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2018年07月12日

眠れないストレス

母が抗がん剤副作用以外に、恐れているものがありました

それは、意外にも抗がん剤の副作用を抑えるための薬でした。

抗がん剤を投与後に、「吐き気止め」として処方されるお薬で、

2〜3日分処方されました。

母は、この薬を飲むと眠れなくなってしまうのだそうです。

「眠れない」のは、その薬の副作用なので致し方が無いことでした。


不眠症の人の気持ちがわかると言った母は

たかが2〜3日、されど2〜3日、

眠れないということがこんなにもストレスで、こんなにも恐怖に感じる

ことなのか・・・と。

日中はベッドで横になることが殆どになり、食事とトイレは嫌々。

それでも、1日3食は必ず摂っていたのは、母の闘病に対する信念の強さでした。


大好きなお風呂に入る気もしなかった母

本来は、脱毛の影響でかゆみが残る頭皮を清潔に保ちたかった母、

お風呂でめまいでも起こして転倒なんて起こしてしまったら大変という心情もあったが

それ以前に、眠れていないせいでお風呂に入る気がしないとのことだった。


肺がん治療中の母の抗がん剤副作用は、

「吐き気」・「だるさ」・「倦怠感」・「口内炎」・
「口内と唇の痺れ」・「味覚の変化」

これだけの症状と闘っていた母はもういない


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2016年12月01日

骨髄抑制、免疫力低下、日常生活の規制と母

抗がん剤を投与すると、ある一定の期間中は血液の数値が異常になる。
これは骨髄抑制といって・・・

なんて始められると、話が頭に入ってこなくなってしまう・・
抗がん剤副作用については、医学的に1%以下の可能性の事象についてさえ
触れています。

その症状の内容も、
投与される抗がん剤によっても多少の違いがあるようですが、
それら見込まれる副作用症状の一つ一つが患者さんのリスクとなり、
心と体にずしんとのしかかってきます。

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免疫力低下

母の受けていた抗がん剤は「アリムタ+カルボプラチン」といって
それぞれ2種類の抗がん剤を投与する治療法で、この組み合わせも
複数あるようです。

投与して10日目〜16日目の一定期間中、抗がん剤を投与したことによって
血液の数値が極端に減少・低下するそうです。
特に「白血球の減少」と「血小板の低下」それと「ヘモグロビンの減少」
ずばり、この数値の減少・低下は「免疫力の低下」を意味していて
この期間中の日常生活には、医師推奨の「規制」が加わります。


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規制された母

この期間中は、人ごみを避けるようにしていましたが、
外来で病院に行くときや、その他の施設、買い物時などはマスク着用は必須。
もちろん不要な外出は避けましたが、ストレスも癌には悪薬となるため、
調子を見ながらですが、知人や友人と外出してお茶などしていました。

この期間中、食事にも気遣いは必要で、基本「生もの」は禁止です。
生ものは、魚ばかりではなく野菜や果物のも注意が必要です。
神経質になってしまいそうで心配しましたが、
意外と慣れるのも早かったように感じました。

