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2020年05月15日

俳優の錬金術 視覚visual system 46

俳優の錬金術 視覚visual system 46

光/可視光Light/visible light

原子論者のピエールッセンディ(1592〜1655)は1660年代光の粒子理論を提案

 ピエール・ガッサンディPierre Gassendi (1592–1655) 仏 哲学者 司祭 天文学.数学者

ニュートンはガッサンディを幼い頃に研究 デカルトの渦動説cartesian vortex theory よりも好んだ

 アイザック・ニュートン  Isaac Newton(1642-1727) 英 数学.物理学.天文学.神学者
1665 -66ペスト大流行による社会封鎖lockdown 自宅学習中 プリズムでの分光の実験 『光学(1704)』
 
 デカルトの『渦動説』
天体を運動させているのは天体を囲んでいる物質エーテルether が
天体を押し その物質は渦のように動いている とする

 ニュートンは 光は光源からすべての方向に放出される粒子corpuscle/particleで構成されている
『光の仮説(1675)』 と述た

光の波動性wave nature of lightに対するニュートンの主張の1つは
 波は障害物の周りを曲がることが知られているということ 光は直進するだけである筈だから
.しかしニュートンは 光粒子light particleがエーテル中etherに局在化localisedした波を作り出すことで
(フランチェスコ・グリマルディにより発見)光の回折diffraction現象を説明した

 回折diffraction :
媒質中midiumを伝わる波動waveに対し障害物obstacleが存在する時
波がその障害物の背後behind the abstacleなど
一見幾何学的geometricalには到達できない領域に回り込んで伝わる現象
  回折は 音波sound wage 水の波water wave
電磁波electromagetic wave(可視光visible light X線X-rayなど)を含むあらゆる波で起こる

 フランチェスコ・マリア・グリマルディFrancesco Maria Grimaldi (1618 – 1663)伊
 イエズス会司祭 数学者 物理学者 『光 色 虹に関する物理・数学的論考(1665)』

ニュートンの理論は 光の反射reflection of lightを予測するために使用できたのだが
 重力gracitationの引力により 高密度の媒質に入ると光が加速する と誤った仮定により屈折を説明
ニュートン 『光学Opticks(1704)』で発表

 光の波動説wave theory of light:
光の本質は 何らかの媒質内を伝播する波動である という仮説
 クリスティアーン・ホイヘンス Christiaan Huygens (1629 –1695)提唱  
 オランダ 物理学 数学 天文学者 発明家 『光についての論考(1690)』

 光の粒子説particle theory of light:
光の本質は粒子であると仮定すると説明が容易な多数の実験の存在を根拠にした仮説


ラプラスは ニュートンの「光の粒子説と力学」 から 光も万有引力の影響を受けるとし
 理論を極限まで推し進め 十分に質量と密度の大きな天体があれば
 その重力は光の速度でも抜け出せないほどになる と推測し
ブラックホールblack hole の可能性を示す

 ピエール=シモン・ラプラス Pierre-Simon, marquis de Laplace (1749 – 1827) 仏
 工engineering 数 統計statistics 物理 天文 哲学者「天体力学概論(1799-1825)」

 ブラックホールblack hole:
極めて高密度で強い重力のために物質だけでなく光さえ脱出することができない天体

ニュートンの粒子理論により光の偏光の性質は説明された

  偏光polarization:
 電場および磁場の振動方向が規則的な光のこと
電磁波である光は横波(進行方向と垂直に振動する)としての性質を持ち
 日光のような自然に降り注ぐ光は その波の揺れは進行方向に向かって
360度平均的に混合された振動方向を持つ無数の光から構成されてる
 それ故に 直線偏光 円偏光 楕円偏光 が発生する

 エティエンヌ=ルイ・マルス
「偏光の数学的な粒子理論mathematical particle theory of polarization(1810)」

 エティエンヌ=ルイ・マリュス Étienne-Louis Malus (1775 – 1812) 仏 役人 エンジニア 物理学.数学者

ジャン=バティスト・ビオJean-Baptiste Biot 1812年より光学を研究
 マルスの理論が既知の偏光現象を説明していることを示す

  ジャン=バティスト・ビオ Jean-Baptiste Biot (1774 – 1862)  仏 物理学.天文学.数学者

  旋光optical rotation:直線偏光がある物質中を通過した際に回転する現象
この性質を示す物質や化合物を 旋光性/光学活性を持つ と言う

19世紀より以前 光は corpuscle と呼ばれる離散的な微粒子束から成ると信じられていた
19世紀初期 粒子説 よりも波動説が主流をなしていた
が ビオが始めた偏光についての研究は 光が微粒子から出来ているのでなければ得られない結果をもたらし
光学は躍進する 


