2014年11月29日
ファットバイク ルック車にご用心。
ファットバイク風な自転車、ファットバイクルック車とは?
ここ数年の間に流行りだしてきた「ファットバイク」。ファットバイクとはMTBよりもタイヤの太い超オフロード用(開発目的は雪童走行用)の自転車なのだが、なんとルック車が出てきている。
ルック車とは通称の呼び名で、別名としては「もどき自転車」、「なんちゃって○○○」など複数読み方が存在するが、おおまかに言えば「見た目はそれっぽいけど本物の機能を有していないなんちゃって自転車」のことである。
最初に世に出てきたルック車はMTBルック車と呼ばれるもので、名前の通りなんちゃってマウンテンバイクだった。
ホームセンターで1万後半〜3万前後で売られており、フロントサス付きあるいはフルサスペンションでそれっぽいのだが、車重が非常に重たく極めつけはマウンテンバイクのはずなのに「悪路走行禁止」のシールが貼ってあることだ。
その後クロスバイクやロードバイクが流行りだすと、これまたクロスバイクルック車やロードバイクルック車が登場した。これらもまた見た目だけで、クロスバイクやロードバイク本来の性能を持っておらず(この手の自転車で言えば車重が重たく)、本家からしてみれば粗悪品といわれても仕方のないものだった。
そして最近ではファットバイクが流行りだしたのを期に、ファットバイクルック車が出回っている。
ファットバイク・ルック車の特徴と見分け方
ネット上で有名なのはダイニチ、サギサカ、グッドイヤー、ハマーあたりが該当するようで、実売価格5万円以下のもの(※自転車原材料高騰で現在はそれ以上の価格帯もある)。
これら商品はホームセンターの自転車コーナーや、ドン・キホーテなどのディスカウントストアでよく見られる。
5万というと、入門用クロスバイクが買える値段で、決してルック車の値段には思えないのだが本物のファットバイクは20万円以上(軽量化のためフレームに軽くて剛性のあるカーボンを使ったり)するので、ファットバイクの世界では5万円あたりはルック車となってしまう模様。そしてこれらの車体本体には例のシールが貼ってある。
なので、くれぐれもオフロードや雪道を走ろうと思ってファットバイクを購入しようとしている人は要注意。ただ、オフロードを走ること無く、ママチャリの代わりとして街乗り専用で使うのなら上記のファットバイクもアリである。
5万円前後といえど激安自転車から比べると決して安くはない買い物なので、購入の際はよく検討してほしい。
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