3クール目ころまでは、自宅内でもマスクをしていましたが、
5月に入りインフルエンザや風邪の流行り時期が過ぎると、マ
スク姿をみるのも少なくなりました。


警戒⇒神経質⇒ストレス
このバランス難しいですね。


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2016年11月27日

口内炎が出来て気づけた!?母の気持ち・・・

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抗がん剤と口内炎

自分に口内炎が出来て、改めて思うのは

抗がん剤治療を受けていた頃の母の気持ちだった。

気になるけれども、大したことはない・・・

そう言っていた。

大したことではない・・・と言っていた母。

あくまでもそれは、母のさじ加減だ。

鬱陶しかったに違いない。

当時の私は、母のその言葉で安心していた。

それは、もっとすごくひどい症状の人達と比べていたからだった。

母がそんな程度の症状で収まって良かった・・・と、

食事も摂ることが出来ていた・・・だから安心していた。

しかしどうだろう・・・自分の口内に炎症が起きると

とても不快で鬱陶しい。

何もしていなくても痛い。

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”気づき”はいつも後から

痛みの種類は全然違うが、見えない棘が刺さった時に似ている。

大した痛みでもないが、痛いことは痛い。

何かが触れると中途半端な激痛が走る。

物凄く鬱陶しい。

その鬱陶しさが口の中にある。

食べることに躊躇する自分がいる。

美味しいのだが、美味しくない。

私の場合、ちょっと風邪気味なのだと思う。

久しぶりの口内炎だが、定期的にあることだし

あと数日で収まるだろう・・・。

しかし母は、抗がん剤治療中ずっと感じていた。

21〜28日毎に抗がん剤を投与すること6回。

母はその間、いろんな副作用に耐え続けた。

あの時、母に掛けた言葉。

口内炎が大したことなくて良かったね・・・

ではなくて、鬱陶しいでしょ・・・ご飯食べるとき痛いね・・・

とか、もっと気の利いた言葉が出せたはずだった。

何かある度に恥ずかしい・・・私はこうやって、

少しずつ自分の恥をさらしながら生きていくのだろう・・・。
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2016年11月11日

抗がん剤治療開始後、最初で最後の嘔吐

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抗がん剤:アリムタ+カルボプラチン
抗がん剤投与6日目

投与6日目の朝、今日も美味しく朝食を食べることができた。

昼食は40%程度しか食べれず、おかずはほぼ残した。

「味覚の変化」の影響で落ちた食欲、朝食は「パン」が主食だった。

昼食は食べやすい「そうめん」リクエストしていた。

病院はそういうところが機転が利くので頼もしい。

ただ、その日だけは少し違った。

看護師さんが気を利かして夕飯に「おかゆ」

を用意してくれた時にそれは起こった。

「臭い」にも敏感となっていた母にとってその臭いは

苦痛だったのだろう・・・。

「吐き気」をもよおし、そのままトイレへ駈け込んだ。

食前・・・まさに直前であったため、嘔吐しても胃液しか出なかったらしいが、

それはそれで辛かっただろう。

胃酸で喉元が焼けるように痛いのは良くわかる。

その日、結局夕飯は食べれずに終わった。

看護師さんの機転が仇となった瞬間だった。

しかしながら、良かれでしてくれた好意だ。

誰を咎めるものでもないし、責めることでもなかった。
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抗がん剤治療は6クールすべてを受けきった。

1クールが21日周期。

約5か月間の長くて短い奮闘だった。

吐き気や気持ちの悪さは幾度となくあった母だが

抗がん剤治療中に嘔吐したのは6日目のあの時だけだった。

そこだけを取り上げれば、母の抗がん剤副作用は軽症だったと言える。

そこに、母の我慢強さはくみ取っていない。

我慢強い人からは、その押し殺した部分の感情すら

感知することが難しい。

母もその一人だった・・・とすると、

闘病中に私が看てきた母の印象は真逆となる。

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2016年10月11日

抗がん剤投与した日の身体の調子

ステージ4の抗がん剤治療

母は合計で6回、抗がん剤治療を受けました。

母は肺がんで、脳に転移していた。

ステージ4・・・その告知は母本人にとっても

家族にとっても、とても辛いものとなりました。

抗がん剤治療を受けるか受けないかで悩んだ日々、

きっと、母の心の中では受けることは決まっていた・・・筈。

医師や周りからいやでも入ってくる悪い情報が

そんな母の心を阻害していた部分も大きいと思います。

「やらなきゃしょうがない」・・・そんな感じのセリフだったと

記憶しています。

時間が経つにつれて、私の記憶もぼやけてきているようです(笑)

とにかく母は抗がん剤治療を受けることを自分で決めました。


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アリムタ + カルボプラチン(ペメトレキセド) 

