ホラー好きのフライマン
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2018年02月07日

岸寄りの遅れ、海水温の高さが原因か



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積丹と苫東で沈没!いつまで続くぬかるみぞ

 連休2日目の1月31日に赴いた苫小牧東港の釣行を、ブログにアップする前に積丹・余別来岸漁港へ釣行した。
 なので、この際だから2つの釣行をまとめて更新することにした。察しの良い方は、どのような状況なのか理解していただける思う。そうです、いずれの釣行先でもノーヒット。昨年暮れから1ヵ月半、そして今年に入って5度目の釣行なのに全く魚の姿を見ていない。

 昨年年初の釣行では、なんだかんだ言っても、苫東で数本のアメマスが上がった。積丹でも数は少ないが、余別来岸漁港の外海で何匹か上げたはず。それと比べて今年はどうなっているのか。

 自分だけが釣れないのならば、腕の問題と割り切ることはできる。そうではなく、同じポイントに入ったアングラーの誰にもアタリはない。原因を探っていくと、積丹も苫東もショアトラウトの岸寄りの遅れが浮かび上がってくる。島牧のあめますダービーも、昨年の今時期と比べると釣果登録件数が激減している。
また泊村・千畳敷で、この時期でもサクラマスが1月初めから釣れたのを目撃しているが、今年はそうした姿は見られない。
 もうしばらく様子を見なければならないが、思い当たることがある。少し前の新聞記事に「水温が例年よりも高いことから、冷水域の魚の岸寄りが鈍い」との記事が載っていた。昨年秋に起きた、鮭漁の不振と同じことがアメマスやサクラマスにも起きているのでは。

苫小牧東港
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 1月31日の苫小牧東港は、火力発電所の2基の煙突から煙が吐き出されたこともあり、フェンス奥にある調整池に多くの釣人が集まっていた。釣り方は、きびなごを付けたウキ釣りやたらし釣りのほか、フライを行なうアングラーもいたが、見ている限りではアタリがない。
 フエンス前にも、2〜3人の釣人が同じようなウキ釣りやフライでアタリを探っていたが、全く魚信はない。当然、ジグで攻めた自分の竿も反応無し。結局、朝7時から5時間ほど粘ったが、魚の姿を見ることはなかった。

積丹・余別来岸漁港
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 そして2月5日朝7時の積丹・余別来岸海岸。うねりはあるものの、この時期としてはまだ波は穏やかな方か。途中の野塚海岸・ゼロワンドも、無理をすれば竿を出すことができそうな波なのに、釣人は誰もいない。余別来岸海岸では、ジグとウキ釣りの二通りの釣りを行なった。
波が穏やかだとはいっても、海面から3メートル上のテトラポットまで飛沫が舞い上がる。そのテトラポットの上で竿を操るが、ルアー、ウキ釣りのいずれにも反応はない。1月30日に釣行した、余別漁港外海と同じように、なぜ魚の気配が感じられないのか。
その後、積丹の各漁港を廻り、スプーンや小さなジグを泳がせたが、やはり魚の姿を見ることはなかった。
一体、どこに行けばよいのだろうか。

写真は@A平日にも関わらず釣人の集まった苫小牧東港BC積丹・余別来岸漁港の外海でルアーとウキ釣りを行なったが、魚の気配はしなかった


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2018年02月02日

待望の兜千畳敷もアタリ無し



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ショアトラウト、年明け後未だ釣果はあがらず

 ブログの更新が遅れ気味ということは、それだけ釣行を行なっていない証左でもある。実際には、言い訳ではないが、天候や体調不良など釣行したくてもできない事情があった。それもあって、今年に入ってからの釣果はまだゼロ。
1月末の30、31日にようやく連休がとれたので、この2日間にショアトラウトの今年第1号を目論んだが・・・。
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 30日に訪れた先は、これまで何度も取り上げてきた泊村・兜千畳敷。サクラマスを狙っての釣行だ。
 しかし、午前4時半の兜千畳敷は西からの強風が吹き荒れ、雪明かりに浮かぶ岩盤は、高波が飛沫を上げて降り注ぐ絶望的な景色。
 周りがようやく明るくなる6時過ぎまで様子を見ることにして、少しの仮眠。ところが、この天気をものともしない3人の猛者が、急な崖を下って海に突き出た岩盤に向かって行った。

