という事で指示された部署は、開発とは
全く畑違いの部署でした。
原子力関係の計測制御機器を扱う部署で、機器
図面のアップデートに伴う出図作業が主な業務。
当時その部署も忙しく、人手が足りない。
そこで応援という形でとりあえず年度末まで
僕を応援でレンタルしたい、という建前です。
あくまでも応援なので、応援先の部署には僕の
ロッカーがありません。そこで、朝一旦開発
部署に出勤し、応援先に行く形となりました。
応援先の部署も残業が多いので、早くは帰れ
ません。開発側のフロアに戻る時には遅い時間
になるので、夜の休憩時間に荷物を取り
に行き、応援先からそのまま帰っていました。
応援でレンタルとはいえ、移籍に近いもの
でした。でもこれで良かった。開発より
下流工程になりますが、雰囲気が違う。
開発は要るだけで涙が出そうになるような
針のムシロのような環境でした。絶え間ない
叱責&怒号。
違いを実感したのは昼休みでした。僕は昼食後
机で寝ていましたが、開発より応援先の部署が
良く眠れました。
そして、職場の仲間意識が初めて出てきたのです。
応援先の部署も、本社プロパーの社員他、関連・
協力会社の社員が多く居ます。
年齢の近い者同士で、話が盛る上がるように。
開発ではなかった光景です。「仕事が楽しい」
という境地にはなかなかたどり着けませんが、
「仲間が楽しい」という環境に近くなりました。
これは、開発ではなかった事です。現場に近い
下流工程なので、プレッシャーの違いといえば
そうなのでしょうが、針刺す空気ではありません。
長時間労働は相変わらずですが、環境の変化に
より、僕は体を壊して悲惨な形で
退職に追い込まれる危機から逃れられました。
応援先でも、フレックスタイムはありましたが
使わず定時出勤。そこから残業するのでかなり
長時間労働になりましたが、開発部署より
ストレスが減り楽になったのです。
【医学博士監修】特許取得成分配合・飲み過ぎで翌日が気になる方へ【エカス ekas】
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