2012年03月18日
「戦火の馬」見てきました
ちょっと悩みましたが今日、「戦火の馬」を見に行きました。悩んだ原因は、外すんじゃないか?って不安があったためですが、結論から言うと予想通りハズレでした。いや、期待しすぎた部分もありますが、辛口を承知で言いますと「大人向けの童話」でした。
農家の少年アルバートが育て上げた愛馬ジョーイが軍馬として売られフランスへ移送される。その最初の戦闘に破れ敵軍の手に渡ったジョーイは過酷な労働が待ち受けていた。一方アルバートもジョーイの無事を信じ、自らも最前線へ…
それではいつもの様に【感想:Start】〜【感想:End】を。この間にネタバレの可能性があります
【感想:Start】
ゴメンなさい。本当に悪いと思っていますが、この映画を評価している人には先に謝っておきます。正直、これがそこまで評価される映画とは思えませんでした。もちろん、駄作ではありませんが感動と言うまでには行きませんでしたし、先が見える流れで少々長く感じてしまいました。序盤の親父の無謀っぷりも物語のリアリティを無くしていますし。
で、冒頭の「大人向けの童話」との表現ですが、出だしは「ジャックと豆の木」、その後はこれ以上の偶然なんてありえないって話の代表「ピノキオ」を連想してしまいました。この足し算に大人向けのテーストとして地主と小作人のヒエラルキーや、戦争の悲惨さを加えたような感じ。
で、やっぱり同じディズニーの古い作品ですが、短編アニメ「帽子のジョニーとアリスの恋」を思い出しました。
それから馬達の擬人化にもちょっとしらけてしまった。ライバル関係になる黒い馬との関係で競い合ったり、励ましたり、身代わりになったり…って、いっそしゃべらせろ!(いや、それやっちゃダメだけど)ってくらいになってしまった。
それから一番私らしくない発言ですが、この映画、かなりの動物虐待じゃない?登場人物が惨殺されるような映画を平気で見ていますが、それって演技だったり作り物だったりってのは頭の片隅で理解しているんで、目は背けながらも了解している部分はあります。が、この映画での馬の死体とか…「撮影で使われた馬は、この後スタッフでおいしくいただきました」ってテロップの一つも出すべき。それにジョーイに有刺鉄線が絡まるシーンも、特撮だったんでしょうか。
そしてオチなんですが、あらすじを聞いた時点でいくつかパターンを予想しました。最後にアルバートとジョーイが再会するも、既に馬にとっては死を意味する骨折をしてしまい、涙ながらにアルバートが自分の手で…とか、ニアミスをくり返しながらも会えないままジョーイの戦死を知る。アルバートがジョーイの足跡をたどると、一頭の馬が先々で多くの人を勇気付け、助けていたことを知る…などを考えていましたが、上記以外の一番面白くもない終わり方をしました。
ラストの映像がキレイなだけに、少々痛々しく感じました。
くり返しますが、悪い映画ではありませんが、少なくとも感動で泣くシーンは予想以上に少なく感じました。
【感想:End】
最後に。この手の映画を辛口評価して映画通の様に気取ってる人間は嫌いなのです(笑)。ですんで、私の辛口は純粋に私の感想です。本当にゴメンなさい。
ただ、逆に純粋な感想とは別に感動を“盛ってる”人の感想は参考にできないなぁ(笑)。
・戦火の馬@ぴあ映画生活
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農家の少年アルバートが育て上げた愛馬ジョーイが軍馬として売られフランスへ移送される。その最初の戦闘に破れ敵軍の手に渡ったジョーイは過酷な労働が待ち受けていた。一方アルバートもジョーイの無事を信じ、自らも最前線へ…
それではいつもの様に【感想:Start】〜【感想:End】を。この間にネタバレの可能性があります
【感想:Start】
ゴメンなさい。本当に悪いと思っていますが、この映画を評価している人には先に謝っておきます。正直、これがそこまで評価される映画とは思えませんでした。もちろん、駄作ではありませんが感動と言うまでには行きませんでしたし、先が見える流れで少々長く感じてしまいました。序盤の親父の無謀っぷりも物語のリアリティを無くしていますし。
で、冒頭の「大人向けの童話」との表現ですが、出だしは「ジャックと豆の木」、その後はこれ以上の偶然なんてありえないって話の代表「ピノキオ」を連想してしまいました。この足し算に大人向けのテーストとして地主と小作人のヒエラルキーや、戦争の悲惨さを加えたような感じ。
で、やっぱり同じディズニーの古い作品ですが、短編アニメ「帽子のジョニーとアリスの恋」を思い出しました。
Johnny Fedora & Alice Bluebonnet
それから馬達の擬人化にもちょっとしらけてしまった。ライバル関係になる黒い馬との関係で競い合ったり、励ましたり、身代わりになったり…って、いっそしゃべらせろ!(いや、それやっちゃダメだけど)ってくらいになってしまった。
それから一番私らしくない発言ですが、この映画、かなりの動物虐待じゃない?登場人物が惨殺されるような映画を平気で見ていますが、それって演技だったり作り物だったりってのは頭の片隅で理解しているんで、目は背けながらも了解している部分はあります。が、この映画での馬の死体とか…「撮影で使われた馬は、この後スタッフでおいしくいただきました」ってテロップの一つも出すべき。それにジョーイに有刺鉄線が絡まるシーンも、特撮だったんでしょうか。
そしてオチなんですが、あらすじを聞いた時点でいくつかパターンを予想しました。最後にアルバートとジョーイが再会するも、既に馬にとっては死を意味する骨折をしてしまい、涙ながらにアルバートが自分の手で…とか、ニアミスをくり返しながらも会えないままジョーイの戦死を知る。アルバートがジョーイの足跡をたどると、一頭の馬が先々で多くの人を勇気付け、助けていたことを知る…などを考えていましたが、上記以外の一番面白くもない終わり方をしました。
ラストの映像がキレイなだけに、少々痛々しく感じました。
くり返しますが、悪い映画ではありませんが、少なくとも感動で泣くシーンは予想以上に少なく感じました。
【感想:End】
最後に。この手の映画を辛口評価して映画通の様に気取ってる人間は嫌いなのです(笑)。ですんで、私の辛口は純粋に私の感想です。本当にゴメンなさい。
ただ、逆に純粋な感想とは別に感動を“盛ってる”人の感想は参考にできないなぁ(笑)。
・戦火の馬@ぴあ映画生活
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