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2015年04月13日

サヨリの栄養の効能と下処理や食べ方!

 サヨリとはサヨリ科の海水魚です。細長い姿が特徴の魚で、淡白で脂質が少ない白身魚です。クセのない高級魚ですが傷みやすいので下処理や食べ方には注意が必要です。日本各地の沿岸に生息しています。別名は「サイヨリ」「カンヌキ」「スクビ」。

サヨリの栄養と効能
・ナイアシン:ビタミンB3とも言われ、水溶性で熱に強い。循環器系、消化器系、神経系に働きかける効能があり、不足すると口内炎や皮膚炎、下痢などの症状が出ます。
・DHA:神経機能の維持、脳細胞の発達・活性化に関わっていて、老人性認知証の予防に有効です。EPAと同様に癌予防、コレステロールの低下作用、アレルギー症状の緩和をする効能があります。
・EPA:コレステロールの低下や抗血栓作用はDHAより効果が高いです。癌予防に効果的で、アトピー性の皮膚炎、喘息などのアレルギー症状を緩和する効能があります。
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美味しいサヨリの選び方
 くちばしの下が赤くなっているものが新鮮です。全体が透き通っているような色で、背が薄い緑色に輝いているものが良品です。

サヨリの下処理と保存方法
 魚の中でも傷みやすい部類なので、頭と内蔵を取り除いて洗ってから水気を切り、ラップで包んで冷蔵庫で保存します。内部の黒い部分は臭みがあるのでとってしまいましょう。淡白な白身魚の割に生臭さがあるので気になるなら薄い塩水に浸けて締めるのも良いです。賞味期限は2日間くらいなのでその日に食べてしまうのが無難です。

サヨリの食べ方
・生の食べ方:新鮮なものは3枚におろして寿司ネタやお刺身、カルパッチョなどにできます。酢や昆布との相性も良いです。
・加熱する食べ方:塩焼きにしたり、天ぷらや澄まし汁の具材に適しています。

サヨリの旬
 基本は春が旬です。三陸沖では初夏が美味しい時期です。

サヨリの種類
・ナンヨウサヨリ:胸ビレが短いのが特徴。
・センニンサヨリ:下顎が短いのが特徴。
・ホシザヨリ:黒い斑点があるのが特徴です。
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エシャロットの食べ方と栄養の効能!

 エシャロットとはタマネギの仲間で「ベルギー・エシャロット」とも呼ばれます。タマネギほど甘味はないですが効能は玉ねぎに近いです。ニンニクのように強い臭みがないので香味野菜としてフランス料理などでよく食べられます。イギリスでは「シャロット」と呼ばれています。

エシャロットの栄養と効能
・アリシン:血流を良するので動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞の予防する効能が有り、新陳代謝を高めてくれるのでダイエット効果も期待できます。
・ビタミンC:高い抗酸化力が免疫力を高め老化を防ぐ効能があります。コラーゲンを作る働きがあるので美肌や健康維持には欠かせない栄養素です。
・カルシウム:骨粗鬆症予防の栄養素としては良く知られていますが、傷口を治したり神経や筋肉の働きにも関連しています。
・カリウム:取りすぎた塩分を排出してくれる効能があり、塩分を取りすぎている現代人にはとても必要な栄養素です。
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美味しいエシャロットの選び方
 持った時に重みがあり、硬いものを選びます。かたいエシャロットは水分が保たれているので美味しいです。軽かったり柔らかいエシャロットは鮮度がなく水分が抜けてしまったものだったり、傷んでいる場合があります。

エシャロットの保存方法
 風通しの良い冷暗所に置くか、新聞紙で包んでニール袋などに入れて野菜庫で保存します。賞味期限は一週間くらいです。皮をむいて冷凍保存もできます。

エシャロットの食べ方と使い方
 エシャロットの食べ方は玉ねぎに近いものがあります。メインではなくマリネやソテーにしたり、みじん切りにしてドレッシングに加えたりします。単体では味噌やマヨネーズを付ける食べ方が日本では多いです。
 フランス料理の定番ソースである「バンブランソース」の原料でもあります。バンブランソースは鯛やスズキなどの白身魚をソテーしたものにとても合います(*´▽`*)

