2018年12月23日
演劇が目指すもの15 ナティヤ.サストラ05 第4章「ラサ論」01
演劇が目指すもの15 ナティヤ.サストラ05 第4章「ラサ論」01
ナティヤ.サストラNāṭya Śāstra(サンスクリット演劇書) 500BCE -200CE
36章から成り 6000に及ぶ詩歌は舞台芸術を語る
Natya:演じる.代理 Shastra:纏め.技法.理論
ラサ/情趣:1流の板前により調理された美食に例える
客は視覚.嗅覚.味覚よりの刺激を通し えも言われぬ 至福の時を堪能する
4つの基本となるラサ/情趣
恋情 憤慨 勇猛 嫌悪
滑稽は恋情から 悲愴は憤慨から 驚嘆は勇猛から 恐怖は嫌悪から 生じる
恋情の模倣は滑稽となり
憤慨の結果 悲愴感が生じ
勇猛の結果は驚嘆され
嫌悪は恐怖へ転じる
ラサ/情趣の 各色 と その支配神
恋情:薄緑色 ヴィシュヌ(維持の神)
滑稽:白 プラマタ
悲愴:灰色 ヤマ(悪魔)
憤慨:赤 ルドラ(暴風神.アスラ)
勇猛:サフラン黄系 インドラ(帝釈天)
恐怖:黒 カーリー(時間.殺戮の女神)
嫌悪:青 シバ(破壊の神)
驚嘆:黄 ブラフマ(創造の神)
静寂:永遠なる白 ヴィシュヌ
美学論 ラサ/情趣の直接認知 純粋な意識
哲学.神学.美学に於ける真理の探求者や信奉者は
文学.芸術.神的儀式を通し 信心深い体験をする
それは自分自身の本質/アートマン 最高の自己との一体化 崇高な喜び
として理解される
ラサ/情趣は言葉と意味の融合
それは読者の心を浸す 至福の味と共に
それは詩の真実 永遠の炎
それは言葉を超え 魂には鮮明に現る
次回へ続く
と たのしい演劇の日々
ナティヤ.サストラNāṭya Śāstra(サンスクリット演劇書) 500BCE -200CE
36章から成り 6000に及ぶ詩歌は舞台芸術を語る
Natya:演じる.代理 Shastra:纏め.技法.理論
ラサ/情趣:1流の板前により調理された美食に例える
客は視覚.嗅覚.味覚よりの刺激を通し えも言われぬ 至福の時を堪能する
4つの基本となるラサ/情趣
恋情 憤慨 勇猛 嫌悪
滑稽は恋情から 悲愴は憤慨から 驚嘆は勇猛から 恐怖は嫌悪から 生じる
恋情の模倣は滑稽となり
憤慨の結果 悲愴感が生じ
勇猛の結果は驚嘆され
嫌悪は恐怖へ転じる
ラサ/情趣の 各色 と その支配神
恋情:薄緑色 ヴィシュヌ(維持の神)
滑稽:白 プラマタ
悲愴:灰色 ヤマ(悪魔)
憤慨:赤 ルドラ(暴風神.アスラ)
勇猛:サフラン黄系 インドラ(帝釈天)
恐怖:黒 カーリー(時間.殺戮の女神)
嫌悪:青 シバ(破壊の神)
驚嘆:黄 ブラフマ(創造の神)
静寂:永遠なる白 ヴィシュヌ
美学論 ラサ/情趣の直接認知 純粋な意識
哲学.神学.美学に於ける真理の探求者や信奉者は
文学.芸術.神的儀式を通し 信心深い体験をする
それは自分自身の本質/アートマン 最高の自己との一体化 崇高な喜び
として理解される
ラサ/情趣は言葉と意味の融合
それは読者の心を浸す 至福の味と共に
それは詩の真実 永遠の炎
それは言葉を超え 魂には鮮明に現る
次回へ続く
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