 せっかく時間をかけて来たのだからと、自分も大波が覆いかぶさる岩盤先端を目指す。ただ、さすがに波が腰の下あたりまでしか来ない場所を選んで竿を振ることにした。

 昨年のこの場所での釣果は無いが、この時期に常連の釣人が目の前で何本ものサクラマスをヒットさせたシーンが目に焼きついて、今回の釣行となった。
 初めは、ピンクのメタルジグ30gを70メートルほど飛ばしてからのジギング。このルアーの選択は、前記の常連がサクラマスをヒットさせたものを真似た。
 1時間が経過して風は収まったが、うねりを伴った高い波は相変わらず。ここまでアタリがないので、波打ち際の海側の岩盤に移動。その場所からは、他のアングラーの様子も見て取れる。が、この時点では誰の竿にもアタリは来ていない。
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 ルアーをシンキングミノーに替えて打ち込もうとした時に、突然背後から背丈を大きく越える波が押し寄せてきた。
 その波の勢いに押されて、体が3メートルほど前に飛ばされた。幸い流された場所が陸側の岩盤だったので、波にのまれて海に落ちることはなかった。
 当人は、それほど危ないという意識はなかったが、その光景を遠くから目撃した釣人が「あれはビックリした」と、後で声をかけてきたほど。この一件を機に、場所を移すことした。
 自分だけではなく、他のアングラーも兜千畳敷から一斉に引き上げたのは、天候よりもアタリが皆無だったことからだ。この時期の兜千畳敷としては、これでもまだ恵まれた天気だったと、後で気がついた。
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 次に向かった先は、泊村から反対方向にある余別漁港。西積丹が荒れている時は、東積丹の天気が比較的落ち着いていることが多い。確かに余別漁港は、風が少し強いくらいで波は収まっていた。
 余別川の流れ出る、すぐ傍の外防波堤に足場を置いて、ルアーを遠投。足元には、きびなご餌のウキ仕掛けを投じた。どちらかにアタリがくることを願っていたが、ここも2時間粘っても音沙汰無し。
 
 30日の積丹半島での釣りはこうして終わった。何か、すっかり負け癖がついてしまったようだ。
 連休2日目の31日はお馴染みの苫小牧東港。ここで釣果がないと、1月の釣行は黒丸が五つ並ぶ惨敗。果たして結果がどうだったのかは、次の更新で。

写真@昨年1月に訪れたときの泊村・兜千畳敷。今回の写真は、大波に流されたときにデーター消えてしまったA余別漁港外防波堤から見る余別海岸の模様

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2018年01月28日

今年のショアトラウト、未だ釣果上がらず



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兜千畳敷を断念して、毛嵐舞う苫小牧東港へ


 今年に入っての釣行で、天気に恵まれた日は1日もない。札幌は晴れているのに現地は猛吹雪だとか、強風が吹き荒れているなど、何かに祟られているとしか言いようがないほど。

 今年3回目の釣行となる1月25日も、そうした1日となった。ただ、25日は東京でも大雪となった翌日。東京に大雪をもたらした低気圧が北上して、北海道も大荒れの天気となることは予想されていた。
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 それでも、ネットの雨雲レーダーで釣行先として計画している、泊村・兜千畳敷の雪や風、波の高さなど確認するなどしっかりとチェック。ここがダメならばと、次の釣行先を検討した。

