない といった体験をする事がありますが 

今回 神秘劇2 魂の試練  ヨハネスのドッペルベンガーの台詞に 同様の事が起

こっております

ドッペルベンガーとは ヨハネスがマリアに対する愛を純粋に精神的なものであると 

自分自身に信じ込ませ それが故の 意識下に強く押さえ込まれた肉体的欲求の申し

子でありまして  ルシファーも働き 当人の前に姿を顕にし 立ちはだかるのでありま

す そしてその姿形に至りましては なんともおぞましい性欲の化け物なのでありま

す これを演じます折 意識はわたくしの下半身に起くのでありますが そうしますと 頭

が空っぽになる と云いましょうか 性欲の化け物を下半身に創り上げ 維持しつつ演

技を進行させながら 台詞を喋ろうと頭に置かれた意識が入りますと 性欲の化け物を

身体から一瞬見失う 性欲の化け物に意識を集中しますと 台詞は何も出てこない と

いう面白い 現象がでております おそらく これは 俳優の身体の中で キャラクター

と台詞が未だ共存し得ていない という事なのではないでしょうか 

台本 シュタイナーの神秘劇関係書 舞台 映画 絵画 そして日常生活 から キャラ

クターのイメージは創られて行きますが 同時に 録音された台詞を聞いておりますと

俳優の内面 とくに丹田の辺りに イメージが それははっきりとした容姿は持てません

が もやのような物のうごめき 或いは色 音 匂い等としても キャラクターのイメージ

は創られてゆみます そして ステッピングで台詞を俳優の身体に入れる作業によっ

て 丹田へと台詞を安定させ 創造と表現の泉は湧き上がるのであります    

そこで 今回このキャラクターと未だ共存し得ていない台詞を落ち着かせる試みの一つ

として 台詞を日本語に訳してみようと思いたちました


こちらは Alexsander Gifford による英語版です

Maria, O Maria, queen of fire!
Sweet fever of the mind, the bad desire.
Legs, breasts, the flesh undressed,
Lips, limbs, the bodies pressed.

Maria, O Maria, rose of bliss!
The crimson smoke, lips opening to kiss.
Hot need, the hungry touch,
Blood, tongues, the naked clutch.


マリア 嗚呼 マリア、炎の女神
甘美に胸せまり みだらを求め
脚 胸 身も顕にし
口 四肢 身体は焦がれる

マリア 嗚呼 マリア 薫香に歓喜す
紅の吐息 唇はキスを欲し
激しい欲求 飢えた衝動
血 舌 無垢にしてい抱き合う




と意訳してみましたが 英語のニュアンスを日本語に置き換えるのは ホントに難しゅう

ございます 日本語に置き換えますと 日本語の持つイメージが思い浮かんでまいりま

す。。。マリアはまるで十二単を纏う平安の貴婦人の様子ですし そうなりますと 俳優

の身体表現も微妙に変化いたしますから ホントに翻訳は難しい事と思います が 

何かしら 俳優の気づかぬ処で助けになっているやもしれません ステッピングと聴く事

を更に繰り返し繰り返し 次回の稽古に望みましょう


と たのしい演劇の日々
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