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2019年07月05日

番外編第4章:移籍申請

僕が応援に出された課の隣に、別の課があり
そこには僕の所属する関連会社の社員が
いました。



業務内容は少し違うものの、同じ原子力事業部
です。いちかばちかやってみよう。



僕は所属する関連会社の部長を訪ね、移籍の
意思を表示しました。その前に、お世話に
なった開発の先輩Aに話しましたが。



部長は前向きに聞いていてくれたようです。
そもそも僕が開発に戻るシナリオはなかった
ように思われます。



年度末になり、土日返上で仕事をこなす忙しさ
でしたが前向きになれたのは、移籍の可能性に
賭けていたから。



人事としては、かなり急な話であったと思われ
ます。しかし僕が開発に戻してくれますよね?
なんて念押しされる方が困ったでしょう。



この半年間、自己満足でしたが一生懸命従事
してきたつもりでした。これでだめなら退職して
地元に帰ろう。



同期の人間が開発から応援に出された僕を心配
していました。彼は開発に行きたがっていました。
ソフト開発(プログラミング)を志し、就職
活動ではゲームメーカーも受験した経緯あり。



彼には移籍の話はしていなかったので、年度末
になり気になっていたのでしょう。



3月も下旬となり、かなり押し詰まってから
部長から返事がありました。移籍が承認され
たとの事。



民間企業でも、組織が大きいのを考えれば迅速な
対応です。昨日の記事の課長の根回しがあったに
違いありません。



とりあえず応援の課で業務をあと半年継続し、
10月から正式移籍となる人事でした。



前出の同期には「レンタル延長!」と言い
ましたが、怪訝に開発に戻れるよう上司に
言えば?と進言されました。しかし僕は
移籍できて良かった。



大きな組織での移籍は転職に近い。



そして応援に行った約1年、僕にとって
悪く言えば宙ぶらりんの中途半端な期間
でしたが、開発部署時代受けたダメージの
回復に有効だったのです。

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かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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