2014年07月26日
GIANT PACE 2011(入門用ロード)を譲り受けた
今いる職場の人が以前勤めていた東京の企業に戻って仕事をすることになり、こちらで購入した入門用ロードバイクを処分するとのことなので、いくらかで譲り受けた。このロードバイクは元々定価7万前後で売られていたらしく、これを業者に買い取ってもらっても1万3000円ぐらいと言われたので、僕が2万で引き取ることに。3年落ちと考えても、中古で売られる場合、2万後半から3万前後の値札が付きそうなので、どちらにも良い条件かな(?)
メーカーは僕が所有しているクロスバイクと同じGIANT。モデルはPACEというやつで、数あるロードバイクのラインナップでも一番安いモデル。2011年からこのPACEが追加され、これはその一番最初の年の2011年モデル。それ以前はOCRという最安モデルがあったので、実質これが後継車種のようだ。重量は500mmのフレームで9.9kg。これは465mmのフレームなのでそれから若干軽いはず。
普段からクロスバイクオンリーなので、ロードバイクのことは余り知らなかったが、ロードバイクには大きく分けて2種類のタイプが存在する。
まずはイメージ的にも思い浮かびやすいレース系。これはピチピチのサイクルジャージを着て高速で駆け抜けるローディーさんが乗っているやつで、その名の通りレースに使うロードバイク。前傾姿勢がかなりキツく風の抵抗を極限までに減らすことが可能。またヘッドチューブが短く、前タイヤまでの距離が近いので回頭性とレスポンスも良い。
一方でコンフォート系というのは、レースではなくツーリングや休日のフィットネスを想定した前傾姿勢のきつくないロードバイクで、トップチューブが短く、ヘッドチューブも長い。これによりクイックな反応はできないけど直進安定性がよくなり、初心者でも乗りやすい(入門用)のロードバイクのことである。今回譲り受けたPACEはこのコンフォート系ロードバイクに分類される。
主なパーツはというと、シフターがシマノ2300。これは安いロードバイクに付いている最安のモデル。評判はあまり良くない。
手前には補助ブレーキが付いているので、街乗りでも安心。
ロードバイクではフロントが2枚がほとんどだが、これは初心者の脚力不足やツーリング等で山道を想定して最初から3枚付いている。安いロードでは定番のFSAのTEMPOで、歯数は52/42/30。ちなみに所有しているクロスバイクのフロントはTRUVATIV X FLOWで歯車が28/38/48Tなので、わりとギア比は近い。
リアのギアはロードバイク用のクロスした8速。SRAMのPG850 8S 12-26Tというやつで、ギア比は12-13-15-17-19-21-23-26。所有のクロスバイクは、MTB用のなので同じ8速だがワイド比で、11-13-15-18-21-24-28-32T。激坂では楽ちんな反面、平地では2〜3種類しか使うことが出来ず、微妙な勾配や強風時の巡航ではかなり辛かった。ここは少し期待できるところ。
PACE最大の特徴ともいえるのがこのダボ穴。キャリアを取り付ける際に必要な穴なのだが普通のロードバイクにはまず付いていない。クロスバイクあたりなら付いているのだが、ツーリングも想定したコンフォート系ならではの装備だろう。
タイヤはデフォルトでGINAT SR-4 25Cを履いている。レース系では23Cが普通なのだがこれはコンフォート系なので一回りと太めのタイヤを履いている。なお、もう一回りアップして28Cまで対応できる。3年落ちでタイヤは一度も交換していないようなので少しひび割れが見える。このすり減り方から総走行距離は3000kmもいってない感じがする。所有のミシュラン ダイナミックスポーツ 23Cとの減り方を一概に比較は出来ないが、わりと近いのでは。なおこのタイヤを触った感じは、ダイナミックスポーツよりも固めでなるほどコンフォート系でグリップよりも耐久性重視なのだなと思った。