母が唯一投与した抗がん剤です。

非小細胞肺がんに投与される代表的な抗がん剤療法の一つ(導入療法)。

投与回数は全部で6回でした。

投与方法は点滴で、一度の治療時間は10分程度。

1クール21〜28日で、投与後10日目から16日目くらいの間は

白血球や、血小板の数値が減少・低下し、免疫力が下がるため、

外出を控えたり、マスク着用や食事の制限(生もの注意)があります。

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抗がん剤を投与した日

投与した初日のことは良く覚えています。

抗がん剤投与初日は、母はまだ入院していました。

初回の投与は、何が起きてもすぐに対応できるように

ガイドラインで決まっているようです。

その日は、仕事中から落ち着かなくて、時計を見ながら

勝手にドキドキしていました。

仕事を終えると、一目散に病院へ駆けつけました。

母はきっとベッドで寝ているだろう・・・

ゲロゲロ吐いていたら、なんて声を掛けようか・・・

ひどい口内炎が出来て話も出来ない状態だったら・・・

悪い妄想しかできませんでした。

実際は、病棟に着くとすぐそこに母が居ました。

ケロッとした表情でした。

何しているかと聞くと、身体がなまるから歩いていたという。

こちらの心配をよそに、母は既に夕飯も終えていた。

その後、5回の投与を受けた母は、投与したその日に限っては

特段何も起こらず、その後の食事も摂ることが出来ていた。

もちろん、治療期間中は副作用もありました。

吐き気、倦怠感、舌の痺れ、味覚の変化・・・

それらは投与した日よりも、翌日から2週間後位に

集中していたように思います。


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2016年10月07日

抗がん剤で口内の違和感と吐き気を中心に、母が悩まされた副作用症状

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抗がん剤の副作用症状
抗がん剤の副作用と一言で言っても、
投与する抗がん剤とその組み合わせによって
副作用症状も異なる。

それが抗がん剤の特徴の一つでもある。

また、個人差があるの為に同じ抗がん剤を投与しても
全く異なる副作用症状となることも珍しくもないようです。

投与直後にひどい口内炎が発生し、投与を中止したという方が
母と同じ病棟にいました。

投与開始してすぐにその症状は始まり、
口内が炎症だらけで物凄いことになったのだそうです。

その方がその後抗がん剤治療を再開したかどうかはわかりませんが、
その話を耳にした母が、抗がん剤に一抹の恐怖感を
抱いたのは言うまでもないでしょう・・・。

副作用症状の現れる時期は、薬の種類以外に、患者さんの体力や
体調にも左右されるので、患者さんの状態によっては抗がん剤
治療を受けたくても受けられない患者さんもいらっしゃるようです。

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起こりやすい副作用と対策

骨髄抑制
骨髄とは、赤血球、白血球、血小板をつくっている組織です。
その骨髄が抗がん剤によってダメージを受け、これらが作られなくなると、
感染症にかかりやすくなる、立ちくらみ、出血しやすい、などの
症状が現れます。
抗がん剤投与1週間過ぎると症状が現れます。

白血球の減少は、G-CSFという薬で予防及び治療が出来ます。
血小板・赤血球の場合は「輸血」をすることもあります。


吐き気(悪心・嘔吐)
吐き気を起こす抗がん剤は
「ほとんどない」「弱い」「中程度」「最強」
の4段階に分類されます。

母の受けたカルボプラチンは中程度の分類でした。
吐き気には波がありましたがゲロゲロと吐くようなことは
ありませんでした。
次に提案されていたのが「シスプラチン」でしたが、
その治療は受けないことを決断し、以後、緩和治療に切り替えました。

その「シスプラチン」が分類としては「最強」です。
もう一つが「シクロホスファミド(1500/u以上)」です。

吐き気対策
吐き気対策として以下、箇条書きにします。
・十分な睡眠
・満腹、空腹を避け、軽食やつまみを重ねる
・飴玉を口に含む
・うがいをする
・低脂肪で消化の良いものを摂取する
・食べ物の臭いが気になる時は冷やす
・食後横にならない(椅子にすわる)
・ゆっくり深呼吸

口内炎
炎症を抑える薬の処方をお願いすることをおススメします。
食事は柔らかくてのど越しの良いものを選択し、
歯磨きは歯ブラシを柔らかめのものに切り替えましょう。

胃痛・下痢・便秘
いずれの症状も薬の処方が可能ですが、消化の良いものを摂る、
水分を摂る、食物繊維を多く摂る、決まった時間帯に食事を摂る、
朝食を抜かない・・・など、食欲不振の症状が出ている方には
少々難しい対策方法となっているのが現状です。

食欲不振
口内が汚れていると味覚に影響が出るため、清潔に保ちましょう。
酸味のあるもの、のど越しの良いもの、味のしっかりとしたもの
など、食べられるものを探すことも必要です。