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2020年05月14日

俳優の錬金術 視覚visual system 45

俳優の錬金術 視覚visual system 45

光/可視光Light/visible light

.デカルトの光学opticsへの貢献
ルネ・デカルト René Descartes 1596 – 1650) 仏 哲学.数学.科学者 近代哲学の父

デカルトは光は発光体の機械的特性であると主張
 イブンアルハイサムibn al-haythamとウィテロviteloの「形態form」 および
ベーコンbacon グロセットエステgrosseteste ケプラーkeplerの「種species」を否定した

 イブン・アル=ハイサムIbn al-Haitham  965 – 1040)  イラク 近代光学の父
 ウィテロ Vitello 1270–1285) ポーランド 修道士
 ロジャー・ベーコン Roger Bacon 1214-94) 英 カトリック司祭
 ロバート・グロステスト Robert Grosseteste 1219-92) 英 司教
 ヨハネス・ケプラー Johannes Kepler 1571-1930)独 天文学

デカルトは幾何学的な構成と屈折の法則(スネル-デカルトの法則)を使用し
虹の角半径が42度であることを示した
   (太陽−プリズムとなる水滴−観察者 のなす角度が40 - 42度となる位置に見られる)
独自に反射の法則low of reflectionを発見1637年『屈折光学』 を発表

デカルトは音波の振る舞いとの類推によって
 光は密度の低い媒体よりも密度の高い媒体の方が速く進む と誤って仮定
 だが 光が波のように振る舞うと仮定し
 屈折は異なる媒体における光の速度によって説明できる と結論付けた点で正しかった

デカルトの光理論(発光体と伝達媒体との機械的特性による)は 現代の物理光学の始まりと見なされる




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2020年05月13日

俳優の錬金術 視覚visual system 44

俳優の錬金術 視覚visual system 44

光/可視光Light/visible light


古代インドancient Indiaでは、AD初期 ヒンドゥー教の学校
 サーンキヤ学派Samkhyaおよびヴァイシェーシカ学派 Vaisheshikaが光に関する理論を発展させた

サーンキヤ学派 Samkhyaによれば 光は5つの基本的な要素/五粗大元素
 地球earth(Prithivi)
 水water(Jala)
 火fire(Agni)
 空気air(Vāyu)
 エーテルether(Ākāsha)
  の1つでありそこからな現れる



ヴァイシェシカ学派は 物質substance(Dravya)は9個と考え
地球earth(pṛthvī)
水water(ap)
火fire(tejas)
空気air(vāyu)
エーテルether(ākaśa)

時間time(kāla)
スペース/空間space(dik)
自己/魂self.soul(ātman)
心 mind(manas)

最初の5つは特定の性質を持っているため 1つまたは他の外部感覚によって認識される
 
物理世界の原子理論は
 エーテルether
 空間space
 時間time
  の非原子的基礎non-atomic groundに基づいいている

光線は 火fire(tejas)原子の高速な流れと見なす

光の粒子は火原子の速度と配置に応じて異なる特性を示す

ヴィシュヌプラナvishnu purnaは陽光を「太陽の7つの光線」と呼ぶ



5世紀のDignāgaや7世紀のDharmakirtiのインド仏教徒は 原子主義を発展させた
それは原子で構成される実体/存在ついての哲学で
 その実在は光やエネルギーの閃光/きらめき だと言う
彼らは光をエネルギーと同等 原子の実体/存在であると見なした



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2020年05月12日

俳優の錬金術 視覚visual system 43

俳優の錬金術 視覚visual system 43

光/可視光Light/visible light

古代ギリシャとヘレニズム期Classical Greece and Hellenism

紀元前5世紀エンペドクレスempedoclesは
4つの要素four elements 火fire 空気air 土earth 水waterにより
世界worldは構成されているとし
更に アフロディーテaphroditeがその4大元素より人間の眼を創作
 それに火を与え その眼光が対象を捉える事で 視覚を可能にした と信じた
だが Empedoclesは “これが本当ならば昼間同様に夜間も見ることができる筈なのだが” と問い
 眼光及び 太陽sunなどの光源rayとの 光の相互作用を仮定するに至る

