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2019年07月06日

番外編第4章:新天地

応援に出され(売られ)てから1年後、僕は
駐在勤務している親会社工場の事業部を変わる
異動を達成しました。



僕が所属する関連会社の社員がいる部署なの
ですが、人間関係もがらりと変わりました。



入社して2年半が過ぎ、同期も退職する人間が
ちらほら出てきており、辞めた同期の写真に
バツ1印をつける同僚も。



僕も異動がなかったら辞めていたでしょう。
退職の原因は、プロパー(本社)社員の
搾取に耐えかねるケース。もう一つは
ここにいてはキャリアアップができない。



病気して辞めるパターンが多く、辞めた元
社員が幸せになった話をたまに聞き、
「いいなあ」と職場で話す。



開発時代に、先輩たちの雑談でしたが
「ここの仕事定時で上がって、土方のバイト
した方が稼げるんじゃないか」
「う〜ん、健康になるかもしれない」



開発の厳しさを語る文言だったのですが、
当時はIT土方といった言葉はありません
でした。激務で心身損ねるのは珍しく
ない環境でした。



一方工場の現場部署に、出荷前の製品を試験
する品質管理課があります。そこは残業が
多く、月200時間する人もいます。



しかし、下流工程なのでプレッシャーも少なく
精神的な負荷も軽いので当時は特に問題に
なっていませんでした。



逆に残業代で給料がボーナス並みになったり
するので、稼ぎたい人にとっては必ずしも
悪い職場ではなかったようです。



開発→設計→現場の順で精神的な重圧は減って
労働時間は長くなる傾向にありました。



さて、新天地となった課はシステム設計を
行うところで、前居た部署で開発した製品、
いわゆるコンポーネント(ハード・ソフト)
組み合わせ客先の仕様に合わせる仕事。



SE(システムエンジニア)としてまた違う
道を歩き始めた訳ですが、果たして僕にこの
キャリアが向いているのか?と考える事を
始めるべきでした。



ぶっちゃけこれまでは生き残る事が精一杯で
、そんな余裕はなかったのですが、課を異動
して新たな試練が降りかかってきたのです。



番外編第4章:完 〜 来月の第5章に続く


日々の生活にハッピーをプラス!《ハピタス》






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かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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