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バンブランソースのつくり方
@みじん切りにしたエシャロットを焦がさないようにバターで炒めます。
A白ワインと白ワインビネガーを加えて煮詰め、別で煮詰めておいた魚の出し汁を加えてさらに煮詰めます。
B生クリームを加えて、塩コショウとバターで味を整えて完成です。

*Aの工程で魚の出し汁を加えずにバターを加えて仕上げたソースは「ブールブランソース」といいます。

エシャレットとエシャロットの違い
 エシャロットと良く似た名前で「エシャレット」があります。エシャレットはラッキョウを軟白栽培したもので全くの別物ですが、大手のスーパーでもエシャレットをエシャロットと表記して販売していることも珍しくありません。

エシャレットについてはこちらへ→https://fanblogs.jp/syokuzaiiroiro/13 

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2015年04月12日

とこぶしの栄養の効能や食べ方。アワビと違うけど姿も成分もそっくり

 とこぶしとはアワビと同じミミガイ科の巻貝です。見た目がアワビにそっくりですが含まれている栄養素もそっくりです。全国各地の海岸に生育しており干潮時に石をひっくり返すと見つけられることがあります目岩に張り付く姿から「とこぶし」と名付けられました。チリやフィリピンから輸入もされています。とこぶしの栄養は美容というよりは健康に対する効能が多いです。カロリーは生で100g当たり84キロカロリーです。
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とこぶしの栄養の効能
・アラキドン酸:リノール酸やリノレン酸と同じ体内で合成することができない必須脂肪酸の一つです。免疫や生殖、神経の機能を整える効能があります。胃酸過多の予防や改善に効果的です。妊娠中は胎児の成長に欠かせない栄養素で不足してしまうと未熟児、先天性異常の原因になると言われています。行き過ぎた過剰摂取はアレルギー症状や動脈硬化の原因となることもあります。
・ビタミンB12:異常のない正常な細胞の増殖を助け、神経を正常に機能させてくれる効能がある栄養素です。
・タウリン:コレステロール上昇の抑制し、眼精疲労の改善、疲労物質である乳酸の増加を防いでくれる効能が有るので疲労回復の効果があり、ストレスの解消にも有効な栄養素です。
・ベタイン:コレステロールを下げてくれ、脂質のエネルギー代謝を促進してくれて肝機能を高めてくれる効能があります。

とこぶしの食べ方
 とこぶしは小さいのでお刺身など生で食べることは少ないですが、お刺身でも問題ありません。一般的には煮物にする食べ方が多いです。酒蒸し、バター炒め、フライや天ぷらなど揚げ物からアワビのようにステーキやソテーにしても美味しく食べることができます(*^^*)山口県の郷土料理ではとこぶしの炊き込みご飯があります。

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とこぶしの保存方法と賞味期限
 生で冷蔵保存するときは一日が賞味期限。加熱後に冷凍保存した場合は数週間〜一ヶ月間くらいが賞味期限の目安となります。

とこぶしとアワビの違い
 アワビの方が断然大きいですが、呼吸などをする殻に空いている穴の数でも見分けることができます。アワビの穴の数は4、5個ですがとこぶしは6〜8個あります。

とこぶしの仲間と別名
・フクトコブシ:八丈島など暖かい地方に生息しています。とこぶしよりも少し大きめで、台湾など海外の輸入物が多いです。「アブキ」という別名もあります。
・伊勢志摩での別名:フクダメ、ナガレコ
・種子島での別名:ナガラメ
・高知県での別名:ナガレコ
・山口県での別名:ずんべ

とこぶしの旬の時期
 6〜8月の夏がとこぶしの旬の時期です。

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プロフィール
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胡桃割り人形
これまでの経歴は、食に関する業務歴16年余り。居酒屋、焼肉屋、デザート工場、野菜工場、スーパーの青果部門、栄養士の学校にもいました。そこでの卒業論文では雑草などの調理方法や効能などを論述しました。これまでの知識や経験、今も勉強していることをブログ上で執筆していきます(^_^)  ユーチューブではテレビではやらない食材の闇の情報、ちょっと変わった食材を初めて料理した動画をアップしています。 https://www.youtube.com/channel/UCCoxlDuKZIQAARun0BfwXug/featured?sub_confirmation=1
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