エンペドクレスempedocles( 494 – c. 434 BC )




紀元前300年頃、ユークリッドeuclidは光の性質を研究し 『オプティカoptica』を書く
ユークリッドは光が直進すると仮定 光を数学的に研究し 反射の法則law of reflectionを説明した
ヒトは夜間眼を閉じた状態から開けた瞬間に星を捉える事ができる
 ”さて夜間の星をどの様に見る事でそれは可能か” を尋ね
 視覚は眼から発せられる光線の結果であるという説に疑問を投げかけた

Euclid of Alexandria300 BC)



紀元前55年 初期のギリシャ原子論を引き継いだローマ人ルクレティウスlucretiusは 
「太陽の光と熱は微細な原子で構成され これらは 放たれた瞬間に対象を捉える」(宇宙の性質から)
後の粒子理論に似ているにもかかわらず ルクレティウスの見解は当時受け入れられなかった

ティトゥス・ルクレティウス・カルス Titus Lucretius Carus 99 BC – c. 55 BC)

原子論atomism :
万物は最小の構成要素(原子atom)の集合体である とする



プトレマイオスptlemyは 光の屈折 refraction of lightについて『光学Optics』に書いている

クラウディオス・プトレマイオスClaudius Ptolemy AD 100 – c. 170)




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2020年05月11日

俳優の錬金術 視覚visual system 42

俳優の錬金術 視覚visual system 42

光/可視光Light/visible light

人間の目で知覚できる電磁スペクトルelectromagnetic spectrum(波長380 - 760 nm/nanometre ,紫外線ultraviolet(波長が短い)と赤外線infrared(波長が長い)の間)内の電磁放射electromagnetic radiation

電磁放射EMRelectromagnetic radiation 物理学では 電磁放射エネルギーelectomagnetic radiant energyを運ぶ 空間を伝搬/放射する 電磁場electromagnetic fieldの波wave(その量子quanta/光子photon)を指す

電磁スペクトルelectromagnetic spectrum:
電磁放射の周波数 波長wavelength 光子photonエネルギー の帯域/スペクトル

地球上の主な光源は太陽

可視光の特性は 強度intensity 伝搬方位progagation direction 周波数frequency/波長スペクトルwavelength spectrum 偏光polarization
真空中での光速度299,792,458メートル/秒 は定数

物理学で光とは 可視如何にかかわらず 任意の波長の電磁放射EMRを指し
ガンマ線gammaray X線 マイクロ波microwave 電波radio wave を含む

すべてのタイプの電磁放射EMRと同様に 可視光 も波waveとして伝播す

しかし光波エネルギー(光の波動性)は 粒子particle(光の粒子性)の如く単一の場で吸収される

EMRの吸収されるエネルギーは光子photon 光の量子quantaを表す

光波が変換され光子photonとして吸収されると 瞬時に単一の場にて崩壊 そこは光子が「到着」する場だ
波動関数の崩壊 である

波動関数の崩壊 wave function collapse(量子力学):
初めはいくつかの固有状態の重ね合わせであった波動関数が ある1つの固有状態に収縮すること

光の波としての 粒子としての 性質は 粒子と波動の二重性である


光学(光の研究)opticsは現代物理学の重要な研究分野だ


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と たのしい演劇の日々

2020年05月09日

俳優の錬金術 視覚visual system 41

俳優の錬金術 視覚visual system 41

網膜 retina

感光性網膜神経節細胞(pRGC)photosensitive retinal ganglion cells

松果腺pineal gland 松果体pineal body

pinealomas松果体腫瘍
腫瘍tumoreはまれで50 – 70%胚性生殖細胞embryonic germから発生する胚細胞腫geminoma

これらの新生物/腫瘍は分化のレベルに基づき
 松果体腫pineoblastoma
松果細胞腫pineocytoma
混合腫瘍mixed tumor
の3つのカテゴリーに分類順番に腫瘍攻撃性と相関

腫瘍の位置のため そ外科除去を困難とし
臨床経過は長期化し 数年に及ぶ

松果体の形態morphologyは病理学的状態で著しく異なる
例えば 肥満obeseの患者と原発性不眠症primary insomniaの患者は
容量の減少が報告されたいる

pinealoma : 
松果体腫瘍が子供の松果体の細胞を破壊する場合 性的早熟precocious pubertyを引き起こす
松果体腫瘍はホルモンの産生を妨害し不眠症insomniaに陥る