 ただ、どうしても兜千畳敷にこだわる理由があった。昨年の今頃、初めて訪れた兜千畳敷で目にしたのは、銀毛の眩しいサクラマス。自分が釣った訳ではないが、ヒットシーンをタイミングよくビデオカメラに収めることができた。
 この動画はyoutubeにも投稿したので、ご存知の方も多いと思う。
 
 ショアトラウト釣行を行なう上で、この時期にサクラマスをヒットさせることができれば、これからの釣行でモチベーションが高まる。そうした思いが胸に占めていた。

 しかし、泣く子と荒れた天気にはかなわない。次善の候補地として、少なくても時化と吹雪にはならない苫小牧東港に向かった。
 東港は今年に入ってから2回目の釣行で、ショアトラウトシーズンインの昨年11月から数えると、すでに4回も訪れたことになる。12月中旬の釣行では、40cmほどのアメマスがヒットしたが、それ以後は全く音沙汰無し。
 釣りの後で読んだ苫小牧民報の釣り情報には「アメマスが0〜1匹」という貧果の記事しか載っていなかった。

 午前6時に到着した25日の苫小牧東港は、2ケタ台の氷点下ながら、風も波もなく毛嵐が海面全体を覆う幻想的な景色。ルアーロッドから放たれたジグミノーは、漂う毛嵐の遥か先を越えていく。雰囲気は悪くない。これでアタリがくればの話だが。
 しかし、どのようにアクションを加えても反応はない。試しに、小さなスプーンを落として、追ってくる魚を確認しようとしたが、それも見えない。
 
 2時間ほどして天気が急変、猛吹雪となってきた。それでもめげずにミノーやスプーンを打ち込む。最後は、フエンスの奥にある調整池でも竿を出したが、ここにも魚の反応はない。
 仕方がない、次の釣行に思いを馳せて午前10時に撤退した。今年のショアトラウト第1号は何時になるのやら。

写真は@毛嵐が漂う1月25日の苫小牧東港の様子A昨年1月20日にyoutubeに投稿した泊村・兜千畳敷のサクラマス釣りの動画


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2018年01月18日

魚の気配がしない苫小牧東港



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 島牧あめますダービーは15日で64件の釣果

 冬の海は荒れていて当然で、その覚悟の上で釣行する。それでも、昨年は年明けから時化の収まった日が何日か続いた。しかし、今年は天候が落ち着いた日が数えるほどしかない荒天続き。それも釣行日には決まって風と雪に悩まされる。1月15日もそうした1日となった。
 
 前回の積丹釣行が時化に遭遇して不調に終わったところから、今回は大荒れの続く日本海を避けて太平洋側の苫小牧東港に向かった。苫東は、少なくても時化には強い場所。ルアーがだめでも餌釣りは何とかなるだろう、との甘い期待を胸に釣行した。

 ところが、朝の8時だというのに、奥にある調整池に2〜3台の車が見えるだけで、いつものフェンス前には釣人の姿がない。強風が吹荒れ、海には大きなうねりが生じているが、釣りのできない環境ではない。
 嫌な予感は的中するもので、ルアー、餌釣りともにいくら粘っても魚の姿が見えない。これでは、常連の釣人も来ないはず。それでも4時間ほど竿を出したが、一度のアタリもなく諦めて帰路に着いた。
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 なので、今回は島牧「2018あめますダービー」の近況を掲載することにした。
 あめますダービーは、開幕からほぼ1ヵ月半が経過して、釣果登録は順調に上がってきている。1月15日現在の登録釣果数は64件。

12月初旬は太平海岸で釣果が上がっていたが、中旬以降は時化の関係から千走や千走海岸でヒットすることが多くなってきた。その典型的な例が12月18日で、海岸が大時化の中、時化の影響を受けない千走漁港に逃げ込み、ここで釣果がでたようだ。
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 12月中旬から1月中旬にかけては、比較的波の穏やかな日が続いたことあり、元町海岸や泊、赤灯、千走といった広い範囲で釣果が上がった。特に年明けからは、太平海岸からモッタ海岸や元町海岸、赤灯、18番に千走と釣果が上昇、それまで不調だったフライの釣果登録件数も増えてきた。

