癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

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先進医療である陽子線治療においても

やはり治療が可能とされている癌と

そうでない癌とがあります

例えば、患者数で1位の癌でもある胃がん

そして大腸がんは治療ができません

一方で、治療が可能とされている癌は

脳腫瘍・肺がん・食道癌・肝がん・胆管がん・膵癌・前立腺がん

等が上げられています

癌のステージや腫瘍によってはその限りではないでしょう

私の母の場合ですと

肺がんステージ4で脳へ転移していました

脳腫瘍は陽子線治療が可能であったと推測できますが

肺がんに至っては

両肺に無数に散りばめられた細かい腫瘍一つ一つに

陽子線治療を当てて・・・といった作業が可能なのか否かは

難しい所なのかなと感じます

当時、先進医療という存在をしっかりと把握できていなかったことは

反省すべき点の一つでもあります

母の治療の幅が広がった可能性が大いにあるからです

もっとも、金銭的な問題も生じますから

当時それを知ったところで

精神的な負担や悩みを増やした可能性も否めません



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今回は陽子線治療装置のシステムについて少し触れてみます

陽子線治療装置が

癌をピンポイントで照射できるという事はご存知の通り

私もそのシステムが凄いと感じました

ピンポイントで癌を照射するという事は

ミリ単位以下での技術を要します

癌以外の周囲の組織に悪い影響を与えない為です

陽子線治療が肺や肝臓のように呼吸で動いてしまう臓器に対応できるのには

秘密があるのです

まず、癌のすぐそばに約2mmの「金の粒」を埋め込みます

この「金の粒」がマーカーとなり

「金の粒」の動きを捉えることで

同時に癌の動きも精密に捉えることが出来るそうです

すなわちこれが、周囲の正常細胞への影響を

最小限に抑える技術なのです


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陽子線治療の費用は約300万円

平均だと270万円ともいわれていますが

いずれにしても高額な費用が掛かります

陽子線治療は重粒子線治療に比べるとリスクが低いですが

癌腫瘍の殺傷能力だけで言うと

重粒子線治療の方が高い

しかしその一方で重粒子線が周囲の臓器や神経に与える影響が懸念されます

陽子線は粒子が軽い為

ビームを容易に曲げることが出来るので

360度の方向から照射が可能

世界で治療を受けた過去の患者数で比較すると

重粒子線治療を受けた患者の数は

陽子線治療を受けた患者の数の10％にも満たない

日本でも重粒子線治療が受けられる施設は5か所しかない

選択する以前に敷居が高くなっている現状もありそうだ

ちなみに・・・

陽子線の腫瘍殺傷能力は

X線の腫瘍殺傷能力と比較すると1.1倍だそうです

さらに

重粒子線になると、2〜3倍となるようです


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先進医療は2018念12月1日現在で91種類とされており

先進医療に係る費用は全額が自己負担となる

但し、先進医療にかかる費用は医療の種類や病院によって異なるそうです

また、通常の治療と共通する部分の費用は一般診療と同様の扱いとなる

先進医療に係る費用は数万円程度のものから数百万円と高額なものもあり

癌治療を受けるにあたり選択枠を広げる意味でも

先進医療という選択枠は保持しておきたい

がん保険に既に加入しているのであれば

月額数百円程度の負担増で加入できる

考えようによっては意外と安価といった見方も出来るが

加入していればすべての先進医療を受けられるという保証はない

癌の種類や症状によっては受けられないものもある

なので約款の確認だったり

保険外交員さんからの詳細な説明を頂くことは必要不可欠となる


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