貰った翌月に退職する事にしました。
先にUターン転職した元同僚の話では、ボーナス
支給日数日前には金額がコンピューターに登録
され変更できない為、退職表明するならその
タイミングで行うように指南されました。
それ以前に退職したい言うと、金額を減らされる
可能性があるからということでしょう。
地元にUターンする事は決っていたが、仕事は
地元に戻ってからでないと探すのは難しい。
前出の元同僚も同じ事を言っていました。
まずは東京から撤収すること。部屋の荷物を整理
していると、入社前にもらった職場紹介の冊子を
発見。それは先輩から僕らに向けたメッセージが
記されたものでした。
岡山出身の先輩「東京の成立根拠を知ること
だと思います。納得できれば上京して働けば
いいし、そうでなければ岡山にいるのもいいの
ではないでしょうか」
学生時分にはぼんやりしていて意味が解りません
でした。しかし「東京」を「会社」に置き換えて
見れば納得ガッテン。
先輩は抑圧された中でギリギリのメッセージを
出していたのです。会社は辞められるうちが
花なのか。
退職手続きに総務へ行く途中、担当の後輩女性が
「月に2人のペースで辞めていく」とこぼしました。
しかし社員総数はほぼ同じ。入れ替わりよろしく
親会社から転籍する社員が後を絶たなかった。
僕は1月末に辞めましたが、職場の同じ班の女性
が同じくUターンで2月末で退職、もう一人若手
のホープ的男性が3月末で退職するとの事。
早々と3月末で退職表明した彼に、次の仕事を
聞くと「都の職員に受かりました」
会社の将来を考えれば正解でしょう。
僕が退職して数年後、会社のホームページを
見るとかつての社名はなく、別の関連会社と
合併していました。
僕はこうして地元に戻ったのですが、就職は
厳しく、これまでの経歴を捨てる覚悟が必要
でした。人生リセットの始まりが警備業へ。
最後に教訓めいた事を言うならば、Uターン転職は
余力を持って行うのがベター。東京というアウェイで
力を使い果たした状態で戻ってきても、新たな道へ
歩み始めるには時間と手間が必要です。
番外編最終章:完
※これで一応当カテゴリは終了ですが、その後の逸話
が入り次第、追加章としてUPする可能性があります。
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