 ジャンル別のここまでの釣果登録は、ルアーが56件、フライ8件とルアーが圧倒している。しかし、例年2月以降はベイトの変化でフライの釣果が高まる傾向にあるので、フライの期待は高まる。

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 1月15日までの記録は、12月22日に生コン会社の前浜と、1月13日にコベチャ海岸でヒットさせた73cmが最長。これに12月9日の千走と、1月13日に元町海岸で上げた72cmが続く。
  前大会では、1月末の釣果登録件数が160件を越えたが、今年はこのままでいくと大きく下回りそう。

 こうして活況を呈するあめますダービーだが、12月に時化の太平の岩場でダービー参加者が、海上保安庁のヘリコプターで救助されるという事件が発生。過熱するダービーに一石を投じた。
 大会実行委員会は1月9日、これから同様の事件が発生した場合、最悪の事態として大会中止もありえると、警鐘を促している。くれぐれも安全第一の釣行を。

写真は@12月22日に登録された73cmのあめますAB1月17日朝の島牧海岸の様子(元町海岸、千走漁港)
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2018年01月12日

今年の初釣行は積丹半島先端



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大時化の中、トラウトの姿は確認できず


 ブログにご来訪いただいている皆様に、あらためて新年のご挨拶を申し上げます
 どうか今年も宜しくお願い申し上げます

 12月から4月までの期間は、フライフィッシングだけを行なうアングラーならば、冬眠に入っている時期。
 しかし、同じトラウト対象の海釣りは、これからが本番。私のブログも、いつの間にか1年の半分をこのショアトラウト釣行で構成するようになりました。
ご来訪いただいている皆様には、春、夏、秋のフライ釣行に続いてのショアトラウト釣行へのお付き合いをお願い申し上げます。
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 さて、今年最初の釣行先は、日本海側が大荒れの天気となった1月11日の積丹半島。朝3時半にオリオン座が瞬き、下弦の月の札幌を出て、6時半には現地の積丹・来岸に到着。古平までは何とか持ちこたえていた空が、積丹街道に入ると一気に猛吹雪に替わる。
幸い、対向車が少なかったことから、危ない場面には遭遇しなかったが、海は4メートルを越える時化状態。この時期の現地の天気は、札幌を基準にしたら絶対に後悔するというひとつの例だ。

 強風と雪が舞う中、7時から釣りを開始。来岸漁港内堤の外海は、時化によるうねりと満潮が重なり、きびなごを用いたウキ釣りは、流れが早くて断念。スプーンを用いてのルアー釣りに変更したが、大波の中でも支障がなくルアーを引くことができた。
 しかし魚の気配がしない。スプーンをジグやミノーにチェンジして、打ち込む方向を変えながらリトリーブするが、1時間経ってもアタリは皆無。
KC4A0023.JPG

 仕方なく、漁港内に小さなスプーンを打ち込んで様子を探る。魚が岸寄りしていれば、港内にも入っていることが多く、港内でアタリがあれば、その周辺の外海でもアタリは期待できる。だが、ここでもアタリは全くない。しばらく考えた末に、風のあたる方向が異なる入舸漁港に移動することに。
 入舸漁港は、外海が時化ていても港内に大波が入ることはほとんどなく、流れ込む入舸川を下ってアメマスが溜まることが多い。以前はこの時期にアメマスを狙って訪れたが、港内にトドやアザラシが居座るようになってからは、足が遠ざかっていた。