コリアー徴候collier’s sign
(パリノー症候群にも関連する眼を見開いたような表情を示す中脳病変の兆候 ) が現れる
パリノー症候群 Parinaud's syndrome(瞳孔は対応するが光に反応しない)
または背側中脳症候群dorsal mid-brain syndromeは
 眼球運動および瞳孔機能障害を示す一群の異常

これらは中脳蓋midbrain tectumの上丘superior colliculusおよび脳神経cranial nerveIII
 垂直視線中心を担う
内側縦足吻側間質核riMLF/rostral interstitial nucleus of medial longitudinal fasciculus
の圧迫によって引き起こされる

松果体腫は視床下部抑制経路hypothalamic inhibiting pathwayの遮断を引き起こ し
 ベータ-hCG分泌 その結果ライディッヒ細胞刺激(内分泌症候群)に至る

 ヒト絨毛性ゴナドトロピンhCG/human chorionic gonadotropin:
  受胎conceptionの直後から胎児fetus(胚子 embryo)の
  栄養膜合胞体層syncytiotrophoblast (胎盤placenta の一部)で作られる
  その役割は卵巣Ovary にある黄体corpus luteum の分解を防ぎ
  ヒトの妊娠に重要であるプロゲステロンprogesterone の産生を保たせる
  また母児免疫immune system 寛容へ影響していると考えられている
  βhCG (腫瘍マーカー)奇形腫は精巣と卵巣で見つかるが未分化胚細胞腫として脳でもみられる

その他 視覚障害visual disturbance
   頭痛headache
  精神的悪化mental deterioration認知症dementiaのような行動も報告されている

松果体腫瘍は
初代棘細胞pineocyte(棘細胞腫瘍pineocytomas 松果体腫瘍pineoblastomas)
星状細胞astrocytes(星細胞腫瘍astrocytoma)
生殖細胞germ cell(胚細胞腫瘍germinoma)の増殖が原因である可能性あり


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2020年05月08日

俳優の錬金術 視覚visual system 40

俳優の錬金術 視覚visual system 40

網膜 retina

感光性網膜神経節細胞(pRGC)photosensitive retinal ganglion cells

松果腺pineal gland 松果体pineal body

松果体の分泌活動secretory activityは未だ未知なる世界である
脳の深奥deep in the brainに位置する故 歴史を通し哲学者は
 松果体を重要であるに違いないと信じた
そして 解明された機能を取り巻き
 神秘と 形而上学と オカルト理論が 「謎めいた」腺として 今もなお盛んに取り沙汰されている

松果体は より大きな臓器の「痕跡器官gestiginal renmant」であると考えられていた

1917年 牛の松果体よりの抽出物はカエルの皮膚を明るくすることが知られる

イェール大学の皮膚科教授 アーロンB.ラーナー氏らは
 松果体の物質が皮膚疾患の治療に役立つことを期待
 1958年 ホルモンメラトニンを分離して命名する
しかし  その物質は期待した結果を証明しなかった

ところが その発見はラットの松果体を取り除くことが卵巣ovaryの成長を加速させるなど
いくつかの謎を解決するのに役立つ、
ラットを一定間光照射下に保つと松果体の重量を減らす
松果体切除術と 一定の光照射は 卵巣の成長に同程度に影響を与える
そしてこの知識は 時間生物学chronobiology分野を後押した


痕跡器官vestiginal remnant:
退化によって本来の用をなさなくなった器官が
 わずかに形だけがそれと分かるように残っているものをさす

Aaron Bunsen Lerner (1920 – 2007 米の医師 研究者 教授 
米国科学アカデミー National Academy of Sciences/NAS会員
専門分野.医療生理学および代謝Medical physiology and metabolism 

時間生物学 Chronobiology :
生物の周期的現象periodic phenomenaと
 太陽solarおよび月lunarに関連するリズムへの適応を調べる生物学の分野
.時間生物学 は 古代ギリシャ語のχρόνος(「時間」を意味するクロノス)と
  生物学biology 生命lifeの科学的研究に由来とす
関連する用語クロノミクスchronomicsとクロノームchronomeは
特に生物間のサイクルの比較が必要な場合に
 時間生物学的現象に関与する分子メカニズム
 または時間生物学のより量的な側面のいずれかを説明するために使用
時間生物学的研究には 比較解剖学anatomy 生理学physiology 遺伝学genetics
分子生物学molecular biology 生物リズム力学behaviour of organismにおける生物の行動
 及び 発生遺伝学epigenetics 開発development繁殖reproduction 生態学wcology
    進化ecolution が含まれる





