今年のトンデモ本大賞の感想の続き。（前回はこちらから）

　毎年「と学会エクストラ」「候補作紹介」「出しもの」の3部構成になっている「トンデモ本大賞」ですが、見ている方が気になるぐらいに発表時間が長引いてしまい、いつも時間が押し気味なのですが、今年は皆さん、ほぼ時間内にきっちりと発表を収め、テンポのよさを感じました。

　発表内容もシモネタや放送禁止用語が入るトンデモアニメなど、ライブでしか楽しめない（ってか、絶対にテレビじゃ見られない）空間を味わえました。それにしても「エクストラ」で取り上げられる題材のバラエティさには毎年の事ながら驚かされます（笑）。

　続く「候補作紹介」ですが、こちらは山本会長も言われていましたが若干不作。小粒な印象を受けましたが、せっかくなので候補作を一般公募すれば良いのに。数年前、斜め読みでしたが忠臣蔵で有名な「松の廊下」の刃傷沙汰をおばあさんと幼児の霊能者コンビが「見てきたような」実況をすると言う本がありましたが、アレなんか公募のシステムがあればきちんと読んだ上で推薦してたんだけどなぁ（笑）。

　候補作が発表された後は会場にいる参加者による投票、そして集計の間の出しものがあるのですが、今年も昨年に続き「杉ちゃん＆鉄平」のデュオによるクラッシック演奏会。とは言え、これもまともな演奏ではありませんが、これは褒め言葉です（笑）。だいいち、彼ら自身が終始「次の曲は…」ではなく「次のネタは…」って言ってたしなぁ。

　そしてもう一つの出しものが活弁士（「活動弁士」の略で無声映画などの「声」を含むナレーションをする人）の坂本頼光氏による「トンデモ活弁」でしたが…３作品のうち一つが古典、一つが自作アニメ、そして古い映画をつなげたマッド映像。しかし、最高に面白かったのがアニメでしたが…坂本氏の今後の活躍を応援し、期待しているので（彼のためにも）紹介は控えさせてもらいます。ただし、ＤＶＤが発売されるなら“絶対に”買います（笑）。

　最後に大賞の発表がありましたが、結果等は「第１7回日本トンデモ本大賞」をご覧ください。


　それから来年は６月６日、場所も同じ「みらい座いけぶくろ」だそうです。既に参加モード（笑）。

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