 今回は、幸いにしてその海獣の姿はない。そして、港内は風は強いが波はほとんどない。魚が川を下っていれば、アタリは期待できるはず。
 ここでのアタリルアーは、ミノーやジグではなく派手な色のスプーン。過去にそれで何度かヒットさせたことがあった。ところが、どの方向に打ち込んでもアタリはない。ルアーを追う魚の姿も確認できなかった。
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 風と雪が小康状態となって、再び来岸漁港に戻ることに。途中の野塚ゼロワンドや西河は、相変わらずの高波で海岸に降りることもできそうにない。
 来岸漁港では、海岸で2人連れのアングラーが波越えのロングキャストを行なっていた。しばらく様子を見ていたが、釣果はなかったようだ。積丹で釣人を見たのはその2人だけ。自分も含めて、日が悪かったというほかない状況だ。

 これからのショアトラウト釣行先として、この積丹半島には何度も来ることになるだろう。昨年に続いて、ポイントの開拓も進めていこうと考えている。果たして今年はどのような年となるのだろうか。

写真は@時化状態の積丹・来岸漁港の外海と積丹川付近A打って代わって波ひとつない入舸漁港。

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2018年01月01日

 1年のご来訪に感謝!!



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 新年あけましておめでとうございます

 いつも「ホラー好きのフライマン」にご来訪頂き、ありがとうございます。
 お陰さまでブログの更新回数も500回を越えることができました。これも偏に、ご来訪頂きました皆様の励ましの賜物と深く感謝申し上げます。
 
 ライフワークとして取り組んで参りましたブログの発信は、私事の問題から更新頻度が減少しました。しかし、子どものような好奇心や冒険心は未だ持ち続けています。心の命ずるまま、新たなテーマにも果敢に取り組んでいく所存でございます。
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 「ホラー好きのフライマン」のは、トラウトフィッシングとホラージャンルの二つのジャンルで構成しておりますが、いつの間にか渓流でのフライフィッシングと、ショアトラウトフィッシングという二つのジャンルに特化してしまいました。

 今年は、再びホラー分野への取り組みを強めていくことを考えております。また、ブログと同じように更新頻度の減少したyoutubeへの動画投稿も増やしていきたいと考えております。

 最後に、ブログにコメントを寄せて頂きました皆様に、心からお礼を申し上げます。その励ましにどれほど救われたのか、言葉では言い表せません。

 どうか、今年も「ホラー好きのフライマン」へのご来訪をお願い申し上げます。
 皆様にとりまして、今年がよりよい年となりますよう、祈念申し上げます。
                                   平成30年 元旦

写真は12月末の苫小牧沖のご来光

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2017年12月24日

今季第1号は40センチの海あめます



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 苫小牧東港へリベンジ釣行したが・・・

 少し古い話だが、12月16日の釣行先はリベンジを果たすべく、再び苫小牧東港へ。前回の釣行から10日ぶりとなる。たかが10日間だが、この間に魚影の変化はあったのか。

 当日は朝6時に現地入り。札幌を出発したときには降り積もっていた雪も、苫小牧東港は曇空ながら雪はほとんど見られない。ただ気温は相変わらず低く、この時間でも−5℃を下回っていた。
それでも、−10℃だった前回と比べれば寒さは耐えることができる。なにしろ7日は、海上一帯で毛あらしが発生、昇ってきた陽の光まで遮るほどの寒気が覆い尽くしていた。
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 まだ夜明けまで間があるというのに、暗がりの中で3組の釣人がフェンスの端で竿を出している。車のヘッドライトを海面に向けて照射しているので、チカなどの小魚狙いの釣りか。
 そして、陽がようやく姿を見せ始めた7時頃には、ポツポツと釣人が増えてきた。フェンス前に場所を確保しているのは、ほとんどがルアーマン。
 前回隣り合わせたような、フライを行なう人はいない。フェンスから外れた場所では、チカを狙った釣人が数人。また、フェンスの奥にある調整池にも数人の姿が見られる。

 
 今回用意したのは、ジグやスプーンなどのルアーと、ウキ釣り用のきびなご。フライは必要な道具が揃わないために、今回もパス。
 苫小牧東港は、多少の風と波はあるものの、見た限りでは釣りの妨げとなるほどではない。しかし、いざウキ釣り仕掛けを投入すると、潮の流れが速くてラインが安定しない。なので、ウキを外したふかせ釣りに変更、竿先の動きでアタリを見極めることした。