ホイールはS-R2というやつで、所有のクロスバイクに付いているホイールよりも少し軽い。情報によれば2008年モデルのエスケープに付いている標準ホイールは耐久性重視で少し頑丈に作られており、そのせいで重いみたい。こちらは軽い分段差には要注意せねば。
とまぁ主なパーツはこんな感じ。
で、早速試走してみた。まず大きく違うのは踏み込んだ時のレスポンス。今まではサスペンション付きクロスバイクだったので、力強く踏み込むと、3分の1ぐらいサスペンションに持って行かれたがそれが無くなってダイレクトに推進力に変化する。これは感動モノだ。また車重も3kgほど軽くなったので加速から巡航までの時間と巡航時のペダリングも楽になった。入門用といえどこの違いは結構感じた。クロスしたギアも良い感じで、平地で巡航しているときは疲れにくくなった。
その一方で歩道と車道の段差を乗り越えるときはかなり気を使うようになり、基本的に車道メインじゃないとロードバイクというのは辛い乗り物みたいだ。また、ブレーキの効きもクロスバイクのVブレーキに比べるとかなり弱く、反応も遅いので(多分交換で良くはなるのだが)街乗りでストップ・アンド・ゴーを繰り返すような場面では不利なのかも。
というわけで、運動目的で河川敷や長距離ツーリングでほぼ車道を走る場合はこのPACEを。それ以外で街中のポタリング、近所への買い物なんかは今までのクロスバイクを使うことにした。止まれないブレーキ、必要のないスピードは街乗りではちょっと不向きかと。
他には、長いことフラットバーのハンドルに慣れていたせいか、このドロップハンドルに慣れるのはかなり苦労しそうだ。そもそもドロップハンドル自体は初めてで、サイクルベースあさひのサイトを参考にしたが、今まで下半身メインだったことが良くわかった。ドロップハンドルというのは全身を使って脚力をペダルに伝えるもので、そのために上半身の筋肉(背筋や腹筋)も結構使う。特に強風時や高速巡航時に使う「下ハンドル」というポジションではかなり上半身が疲労した。逆にここが慣れれば一人前らしい(?)
ドロップハンドルに慣れるのが早急に必要だが、ロードバイクの魅力に少しだけ触れれた気がする。
メーカーは僕が所有しているクロスバイクと同じGIANT。モデルはPACEというやつで、数あるロードバイクのラインナップでも一番安いモデル。2011年からこのPACEが追加され、これはその一番最初の年の2011年モデル。それ以前はOCRという最安モデルがあったので、実質これが後継車種のようだ。重量は500mmのフレームで9.9kg。これは465mmのフレームなのでそれから若干軽いはず。
普段からクロスバイクオンリーなので、ロードバイクのことは余り知らなかったが、ロードバイクには大きく分けて2種類のタイプが存在する。
まずはイメージ的にも思い浮かびやすいレース系。これはピチピチのサイクルジャージを着て高速で駆け抜けるローディーさんが乗っているやつで、その名の通りレースに使うロードバイク。前傾姿勢がかなりキツく風の抵抗を極限までに減らすことが可能。またヘッドチューブが短く、前タイヤまでの距離が近いので回頭性とレスポンスも良い。
一方でコンフォート系というのは、レースではなくツーリングや休日のフィットネスを想定した前傾姿勢のきつくないロードバイクで、トップチューブが短く、ヘッドチューブも長い。これによりクイックな反応はできないけど直進安定性がよくなり、初心者でも乗りやすい(入門用)のロードバイクのことである。今回譲り受けたPACEはこのコンフォート系ロードバイクに分類される。
主なパーツはというと、シフターがシマノ2300。これは安いロードバイクに付いている最安のモデル。評判はあまり良くない。
手前には補助ブレーキが付いているので、街乗りでも安心。
ロードバイクではフロントが2枚がほとんどだが、これは初心者の脚力不足やツーリング等で山道を想定して最初から3枚付いている。安いロードでは定番のFSAのTEMPOで、歯数は52/42/30。ちなみに所有しているクロスバイクのフロントはTRUVATIV X FLOWで歯車が28/38/48Tなので、わりとギア比は近い。