脱毛
抗がん剤投与後3週間で発症すると言われていますが、
治療終了後2〜3か月後に必ず回復傾向になるとのことです。

しかし、元に戻るまでの期間は、
帽子やウィッグなどの着用を考えておいた方が良いと思います。

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2016年08月10日

抗がん剤投与後、免疫力低下期間中の過ごし方





抗がん剤を投与すると、ある一定の期間中は血液の数値が異常になる。
これは骨髄抑制といって・・・

なんて始めると、話が頭に入ってこなくなってしまう・・
そんなのって私だけでしょうか?
抗がん剤副作用については、医学的に1%以下の可能性の事象についてさえ
触れています。

その症状の内容も、投与される抗がん剤によっても多少の違いがある
ようですが、それら見込まれる副作用症状の一つ一つが
患者さんのリスクとなり、心と体にずしんとのしかかってきます。


免疫力低下

母の受けていた抗がん剤は「アリムタ+カルボプラチン」といって
それぞれ2種類の抗がん剤を投与する治療法で、この組み合わせも
複数あります。

投与して10日目〜15日目の一定期間中、抗がん剤を投与したことによって
血液の数値が極端に減少・低下するそうです。
特に「白血球の減少」と「血小板の低下」それと「ヘモグロビンの減少」
ずばり、この数値の減少・低下は「免疫力の低下」を意味していて
この期間中の日常生活には、医師推奨の「規制」が加わります。

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規制と母

まずこの期間中は、人ごみを避けるようにしていました。
外来で病院に行くときや、その他の施設、買い物時などはマスク着用は必須。
もちろん不要な外出は避けていますが、ストレスも癌には悪薬となるため、
調子を見ながらですが、知人や友人と外出してお茶したりしていました。

食事にも気遣いは必要で、「生もの」は禁止です。
生ものは、魚ばかりではなく野菜や果物のも注意が必要で、
神経質になってしまいそうで心配もしましたが、
意外と慣れてきます。

ただ、味覚の変化などの症状が重なると
食べ物のレパートリーが必然的に制限されてしまい
食欲に直接影響してしまう可能性があります。

母は3クール目ころまでは、自宅内でもマスクをしていましたが、
インフルエンザや風邪の流行り時期が過ぎると、マスク姿をみるのも
少なくなってきました。
季節が夏に近づくにつれて、マスクの着用が息苦しさを助長する
原因となったこともあったと思います。

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2016年08月06日

副作用が全くない時の母の記録





2クール目の副作用は良好
二回目の抗がん剤投与を終えて2週間
これといって重篤な症状はない。

食欲あり、活力あり、体力は少しずつだが回復している。
味覚障害も克服?して好き嫌いなく食事が出来ている。


確認できる副作用症状
極めて軽度の吐き気 : 気持ち悪く感じることがある程度

口内の違和感 : おそらくは口内炎症状のうちの一つと思われる
         痺れるような違和感がある。

便も良好、倦怠感もほぼなし。


仕事に復帰を検討
こうなってくると、今までは人に会いたくないと言っていた母も
コロッと手のひらを返したように、あの人に会いたい、この人に会いたい
・・・、と日に日に感情に変化が表れる。
自宅に引きこもっているよりも、人と接する方が心の健康を
保つためには良いはずである。

自転車通勤は不安なので、徒歩の通勤となるだろう。
とはいっても、母67歳の徒歩で約10分程度のところに
会社がある。
ウォーキングがてら行ってこれる距離であるのも助かる。

心でもがん治療
やはり、7年務めている会社の仲間と顔を合わせて
何気ない会話をすることも必要だと思います。

抗がん剤治療で、食事で、サプリメントで・・・などの治療はもとより
心を朗らかにすることも重要な治療の一つと考えます。

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2016年08月05日

口内が乾くという症状の原因





口内の乾き


抗がん剤「アリムタ+カルボプラチン療法」開始して5日の記録。

副作用症状は至って軽度の状態を維持できている。
吐き気はあるが嘔吐はしていない。
倦怠感はあるが、一日中倦怠感に襲われているわけでもない。
味覚の変化は現れているが、食品を選べば食べることが出来る。