 一方のルアーは、前回用意していなかったスプーンや小さなミノーも揃えた。ジグに反応しない場所でも、小さなスプーンで何度か海アメをヒットさせた経験から、今回はこのスプーンに期待を込めた。
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 そして第1投。スプーンは潮に揉まれながらも、思っていたような動きをするが、それを追う魚の姿はない。また、前回あれだけふくらぎの飛びがあったのに、今回はそれもない。首を傾げながら、左右の釣人の様子も伺うが、誰の竿にもアタリはきていない。
 しばらくして、スプーンから遠投の効く小型のジグに変更。さらにミノーを用いたが、相変わらず無反応。

 隣に、フライを行なう人がいれば、魚影を確認することができたのに、と半分諦めかけたかけた時に、ふかせ釣り用の置き竿がグイグイと引き込まれた。合わせを入れると、しっかりとフッキング。
 海面に浮かび上がったのは、20センチほどの白っぽい魚。簡単にごぼう抜きができると引き上げたが、結構重い。それもそのはず、40センチを越えるあめますだった。しっかりと針を飲み込んだせいでバレなかったようだ。
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 今季のショアトラウト釣行2回目に、第1号がヒットしたことを喜ばなければならないのだが、結局この日の釣果はこのあめます1匹。アタリもこの1回だけで、釣行としては惨敗に近い内容だ。

 言い訳ではないが、6時から納竿した10時までの間に、フェンス前で釣れたあめますはこの1匹だけ。入れ替わり立ち代りに訪れたアングラーの竿をしならせるようなアタリを見ることができなかった。

 さて、今年もあと僅か。年内に何とか積丹への釣行を実現したいと思っているが。

 写真@雲間からまばゆい陽の光が差し込んで黄金色に輝く苫小牧東港A今季第1号の海あめます。測ってみたところ40センチを越えていた

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2017年12月15日

島牧あめますダービー、ここまで最長は72cm



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 開幕10日間で17匹の釣果登録

 2018あめますダービーin島牧大会が開幕してから2週間が経過した。
岸寄りが遅れていることと、12月に入ってから荒天が続いたことなどから、釣果はいまひとつ伸びていない。 
 大会事務局が公開した12月1〜10日までの釣果登録は17件。そのうち1〜2日と4日、8日は登録がなく、3日と10日の日曜日に集中した。
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 登録は全てルアーによるもので、まだフライの釣果は上がっていない。釣果のあった場所は、太平と千走、それに江ノ島が全体の8割以上を占めた。
ここまでの最長記録(尾叉長)は、瀧野泰司さんの72cm。以下、久々江理さんの69cm、がんばるさんの66cmと続き、レディース&ジュニア部門でも3人の釣果登録があった。

 ルアーのヒットパターンは、アスリートとジグがほとんどで、いまのところミノーとジグが拮抗している。これから寒気が強まり、時化が続くようだとジグ系が増えてくるだろう。
 また、ラインは天候に対応して0・8号から1・5号のPEラインを使い分けているようだ。
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なお、11/15以降の申込は、条件付きでエントリーを受け付けている。
・リリース有での登録 ・申込から登録証送付まで2〜3週間ほどかかる場合有(登録証が届いていない場合、釣果登録はできない)

写真@瀧野泰司さんが千走でヒットさせた、ここまで最長の72cmのあめますA12月15日の江ノ島海岸の様子

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2017年12月10日

苫小牧東港、フライへのヒットは続くが・・・



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  今季のショアトラウト釣行、初日は完敗

 今月から来年5月末まで、海アメマスやサクラマスのショアトラウト釣行に取り組む。−10℃を下回るこのくそ寒い、もとい、寒風吹きすさぶ海岸に、何をすき好んで釣行するのか、自分でも気が知れない。