リアのギアはロードバイク用のクロスした8速。SRAMのPG850 8S 12-26Tというやつで、ギア比は12-13-15-17-19-21-23-26。所有のクロスバイクは、MTB用のなので同じ8速だがワイド比で、11-13-15-18-21-24-28-32T。激坂では楽ちんな反面、平地では2〜3種類しか使うことが出来ず、微妙な勾配や強風時の巡航ではかなり辛かった。ここは少し期待できるところ。
PACE最大の特徴ともいえるのがこのダボ穴。キャリアを取り付ける際に必要な穴なのだが普通のロードバイクにはまず付いていない。クロスバイクあたりなら付いているのだが、ツーリングも想定したコンフォート系ならではの装備だろう。
タイヤはデフォルトでGINAT SR-4 25Cを履いている。レース系では23Cが普通なのだがこれはコンフォート系なので一回りと太めのタイヤを履いている。なお、もう一回りアップして28Cまで対応できる。3年落ちでタイヤは一度も交換していないようなので少しひび割れが見える。このすり減り方から総走行距離は3000kmもいってない感じがする。所有のミシュラン ダイナミックスポーツ 23Cとの減り方を一概に比較は出来ないが、わりと近いのでは。なおこのタイヤを触った感じは、ダイナミックスポーツよりも固めでなるほどコンフォート系でグリップよりも耐久性重視なのだなと思った。
ホイールはS-R2というやつで、所有のクロスバイクに付いているホイールよりも少し軽い。情報によれば2008年モデルのエスケープに付いている標準ホイールは耐久性重視で少し頑丈に作られており、そのせいで重いみたい。こちらは軽い分段差には要注意せねば。
とまぁ主なパーツはこんな感じ。
で、早速試走してみた。まず大きく違うのは踏み込んだ時のレスポンス。今まではサスペンション付きクロスバイクだったので、力強く踏み込むと、3分の1ぐらいサスペンションに持って行かれたがそれが無くなってダイレクトに推進力に変化する。これは感動モノだ。また車重も3kgほど軽くなったので加速から巡航までの時間と巡航時のペダリングも楽になった。入門用といえどこの違いは結構感じた。クロスしたギアも良い感じで、平地で巡航しているときは疲れにくくなった。
その一方で歩道と車道の段差を乗り越えるときはかなり気を使うようになり、基本的に車道メインじゃないとロードバイクというのは辛い乗り物みたいだ。また、ブレーキの効きもクロスバイクのVブレーキに比べるとかなり弱く、反応も遅いので(多分交換で良くはなるのだが)街乗りでストップ・アンド・ゴーを繰り返すような場面では不利なのかも。
というわけで、運動目的で河川敷や長距離ツーリングでほぼ車道を走る場合はこのPACEを。それ以外で街中のポタリング、近所への買い物なんかは今までのクロスバイクを使うことにした。止まれないブレーキ、必要のないスピードは街乗りではちょっと不向きかと。
他には、長いことフラットバーのハンドルに慣れていたせいか、このドロップハンドルに慣れるのはかなり苦労しそうだ。そもそもドロップハンドル自体は初めてで、サイクルベースあさひのサイトを参考にしたが、今まで下半身メインだったことが良くわかった。ドロップハンドルというのは全身を使って脚力をペダルに伝えるもので、そのために上半身の筋肉(背筋や腹筋)も結構使う。特に強風時や高速巡航時に使う「下ハンドル」というポジションではかなり上半身が疲労した。逆にここが慣れれば一人前らしい(?)
ドロップハンドルに慣れるのが早急に必要だが、ロードバイクの魅力に少しだけ触れれた気がする。
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105の中古もいいかもですが、この2300系の後継で出ている「Claris」(2400系)というレバーが上位のモデルと変速方法が統一されたようで、こちらでも充分かもです。同じ8速ですし。