特に朝食は万全と言えるほど・・・朝はお腹が空いて、朝食が待ち遠しい
らしくて、7時半ころの朝食時間に対して、6時ころからソワソワして待っているようです。


この時に母が一番気になっていた症状が「口の乾き」でした。
喉の乾きではなくて、「口」の乾きに困っているようで、
喉が渇いていなくても、口を潤さないといられない、
会話をしていても「口」の中が乾いてしまうので、
物凄く気にしている。

その影響で、水分を必要以上に摂りすぎてしまう傾向にあるので、
トイレも近い。
母が「お茶」ばかり飲んでいたので、
「お茶は利尿作用があるから”水”にしなよ!」
とアドバイスして、2リットルの天然水ボトルを病室に置いて行った日が懐かしい。

緊張して「口が渇く」ことは経験したことがあるので、想像はつくのだが
一日中口が渇くというのは、想像しただけでも鬱陶しいと思う。

会話中にも、口を開けるたびに「ピチャ」に近いような音が
かすかに聞こえる・・・乾いているというから余計に
こちらも過敏になっていたのかもしれません。

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2016年08月01日

初めての抗がん剤で、初めて感じた”ひどい倦怠感”





肺がんの抗がん剤治療

ペメトレキセド(アリムタ)+カルボプラチン


ひどい倦怠感
今までにない感覚が母を襲ったのは
抗がん剤治療が始まって15日目のことでした。

一日中どうすることも出来ないほどの倦怠感が母を襲った。
起きていてもダメ、目をつぶっていてもダメ。

寝てしまいたい・・・でも寝れないから辛い・・・。

母が言い表すことが出来ないくらいの倦怠感とは
いったいどのような感覚だったのか・・・。
気持ちを聞いてあげることしかできない歯痒さを感じた。
その状況が悔しかった。

この日はリハビリもキャンセルして
ほぼずっとベッドで過ごした母。
体力の回復には一際力を入れていた母だけに、
その予定をキャンセルしなければならないということで、
倦怠感の深刻さが伝わる。

医師や看護師さんが訪れてくれるが、続く倦怠感に
その受け答えさえ鬱陶しいというほどでした。

おそらくは、こうして私が色々と聞いていることさえも
鬱陶しいはず。

こんな日に限って面会者が多い。
昼間は姉が、夕方は私と兄が・・・。

夕飯が来ても手を付けようともしない。
来週には退院の予定が着々と進もうとしている
・・・そんな時期だった。

退院後、自宅での療養に少々の不安要素を残した・・・
と同時に、自宅なら精神的にも今よりは楽な方向に
行くだろう・・・と思いました。

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点滴や輸血の必要性

抗がん剤投与副作用の一つ、骨髄抑制により
血小板の低下や、白血球の減少、貧血など・・・

症状が重い患者には輸血や点滴の処置がなされる。
毎日血液検査をしているので、今のところは数値的に
問題ないのだが、まだ様子見が必要とのことでした。

やはりそこは個人差か・・・。
点滴ならまだいいが、輸血は少々構えてしまう。

癌と闘う患者とその家族が、この世に何家族いるのだろうか?
日々、一喜一憂なされているのだろうか・・・?

そんな思いが駆け巡る中、母をいち早く病院生活から
抜け出させてあげたい気持ちでいっぱいでした。
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2016年07月30日

抗がん剤で食欲低下した時の母の対策





食欲が落ちている時
母の食欲低下対策の一つに「そーめん」があります。
困った時の「そーめん」と言わんばかりに、
入院中もそーめんをリクエストしていました。
のど越し抜群の「そーめん」・・・夏は特に欠かせません。