 今季のスタートは、そう言いたくなるような12月7日の苫小牧東港。午前6時の苫小牧地方の気温は−11℃だった。風を防ぐ手立てが何もない東港はさらに低く、体感温度は−20℃近かったと思う。
 その寒さを予想して厚着をしたが、二重に嵌めた手袋の中にもしびれるほどの寒気が生地を通して伝わり、ゴム長靴の中もあっというまに凍えて、すぐに車の中に逃げ込む始末。
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 そして港内は、まるで水蒸気のような毛あらしが海面を覆い尽くし、現れた黄金色のご来光を揺らめかす。この時点で火力発電所前のフェンスには、釣人は自分を含めて2人だけ。フェンス前に立てた脚立の上からルアーを投じて、狙っている魚はふくらぎなのか。こちらも、メタルジグ用ときびなごを餌としたウキ釣りの竿をセット、ウキの動きを見ながらルアーを操るという算段。

 海面には、ふくらぎらしき魚のジャンプが頻繁に起きているが、この時点では何がヒットするのか判断できず、ただ闇雲にジグを投じていただけ。しばらくすると、地元の人らしき3人組がフェンスの端でルアーを開始した。しかし、自分も含めてアタリはこない。
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 せめて、スレでも魚が掛かれば、とジグに大きくあわせを入れた瞬間、目の前で強烈なアタリが。完全にフッキングしたはずなのに、PEラインとショックリーダーとの結び目が解けてしまった・・・。

 気を取り直して再度ジギングを開始。ジグの周りに、20〜30センチほどのふくらぎらしき魚が集まるが、ヒットはしない。
 1時間ほどして、出勤のためかルアーマンが退去、入れ代わりに熟年の釣人がフェンス前に集まってきた。自分の左隣には、フライロッドを操る人が熱心にリトリーブを繰り返す。すると、フライを打ち込んでから10分も経たないうちに、30センチ余りの魚がヒット。ふくらぎかと近づいて見れば、細身のアメマスだった。
 そしてその後も、5〜7分間隔でフライにアメマスのヒットが続いた。中には40センチを越えるサイズも見られ、ことフライに関して言えば、すでにアメマスの最盛期に入っているようだ。
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 それなのに、ルアーには全く反応しない。それ以前に、きびなご餌のウキ釣りにアタリの来ないことが不思議だった。
 後からきて、自分の右隣で竿を出した地元釣人によると、「いまフェンス前に来ている釣人は、きびなご餌のウキ釣りや、ふかせ釣りを行なう」とのこと。しかしこの日は、そうした餌釣りでもヒットシーンを見ることがなかった。

 このエリアでは、確実にアメマスの岸寄りが進んでいるのに、初日から完敗した。ヒットの続くフライで挑戦すべきかもしれない。ちなみに、このフェンス前では、潮の流れが速くてタイプ6のフライラインが不可欠だという。
 
写真@毛あらしの舞う苫小牧東港。体感温度は有に−20℃の世界だABジグときびなごの餌釣りは完敗したが、隣のフライマンにはアメマスのヒットが相次いだ

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2017年12月06日

廃院した南区某病院での出来事



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 休憩室で何人もの白衣姿の青白い顔が・・・
 
 久しぶりに、ホラー関係の記事を更新する。最近ブログを訪れた方の中には、私のブログのコンテンツが、釣りとホラーの2つで構成されていることを知らない人もいるようだ。それだけホラージャンルの更新が長引いてしまった。
 それもこれも与太話を排除して、できるだけ自分の目で見たもの、自分の耳で聞いた話の真贋を明らかにしようとしたため。そうしたフィルターを通した結果、題材に恵まれなくなってしまった。