と たのしい演劇の日々

2020年05月07日

俳優の錬金術 視覚visual system 39

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網膜 retina

感光性網膜神経節細胞(pRGC)photosensitive retinal ganglion cells

松果腺pineal gland 松果体pineal body

ほとんどの脊椎動物は松果体を持っ
脊椎動物の共通の祖先は 現存のヤツメウナギと同様
 その頭上に一対の光感覚器官photosensory organを持っていただろう
四肢動物 の頭頂の眼parietal eyeと松果腺pineal glandはこの器官の進化した形だ

胚発生中embryonic developmentトカゲ類の頭頂部の眼parietal eyeと松果体pineal organは
 脳の外胚葉ectodermのポケットから同時に形成される

 parietal eye:third eye/pineal eye :
  第三の眼third eyeとも呼ばれる頭頂眼parietal eyeは
魚 両生類 爬虫類に存在する視床Epithalamusの一部
眼は頭頂部にあり 光受容性photoreceptiveで 松果体と関連
概日リズムcircadian rhytimicityと体温調節thermoregulationホルモンhormone産生調節す
.ヤツメウナギは 2つの頭頂眼あり
 1つは傍松果体器官parapineal organから もう1つは松果体器官pineal organから発生
これらは 頭蓋骨の上面の中央に前後並列する
ヤツメウナギは脊椎動物の中で最も原始的なものであり 
これが脊椎動物の原初状態だった可能性があり
そして生態ピラミッド/食性連鎖food chain 底辺種が
 上位種からの脅威を感知することを可能にしたかもしれない


 外胚葉 :初期 胚における3つの一次胚葉primary germ layersのひとつ 最も外側の層
  外胚葉は 神経系( 脊椎 末梢神経 脳) 歯のエナメル質 表皮(外皮の外側部分)を形成するために分化
  口 肛門 鼻の粘膜 汗腺 髪と爪 を形成
   その後期発生する神経胚より眼は発現する

哺乳類の松果体は形状に基づいて3つのカテゴリのいずれかに分類される
げっ歯類は他の哺乳類よりも構造的に複雑な松果腺を持つ
ワニといくつかの哺乳類の熱帯系統および一部の有袋類は頭頂部と松果体の両方を失っている
セイウチやアザラシなどの極地哺乳類は 異常に大きな松果体を持つ

すべての両生類は松果体がある 一部のカエルやヒキガエルは「前頭器官/第三の眼」を持つ
多くの非哺乳類脊椎動物の松果体細胞は 眼の光受容体によく似ている

形態学morphologyおよび発生生物学dedvelopmental biologyは
 松果体細胞pineal cellが網膜細胞retinal cellと共通の始祖を持つと示唆する
松果体細胞構造sytostructureは側眼lateral eyeの網膜細胞と進化的に類似している
鳥や爬虫類は 松果体で光変換色素phototransducing pigmentメラノプシンmelanopsinを発現
トカゲ類の松果体の構造は 脊椎動物の側眼の角膜comea 水晶体lens 網膜retinaに類似
ほとんどの脊椎動物は 光を受け
 概日リズムcircadian rhythmを調節する松果体内酵素enzymaticの連鎖反応を引き起こす

人間や他の哺乳類の 概日リズムを設定に必要な光信号は
網膜視床下部システムretinohypothalamic systemを通じ
 眼から視交叉上核SCN/suprachiasmatic nucleiと松果体に送られる

多くの絶滅した脊椎動物の化石化した頭蓋骨に松果体孔がみられ
時にそれらは 現存の脊椎動物のものより大きいこともある


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2020年05月06日

俳優の錬金術 視覚visual system 38

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網膜 retina

感光性網膜神経節細胞(pRGC)photosensitive retinal ganglion cells

松果腺pineal gland 松果体pineal body

石灰化 Calcification

松果体pineal glandの石灰化calcificationは若年成人に典型的であり 2歳の子供でも観察されている

松果体pineal glandの内分泌internal secretionは 思春期に入るまで
 生殖腺reproductive glandの発達を阻害
 幼少時期の損傷は 生殖器sexual organ 骨格skeoetonの発達を加速する.

