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2018年01月17日

頭部に放射線を当てた母が被ったもの

頭部に放射線を当てる治療を始めた母には
脱毛という症状は起こらないだろう・・・そう感じていた。

その理由は、放射線治療開始して2週間は脱毛の目立った症状はなかったからである。

しかし実際は脱毛が無かったわけではなく、脱毛の症状は始まっていた。
ただ、抜け毛の延長レベルだった。
だから、当時家族間ではこのまま大した脱毛はないのでは・・・
という感情が強まっていたのだ。

そんな最中、放射線治療も終わり、放射線治療をしてから
3週目に入った直後にそれは始まった。
本格的な脱毛だった。

母の放射線治療は頭部全体に照射する治療方法だったので、
頭皮の不具合自体は直後に始まっていた。
最初は頭皮の突っ張り感による痛みや不快感から始まり、
やがて頭皮のかゆみへと変わった。

当初からステロイド剤を処方され、毎日塗布を続けていた母。

母の脱毛の症状はテレビドラマや映画で見てきたイメージとはちょっと違った。
当初のイメージは髪の毛がそのまま抜けてくる、
髪をとかすをブラシに大量についてくる、
髪の毛を手でとかすと指の間に大量に髪の毛がついてくる

・・・そんなイメージでした。

しかし、母の実際の脱毛を見ると、まるで犬や猫の体毛の生え変わり
・・・髪の毛はもしゃもしゃで、どの毛が生きていて、
どの毛が抜けているのわからない状態だったのです。

首元から肩口まで、まとわりつくように散らかった抜け毛が印象的で、
そこら中に髪の毛が散乱していた。

抜け落ちている髪の毛は、細くちりぢりになっているように見受けました。
このまますべての髪の毛が抜け落ちて丸坊主になってしまうのではないかとも感じた。

中途半端な状態で脱毛が止まるのか、いずれまた新しい髪の毛が生えてきて
くれるのか・・・。
母本人が一番不安だっただろうことは言うまでもないが、
掛ける言葉も浮かばない、気の利いた言葉なんて浮かぶはずもなかった。

その後、綿生地のニット帽を購入し、更にかつら(ウィッグ)の購入をした。
脱毛が本格的に始まった母の容姿は変わり果て、帽子で頭部を隠さずにはいられない。

病院で勧めてくれたニット帽を発注した。
頭皮が非常に弱っているので素材は綿生地を勧められた。

ニットタイプの方が、日常生活において比較的自然にかぶれる。
寝ている時も着用可能なので、常に隠すことが出来る。

この辺りはドラマや映画で見ての通りです。
母親は「女性」なので、帽子だけでは不安で物足りないのであろう。

専門業者の方とはすでにアクセスしていて、話は水面下でも進んでいた。
かつら購入金額「約17万円」
髪型の変更など含め、メンテナンスは無料。

そしてそれは数か月しか使われることは無かった。

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