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2011年01月21日
「進撃の巨人」を読んで(その2)
 昨日の続きです。現在紹介している「進撃の巨人」なんですが、一言言うのを忘れてました。私、好きなマンガに「殺し屋イチ」「隣人13号」などがあり、強烈なグロな内容もOKなんでなんとも感じませんでしたが、このマンガは一般的な方の感覚からはグロだと思われますんでご注意を。


 それではあらためて。先日書いた「担当者や編集サイドのエラー」と言うのが、ちょっと考えれば工夫が出来る程度の内容がおざなりになっているという点です。

 まずこのマンガ、ページを開いてすぐに気付いたのが町並みの不自然さ。昨日も書きましたが、中世ヨーロッパ相当の舞台設定の様な感じですが、洋の東西を問わず何かの進入を恐れている町は直線の道路なんてほとんどありません。

 しかし「進撃の巨人」の舞台となる町は巨人がダッシュする余裕があるくらいの広い一本道がいくつもあります。

 また、この町を守る「壁」が建造されていますが、本来なら「掘る」方向に向かうはず。巨人の暴れまわる地上を避けて移動できる地下道が張り巡らされていて当然だと思うんですが、物語の中には主人公の家に「地下室」があるくらい。地下道のサイズなら巨人の侵入も防げるはずです。

 この流れで町並みに話を戻すと、よく海外の映画などでも見られる通りをはさんで洗濯物を干すロープが架かっている光景があると思いますが、あの要領で対巨人用の刃物などを渡すなどのアイデアが盛り込まれていても良いでしょうし、渡り廊下や高床式の家など、人は全力疾走できるが巨人には動きづらい工夫がみられて良いはず。

 更には巨人を迎撃する兵士は主に建物の屋根を足場とし、地上に降りる事はほぼ死を意味する事になりますが、その割には通常の町と同じ「三角屋根」です。もっと戦闘に適した屋根であるべきでしょう。

 海外の奇妙な風景などを紹介する番組などで、日本に住むわれわれには想像のつかない、理解の出来ない住居が紹介される事があります。海や川の上に船を浮かべて生活をしたり、果ては葦で作った浮島で一生を過ごす人たちもいます。宗教的な迫害などから崖の壁面に穴を掘り生活をしたり、暗く深い洞窟を家としている民族もいます。

 そんな参考がいっぱいあるのに、このマンガの世界に住む人たちときたら…。

 とりあえずもう少し続きますんで、次回へ。



やっぱりグロと言えば・・・



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