免疫力アップ対策も忘れませんでした。
薬味(やくみ)として、「おろし生姜」必需品。

「そうめん」でも薬味で免疫力アップ対策
母が好んだそうめん薬味(以下、順不同です)
・生姜(しょうが)
・薬味ネギ
・白ごま
・刻みのり

以上の4点があればバッチリでした。
なにしろ、この4種の薬味は日常的に常備していたので
突然食欲不振になっても良いように、いつでも対応可能にしてありました。

母としては、これに「ミョウガ」が加わると最高だと言っていますが、
残念ながら、ミョウガの常備は難しかったので、都合がつくときだけ用意しました。

ちなみに、私の好みは生姜よりも「わさび」です。
必要以上に入れたわさびに苦しめられながら食すのが好きです。
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そーめんに飽きたら・・・
野菜はなるべく温野菜
例えばジャガイモ
ラップにくるんで電子レンジで「チン」するだけ!
ホクホクで食べる母・・・それはそれはおいしそうに頬張っていました。

トマトでさえレンジで「チン」して食べる徹底ぶり!
トマトスープは美味しくて、私も好きですが
まさか、トマトをそのまま「チン」するとは思いつきませんでした。

チンしたトマト・・意外と!?おいしかったです!

一日三食しっかり摂れる
そんなこんなで、食欲低下しても何かしらの方法で、
免疫力アップ対策も意識しながら、
例え少量でも食べるようにしていた母。

・・・ですが、
母は「毎食後、処方されている薬を飲まなければならない」ので
空腹で薬を飲みたくない為の手段でもあるのです。

なので、正確には「一日三食摂れる」ではなく「摂っている」が正解です。

それでも、三食摂れていることは事実で、
肺がんの腫瘍が減少するなど、変化が起きていることも事実です。
抗がん剤治療で癌と闘うには、それについてこれる身体が必要です。
食事をしっかり摂って体力を維持することが大切です。

抗がん剤ばかりに頼ってはいられないですからね!

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2016年07月12日

抗がん剤治療中に、1度だけ母が倒れた・・・その原因とは!?





前兆はあった
順調かと思っていた3クール目も、4日ほど経った頃から
気分不良を訴えだした母でした。
気持ちが悪いのと、めまいがきつい・・・、と母は言いました。

毎回、抗がん剤投与後に処方される「吐き気を抑えるお薬」を
飲むと、「夜眠れなくなる」症状がでてしまうとのことで、
副作用の負の連鎖とでも言いましょうか・・・。

めまいも不眠も抗がん剤の副作用を抑えるために処方されたお薬
の副作用で、致し方のないことなのだが
この影響で体調が毎日すぐれない状況が続いていました。


留守中に気絶
3回目の抗がん剤投与後6日を経過した日、母一人を自宅に残して外出。
マイカーの定期点検、時間にして2時間ほど・・・、
外出先から帰ってきて母の様子を見に行くと、
マスクを着用しておとなしくベッドで横になっていたので安心
・・・と思った矢先、
母が一言「倒れちゃった」・・・
・・・え!?・・・。

一瞬頭の中が真っ白になりました。
私が戸惑っていると、母がマスクを取って顔を見せました。
上唇が「たらこ唇」のように腫れあがっていて
出血のあともうかがえる。
「何があったの?どうしたの?」
自分の声のトーンが変わるのを自分で感じながら
母からの返事をせかしました。
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途切れた記憶
詳しく聞こうにも本人の記憶が途切れている。
気がついたらリビングで倒れていた、と言います。
食器やら急須やらがあたりに散らばっていて
お盆は割れ、急須も割れ、飲みかけのお茶も
お茶っ葉もあたり一面に散らばっていた模様。

出血も少々ありました。

どうやら、食事後の片付けに立ち上がった際に
気を失って転倒したのではないか・・・と見ています。

母は、てんかんのお薬も処方されていますが、
転倒原因が「めまい」なのか「てんかん」なのかも不明。

顔色も良く、意識もはっきりしていたので、
様子を見る判断をした私は、いつでも出動できる態勢
を整えつつ、何事も起きないことを願ったのでした。


夕方には元気回復
夕方にはすっかり元気になり、顔つきも普段通りに戻った母。
上唇と鼻の間は黒ずんで、チャップリンのようになっていた。
この日は入浴はせずに早めの就寝をした。

翌日も問題なく過ごせました。
もう一つ心配していた、転倒時に頭を強打してはいなかったか?
の心配があったが、丸1日特に異変もなく、無事で何よりでした。

今だから思うのですが、念には念を・・・
救急で外来してレントゲン検査をしてもらうべきでした。

結果、何もなく済みましたが、脳内出血の可能性は十分あったのです。
当時は冷静に判断したかのように思っていましたが、
当時の私の判断能力も、何か少しずれていたのではないか・・・
そんな反省もしています。
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2016年06月26日

