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2020年05月12日

俳優の錬金術 視覚visual system 43

俳優の錬金術 視覚visual system 43

光/可視光Light/visible light

古代ギリシャとヘレニズム期Classical Greece and Hellenism

紀元前5世紀エンペドクレスempedoclesは
4つの要素four elements 火fire 空気air 土earth 水waterにより
世界worldは構成されているとし
更に アフロディーテaphroditeがその4大元素より人間の眼を創作
 それに火を与え その眼光が対象を捉える事で 視覚を可能にした と信じた
だが Empedoclesは “これが本当ならば昼間同様に夜間も見ることができる筈なのだが” と問い
 眼光及び 太陽sunなどの光源rayとの 光の相互作用を仮定するに至る

エンペドクレスempedocles( 494 – c. 434 BC )




紀元前300年頃、ユークリッドeuclidは光の性質を研究し 『オプティカoptica』を書く
ユークリッドは光が直進すると仮定 光を数学的に研究し 反射の法則law of reflectionを説明した
ヒトは夜間眼を閉じた状態から開けた瞬間に星を捉える事ができる
 ”さて夜間の星をどの様に見る事でそれは可能か” を尋ね
 視覚は眼から発せられる光線の結果であるという説に疑問を投げかけた

Euclid of Alexandria300 BC)



紀元前55年 初期のギリシャ原子論を引き継いだローマ人ルクレティウスlucretiusは 
「太陽の光と熱は微細な原子で構成され これらは 放たれた瞬間に対象を捉える」(宇宙の性質から)
後の粒子理論に似ているにもかかわらず ルクレティウスの見解は当時受け入れられなかった

ティトゥス・ルクレティウス・カルス Titus Lucretius Carus 99 BC – c. 55 BC)

原子論atomism :
万物は最小の構成要素(原子atom)の集合体である とする



プトレマイオスptlemyは 光の屈折 refraction of lightについて『光学Optics』に書いている

クラウディオス・プトレマイオスClaudius Ptolemy AD 100 – c. 170)




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