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2016年08月13日
脳血管造影の説明をまとめました
脳血管造影
脳内の異常を検査するとき、段階的にさまざまな方法で検査をして行きます。
代表的なものにCT検査やMRI検査があります。
しかしながら、脳内で起きている異常について詳しく調べるには
もっと詳しい検査が必要になります。
母場合、脳内出血の疑いで入院しました。
この時点では、CTおよびMRI画像には、白くぼやけたものが写っていました。
入院初日(母が倒れた日)の診察と検査
@診断⇒左前頭葉出血
A原因⇒高血圧・血管奇形・腫瘍など
B検査⇒造営頭部MRI・脳血管撮影等
また、意識消失した原因の一つとして「てんかん発作」
を起こした可能性があるとのことで、
脳波の検査と、抗てんかん薬の投与による処置が施された。
Bの検査について医師より、詳しい検査が必要になる旨の説明があり、
その検査方法がカテーテル検査・・・「脳血管造影」でした。
血管造影とは
血管内にヨード造影剤という不透過性の物質を注入して
血管のエックス線(レントゲン)写真を撮影する検査です。
少し大掛かりな検査ですが、血管病変を診断するにはもっとも信頼度が高く、
極めて正確な評価が行える。
動脈瘤や血管奇形、血管の外傷など血管そのものに異常が疑われるときや、
腫瘍や炎症に伴って起きる血管の変化から脳の病変の診断を確定するとき
に実施される検査です。
造影剤の危険性
吐き気・じんましん・血圧低下など造影剤による副作用が出ることがあるそうです。
大腿部に付け根から動脈に針を刺しカテーテルを挿入して行うため、
検査終了後に針を刺した部分に違和感を感じたり、皮下血腫や両下肢の
血栓形成ができることがあります。
脳血流の低下や、脳梗塞の報告もあるようです。
脳の血流低下や、脳梗塞の合併はごく稀なケースで、
最近ではカテーテルなどの器具の進歩と医療技術の向上によって、
このような合併症や副作用は極めて少なくなっているとのことです。
造影剤とは?
造影剤はレントゲン写真に白く写り、
造影剤を使用することにより病変が見つけやすくなります。
造影剤を使わなければ正しい診断がつかないこともあります。
造影剤にはCTや血管造影などで使用するヨード系造影剤と、
MRIで使用するガドリニウム、
胃透視や注腸などで使用するバリウムがあります。
すべての人に使用可能か?
使用する造影剤に対するアレルギー反応がなければどなたでも使用できます。
しかしアレルギー体質の方、中でも喘息の方は副作用を生じる可能性が高い
といわれているため慎重に投与を行います。
注射用造影剤の危険性は?
(バリウムは注射用薬剤ではありません)
最近では副作用の少ないものが開発されて使用されていますが、それでも100%危険性をなくすことはできま
せん。軽微な副作用も含めて約3%の人になんらかの副作用が生じます。副作用には検査中や検査終了後早期
に出現する即時性のものと、数時間から数日後にじんましんが出たりする遅発性のものがあります。
即時性のもののほとんどが気分が悪くなる、嘔吐する、じんましんが出る、かゆくなる、冷汗が出る、胸が苦
しくなる程度ですが、数千人に一人程度の割合でショックなどの重篤な副作用を生じることもあり、極めて稀
ですが死に至る報告もあります。
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2016年07月29日
手術前の不安と緊張を吹き飛ばした一通のメール
ほぐれない不安と緊張
「転移性脳腫瘍」摘出手術・・・母が受けた手術です。
肺がんが発覚した時、既に母の脳には腫瘍がありました。
ステージ4の肺がんでした。
脳腫瘍は約2.5cmにまで成長していました。
腫瘍から出血し、腫瘍の周りが浮腫んでいました。
脳浮腫です。
場所は、左前頭葉・・・幸いなことに
腫瘍が出来ている場所は頭蓋骨側でした。
開頭すればすぐそこに腫瘍があるため
比較的手術がし易い傾向にある。
肺がんの治療に入る前に、脳腫瘍の摘出を優先することが
決まったのは、手術の数日前。
手術日が近づくにつれて緊張する母。
それは私たち家族も同じでした。
私は、母に頑張れとも言えず、何気ない会話で
母の緊張をほぐすことしか思いつきませんでした。
それは、客観的に見れば、手術のことを避けているとも
とれる態度だったかもしれません。
一通のメールで・・・
スポンサーリンク私は母が手術を受ける2〜3日前、
病院にいる母に、一通のメールを送りました。
そして母は、そのメールに感動してくれました。
そして勇気をもらったとも言ってくれました。
というと聞こえがいいかもしれませんが、
私が送った一通のメールとは、
禅の言葉をそのまま引用しただけ・・・。。
私が好きな言葉
「日々是好日」
をメールで送ったのです。
なんとか勇気づけたくて、思い付き半分で送りました。
日々是好日
今日はまたとめぐって来ない。
昨日は過ぎ去った今日であり、明日は近づく今日である。
今日の外(ほか)に人生はない。
人の一生は、今日の続きである。
今日一日、これは光明(こうめい)に輝(かがや)き、
希望にみちみちた、またとない良き日である。
今日しなければ、いつその日が廻(めぐ)って来よう。
今日をとり逃がす人は、一生をとり逃がす人である。
母は、この言葉に感動してくれました。
返信の言葉は、「ありがとう ありがとう」
メールの絵文字や記号が苦手な母らしい返事・・・
しかし、だからこそ、その言葉に母の想いが詰め込まれている感じが
伝わりました。
とても、とても感動してくれました。
とても勇気づけられたとも言ってくれました。
手術を前に、気持ちが弱っていた母にとって
この感動は大きな追い風となったことでしょう。
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