口の中が乾くという抗がん剤の副作用症状

口の乾き




母の肺がんステージW治療は「アリムタ+カルボプラチン療法」でした。
意外に落ち着いている感のある副作用症状ですが
まったくなんでもないというわけでもなく・・・
そんな感じのゆるいスタートでした。

吐き気はあるが嘔吐はしていない。
倦怠感はあったようですが、症状は神出鬼没。
味覚の変化は現れているが、食品を選べば食べることが出来る。
食欲事態に影響が出ないようにうまく付き合っていたと思います。

安定して食欲があったのは朝・・・「朝はお腹が空いて朝食が待ち遠しい」
これは入院していた当時の母のセリフです。
7時半ころの朝食時間に対して、6時ころからソワソワして待っていたようです。

そんな母が一番最初に手こずった症状が「口の乾き」でした。
投与4〜5日目くらいで症状を訴えました。
喉の渇きではなくて、「口」の乾きに困っているようで、喉が渇いていなくても
口を潤さないといられない、会話をしていても「口」の中が乾いてしまうので、
物凄く気にしていました。

また、水分を摂りすぎてしまう傾向にあるので、トイレも近い。
母は「緑茶」ばかり飲んでいたので、緑茶は利尿作用があるから”水”にするよう
促しつつ、2リットルの天然水ボトルを常備していました。

緊張して「口が乾く」ということは経験したことがあるので想像はつくのだが
一日中口が乾くというのは、想像しただけでもうっとうしいと思います。
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飴で解消!?
考えた母は、飴を舐めるという単純作戦を決行しました。
最初はそれなりに効果があるように感じられ、
しばらくはそれで様子を見ようと過ごしていたのですが、
その後やってきた副作用「口内炎」という症状に会えなく撤退・・・

この口内炎という症状ですが、人によっては抗がん剤投与直後や
投与中にみるみる口内炎が発生し、何も口に出来なくなる人も
少なくはないようです。
そんな患者さんの中には、投与直後に抗がん剤治療を断念するという
方もいらっしゃるようです。

私の母もそうでしたが、このような副作用が怖い為に
抗がん剤治療を受けるということを一つ返事で答えられない人が
多いのだと思います。
しかし、こうした様々な副作用症状に対して即効性の薬も開発されています。
吐き気一つにしても症状を緩和させる薬が存在します。

薬の副作用を薬で抑えるので、いっそう薬漬けのイメージが強い
という方もいますが、そういった情報があるのとないのとでは
受け取り方や心構えが変わってくるのではないかと思います。

がん治療は日々進歩しているものの、まだまだ発展途上・・・
良い情報も悪い情報もどちらも豊富にあるために
情報に流されてしまわないように、未然に知識を取り入れておく
というのも賢い方法なのかもしれません。

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2016年06月22日

”はなさん”お久しぶりです。正直ホッとしています。

とても厳しい状況になっているように伺えます。
弟さんが2週間栄養点滴の為に入院していたそうで・・・
全く食事が摂れなくなったことで、今回のような処置を受けられた
様ですが・・・
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・・・24時間点滴って・・・入院中・・・2週間ずっと・・・
ということでしょうか・・・。

母にも抗がん剤治療前の説明で、抗がん剤副作用が厳しいし時の
対処法の一つに「点滴」の説明があったことを思い出します。

幸いにして、母は点滴を受ける必要に駆られることはありませんでした。
副作用がひどくなり切らなかったのか・・・母が我慢強かったのかは
正直わかりませんが・・・。

でも、食事が全く摂れないということは1日たりともありませんでした。
ですので、はなさんの弟さんの副作用症状とはレベルが違うということは
一目瞭然といった感じですね・・・。
弟さんの忍耐強さには頭が下がります。

