2016年04月17日
北海道の自転車イベント(2015年度)をマップ化してみた。
今働いている職場でGISというものを扱っている。GISとは地理情報システムと日本語訳され、位置に関する情報を持ったデータ(空間データ)を総合的に管理・加工し、視覚的に表示し、高度な分析や迅速な判断を可能にする技術のこと(国土地理院より)。
GISは地図情報とこれにからみそうな膨大なデータを組み合わせ可視化することで、地図単体やデータ単体では見えずらかった情報の解析や分析、予想ができる。最近では何かと利用する人も多いであろう「Googleマップ」も広義の意味ではGISの一つで、例えば地図上のお店の位置に店名と住所、営業時間などを表示してみたり、A点からB点までの距離を計算したりするのは地図の位置情報と数値情報を組み合わせた解析の一つである。本格的なGISソフトではそれ以上に高度な解析&分析が可能で、例えば新規出店時の商圏分析(エリアマーケティング)なども可能だ。
少し前まではGISのソフトといと高価な物(数十万〜100万程度)しかなく個人で購入&利用するには到底無理だったらしいが最近ではオープンソースによる無料のものが登場してきている。その代表格的なのが「QGIS」というソフト。誰でも無料で使える上にバージョンアップも頻繁に行われ徐々に高機能化。個人的にGISを使う分には十分な機能を有している。そこでこのGISを使って去年の北海道における自転車イベントを可視化してみることにした。
イベント情報はこちらのページからデータ化。イベント1件につき1としてイベントが多いほど色を濃くしている(クリーム色=1件〜濃い赤〜5件)。
出力した画像はこのとおり。背景は国土地理院の「地理院地図」で、プラグインを使うとQIGS上で表示可能だ。これにWEB上にあった北海道の市町村領域を拾ってきて数値情報を付与している。
一番濃いところは函館市。他は札幌近郊や帯広周辺が目立ち、北端の利尻島や礼文島も1件ではあるがイベントが行われていることが読み取れる(※旭川市は1月の雪上バイクレース プレ大会とツールド北海道市民イベントがあったがプレ大会は自転車オンリーのイベントでないこと。ツールドも特殊なイベントなので除外した)。特に函館方面は北海道新幹線が開通し本州からの輪行客が増えそうなことからホットな地域である。
今回はイベント情報を元に可視化のみ行なったがこれだけでもどの自治体が自転車を活用したまちおこしに意欲的なのかがひと目でわかった。北海道ではこのように市町村が179もあり振興局によってまちまちだが本州でも似たようなマップを作るとどこが自転車にアツイ地域なのか人目で見えてくる。次回は本州版を作ってみることにしよう。
GISは地図情報とこれにからみそうな膨大なデータを組み合わせ可視化することで、地図単体やデータ単体では見えずらかった情報の解析や分析、予想ができる。最近では何かと利用する人も多いであろう「Googleマップ」も広義の意味ではGISの一つで、例えば地図上のお店の位置に店名と住所、営業時間などを表示してみたり、A点からB点までの距離を計算したりするのは地図の位置情報と数値情報を組み合わせた解析の一つである。本格的なGISソフトではそれ以上に高度な解析&分析が可能で、例えば新規出店時の商圏分析(エリアマーケティング)なども可能だ。
※画像は技研商事インターナショナルさんより
少し前まではGISのソフトといと高価な物(数十万〜100万程度)しかなく個人で購入&利用するには到底無理だったらしいが最近ではオープンソースによる無料のものが登場してきている。その代表格的なのが「QGIS」というソフト。誰でも無料で使える上にバージョンアップも頻繁に行われ徐々に高機能化。個人的にGISを使う分には十分な機能を有している。そこでこのGISを使って去年の北海道における自転車イベントを可視化してみることにした。
イベント情報はこちらのページからデータ化。イベント1件につき1としてイベントが多いほど色を濃くしている(クリーム色=1件〜濃い赤〜5件)。
出力した画像はこのとおり。背景は国土地理院の「地理院地図」で、プラグインを使うとQIGS上で表示可能だ。これにWEB上にあった北海道の市町村領域を拾ってきて数値情報を付与している。
一番濃いところは函館市。他は札幌近郊や帯広周辺が目立ち、北端の利尻島や礼文島も1件ではあるがイベントが行われていることが読み取れる(※旭川市は1月の雪上バイクレース プレ大会とツールド北海道市民イベントがあったがプレ大会は自転車オンリーのイベントでないこと。ツールドも特殊なイベントなので除外した)。特に函館方面は北海道新幹線が開通し本州からの輪行客が増えそうなことからホットな地域である。
(※地名がわかりずらひとのためにGoogleマップを貼り付け)
今回はイベント情報を元に可視化のみ行なったがこれだけでもどの自治体が自転車を活用したまちおこしに意欲的なのかがひと目でわかった。北海道ではこのように市町村が179もあり振興局によってまちまちだが本州でも似たようなマップを作るとどこが自転車にアツイ地域なのか人目で見えてくる。次回は本州版を作ってみることにしよう。
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まずは自分の住んでいる北海道からということで作ってみましたが、次は関東地方で作ってみますね。地域によってイベントの量に差があるので明確にでるはずです。
この辺では茅ケ崎市や開成町、平塚市当たりの色が濃くなるのかな。