2011年07月30日
イジメは「かっこ悪い」か?「面白い」か?
先日、ちょっとだけ触れたネタですが、今日はあらためて。
岡村が27時間テレビの騒動について言及「あくまでコント、ブログ炎上させた奴はアホ」「ちょっとコントに失敗しただけ」
http://getnews.jp/archives/132426
この放送、リアルタイムで見ていましたが、イジメのくだりから不快感を覚えて見るのを止めました。その後の展開についてあまり情報を得てませんが、どうもグダグダでオチのないまま終わった様子。
で、岡村君の“言い訳”では「ちょっとコントに失敗しただけ」と。まぁ、「ちょっと」の失敗ではなく大失敗…ってか、毎週やっている「めちゃイケ」の中でやるならお約束だった流れ(私、「めちゃイケ」も見てないんでその辺も良く分からない)のようですが、この様な事態を予想できなかったディレクターなり作家なりは…ちょっと表現は自粛。
ただ、この記事では紹介されていませんが、岡村君、「失敗したとはいえあくまでコントだったことを視聴者にはわかってほしかった、もっと頭いいと思ってた」と発言したようですが、これはお門違いもいい所。ってか、この発言が的外れだと言うことは本人も分かっていると思いますが、それでも言ってしまうというのは、自分に非があることが分かっていながらギャグ切れする人間の特徴ともいえます。
言わずもがなですが、コントとして見ていても不快でしたし、コントであれボールをぶつけると言う暴力的なイジメに対する「イジメられる側の困惑」を笑いにしようとした態度は感心しません。
それにイジメをえげつないくらいに忠実に再現していたのも“コント”のエクスキューズの枠を超えてしまった気がします。イジメられる側がイジメられる理由をしっかり準備し、イジメがスタート。様子見をしていた人たちが徐々にイジメに加わっていく。これが笑いになると考えているとすれば…「もっと頭いいと思ってた」んですがねぇ。
例えばテレビ番組でのイジメの要素として、バナナマンの設楽が若手に向かってハードルの高いムチャぶりをしたりするのは、プロとしての技量を試すような、そしてテレビに出たいが故に必死に喰らい付く姿は笑えます。しかし、同じ設楽のやり方でも、別の番組で相方の日村を仲間外れにしたり暴力的な行為に出たりすると、こちらは嫌悪感を感じます。
ACなんかで「イジメ、かっこ悪い」とかやってて、一方では「イジメ(られている人のリアクション)、面白い!」ってやってる。その面白いリアクションが見たいから、マネする人間も出てくる。もちろん、マネする方もテレビでやってるのはコントと分かってやってるが、リアルな方はコントほど面白いリアクションはしないんでエスカレートし…
結局、テレビ番組が面白くなくなったのは、自制(自省?)しない悪乗り番組が増えたために自らの首を絞め、悪循環してるんじゃないかと思ってしまう。
岡村君、嫌いな芸人じゃないんですが、ネットを毛嫌いしているような節があります。同時にネットを毛嫌いする人の特徴でもある「ネット上の発言者を一括りにし、レッテルを貼る」ことをしていますが、これらを含めてまずい対応の様に思えます。
{a8.net http://books.livedoor.com/item/1699282}{a8.net http://books.livedoor.com/item/1905270}{a8.net http://books.livedoor.com/item/1992579}
岡村が27時間テレビの騒動について言及「あくまでコント、ブログ炎上させた奴はアホ」「ちょっとコントに失敗しただけ」
http://getnews.jp/archives/132426
この放送、リアルタイムで見ていましたが、イジメのくだりから不快感を覚えて見るのを止めました。その後の展開についてあまり情報を得てませんが、どうもグダグダでオチのないまま終わった様子。
で、岡村君の“言い訳”では「ちょっとコントに失敗しただけ」と。まぁ、「ちょっと」の失敗ではなく大失敗…ってか、毎週やっている「めちゃイケ」の中でやるならお約束だった流れ(私、「めちゃイケ」も見てないんでその辺も良く分からない)のようですが、この様な事態を予想できなかったディレクターなり作家なりは…ちょっと表現は自粛。
ただ、この記事では紹介されていませんが、岡村君、「失敗したとはいえあくまでコントだったことを視聴者にはわかってほしかった、もっと頭いいと思ってた」と発言したようですが、これはお門違いもいい所。ってか、この発言が的外れだと言うことは本人も分かっていると思いますが、それでも言ってしまうというのは、自分に非があることが分かっていながらギャグ切れする人間の特徴ともいえます。
言わずもがなですが、コントとして見ていても不快でしたし、コントであれボールをぶつけると言う暴力的なイジメに対する「イジメられる側の困惑」を笑いにしようとした態度は感心しません。
それにイジメをえげつないくらいに忠実に再現していたのも“コント”のエクスキューズの枠を超えてしまった気がします。イジメられる側がイジメられる理由をしっかり準備し、イジメがスタート。様子見をしていた人たちが徐々にイジメに加わっていく。これが笑いになると考えているとすれば…「もっと頭いいと思ってた」んですがねぇ。
例えばテレビ番組でのイジメの要素として、バナナマンの設楽が若手に向かってハードルの高いムチャぶりをしたりするのは、プロとしての技量を試すような、そしてテレビに出たいが故に必死に喰らい付く姿は笑えます。しかし、同じ設楽のやり方でも、別の番組で相方の日村を仲間外れにしたり暴力的な行為に出たりすると、こちらは嫌悪感を感じます。
ACなんかで「イジメ、かっこ悪い」とかやってて、一方では「イジメ(られている人のリアクション)、面白い!」ってやってる。その面白いリアクションが見たいから、マネする人間も出てくる。もちろん、マネする方もテレビでやってるのはコントと分かってやってるが、リアルな方はコントほど面白いリアクションはしないんでエスカレートし…
結局、テレビ番組が面白くなくなったのは、自制(自省?)しない悪乗り番組が増えたために自らの首を絞め、悪循環してるんじゃないかと思ってしまう。
岡村君、嫌いな芸人じゃないんですが、ネットを毛嫌いしているような節があります。同時にネットを毛嫌いする人の特徴でもある「ネット上の発言者を一括りにし、レッテルを貼る」ことをしていますが、これらを含めてまずい対応の様に思えます。
{a8.net http://books.livedoor.com/item/1699282}{a8.net http://books.livedoor.com/item/1905270}{a8.net http://books.livedoor.com/item/1992579}