食材の栄養の効能や食べ方など、扱い方を学び料理上手に！

　今日は日本の野菜に潜む農薬残留の危険性についてお話しします。驚くべきことに、日本は「世界でもっとも農薬を使っていい国」となっていることをご存知でしょうか？農薬使用の規制緩和が進む中、私たちが毎日食べている国産野菜にはどれほどの農薬が残留しているのでしょうか？

日本の農薬使用状況
まず、日本の農薬使用状況とその規制緩和の背景についてお伝えします。もともと日本は世界一の農薬残留大国でしたが、2015年あたりから規制緩和が進み、その地位をさらに強固にしました。中国産の野菜を怖がる方も多いですが、日本の野菜の農薬使用量はそれを上回るトップレベルです。




世界と日本の農薬基準の比較
次に、日本と世界の農薬残留基準値の比較を見てみましょう。特に問題となっているのはネオニコチノイド系農薬です。EUでは2018年にこの系統の農薬の使用を大幅に禁止しましたが、日本では逆に残留基準が緩和されています。例えば、ネオニコチノイド系の農薬アセタミプリドの基準値は、ブロッコリーでEUの5倍、イチゴで60倍、茶葉では600倍と、非常に高い数値になっています。

農薬の健康への影響
これほどの農薬が残留している野菜を毎日食べることで、健康にどのような影響があるのでしょうか？農薬は強力な神経毒であり、長期的な健康リスクを伴います。ミツバチをも殺す殺虫剤がたっぷりと使われた作物を、どれほど洗ったとしても完全に農薬を除去することはできません。

結論と対策
私たちが普段口にしている国産野菜の安全性について、真剣に考える必要があります。自分と家族の健康を守るためにも、農薬使用の実態を知り、可能な限り農薬の少ない野菜を選ぶことが重要です。また、有機農業や無農薬栽培の野菜を選ぶことも一つの対策です。