 今回の話は、半年ほど前から文章にしていた。しかし、情報提供者から「ブログに載せるのならば、固有名詞の使用はやめて欲しい」という話があり、乗り気がしないままに今日まで更新が延びてしまった。
 しかし、固有名詞を抜きにしても、有名な場所なので読まれた方はそれがどこなのか、すぐに分かるはず。
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 これまで、札幌・南区の白川や簾舞、豊滝を中心とした「ダムサイトの恐怖」や「竜神の水」といった心霊体験、ラッキースポットを何度か取り上げてきた。別に意識して記事にした訳ではないが、この地域には過去の悲惨な事件の記録を残す簾舞地区・下砥山、砥山橋の延命地蔵尊、上砥山の宝性地蔵が建立されている。
 旧簾舞発電所水路で水難した8人の慰霊のためで、いずれも昭和39年に建立されたもの。一方、これから話に出てくる浄水場に架かる橋は、昭和44年に建設された。時代的には水難事故が起こってからずいぶん後になる。
 
 そして本題の、同地域で長く開業してきた某病院について。とはいっても、同病院は平成22年に西区にある系列病院と統合して移転。
 現在は、札幌市水道局が病棟を買い上げて、病棟ほか病院施設が移転から7年経った今でも解体されずに残っているようだ。
KC4A0022.JPG

 ただ、病院の敷地には、構内全体を取り囲む3メートルを越える高い塀に遮られて、関係者以外は立ち入ることができない。それでも、廃墟マニアや心霊オタクの侵入が時折あるようで、近所に住む人が防犯警報により駆けつけたパトカーを何度も目撃したという。

 もともとこの病院は、戦前に傷痍軍人や結核患者の療養所として建てられた。戦後は、結核患者の隔離病棟としてこれまで何千もの命を救ってきた。その反面、病が治らず多くの命が失われたのも事実。こうした先入観があるからだろうか、半分廃墟となった今のほうが禍々しさを感じる。

 同病院が、結核の隔離病棟の現役として多くの患者を受け入れていた頃の話を、当時この病院の警備員をしていた人に聞いた。
まず、初めて病院の巡回を行なった時の事。敷地内の病棟は、ここから”脱走”する患者を監視するためなのか、まるで刑務所のような複数の病棟が放射状に配置されていた。   
 そのひとつの病棟の端にある非常口を開けた。中には、まるで病院ができる前からこの場所にあったかのように、地蔵が鎮座していたという。まるで、お地蔵さんを囲うように、建物が建てられたかのように見えたらしい。
 
 ある日、戦時中に集められたらしい、大型保存瓶に詰められた数え切れない様々な病巣のサンプルが広い講堂いっぱいに並べられていた。その内容物は、言葉には表せないほど奇怪なものだったらしい。

 また、夜警が休憩する場所は遺体安置所の隣にある。そこで仮眠をとっていると、白衣姿の青白い顔をした人が幾人もベットの周りに立ち、自分を覗き込んでいたという。当然、この世のものではない。今でも、その一人ひとりの顔を思い出すそうだ。

 病院のすぐ横には豊平川が流れており、川岸に沿って患者の散歩コースとなっていた。そして、下流の浄水所の横に架かる橋は、病状の悪化をはかなんで身投げをする患者も多かったらしい。
 そのために、この界隈一体は地元住民からの忌避感が強く、子供時代に「結核が移るから川に入ったらだめ」と、親にきつく言われたという人の話も聞いた。
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 こうした状況からなのか、この浄水場の横を流れる川には、心霊にまつわる話が残されている。
ホラーやオカルト話を扱った10年数年前のネットの書き込みには、浄水場近辺の豊平川に釣りに行き「ダムの下の大きな淵で魚の跳ねている音がするので振り向くと、頭だけがポカポカ浮いていた。跳ねていたような音は、頭に波が当たった音だった」という話が寄せられた。
 当然、脚色したものだろうが、身投げの多かったこの上流から流れ着いたとしたら、まんざら全てが作り話ではないと思う。

写真@グーグルアースでの鳥瞰図A豊平川に架かる橋からみた病院の概観。高い塀が邪魔をして見通すことができないB病院の近辺に建立されている、水難死を弔う宝性地蔵尊


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