松果体pineal glandの石灰化calcificationはメラトニンmelatonin合成能力に有害であるが
 睡眠障害は引き起こさない

石灰化率は国にり異なる 年齢の増加と相関し アメリカ人は17歳までに40%で発生する

松果体pineal glandの石灰化calcificationは「脳砂corpora arenacea/brain sand」としても知られている

松果体の石灰化calcificationは病理学pathologicalでは 標準な老化プロセスであり
  ほぼすべての成人が石灰化を示す

脳砂Corpora arenacea/brain sand
松果体および脈絡叢choroid plexus などに見られる
古い生物には非常に多くの脳砂があり その機能はあるとしても未だ不明
「脳砂」の濃度は年齢とともに増加 松果体は30~40歳に至るとX線で容易に所見できる

 脈絡叢choroid:脳脊髄液を産出し脳室に分泌する重要な器官  

化学分析によると これらはリン酸カルシウムcalcium phosphate(後にヒドロキシアパタイトhydroxyapatite)炭酸カルシウムcalcium carbonate リン酸マグネシウムmagnesium phosphate
 リン酸アンモニウムammonim phosphateで構成される また方解石鉱床calcite depositsも加えられる


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俳優の錬金術 視覚visual system 37

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網膜 retina

感光性網膜神経節細胞(pRGC)photosensitive retinal ganglion cells

松果腺pineal gland 松果体pineal body

.松果体pineal blandは
 結合組織CTconnective tissue空間に囲まれた
 松果体細胞pinealocyte の柔組織parenchyma 小葉で構成され
  腺の表面は軟膜被膜Pia mater で覆われる


松果体を構成する細胞

@松果体細胞pinealocyte:
4〜6個の突起processesが出現する細胞体cell bodyで構成される
メラトニンmelatoninを作り分泌する
特殊な銀含浸法で染色できる
細胞質cytoplasmは好塩基性basophilic
特別な染色により 結合中隔connective septaとその血管blood vesselに及ぶ
 長く分岐した細胞質突起cytoplasmic processesを示す

➁間質細胞Interstitial cells
松果体細胞pinealocyteの間にあり 
細長い核nucleiと松果体細胞よりも濃く染色された細胞質cytoplasmaを持っ

B血管周囲性食細胞 perivascular phagocytes
多くの毛細血管を有する松果体の血管blood vesselのまじかにあって 抗原antigenを提供する
 食細胞phagocyte:体内組織間隙を遊走食作用をもつ細胞
  細胞性免疫を担う 外来の微生物などの異物を呑み込み破壊
 脳の血管周皮細胞は神経血管単位NVUneurovascular unitを成し
  血管の成熟安定化 血液脳関門の維持 虚血時の神経保護修復等を担う


C松果体ニューロンpineal neuron

Dニューロン様ペプチド含有細胞peptidergic neuronal-like cells
パラクリン調節機能paracrine regulatory functionを持っているかもしれない
 
 傍分泌/パラクリンシグナリングpracrine signaling:
  細胞間におけるシグナル伝達 特定の細胞からの分泌物質が 血液中を通らず組織液などを介し
  その細胞周辺で局所作用を発揮する
 
 典型的ホルモンは特定の器官で産出された後
 血流に乗り遠隔の標的器官で作用を発現するが
 パラ分泌はシグナル分子が細胞外液を介して分泌する細胞の近くだけに拡散 
 周辺の細胞に働きかける
 このパラ分泌にかかわるタンパク質/パラクリン因子は
 発生や損傷部位の細胞増殖や腫瘍などにおいて重要な役割を担う


柔組織 Parenchyma:
臓器organの機能部分 または体内の腫瘍rumourなどの構造の部分 その対照は
結合組織CT Connective tissue:

脳柔組織 brain parenchyma
脳柔組織は ニューロンとグリア細胞glial cellの2種類の脳細胞で構成される脳の機能組織
損傷 外傷は認知能力の喪失 死さえももたらす

軟膜pia mate:
脳 脊髄spinal cord を包む髄膜Meninges のうち もっとも内部にある膜membranes
ラテン語の「pia mater」は「優しい母」の意 アラビア語の軟膜にあたる語に由来する


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