管理部長が僕らに訓示を行いました。
事務方であった部長は、社会人、そして技術者と
しての心構えを説いたのです。
その中で強調したのは「誠意」というワード。
何も知らなかった僕は、支給された黒手帳の
表紙の裏に大きく書きました。
今思えば無知で恥ずかしい事ですが、部長への
忠誠心アピールという意味では、悪くなかった
のかもしれません。
この「誠意」というワードですが、ヤ〇ザな
文言だなぁ、と思います。技術者にとって
納期は絶対、何よりも重いもの。
納期を守るためには、全てを犠牲にせよという
文言が「誠意」というワードの意味だったの
です。
さらに「弊社と親会社はイコールパートナー」
と部長は言いました。これは建前と直ぐに判り
ましたが・・・
納期や予算の厳しい仕事(ジョブといってました)
は関連会社に回ってきます。条件のいいジョブは
親会社が先にいただく、社会のヒエラルキーです。
だからこそ、上記の「誠意」が重要であると部長
は強調したかったのでしょう。
この精神論丸出しの発言の裏には、会社と
しての方針がない、関連会社の宿命みたいな
ものがありました。
100%出資の親会社の意向には絶対服従です。
僕ら新卒の大量採用も、親会社から何人
集めてこいとノルマを課せられたのでしょう。
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