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2012年11月04日
「ブラック・ブレッド」見てきました
 今回は新橋での2本立ての一本目、「ブラック・ブレッド」から。この映画のキャッチコピー「大人たちの嘘が、僕を悪魔にしていく」が興味を引く一作。これも広島時代に見逃した作品です。



 この映画、舞台は内戦後の1940年代のスペイン。馬車の転落事故を装った殺人事件から物語りはスタートします。その事故現場の第一発見者は主人公の少年アンドレウで、彼の友だちの少年が忌まわの際に発した言葉は村の伝説にある洞穴の怪物「ピトルリウア」。事件を通報したところからあらぬ嫌疑を掛けられたのは少年の父は姿をくらますが・・・

 それでは今日も【感想:Start】〜【感想:End】で。この間にネタバレの可能性があります。

【感想:Start】

 昨日の「ルート・・・」に引き続き、今回も今のコンディションには辛かったし、ついでに言えば続けてみた「クーリエ−過去を運ぶ男−」も・・・(笑)。

 まぁ、気を取り直して感想を書きますと、正直なところ謎と言う部分はそれほど深くはありませんが、人間の・・・と言うよりも大人の持つ汚い建前と言う名のウソと、事実を知り傷つく少年。それは大人になるということか?

 モロにネタバレになりますが、映画の終盤に父子で大切にしていた小鳥を少年が鳥籠ごとめちゃくちゃにするシーンは「大人たちの嘘が・・・」との通りではありますが、少年が悪魔になるのも無理はないと思える内容です。しかし、仮に私が舞台となる村の住人だったとして、大人の対応として少年を悪魔にする大人の一人にしかなれないのも事実。

 尊敬していたかまでは分かりませんが、大好きだった父が侮蔑すべき人物だったとしたら。その事を母親も知っていて黙っていたとしたら。主人公である11歳の少年には早すぎる、そして厳しすぎる大人への洗礼が描かれてはいますが・・・登場人物の多さと人間関係、つながりがちょっと複雑すぎ。もう少しシンプルでも良かったかも。

 あと、主人公のアンドレウを演じた少年の演技は秀逸。どこかで見た感じの顔立ちと思ったら、そこはかとなくミラジョボビッチ似てる(笑)。他の子役も良い味を出していましたが、スラングを排してきた日本人には軽くトリハダが立つようなセリフを言わせているのにはちょっとしたインパクトを受けます。

 これも通好みの映画ではありますが、ゴメンなさい。コンディションのよろしくない現在の私には正当な評価ができないかな。

【感想:End】

 最後に。明日は109シネマのポイント一掃のためのダブルヘッダーで、10:30から川崎に行く予定。終わりは15:35なんですが、それ以上はきついかな。



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ブラック・ブレッド@ぴあ映画生活



2012年11月03日
「ルート・アイリッシュ」見てきました
 今日、思いのほか早く仕事が終わったので新橋にある映画館「新橋文化」にて「ルート・アイリッシュ」を見てきました。広島にいた時に見そびれていたこの作品、公開は今年の3月でしたが、「新橋文化」ではちょっと前の映画を2本立てて上映してるんで助かります(笑)。



 この映画、ネット上での評価はまずまずのようですが、残念ながら良い映画だとは理解している(←「感じている」ではないところのニュアンスが伝わるか?)ものの、私はちょっとはまりませんでした(笑)。まぁ、体調的なものなどもあるかもしれませんが・・・例によって【感想:Start】〜【感想:End】に入ります。この間にネタバレの可能性があります。

【感想:Start】

 とりあえず上記の予告編動画を見てもらえればこの映画、かなり私好みの雰囲気がプンプンしていましたが、派手なシーンもなく淡々とストーリーが流れて行きます。同時に、実際の映像と思われる戦場の悲惨な映像すらもスクリーンではただ流れていく・・・しかし、逆に赤外線映像の狙撃シーンがゾクッと来ました。

 親友の謎の死を追いかける主人公。しかし、現地に赴くこともなく(って、行けない事情があるんですが)事件を解明しようとするもどかしさ、そして親友の奥さんの主人公に対する愛憎もストーリーにリアリティを持たせていますが、このチグハグって感じたのも爽快なアクションシーンと分かりやすい復讐劇を求めていた私に問題がありそう。

 ネタバレになりますが、主人公は親友を殺した相手に復讐を果たしますが・・・まさかの誤爆(笑)。いや、その誤爆も彼の戦地では日常茶飯事、そして事件のきっかけとなった銃撃も同じ。そしてラストの主人公の選択も・・・どれもこれもうやむやで幕を引いたところも映画通にはお気に召すでしょうが、私にはちょっと(笑)。

 この手の映画にケチをつけるのは「分かってないなぁ・・・」って言われることを承知で書きますが、気持をえぐる様なリアリティにも、胸のすくような爽快感も無いまま、そのせいで映画で伝えたかったであろう「戦争産業の闇」すらも作り話の様に思えたのは・・・やっぱり私が悪い(笑)!

【感想:End】

 ちなみに「新橋文化」では週変わりで上映作品が入れ替わりますが、次週(つまりは明日)から「クーリエ−過去を運ぶ男−」「ブラック・ブレッド」の2本立て。これは両方見たい映画だったのでラッキー。まぁ、体力がもてばの話ですが。


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ルート・アイリッシュ@ぴあ映画生活


2012年11月02日
まだ調子が悪いけど
 少しずつペースを取りもどすべく更新。

 今日、久しぶりにリベラに行って来ました。そう、毎週木曜はリベラの日!と決めていたのが12年ほど前の今頃。が、ちょっと歯の調子が悪く「曙ステーキ大盛り」を食べるのに時間がかかってしまった。う〜ん・・・ちょっとショック。次回は1ポンドにおさえておこう。


 さて、こちらに来ての仕事の調子ですが、まだペースがつかめない。と言うか、忙しいんで目の前の仕事と振られた作業が全体像のどこの部分なのか説明もないままやるもんだからエンドレス。定時で帰っても良いような、徹夜で作業しなきゃいけない様な・・・よく分からないから回り状態。当然、効率も上がらず。

 何はともあれ、あと一日出勤すれば週末なんで、とにかく気持をリセットせねば。


 と言うわけで、今週末は見たい映画とか見そびれてる映画を潰しとかないと。それから広島で使い切れなかったポイントが使える映画館が川崎にあるんで、そこで上映してる映画が優先かな?

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