そんな中で、抗がん剤治療を続けられる意思医意志の強さ・・・
言葉になりません。

本当に厳しい状況の中で闘っているのですね・・・。
しかも、下痢に悩まされているということは、
抗がん剤が抜けて、食事が摂れるようになったのに。
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比べるのも失礼ですが、私は昨年秋に感染性胃腸炎を経験しました。
とても辛かったことを思い出します。
たったそれだけのことで、気力も体力も奪われてしまいました。
健常者なのに・・・です。
すみません、ちょっと余談でした。

それと・・弟さん、自力で足を上げられないのですね・・・

これもやはり母を想い出してしまいます。
母は足のむくみが原因だったのですが、
椅子に座った状態ですと、老廃物が下に溜まってしまうので
なるべく足を高い位置に上げるようにしていました。

しかし、自力で脚を上げられないどころか、
足を両手で持ち上げるということも出来なくなりました。
体の自由が効かないことでイライラして、半身麻痺の父に
八つ当たりしたこともありました。
母の性格からして、考えられない光景でしたが、
母もきっと必死だったのだと思います。

弟さんもとても必死なのですね・・・。
はなさんの弟さんが、今こうしている時も
がんと向き合っているということを知って
正直ほっとしています。

今はとにかく食べられる状態になって欲しいと願うばかりです。
少しでも美味しいと感じてもらいたいです。
「点滴」からは栄養分しか摂れませんが、
「美味しい」からは心の栄養も摂れます。

はなさん・・・今回も優しいコメントありがとうございました。

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2016年06月20日

抗がん剤治療で感じた体の痛み

体の痛み




痛みは、治療開始4か月ころから少しずつ感じていたらしいです。
痛む箇所は、「全身・・・!?」というのですが、詳しく聞いてみますと
例えば、で説明してくれました。

聞けたのは、首元から肩にかけて「コリ」とはまた違った痛みがあると教えてくれました。
痛みの度合いは、そんなにひどくはなく、我慢もできるとのことでした。
我慢も個人差があるので何とも言えませんが、当時の母の表情自体は悪くなかったので、
特にやせ我慢をしているわけではなかったと思っています。

後は腰から足元にかけても症状があり、腰については以前にも記事にしましたが、
やはり腰の痛みはつらそうでした。
ただ、肺がんの症状の中に首から肩の痛みや、腰の痛みもあるそうで
母の症状はがんの症状が色濃かったのではないかと推測します。

膝(ひざ)は痛みよりも力が入らず踏ん張りがきかないので、よろよろしてしまう。
ふくらはぎから足元にかけては、熱があるかのようにポカポカしている・・・
そう言っていました。

母は性格上、後になって「実はね・・・」って感じで
報告してくれることがありました。
頻度としては稀ではありますが、やはり体調に関することは
タイムリーに教えてほしいかったのですが、母の言い分は「心配かけたくない」
とか、「ちょっとしたことだから、大したことないと思ってたんだけど・・・」
と、こんな感じでした。

なんか、気持ちはわかるのですが、やはり気になる症状は常に伝えてほしいものです。
そんな母は今はいませんが・・・。
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その他の副作用症状
吐き気が、気持ち悪いに変化した。
抗がん剤治療初期の1クール目に、2度嘔吐しましたが
それ以外は一度も吐きませんでした。
その後も吐き気は続いていましたが、4クール目を境に吐き気の程度に変化が表れ、
「気持ち悪い」と「だるい」のセットが多くなりました。

口内炎は初期から軽度の症状のまま、口内にできものも出来ません。
ただ、6クール目に入っても口内に多少の痛みやしびれは残っていました。

味覚障害
入院中に味覚障害が発生し、ご飯・肉類・魚類・牛乳・チーズなどに
拒絶反応を示しました。

しばらくして、全般に味覚障害を克服した時期が一時ありましたが、
すぐに再発してしまいました。
再発後は、肉類と魚類の摂取を避けていましたが、やがて
食欲全体が低下するようになりました。

日中は
近所のお友達とお茶したりして気分転換させてもらっていました。
もちろん調子の悪い時は断ったりもしましたが、
それでも日を改めて、また誘ってくれていました。
ありがたいことです。
誘ってくれた近所のお友達には今でも感謝しています。

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緊急入院した母が,非小細胞肺がん(腺癌)「ステージ4」を宣告され、1年後に他界・・・母の闘病中の記録や、がんに関することを中心に記事にしているブログです。
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