中には見慣れない協力会社の名前が。
そこで請負として、働いている僕より5歳ほど
年上のアラサー社員さん。彼はもう一人の
部下と一緒に仕事をしています。
名刺を見ると経営者(社長)でした。
前職は半導体機器メーカー勤務で係長。
首都圏なら名の知れた会社でした。
彼の話によると、会社を飛び出し起業した。
名刺を見ると横文字の会社名でした。
車はアウディ・クワトロに乗っており、
年の割には少し老けていたようです。
経営者なら貫禄が付くメリットもあり。
この職場に来たのは、大企業に潜り込み、
大企業ならではの資源(ノウハウ)を
学びたかったから。
彼は前職で残業200時間をこなし、周囲
から鬼(仕事の鬼)と言われていたそうです。
しかし十二指腸潰瘍を患い血を吐いた、と。
独立してからも時々入院治療していた模様。
彼は言います。僕らの競争相手になる人間は
元々勉強が好きな人種だから、渡り合うには
歯を食いしばるしかない。
その根性は見上げたものです。僕には真似
できない。彼の同僚もそうやって来た。
まさに努力の虫でした。
彼は部下(社員)を持ち、部下には残業
250時間も辞さない姿勢で臨み、厳しく
指導しているそうです。自分の通った道か。
しかし今思うのは彼は経営者、マネージャー
としてどうなのか。選手として優秀なのは
言うまでもありません。
起業するまでに体を壊し、今なお治療中。
そんな人に自分や家族の生活を預けられる
ものでしょうか。
会社は起業するより、継続する方が難しいと
言われています。起業したばかりなので、
地元議員を頼り仕事を貰っているとか。
彼は技術者として、自分こなした仕事の量と
築いた技術に絶対の自信を持っていました。
しかし、仕事を取れないと厳しい・・・
彼は今どうしているのでしょう。勝手な想像
ですが、元居た半導体機器メーカーに出戻り
か、大企業下請け業者として細々とやって
いるのではないでしょうか。
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